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後編 ヒールが使えない治癒士〜ついに魔力覚醒!?〜
第四十九話 治癒士の役割
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前衛をサリーサとライオス。後衛にマリーベルとノエルの位置に着き、正面にはマウスキングが君臨する。
「いい、みんな!マウスキングは確かに強い。でも、連携を組めばきっと勝てるわ!」マリーベルが冷静に指揮を執る。
「ノエル......あなたは絶対に前に出ないで。足手まといになるからね」
「えっ?俺は足手まといになんてならないぞ!今までだってちゃんと戦えたし」
「ノエル!あなたは治癒士なのよ!仲間の回復に専念して......」
マリーベルは真剣な眼差しに、ノエルは言葉を吞み込んだ。
「わかったよ......」(そんな目で見つめんなよ。でも俺、今までヒールとかって成功したことないぞ......?)
単体とはいえ、ボスたる風格を漂わせるマウスキングを前に、一堂に緊張が走る。
「まだよ......攻撃のタイミングは私が出すわ!」マリーベルは魔法の杖を握り締め、慎重に敵の隙を見極める。
「チュゥゥゥ......」マウスキングも威嚇はするが、すぐには攻撃を仕掛けてこない。
両者、睨み合いが続く。
「こいつ......なにか考えている......」
マリーベルが呟いた瞬間、その静寂をライオスが破った。
「よっしゃぁぁぁ!行くぞぉぉぉ......!」緊張に耐えかねたライオスは飛び出した。
「ライオス君!まだ駄目よ!!」
「うぉりゃぁぁぁ!」ライオスは大剣を大きく振りかぶり、マウスキングの正面から斬りかかった。
「もう!......ファイアーボール!」マリーベルの援護射撃がマウスキングの顔面を捉える。
**ドッカーン!** 爆煙の仲、ライオスの大剣がマウスキングの頭頂部を叩き、さらにサリーサが嵐のように踏み込んだ。
「三連斬!」サリーサの鋭い連撃がマウスキングに深手を負わせ、鮮血が舞う。
「チュゥゥゥ......」深手を負うも、未だに威嚇をやめないマウスキング。
「サリーサ!とどめよ!」
「とどめは俺が!女子は下がってろ!!」功を焦ったライオスが再びマウスキング目掛けて突っ込んだ。
「うぉりゃぁぁぁ!」
ライオスは大剣を大きく振りかぶったその時、マウスキングの赤い目が怪しく光る。
***ドドドドド......***
地面が激しく揺れ、地中から無数のモルマウス、ベアマウスが湧き出してきた。
「危ない!!」マリーベルが叫ぶ。
「うぁぁぁぁ......!」突進したライオスを、ネズミの群れが包囲する。鋭い爪と前歯がライオスの体を容赦なく引き裂いた。
「ファイアースプレッド!」「三連斬!」マリーベルとサリーサが必死に援護するが、ネズミたちは数の力で圧倒、ライオスを飲み込んだ。
「ダメ!追いつかない!このままじゃライオス君が死んじゃう!!」
「うぉぉぉぉ......!ライオス!」ノエルの全身を鮮やかな緑色のオーラが包み込んだ。
「どけぇぇぇ!」ノエルは両腕を振り回し、ライオスに群がるネズミを一瞬で跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたネズミたちはエーテルクリスタルへと姿を変えた。
「ラ、ライオス!しっかりしろ!......」ライオスのからだはネズミの爪や噛み傷でボロボロとなり全身の至る所から血を流していた。
「ノ、ノエル......すまない......」**バタン......** ライオスは力なく気を失った。
「ラ、ライオス!今助ける!ヒール......!」ノエルは右手をかざし、呪文を唱えた。
ノエルの右手は一瞬、強く輝いたがすぐに霧散する。
「なんでだよ!なんで俺は治癒士なのにヒールが使えねぇんだよ!ここで使えなきゃ、意味ねぇだろが!」
**『......緊急事態だね。仕方ない、ここは僕に任せて......。ノエル、体を借りるよ』**
「またお前か!?誰だ!!」ノエルは叫ぶ。
**『時間がないから問答無用......』**
「あっ!......」ノエルはそのまま気を失い、ライオスの傍らに倒れ込んだ。
「ノエルゥゥゥ......!」二人の悲鳴が、冷たい地下空洞に響き渡るのだった。
「いい、みんな!マウスキングは確かに強い。でも、連携を組めばきっと勝てるわ!」マリーベルが冷静に指揮を執る。
「ノエル......あなたは絶対に前に出ないで。足手まといになるからね」
「えっ?俺は足手まといになんてならないぞ!今までだってちゃんと戦えたし」
「ノエル!あなたは治癒士なのよ!仲間の回復に専念して......」
マリーベルは真剣な眼差しに、ノエルは言葉を吞み込んだ。
「わかったよ......」(そんな目で見つめんなよ。でも俺、今までヒールとかって成功したことないぞ......?)
