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後編 ヒールが使えない治癒士〜ついに魔力覚醒!?〜
第四十三話 女子たちの勇姿
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「『三連斬!』」サリーサは飛び掛かかってくるモルマウス三体を同時に切り倒す。
「『ファイアーボール!ファイアーボール!』マリーベルは連続して魔法を放ち二体のモルマウスを仕留めた。
二人の少女は互いに背中を合わせ、無数に押し寄せるモルマウスの攻撃を必死に凌ぐ。
「これじゃ、キリがないわ......数が多すぎて消耗戦じゃ不利よ......」
「……私のファイアーボールじゃ一度に一体しか倒せない。これじゃぁノエルを助けるどころか、私たちがここでやられてしまうわ!」
(落ち着け……マリーベル……考えろ!一体一体のモルマウスは強くない。なら火力を分散させることができれば
......!)
「『ファイアースプレッド!』マリーベルは呪文を唱え、魔法の杖で風を切るように大きく横一文字に振った。
無数の小さな火球が現れ、散弾銃のように複数のモルマウスを捉える。
「チューン……」断末魔を上げ、数十体のモルマウスが一瞬でエーテルクリスタルへと姿を変え地面に落ちた。
「マリーベル!今の魔法、凄いじゃない!」
「散弾銃をイメージしてみたの!まさか本当に出来るとは思わなかったわ!」
「よし、私だって!......『ソーン・ウィップ!』(棘の鞭)」サリーサは左手を前にかざした。
5本の棘に覆われた蔦が、コンクリートを突き破って出現し、モルマウスの群れを薙ぎ払う。捕縛ではなく、打撃を目的としたその一撃で、残っていたモルマウスの群れも、全てエーテルクリスタルへと変わり地面に落ちた。
「サリーサ!凄いじゃない!今のは何?」
「マリーベル、バインドの応用技よ!前からバインドで攻撃が出来ないかって考えていたのを思い切って試していたのよ!まさか本当に出来るとは思わなかったわ!」
***
「......こうしている場合じゃないわね......先を急ぎましょう!早く自警団に合流しないと!」
安堵の息をつく間もなく、少女たちは闇の奥へと駆け出した。
***
「痛てて!ここはどこだ?」ノエルは起き上がり天井を見上げた。
遥か高い場所に、自分たちが落ちてきた穴の光が見える。
「あそこから落ちたのか。よく無事だったな」
ノエルは周囲を見渡すと、そこには巨大キノコが群勢していた。
「なるほど......このキノコがクッションになってくれたのか。ファンタジー物語にあるあるな展開だなぁ……って、ライオスは?」
少し離れた場所で、ライオスが倒れていた。
「ライオス!ライオス!しっかりしろ!」
「......んっ?ここは......うわぁ!ノエル何しやがる!俺に触るな!」
「なんだよ!助けに来てやったのに、その言い草はねぇだろ!」
「助けに来ただと?笑わせるな!俺を笑いにきたんだろう!それに、ひ弱なお前に助けられたとあっちゃ、アルト家の誇りが台無しだ!」
「ライオス......落ち着けよ。なんだよ、その『誇り』ってのは......?たかが友達が助けに来ただけだろ!」
「......」ライオスは沈黙した。
「ノエル......俺は......」
「チュュュ......」二人の元に、低い鳴き声とともに何かが迫ってきた。
「ノエル……下がってろ……」ライオスはふらつきながらも立ち上がり、ノエルの前に立ちはだかるのだった。
「『ファイアーボール!ファイアーボール!』マリーベルは連続して魔法を放ち二体のモルマウスを仕留めた。
二人の少女は互いに背中を合わせ、無数に押し寄せるモルマウスの攻撃を必死に凌ぐ。
「これじゃ、キリがないわ......数が多すぎて消耗戦じゃ不利よ......」
「……私のファイアーボールじゃ一度に一体しか倒せない。これじゃぁノエルを助けるどころか、私たちがここでやられてしまうわ!」
(落ち着け……マリーベル……考えろ!一体一体のモルマウスは強くない。なら火力を分散させることができれば
......!)
「『ファイアースプレッド!』マリーベルは呪文を唱え、魔法の杖で風を切るように大きく横一文字に振った。
無数の小さな火球が現れ、散弾銃のように複数のモルマウスを捉える。
「チューン……」断末魔を上げ、数十体のモルマウスが一瞬でエーテルクリスタルへと姿を変え地面に落ちた。
「マリーベル!今の魔法、凄いじゃない!」
「散弾銃をイメージしてみたの!まさか本当に出来るとは思わなかったわ!」
「よし、私だって!......『ソーン・ウィップ!』(棘の鞭)」サリーサは左手を前にかざした。
5本の棘に覆われた蔦が、コンクリートを突き破って出現し、モルマウスの群れを薙ぎ払う。捕縛ではなく、打撃を目的としたその一撃で、残っていたモルマウスの群れも、全てエーテルクリスタルへと変わり地面に落ちた。
「サリーサ!凄いじゃない!今のは何?」
「マリーベル、バインドの応用技よ!前からバインドで攻撃が出来ないかって考えていたのを思い切って試していたのよ!まさか本当に出来るとは思わなかったわ!」
***
「......こうしている場合じゃないわね......先を急ぎましょう!早く自警団に合流しないと!」
安堵の息をつく間もなく、少女たちは闇の奥へと駆け出した。
***
「痛てて!ここはどこだ?」ノエルは起き上がり天井を見上げた。
遥か高い場所に、自分たちが落ちてきた穴の光が見える。
「あそこから落ちたのか。よく無事だったな」
ノエルは周囲を見渡すと、そこには巨大キノコが群勢していた。
「なるほど......このキノコがクッションになってくれたのか。ファンタジー物語にあるあるな展開だなぁ……って、ライオスは?」
少し離れた場所で、ライオスが倒れていた。
「ライオス!ライオス!しっかりしろ!」
「......んっ?ここは......うわぁ!ノエル何しやがる!俺に触るな!」
「なんだよ!助けに来てやったのに、その言い草はねぇだろ!」
「助けに来ただと?笑わせるな!俺を笑いにきたんだろう!それに、ひ弱なお前に助けられたとあっちゃ、アルト家の誇りが台無しだ!」
「ライオス......落ち着けよ。なんだよ、その『誇り』ってのは......?たかが友達が助けに来ただけだろ!」
「......」ライオスは沈黙した。
「ノエル......俺は......」
「チュュュ......」二人の元に、低い鳴き声とともに何かが迫ってきた。
「ノエル……下がってろ……」ライオスはふらつきながらも立ち上がり、ノエルの前に立ちはだかるのだった。
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