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第二章
犬の神
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皇国歴 一九六一年 厳冬
「次はどこだぁ」
苛立つ真実は充血しきった目で地図をひらいた。
「白熊から救援要請です。山羊も応援に向かっていますが」
巡は「石多数とのことです」と苦々しく続けた。
「総数不明、もしかすると天使の一大攻勢ではないかともきいています」
天使の攻めこんでくるサイクルの最終日である。ここがお互いにとっての決戦であるといえた。
「こんなことを一定間隔でやってんだから、頭が下がるな」
真実は他人事のように呟いた。
「発つぞ」
俺たちは後方の拠点で怪我人の治療を手伝ってたが、この報告で看護師たちも覚悟を決めて動きを機敏にした。
弾丸や食料を積んだトラックに同乗し、ゆっくりと現場まで向かう。
まとまった量の物資を運ぶにはこの方法しかないのだ。迂闊に速度をだすと簡単に横転してしまうので、スピードは出ていないが、ならば降りて走るにも、いざというとき疲れていたのでは意味がない。
焦りを沈めて花火の点検をしていると、
「そろそろ周期も終わるな」
と、真実が言った。
「でも、またすぐ出撃です。ほんと、一体どうしてこんな仕組みが。変じゃないですか」
「変だが、原因がわからねえ。なんとかできんならもう北楽がやってるだろうし」
「また、俺たちだけが知らないのではないでしょうか」
疑い深くなっているのは自分でもわかっている。俺はこっちに来てから、ずいぶんと嫌なやつになった。
「考えすぎですよ」
巡は素に一瞬だけ戻ったが、
「……どう思います、榊曹長」
とわざとらしく言った。
「さあな。それよりも、今はすることがあるからな」
そして巡に指針を確認させた。
「変更はありません。あと十分ほどで戦闘警戒区域に」
「わかった。寝ておけよ」
言ったそばから横になった。足を俺に預け、頭は巡のひざに置いた。二人で抱えるような格好である。
疲労は相当なものであろう、狸では最高階級で、最年少、隊長の職の重さは俺にだってわかる。
「朝日、お前も休め。私が起きていないと、状況判断に遅れるからだ。拒否するなよ」
それが巡の優しさで、それに甘えた。激戦続きではあるが、俺たちはまだ無傷であった。そのため大所帯である他の部隊への応援に奔走するのだ。
トラックは所定の場所にとまり、積み荷を降ろす。
「『狸だぁ』」
と、起きるやいなや、外に飛び出し無線へ叫んだ。現在位置、到着予定時間を言い切って、
「『ドンパチやってんなぁ、派手でいいや』」
と、わざわざ非難されてもおかしくないことを言う。
「『白熊の美作だ』」
彼は現場を簡潔に、作りかけの掘っ立て小屋に立て籠り、わずかな爆薬と小銃で防衛していると伝えてきた。接近戦が得意な白熊だが、石が厄介だという。
「『目視範囲に十二の石ころがある。こいつらだけでもなんとかしろ』」
「『了解、石は任せろ。ただし、射撃はやめろ。その間に負傷者を運ぶ』」
「『射撃を止めろ? じゃあ犬と蟻は』」
「『そんなもんを熊が怖がるなよ、ええおい、美作さん』」
白刃濡らすの、得意だろ。そう真実は笑った。手伝うからさとまったく不安を感じさせない。
「『わかった』」
美作も、どうやらその気になったらしい。
「聞いたな、花火で半分にはする。そのあとは、朝日だ。巡も手伝ってやれ」
「はい」
花火はその威力を発揮し、石をなぎ倒した。殴った箇所であれば刀でも効果があるらしく、戦闘不能にすることができた。
美作は風のように隊を退かせ、俺たちは天使を一匹残らず倒した。
「『こちら狸。天使の討伐完了だ』」
「『こちら白熊。感謝する。引き上げてこい。通信修了』」
肩で息をしながら、休みも取らずにそうした。
トラックが見えるまで、口もきかず、
「お疲れさん」
と真実がようやく、美作の姿を認めてから言った。
吹雪いてきた。白昼の視界を一瞬だけ夜にして、爆音。前方からの衝撃に、ひっくり返ってしまった。
「お前ら!」
「巡、無事です」
「俺も平気だ。なにがあった」
全員で顔を見合わせる。美作たちの誤射や花火の誤爆ではない。これは天使の襲撃だとわかったのは、
「……ありゃあ、なんだ」
