追放された聖騎士は《武具分解》と《武具融合》を駆使して成り上がる

くぬぎ

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追放原因②

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 レベルが上がったことでコレオとリアーヌの火力が上がっていったが、俺はそこまで火力が増えなかった。それは装備の問題だろう。

 俺以外の3人は、基本的に武器を優先的に強化していく方針だった。アタッカーであるコレオとリアーヌとしては間違っていない選択肢だと思う。ヒーラーのマテウスも武器を強化すれば魔力が増える為、やはり武器をメインに強化していった。

 一方で自分は違う。俺は武器ではなく防具を優先的に強化していった。俺はタンクなのでパーティを守るのが役目だ。つまりは火力よりも耐久力を求められる。だから装備を更新する場合は盾や防具を優先するのは当然だった。
 その為、武器はどうしても後回しになってしまう。なので火力はコレオとリアーヌ便りだ。
 レベルが上がっていくと火力差はどんどん広まり、もはや俺1人では強敵にダメージを与える事すら苦労するようになっていった。

 かといって雑魚敵は近づく前に倒されてしまう。後衛の火力が上がった結果だ。
 これに関しては俺が遅いのも原因の1つだろう。俺の体は鎧で覆われており、さらに盾まで持っているのでどうしても重くなってしまうのだ。なので結果的に動きが遅くなる。
 魔物に近づく頃には既に瀕死だったり、そもそも後衛が倒してしまった後ということが多かった。
 この頃からコレオあたりが俺のことを「のろま」だとか、「亀かよ」とか言うようになっていった。

 だが重いというのはデメリットばかりじゃない。盾役としてはむしろメリットでもある。なぜなら重いというのは、それだけ相手の攻撃を受けきれるということだからだ。
 攻撃を受けた際に自身が軽かったらフラついたり、突き飛ばされてしまうこともある。
 なので重くする事によって、攻撃を受けてもその場から動くことなく対処することができる。そのまま弾き返して逆に相手の体勢を崩すということもできる。
 こういった理由があるため、盾役としては重いことはメリットになりえるのだ。

 だが後衛の火力があがり、敵をすぐに倒せるようになった今ではデメリットにしかならなかった。
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