単体とはいえ、ボスたる風格を漂わせるマウスキングを前に、一堂に緊張が走る。
「まだよ......攻撃のタイミングは私が出すわ!」マリーベルは魔法の杖を握り締め、慎重に敵の隙を見極める。
「チュゥゥゥ......」マウスキングも威嚇はするが、すぐには攻撃を仕掛けてこない。
両者、睨み合いが続く。
「こいつ......なにか考えている......」
マリーベルが呟いた瞬間、その静寂をライオスが破った。
「よっしゃぁぁぁ!行くぞぉぉぉ......!」緊張に耐えかねたライオスは飛び出した。
「ライオス君!まだ駄目よ!!」
「うぉりゃぁぁぁ!」ライオスは大剣を大きく振りかぶり、マウスキングの正面から斬りかかった。
「もう!......ファイアーボール!」マリーベルの援護射撃がマウスキングの顔面を捉える。
**ドッカーン!** 爆煙の仲、ライオスの大剣がマウスキングの頭頂部を叩き、さらにサリーサが嵐のように踏み込んだ。
「三連斬!」サリーサの鋭い連撃がマウスキングに深手を負わせ、鮮血が舞う。
「チュゥゥゥ......」深手を負うも、未だに威嚇をやめないマウスキング。
「サリーサ!とどめよ!」
「とどめは俺が!女子は下がってろ!!」功を焦ったライオスが再びマウスキング目掛けて突っ込んだ。
「うぉりゃぁぁぁ!」
ライオスは大剣を大きく振りかぶったその時、マウスキングの赤い目が怪しく光る。
***ドドドドド......***
地面が激しく揺れ、地中から無数のモルマウス、ベアマウスが湧き出してきた。
「危ない!!」マリーベルが叫ぶ。
「うぁぁぁぁ......!」突進したライオスを、ネズミの群れが包囲する。鋭い爪と前歯がライオスの体を容赦なく引き裂いた。
「ファイアースプレッド!」「三連斬!」マリーベルとサリーサが必死に援護するが、ネズミたちは数の力で圧倒、ライオスを飲み込んだ。
「ダメ!追いつかない!このままじゃライオス君が死んじゃう!!」
「うぉぉぉぉ......!ライオス!」ノエルの全身を鮮やかな緑色のオーラが包み込んだ。
「どけぇぇぇ!」ノエルは両腕を振り回し、ライオスに群がるネズミを一瞬で跳ね飛ばす。
跳ね飛ばされたネズミたちはエーテルクリスタルへと姿を変えた。
「ラ、ライオス!しっかりしろ!......」ライオスのからだはネズミの爪や噛み傷でボロボロとなり全身の至る所から血を流していた。
「ノ、ノエル......すまない......」**バタン......** ライオスは力なく気を失った。
「ラ、ライオス!今助ける!ヒール......!」ノエルは右手をかざし、呪文を唱えた。
ノエルの右手は一瞬、強く輝いたがすぐに霧散する。
「なんでだよ!なんで俺は治癒士なのにヒールが使えねぇんだよ!ここで使えなきゃ、意味ねぇだろが!」
**『......緊急事態だね。仕方ない、ここは僕に任せて......。ノエル、体を借りるよ』**
「またお前か!?誰だ!!」ノエルは叫ぶ。
**『時間がないから問答無用......』**
「あっ!......」ノエルはそのまま気を失い、ライオスの傍らに倒れ込んだ。
「ノエルゥゥゥ......!」二人の悲鳴が、冷たい地下空洞に響き渡るのだった。
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