そこにいたのだ。美作たちの白熊を何人か蹴散らして、立ちはだかる犬頭、通常の犬よりも上背があって、その身体もたくましい。
目があった。白く濁ったそれは間違いなく俺だけを見ていた。
やつは太く雄叫びをあげ、腹のあたりからどこからともなく犬が雪崩のように現れて、次々と軍服を切り裂いた。
「逃げろ」
美作が叫んだ。
すぐに背を向け、走った。背後に白熊の残党の気配と、天使の伊吹を感じながら。
「『こちら狸、緊急事態だ。でかい犬が出たぞ、ありゃあなんだ』」
返事は、彼らの背後の慌ただしさでうまく聞き取れない。
彼女は俺たちの前を走りながら、その肩のわななきで事態の深刻さを伝えた。
通信を終え、なおも走り、どれほど時間が経ったのかもわからないが、気がつくととある拠点の前にいた。重武装の門番がぞろぞろと集まって、警戒を強め、狸を中へ引き込んだ。
邪魔にならないよう部屋のすみで放心していた。俺だけじゃない、巡もただ呼吸する人間の脱け殻みたいだった。
ただ、真実は違う。狂ってしまった白熊の生き残りに声をかけ、軍服どもに己の見た天使の詳細を報告し、しかも次戦の準備までしていた。
それをおぼろげに眺めているうちに、なんだか気力が湧いてくる気がした。
「巡、疲れただろうけどさ」
彼女も、やはり突き動かされるものがあるらしい。全身に生気が戻っている。
「はい、真実さんだけに働かせてはいられませんね」
立ちあがり、
「ああ、朝日、敬語だぞ」
と、らしさも戻っている。
「いや、もう周期は過ぎたらしい」
真実は明らかな疲労を笑みに変え、どこか溌剌としている。
「しかし」
巡は食い下がった。報告では天使が全て消えたということらしいが、まだここは狸の詰所ではなく、前線の拠点である。
「帰るぞ」
元気なように見える彼女だが、やはり言葉数は少ない。
トラックが雪に跳ねる振動も、俺にとっては優しい包容みたいなものだ。巡に起こされ、新鮮さすら感じる俺たちの部屋へ。
「ただいま」
「おかえり」
ハネさんは、表情と言葉に起伏の少ない彼女にしてはかなり喜色に満ちている。
真実と巡の手をとって上下にふった。
「怪我がなくて、よかった」
誠、と彼女が呼んだ。
「よかった」
「うん。俺は平気だよ」
「怪我はないが、疲れたぜ」
巡も同意し、彼女の腹がなった。
「……俺も腹がへった」
「まってて」
ハネさんのおにぎりを食って、それから丸一日寝続けた。天使の襲撃に震えて一睡もしなかったあの夜も、よその援護に一晩中駆け回ったのも、この快楽のためと思えばどうということはなかった。
「起きろ。会議だ」
真実が俺を蹴り起こした。
こたつを囲んでの会議、しかし真実の顔つきはかたい。
「あのでかい犬、いただろ」
そう切り出した。あそこにいた白熊隊、美作を含めたほぼ全員が戦死した。俺たちの後ろにくっついていた連中も、狂ってしまい、会話もろくにできないという。
「あれも番号持ちか」
ハネさんが封筒の中から書類を取り出した。
「いいや。あれは名前持ちだ」
息を飲む巡、ハネさんも真剣な顔でいる。
「それってあれか。教本にある、なんだったかな、ええと、特に強いやつ」
「緊張感のない説明だが、そうだな。あれが犬の天使を生み出しているんだ」
「名前もありますよ。まあだから名前持ちってことなんですけど」
「ウルフの、首魁。名前は、フェンリル」
フェンリルは体毛一本からでもウルフを産み出すことができて、いつも俺たちが戦っているのは、その毛の一房に過ぎない。
石にも蟻にもそういうのがいる。これらを全て倒すのが軍の役目であることはかなりの機密らしいが、フェンリルを目撃したので、狸にも情報が降りてきた。
「花火でどうにかできますかね」
「犬以上にすばしっこそうだしなあ。効果はわからないけど、石もいるから持っていかないわけにもいかんな」
一目見ただけでもあれが別格なのがわかった。それに、花火で倒せるのなら、もう犬はいなくなっていてもおかしくない。
永い間、北楽に君臨し続けている犬の神、それを相手にするというのに、不思議と絶望やなんだかしらけたような気にならないのは、この血のたぎりのせいだろう。
「犬の親玉なんだよな」
確かめるようにこぼれた言葉、拾ったのは真実だ。
「そうだよ。あれが、私たちの敵だ。最も憎むべき、最優先でぶん殴ってやらなければならない、私たちの仇だ」
