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第二章
赤間の亡霊
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皇国歴一九六一年 厳冬
雪解けになると地面がむき出しになって、ちらほらと残る泥と混ざって茶色くなった雪の見苦しさは、どこか寂しいような気分になる。
それはまさにこの戦場そのものだ。
雪原を覆う無数の天使の屍と、生気を保ったまま積み重なる仲間たち。爆ぜて盛り上がった土砂と赤い雪がそれを彩る。
天使の数は増えるては減り、一定の量を崩さない。一方で軍服は次々と散っていく。
(いる。奴が近くに)
赤いウルフが群れをなし、猪の小隊を食らった。雀も羽をもがれた。無線は援軍の到着ではなく、死亡か撤退を告げるだけのものになっている。
天空にヒビが入り、聞き覚えのあるオオという雄叫びがあがった。白い天使が狸から数百メートルの位置に降り立った。
『フェンリルだ! 総員、目標を改めよ!』
榊さんの声だ。撃て、と射撃を開始するが、すぐに爆音のノイズで掻き消される。彼女のいた方角から黒煙が昇り、
『亀は戦闘に入る。援護無用とのこと』
と、それはレベトの言葉だったが、すぐに巡が訳した。
「真実!」
彼女は巡とともに俺の側に駆けてきた。進路を阻んだ天使はその懐刀である少女によって切り捨てられた。
「巡、お前は亀の救援に行け。それとレベトと天使の繋がりを見つけてこい。是が非でもやれ」
いつかの彼女がそこにいる。赤間に向かう途中の、歯を鳴らして感情を抑え込んでいた彼女の姿に、こんな状況では不謹慎かもしれないけど、安心した。
「では、ええと、ご武運を」
「祈るな。てめえの無事だけ考えろ。行け」
巡は一礼し、最短距離となるよう戦場を横断していく。まったく彼女の心配をする必要がないくらいに頼もしさが募り、俺は神託を待つことだけに集中できた。
「狙われてんの、わかるか」
真実は静かに、俺に届くだけのギリギリの声量である。
「わかる。腕返せ腕返せって、あの目が叫んでらあ」
「やれ。命令はひとつだ。今度こそ首をとってこい」
ふと、彼女の肩の微振動が目にはいった。かかり気味なのだろう、暴走寸前だ。
「あ、隊長」
「なんだ。急げ」
これは巡の役目だけど、俺がやってもいいだろう。あいつが来る前はそうやって互いの心を均していたのだから。
「お前の姉ちゃん、ホントに俺と同い年か?」
伝わるかな。もうちっと冷静になれって、ただそれが言いたかっただけなんだが、どうも素直に言えないし、素直に言ったところで受け入れられるかわからない。
「あれは一番上。真ん中にもうひとりいるんだよ。なんで今そんなこと……」
律儀に答えてくれるあたり、まだまだ平気そうだ。ならば心残りはない。
「あー、クソッタレ。お前のせいで気が抜けた」
彼女はドンと俺の背を叩いた。咳き込むくらいの勢いで、それを反動に彼女は駆け出した。
「お、お前なんか、赤間の死にぞこないだ。悔しかったら、なんか文句があったら、直接言いにこい」
脱兎のごとく、狸は戦乱に溶け込んで見えなくなった。しかし赤間の死にぞこないか、悪くない。
生き残りよりも格好悪くて、なんだか悪いイメージのするそれが、うん、気に入った。
そして、それを口ごもりながら躊躇いがちに放った友人のなんと可愛らしいことか。
(やっぱバカだぜ、はっきりいつもの調子で言った方がいいのに)
天使の攻撃は苛烈になっている。フェンリルだって目と鼻の先だ。
色々俺を指す名が増えてきたな。
巡はきっとやる。真実もそうだ、なにかしら動くんだ。
来た、フェンリルだ。
無線がうるせえな、黙れ、スイッチ切っちゃおうかな。
考えが支離滅裂になる。まあいいや、取り敢えずショットガンを、あー、弾切れだ。
(赤間の亡霊だ。狸の朝日だ)
それが俺だ。いい感じノッてきた。
赤いウルフの突撃に拳を合わせる。毛皮の頬に突き刺さる感触はいつもと同じ。この骨まで砕いた手応えは、誰かと共感できるのだろうか。
