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後編 ヒールが使えない治癒士〜ついに魔力覚醒!?〜
第五十六話 魔力の法則
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「あらノエル君、凄いじゃない!戦闘系の能力値も上がっているし、回復魔法も伸びているわ!」
「それって、そんなに凄いことなんすか?」ノエルは目を輝かせ、タミルに尋ねた。
「普通、治癒士の経験で『筋力・反射・耐久力』の戦闘系ステータスが同時に上がるなんて稀なのよ。いったいどんな戦い方をしたのかしら......」タミルは目を細め、値踏みをするようにノエルの顔を覗き込んだ。
(まずい、空手で暴れたのがバレる......)
「さてどうだったかなぁ、俺、無我夢中で......あ、そう言えばライオスも魔力があるんだな。てっきり戦士は魔法が使えないかと思ってたっす!」ノエルは強引に話をすり替えた。
「テメェ、ノエル!また俺を馬鹿に......。いや何でもない......」(ノエルと『馬鹿』って言わない約束だった......)
取り繕うライオスをよそに、タミルが感心したように頷いた。
「ノエル君、いいところに目を付けたわね。実は戦士にとっても魔力はとても重要なのよ」
「えっ?戦士でも魔力が必要なの?」ノエルは目を丸くする。
「ええ。『強化魔法』には魔力を消費するのよ。ライオス君は無意識に武器への『強化術」を使っていたのよ!」
「えっ?俺が無意識に武器を強化していたのか?」ライオスも目を丸くする。
「そうよ、でなければあんな木刀で、あの激戦に耐えきれるわけないわ。コンクリートの床だって破壊しちゃったじゃないの」
「あー、なるほど!」マリーベルとサリーサも納得の声を上げる。
(もしかして......俺の空手技もそのせいで力を発揮しているのか......?)
「タミルさん、俺の空手......いや、体術ってやっぱり無意識の強化魔法の影響なんすか?」
「......『武器の強化魔法』は武器にしかかからないの。『身体強化魔法』は自分にはかけられない......というのがこの世界の常識よ」
「えっ?自分にはかけられない!?じゃあ俺が突然強くなるのはなんでなんだ?」
「それは恐らく......。いえ......。うふふ、なんでかしらね!」タミルは明るく微笑んだが、その瞳の奥には何かが隠されているようだった。
(......タミルさん何か隠している......)と、ノエルは思う。
「......折角だから、少し魔法の法則についてお話しましょうか」
**『ビューティフル』な受付嬢・タミルの魔法講座** タミルは受付カウンターの下から看板を出した。
(......ビューティフルって自分で書いている......汗)ライオス以外の三人はドン引きしたが、ライオスだけは目を輝かせていた。
タミルの解説によると、魔法は大きくわけて四種類ある。
・攻撃魔法:マリーベルが得意とする、直接ダメージを与える魔法。
・防御魔法:物理・魔法の二種類がある。これも魔術士の領域。
・回復魔法:ノエルたち治癒士の専門分野
・強化魔法:治癒士が他者に施す「ステータス強化(神の加護)」ただし、自分自身には掛けられない。武器の強化 魔力付与は誰でも可能だが、適正に左右される。
・スキル:サリーサが使う「捕縛」などは職業の固有「技術」だが魔力は消費する。
「何か質問はあるかしら?」
「タミル、ノエルの体が緑色や金色に輝くのはどうしてなの?」
マリーベルは質問にタミルは真剣な表情を浮かべた。
「技の発動時に特有のオーラが輝くことはあるは。でも、それは体の一部分であることが多いの。全身を包むとなると、熟練者にしか見られない現象よ。......やっぱりノエル君は規格外ね」
「ノエルが『規格外』だと!」その話を聞き、ライオスは悔しそうに唸る横で、サリーサが冷たく言い放った。
「ノエルが『規格外』?......みかんやリンゴの見切り品みたいなものじゃないの?」
「あぁ......確かにそれも『規格外』ね......」
(サリーサ......本当、性格悪いよな......)ノエルは苦虫を噛み潰したような顔をした。
***
「さぁ、みんな!ノーマルクラスからビギナークラスへと登録変更するわよ!......あら、ごめんなさい。ライオス君だけは、エレメンタリースクールを卒業してからになるわね」
「......ッ!」
「……ノエル」
「なんだ?ライオス」
「お前、あの時に言ったよな!『マル秘勉強のコツ』を教えてやるって!」
(うわっ......確かに言った......汗)ライオスの殺気立った眼光に、ノエルは冷や汗を流しながら思い出すのだった。
「それって、そんなに凄いことなんすか?」ノエルは目を輝かせ、タミルに尋ねた。
「普通、治癒士の経験で『筋力・反射・耐久力』の戦闘系ステータスが同時に上がるなんて稀なのよ。いったいどんな戦い方をしたのかしら......」タミルは目を細め、値踏みをするようにノエルの顔を覗き込んだ。
(まずい、空手で暴れたのがバレる......)