彼女は、私たちと言う。もちろんその通りで、軍人ならそう言うだろう。
でもそれとは別に、彼女の決意に満ちた「私たち」には、赤間の匂いがした。
「次はどこだぁ」
苛立つ真実は充血しきった目で地図をひらいた。
「白熊から救援要請です。山羊も応援に向かっていますが」
巡は「石多数とのことです」と苦々しく続けた。
「総数不明、もしかすると天使の一大攻勢ではないかともきいています」
天使の攻めこんでくるサイクルの最終日である。ここがお互いにとっての決戦であるといえた。
「こんなことを一定間隔でやってんだから、頭が下がるな」
真実は他人事のように呟いた。
「発つぞ」
俺たちは後方の拠点で怪我人の治療を手伝ってたが、この報告で看護師たちも覚悟を決めて動きを機敏にした。
弾丸や食料を積んだトラックに同乗し、ゆっくりと現場まで向かう。
まとまった量の物資を運ぶにはこの方法しかないのだ。迂闊に速度をだすと簡単に横転してしまうので、スピードは出ていないが、ならば降りて走るにも、いざというとき疲れていたのでは意味がない。
焦りを沈めて花火の点検をしていると、
「そろそろ周期も終わるな」
と、真実が言った。
「でも、またすぐ出撃です。ほんと、一体どうしてこんな仕組みが。変じゃないですか」
「変だが、原因がわからねえ。なんとかできんならもう北楽がやってるだろうし」
「また、俺たちだけが知らないのではないでしょうか」
疑い深くなっているのは自分でもわかっている。俺はこっちに来てから、ずいぶんと嫌なやつになった。
「考えすぎですよ」
巡は素に一瞬だけ戻ったが、
「……どう思います、榊曹長」
とわざとらしく言った。
「さあな。それよりも、今はすることがあるからな」
そして巡に指針を確認させた。
「変更はありません。あと十分ほどで戦闘警戒区域に」
「わかった。寝ておけよ」
言ったそばから横になった。足を俺に預け、頭は巡のひざに置いた。二人で抱えるような格好である。
疲労は相当なものであろう、狸では最高階級で、最年少、隊長の職の重さは俺にだってわかる。
「朝日、お前も休め。私が起きていないと、状況判断に遅れるからだ。拒否するなよ」
それが巡の優しさで、それに甘えた。激戦続きではあるが、俺たちはまだ無傷であった。そのため大所帯である他の部隊への応援に奔走するのだ。
トラックは所定の場所にとまり、積み荷を降ろす。
「『狸だぁ』」
と、起きるやいなや、外に飛び出し無線へ叫んだ。現在位置、到着予定時間を言い切って、
「『ドンパチやってんなぁ、派手でいいや』」
と、わざわざ非難されてもおかしくないことを言う。
「『白熊の美作だ』」
彼は現場を簡潔に、作りかけの掘っ立て小屋に立て籠り、わずかな爆薬と小銃で防衛していると伝えてきた。接近戦が得意な白熊だが、石が厄介だという。
「『目視範囲に十二の石ころがある。こいつらだけでもなんとかしろ』」
「『了解、石は任せろ。ただし、射撃はやめろ。その間に負傷者を運ぶ』」
「『射撃を止めろ? じゃあ犬と蟻は』」
「『そんなもんを熊が怖がるなよ、ええおい、美作さん』」
白刃濡らすの、得意だろ。そう真実は笑った。手伝うからさとまったく不安を感じさせない。
「『わかった』」
美作も、どうやらその気になったらしい。
「聞いたな、花火で半分にはする。そのあとは、朝日だ。巡も手伝ってやれ」
「はい」
花火はその威力を発揮し、石をなぎ倒した。殴った箇所であれば刀でも効果があるらしく、戦闘不能にすることができた。
美作は風のように隊を退かせ、俺たちは天使を一匹残らず倒した。
「『こちら狸。天使の討伐完了だ』」
「『こちら白熊。感謝する。引き上げてこい。通信修了』」
肩で息をしながら、休みも取らずにそうした。
トラックが見えるまで、口もきかず、
「お疲れさん」
と真実がようやく、美作の姿を認めてから言った。
吹雪いてきた。白昼の視界を一瞬だけ夜にして、爆音。前方からの衝撃に、ひっくり返ってしまった。
「お前ら!」
「巡、無事です」
「俺も平気だ。なにがあった」
全員で顔を見合わせる。美作たちの誤射や花火の誤爆ではない。これは天使の襲撃だとわかったのは、
「……ありゃあ、なんだ」
そこにいたのだ。美作たちの白熊を何人か蹴散らして、立ちはだかる犬頭、通常の犬よりも上背があって、その身体もたくましい。
目があった。白く濁ったそれは間違いなく俺だけを見ていた。