めくるめく地獄、閻魔の代わりがフェンリルならば、俺は亡者だ。死に損なってあんたの目の前をうろつく害獣だ。
「よう。隻腕じゃ不便だろ? 不便だなんて思わねえようにしてやる」
開いた顎はただ空を噛み、そこに一撃。このくらいじゃ倒れねえ、殺せねえ。
振るわれる爪は先端が欠けている。握りこむと簡単に砕けた。
ひょっとすると、血肉を削ってこの大軍勢なのかもしれない。ならば時間を空ければ不利だ、腕だって生えてくるかもしれない。
なんとしてでもここで終わらせれなければならない。一時とはいえ天使ながらも認めた相手だ、誰にだってくれてやるか。
爪はなくともそこは犬の親玉で、膂力の凄まじさは腕で防げば骨は脆く折れるだろう。
だから回避に専念しなくてはならない場面もある。一瞬の気の緩みが、いともたやすく俺を殺す。
前髪に、頬に、鼻の頭に暴力が掠めるたび、心の底から命を感じる。
拳も蹴りも直撃させているはずなのに、一向に倒れる気配がない。俺が交戦しているからか、花火に頼るわけにもいかず、間合いが空いた時にだけ行われる射撃にも、奴は怯みもしない。
だが、奴にだって血は流れている。心臓があって、血管があって、それらが機能しなくなれば、そこまでやらなきゃ死んではくれないんだ。
巡に剣を教わろうかな。なんて先のことを考えてはいけなかった。
脇腹、背中から撃ち込まれた弾丸は、俺を貫通しフェンリルの腹部にわずかな染みをつくった。
(狙撃だ。狙いは、俺だな)
振り返らずともわかる。西村と対峙したときのあの殺気がこもった、射手からすればバンザイものの一撃だろう。
膝が震える。こっちはただでさえ何もしないうちから血が垂れるのに、これは致命的だ。
それに合わせてフェンリルの動きも格段によくなった。こいつ、三味線ひいてやがったな。
「はっ、こっからが本番かよ」
嵐のような攻勢に、どうしても対応が遅れてしまう。他人に強制された出血というのは、やはりいつもの感覚とは違って、新鮮だ。
フェンリルの動き尋常ならざる苛烈さで、ああ、今も唇に折れた爪の先端がかかり、それだけで小鼻から顎まで真っ赤な線が出来上がった。
(やべえなあ。これはやばい、どうにもならねえ)
呼吸もままならない。動くたびにどこかが軋む。だけど冷たいままの頭、熱いままの身体。
心はどうだ、やらなければならない使命に、化け狸からの神託に、躍起になって応えようとしているじゃないか。
ああ、やばい。全身を苛む痛みや疲労じゃない、ましてやフェンリルなんかじゃない、腹に空いたトンネルでも、亀の安否でもないんだ。
「俺ァ、笑ってるよな?」
この窮地にも関わらず、狸のために動くこの体と心が、俺の口角を上げようと必死になっているんだ。
フェンリルに訊ねたわけじゃないが、奴はその太い牙の隙間から、肯定と同意を含ませた短い唸りをこぼした。
もしこの神が、己の絶大なる力を何者かによって制御されているのなら、それは命懸け同士の決戦を邪魔するクソッタレに違いなく、それでもなお、腕すらを奪われても偽物の忠義を守るこの犬の神は、命を燃やして戦い続けている。
「安心しろ。奴らは狸がなんとかする。だから、おい、フェンリルよう」
滾るんだ。下っ腹がくすぐったい、肺が燃えている、喉から火花が散っている。空気の振動を声に昇華させた人間にあるまじき絶叫が、歯を裏側からぶち壊すような狸の雄叫びが、フェンリルに笑みに似た威嚇を取らせた。
「仇討ちかもしれないけど、誰かの謀略かもしれないけど、俺たちのために」
退治するとも殺すとも言えないかった。奴だってレベトに踊らされるのは嫌だろうから、狸だけのために退場してもらうんだ。
違う、まどろっこしいのは苦手だ。
いつの間にか、俺はフェンリルを気に入っているんだ。こいつのことを考えれば頭がおかしくなってもいいくらいひどいことばかりだったけど、汚い手の平で踊り、持っているもので戦うその姿勢は、似ているじゃないか。
だから、つい笑ってしまうんだ。
「俺と踊れ。フォークダンスと盆踊りしか知らねえが、きっと楽しいぜ」
死者を舞うことで弔うのなら、この死闘の絶技は倒れ伏す軍服のためか、天使の、俺やこいつのためか。