「さてどうだったかなぁ、俺、無我夢中で......あ、そう言えばライオスも魔力があるんだな。てっきり戦士は魔法が使えないかと思ってたっす!」ノエルは強引に話をすり替えた。
「テメェ、ノエル!また俺を馬鹿に......。いや何でもない......」(ノエルと『馬鹿』って言わない約束だった......)
取り繕うライオスをよそに、タミルが感心したように頷いた。
「ノエル君、いいところに目を付けたわね。実は戦士にとっても魔力はとても重要なのよ」
「えっ?戦士でも魔力が必要なの?」ノエルは目を丸くする。
「ええ。『強化魔法』には魔力を消費するのよ。ライオス君は無意識に武器への『強化術」を使っていたのよ!」
「えっ?俺が無意識に武器を強化していたのか?」ライオスも目を丸くする。
「そうよ、でなければあんな木刀で、あの激戦に耐えきれるわけないわ。コンクリートの床だって破壊しちゃったじゃないの」
「あー、なるほど!」マリーベルとサリーサも納得の声を上げる。
(もしかして......俺の空手技もそのせいで力を発揮しているのか......?)
「タミルさん、俺の空手......いや、体術ってやっぱり無意識の強化魔法の影響なんすか?」
「......『武器の強化魔法』は武器にしかかからないの。『身体強化魔法』は自分にはかけられない......というのがこの世界の常識よ」
「えっ?自分にはかけられない!?じゃあ俺が突然強くなるのはなんでなんだ?」
「それは恐らく......。いえ......。うふふ、なんでかしらね!」タミルは明るく微笑んだが、その瞳の奥には何かが隠されているようだった。
(......タミルさん何か隠している......)と、ノエルは思う。
「......折角だから、少し魔法の法則についてお話しましょうか」
**『ビューティフル』な受付嬢・タミルの魔法講座** タミルは受付カウンターの下から看板を出した。
(......ビューティフルって自分で書いている......汗)ライオス以外の三人はドン引きしたが、ライオスだけは目を輝かせていた。
タミルの解説によると、魔法は大きくわけて四種類ある。
・攻撃魔法:マリーベルが得意とする、直接ダメージを与える魔法。
・防御魔法:物理・魔法の二種類がある。これも魔術士の領域。
・回復魔法:ノエルたち治癒士の専門分野
・強化魔法:治癒士が他者に施す「ステータス強化(神の加護)」ただし、自分自身には掛けられない。武器の強化 魔力付与は誰でも可能だが、適正に左右される。
・スキル:サリーサが使う「捕縛」などは職業の固有「技術」だが魔力は消費する。
「何か質問はあるかしら?」
「タミル、ノエルの体が緑色や金色に輝くのはどうしてなの?」
マリーベルは質問にタミルは真剣な表情を浮かべた。
「技の発動時に特有のオーラが輝くことはあるは。でも、それは体の一部分であることが多いの。全身を包むとなると、熟練者にしか見られない現象よ。......やっぱりノエル君は規格外ね」
「ノエルが『規格外』だと!」その話を聞き、ライオスは悔しそうに唸る横で、サリーサが冷たく言い放った。
「ノエルが『規格外』?......みかんやリンゴの見切り品みたいなものじゃないの?」
「あぁ......確かにそれも『規格外』ね......」
(サリーサ......本当、性格悪いよな......)ノエルは苦虫を噛み潰したような顔をした。
***
「さぁ、みんな!ノーマルクラスからビギナークラスへと登録変更するわよ!......あら、ごめんなさい。ライオス君だけは、エレメンタリースクールを卒業してからになるわね」
「......ッ!」
「……ノエル」
「なんだ?ライオス」
「お前、あの時に言ったよな!『マル秘勉強のコツ』を教えてやるって!」
(うわっ......確かに言った......汗)ライオスの殺気立った眼光に、ノエルは冷や汗を流しながら思い出すのだった。
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