やつは太く雄叫びをあげ、腹のあたりからどこからともなく犬が雪崩のように現れて、次々と軍服を切り裂いた。
「逃げろ」
美作が叫んだ。
すぐに背を向け、走った。背後に白熊の残党の気配と、天使の伊吹を感じながら。
「『こちら狸、緊急事態だ。でかい犬が出たぞ、ありゃあなんだ』」
返事は、彼らの背後の慌ただしさでうまく聞き取れない。
彼女は俺たちの前を走りながら、その肩のわななきで事態の深刻さを伝えた。
通信を終え、なおも走り、どれほど時間が経ったのかもわからないが、気がつくととある拠点の前にいた。重武装の門番がぞろぞろと集まって、警戒を強め、狸を中へ引き込んだ。
邪魔にならないよう部屋のすみで放心していた。俺だけじゃない、巡もただ呼吸する人間の脱け殻みたいだった。
ただ、真実は違う。狂ってしまった白熊の生き残りに声をかけ、軍服どもに己の見た天使の詳細を報告し、しかも次戦の準備までしていた。
それをおぼろげに眺めているうちに、なんだか気力が湧いてくる気がした。
「巡、疲れただろうけどさ」
彼女も、やはり突き動かされるものがあるらしい。全身に生気が戻っている。
「はい、真実さんだけに働かせてはいられませんね」
立ちあがり、
「ああ、朝日、敬語だぞ」
と、らしさも戻っている。
「いや、もう周期は過ぎたらしい」
真実は明らかな疲労を笑みに変え、どこか溌剌としている。
「しかし」
巡は食い下がった。報告では天使が全て消えたということらしいが、まだここは狸の詰所ではなく、前線の拠点である。
「帰るぞ」
元気なように見える彼女だが、やはり言葉数は少ない。
トラックが雪に跳ねる振動も、俺にとっては優しい包容みたいなものだ。巡に起こされ、新鮮さすら感じる俺たちの部屋へ。
「ただいま」
「おかえり」
ハネさんは、表情と言葉に起伏の少ない彼女にしてはかなり喜色に満ちている。
真実と巡の手をとって上下にふった。
「怪我がなくて、よかった」
誠、と彼女が呼んだ。
「よかった」
「うん。俺は平気だよ」
「怪我はないが、疲れたぜ」
巡も同意し、彼女の腹がなった。
「……俺も腹がへった」
「まってて」
ハネさんのおにぎりを食って、それから丸一日寝続けた。天使の襲撃に震えて一睡もしなかったあの夜も、よその援護に一晩中駆け回ったのも、この快楽のためと思えばどうということはなかった。
「起きろ。会議だ」
真実が俺を蹴り起こした。
こたつを囲んでの会議、しかし真実の顔つきはかたい。
「あのでかい犬、いただろ」
そう切り出した。あそこにいた白熊隊、美作を含めたほぼ全員が戦死した。俺たちの後ろにくっついていた連中も、狂ってしまい、会話もろくにできないという。
「あれも番号持ちか」
ハネさんが封筒の中から書類を取り出した。
「いいや。あれは名前持ちだ」
息を飲む巡、ハネさんも真剣な顔でいる。
「それってあれか。教本にある、なんだったかな、ええと、特に強いやつ」
「緊張感のない説明だが、そうだな。あれが犬の天使を生み出しているんだ」
「名前もありますよ。まあだから名前持ちってことなんですけど」
「ウルフの、首魁。名前は、フェンリル」
フェンリルは体毛一本からでもウルフを産み出すことができて、いつも俺たちが戦っているのは、その毛の一房に過ぎない。
石にも蟻にもそういうのがいる。これらを全て倒すのが軍の役目であることはかなりの機密らしいが、フェンリルを目撃したので、狸にも情報が降りてきた。
「花火でどうにかできますかね」
「犬以上にすばしっこそうだしなあ。効果はわからないけど、石もいるから持っていかないわけにもいかんな」
一目見ただけでもあれが別格なのがわかった。それに、花火で倒せるのなら、もう犬はいなくなっていてもおかしくない。
永い間、北楽に君臨し続けている犬の神、それを相手にするというのに、不思議と絶望やなんだかしらけたような気にならないのは、この血のたぎりのせいだろう。
「犬の親玉なんだよな」
確かめるようにこぼれた言葉、拾ったのは真実だ。
「そうだよ。あれが、私たちの敵だ。最も憎むべき、最優先でぶん殴ってやらなければならない、私たちの仇だ」
彼女は、私たちと言う。もちろんその通りで、軍人ならそう言うだろう。
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