ああ、嫌だ。死にたかねえ。逃げ出したい。なのに楔が俺をここに縫い付け、標が先を照らすんだ。
雪解けになると地面がむき出しになって、ちらほらと残る泥と混ざって茶色くなった雪の見苦しさは、どこか寂しいような気分になる。
それはまさにこの戦場そのものだ。
雪原を覆う無数の天使の屍と、生気を保ったまま積み重なる仲間たち。爆ぜて盛り上がった土砂と赤い雪がそれを彩る。
天使の数は増えるては減り、一定の量を崩さない。一方で軍服は次々と散っていく。
(いる。奴が近くに)
赤いウルフが群れをなし、猪の小隊を食らった。雀も羽をもがれた。無線は援軍の到着ではなく、死亡か撤退を告げるだけのものになっている。
天空にヒビが入り、聞き覚えのあるオオという雄叫びがあがった。白い天使が狸から数百メートルの位置に降り立った。
『フェンリルだ! 総員、目標を改めよ!』
榊さんの声だ。撃て、と射撃を開始するが、すぐに爆音のノイズで掻き消される。彼女のいた方角から黒煙が昇り、
『亀は戦闘に入る。援護無用とのこと』
と、それはレベトの言葉だったが、すぐに巡が訳した。
「真実!」
彼女は巡とともに俺の側に駆けてきた。進路を阻んだ天使はその懐刀である少女によって切り捨てられた。
「巡、お前は亀の救援に行け。それとレベトと天使の繋がりを見つけてこい。是が非でもやれ」
いつかの彼女がそこにいる。赤間に向かう途中の、歯を鳴らして感情を抑え込んでいた彼女の姿に、こんな状況では不謹慎かもしれないけど、安心した。
「では、ええと、ご武運を」
「祈るな。てめえの無事だけ考えろ。行け」
巡は一礼し、最短距離となるよう戦場を横断していく。まったく彼女の心配をする必要がないくらいに頼もしさが募り、俺は神託を待つことだけに集中できた。
「狙われてんの、わかるか」
真実は静かに、俺に届くだけのギリギリの声量である。
「わかる。腕返せ腕返せって、あの目が叫んでらあ」
「やれ。命令はひとつだ。今度こそ首をとってこい」
ふと、彼女の肩の微振動が目にはいった。かかり気味なのだろう、暴走寸前だ。
「あ、隊長」
「なんだ。急げ」
これは巡の役目だけど、俺がやってもいいだろう。あいつが来る前はそうやって互いの心を均していたのだから。
「お前の姉ちゃん、ホントに俺と同い年か?」
伝わるかな。もうちっと冷静になれって、ただそれが言いたかっただけなんだが、どうも素直に言えないし、素直に言ったところで受け入れられるかわからない。
「あれは一番上。真ん中にもうひとりいるんだよ。なんで今そんなこと……」
律儀に答えてくれるあたり、まだまだ平気そうだ。ならば心残りはない。
「あー、クソッタレ。お前のせいで気が抜けた」
彼女はドンと俺の背を叩いた。咳き込むくらいの勢いで、それを反動に彼女は駆け出した。
「お、お前なんか、赤間の死にぞこないだ。悔しかったら、なんか文句があったら、直接言いにこい」
脱兎のごとく、狸は戦乱に溶け込んで見えなくなった。しかし赤間の死にぞこないか、悪くない。
生き残りよりも格好悪くて、なんだか悪いイメージのするそれが、うん、気に入った。
そして、それを口ごもりながら躊躇いがちに放った友人のなんと可愛らしいことか。
(やっぱバカだぜ、はっきりいつもの調子で言った方がいいのに)
天使の攻撃は苛烈になっている。フェンリルだって目と鼻の先だ。
色々俺を指す名が増えてきたな。
巡はきっとやる。真実もそうだ、なにかしら動くんだ。
来た、フェンリルだ。
無線がうるせえな、黙れ、スイッチ切っちゃおうかな。
考えが支離滅裂になる。まあいいや、取り敢えずショットガンを、あー、弾切れだ。
(赤間の亡霊だ。狸の朝日だ)
それが俺だ。いい感じノッてきた。
赤いウルフの突撃に拳を合わせる。毛皮の頬に突き刺さる感触はいつもと同じ。この骨まで砕いた手応えは、誰かと共感できるのだろうか。
めくるめく地獄、閻魔の代わりがフェンリルならば、俺は亡者だ。死に損なってあんたの目の前をうろつく害獣だ。
「よう。隻腕じゃ不便だろ? 不便だなんて思わねえようにしてやる」
開いた顎はただ空を噛み、そこに一撃。このくらいじゃ倒れねえ、殺せねえ。
振るわれる爪は先端が欠けている。握りこむと簡単に砕けた。
ひょっとすると、血肉を削ってこの大軍勢なのかもしれない。ならば時間を空ければ不利だ、腕だって生えてくるかもしれない。
なんとしてでもここで終わらせれなければならない。一時とはいえ天使ながらも認めた相手だ、誰にだってくれてやるか。
爪はなくともそこは犬の親玉で、膂力の凄まじさは腕で防げば骨は脆く折れるだろう。
だから回避に専念しなくてはならない場面もある。一瞬の気の緩みが、いともたやすく俺を殺す。
前髪に、頬に、鼻の頭に暴力が掠めるたび、心の底から命を感じる。
拳も蹴りも直撃させているはずなのに、一向に倒れる気配がない。俺が交戦しているからか、花火に頼るわけにもいかず、間合いが空いた時にだけ行われる射撃にも、奴は怯みもしない。
だが、奴にだって血は流れている。心臓があって、血管があって、それらが機能しなくなれば、そこまでやらなきゃ死んではくれないんだ。
巡に剣を教わろうかな。なんて先のことを考えてはいけなかった。
脇腹、背中から撃ち込まれた弾丸は、俺を貫通しフェンリルの腹部にわずかな染みをつくった。
(狙撃だ。狙いは、俺だな)
振り返らずともわかる。西村と対峙したときのあの殺気がこもった、射手からすればバンザイものの一撃だろう。
膝が震える。こっちはただでさえ何もしないうちから血が垂れるのに、これは致命的だ。
それに合わせてフェンリルの動きも格段によくなった。こいつ、三味線ひいてやがったな。
「はっ、こっからが本番かよ」
嵐のような攻勢に、どうしても対応が遅れてしまう。他人に強制された出血というのは、やはりいつもの感覚とは違って、新鮮だ。
フェンリルの動き尋常ならざる苛烈さで、ああ、今も唇に折れた爪の先端がかかり、それだけで小鼻から顎まで真っ赤な線が出来上がった。
(やべえなあ。これはやばい、どうにもならねえ)
呼吸もままならない。動くたびにどこかが軋む。だけど冷たいままの頭、熱いままの身体。
心はどうだ、やらなければならない使命に、化け狸からの神託に、躍起になって応えようとしているじゃないか。
ああ、やばい。全身を苛む痛みや疲労じゃない、ましてやフェンリルなんかじゃない、腹に空いたトンネルでも、亀の安否でもないんだ。
「俺ァ、笑ってるよな?」
この窮地にも関わらず、狸のために動くこの体と心が、俺の口角を上げようと必死になっているんだ。
フェンリルに訊ねたわけじゃないが、奴はその太い牙の隙間から、肯定と同意を含ませた短い唸りをこぼした。
もしこの神が、己の絶大なる力を何者かによって制御されているのなら、それは命懸け同士の決戦を邪魔するクソッタレに違いなく、それでもなお、腕すらを奪われても偽物の忠義を守るこの犬の神は、命を燃やして戦い続けている。
「安心しろ。奴らは狸がなんとかする。だから、おい、フェンリルよう」
滾るんだ。下っ腹がくすぐったい、肺が燃えている、喉から火花が散っている。空気の振動を声に昇華させた人間にあるまじき絶叫が、歯を裏側からぶち壊すような狸の雄叫びが、フェンリルに笑みに似た威嚇を取らせた。
「仇討ちかもしれないけど、誰かの謀略かもしれないけど、俺たちのために」
退治するとも殺すとも言えないかった。奴だってレベトに踊らされるのは嫌だろうから、狸だけのために退場してもらうんだ。
違う、まどろっこしいのは苦手だ。
いつの間にか、俺はフェンリルを気に入っているんだ。こいつのことを考えれば頭がおかしくなってもいいくらいひどいことばかりだったけど、汚い手の平で踊り、持っているもので戦うその姿勢は、似ているじゃないか。
だから、つい笑ってしまうんだ。
「俺と踊れ。フォークダンスと盆踊りしか知らねえが、きっと楽しいぜ」
死者を舞うことで弔うのなら、この死闘の絶技は倒れ伏す軍服のためか、天使の、俺やこいつのためか。
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