家族連れ、犯された父親 第一巻「交差する野郎たち」 〜家族持ち40代ガチムチお父さんが男たちに次々と犯されていく物語〜

くまみ

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序章  葛藤

悶々と ②

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 和也家族と茂は食卓に着き、久々の再会にビールを開け、娘たちはジュースで乾杯した。

 「茂兄ちゃん最近全然来ないんだから、たまには遊びに来てよね、私の未来のお婿さんなんだから!」次女が唐突に口を開いた。

 「冗談なのか、本気なのかわからないことを言うなぁ・・・」和也は次女の発言を聞き思った。

 「こぉらっ!あんたじゃなくて、茂君にはもっと相応しい人を、お母さんが見つけてあげるんだから!」

 嫁も次女に負けず劣らず冗談なのか本気だかわからないことを言い出した。

 「どうしてそうなるのか・・・全くウチの連中は困ったものだ」和也は嫁の発言を聞き思った。

 茂は笑顔を繕っていたが、ちょっと困っているようだった。

 「茂君はまだ若いんだから自分で相手は探すから大丈夫だろ・・・」

 和也は困っている茂に変わって代弁をした。

 「も~お父さんは人の恋路を邪魔をして~!」次女は不貞腐れてしまう。

 「もういいから食べなさい!」嫁は不貞腐れた次女に言う。

 「は~い、お母さん、ところで茂兄ちゃん最近何してたの?」

 「最近は実習で病院に行ったり、接骨院に行ったりしたよ・・・」

 「あら茂君、実習だったのね・・・私も行ったわ~、だいぶ昔だけど・・・緊張するのよね!」

 「お母さんが行ったのは、教育実習でしょ!茂兄ちゃんのとは違うじゃん!」と次女は突っ込みを入れた。

 「あら、そんなに変わらないわよね?ね?茂君!」嫁は焦る。

 「教育実習がどのようなものかがわからないので何とも言えないです・・・けど、きっと似ているのかもしれませんね・・・」茂は申し訳なさそうに答えた。

 「あら、ごめんなさい、茂君、いいのよ気にしないで・・・ちょっとノリで言っちゃっただけだから!」

 嫁は茂の素振りを見てて申し訳なく思う。

 「いいんです・・・実は、実習で先生から淡々としていて人間味がないって言われてしまいました・・・」

 「え~?茂君はこんなにいい子なのに!私は好きよ!茂君のこと・・・」

 「それに教育者がそういういい方するってありえないんですけど!私!抗議するわ!」

 嫁は茂の話を聞き感情的に興奮した。

 「おいおい、やめろよ・・・茂君困っているだろう!」和也は嫁をなだめた。

 「す、すみません、変なこと言って、実習を落とした訳ではないから大丈夫です!」

 茂は感情的になった嫁に対して申し訳なく思う。

 「何か頭きた、その先生!何かまたあったらいいなさいよ、茂君!」嫁はグビグビとビールを飲む。

 かなり酔っ払っている嫁はまたまた口を開く。

 「大丈夫よ、この人だって、いつも淡々としていて、面白くも何ともない人なんだから!」嫁は酔いも手伝って和也のことを言い始めた。

 「オイ・・・茂君の前だぞ!そんなこと言わなくててもいいだろう!」和也は酔っている嫁をまた宥めた。

 「いいのよ・・・今日は言うわよ!」

 何故か嫁は臨戦態勢に入っていた。

 「こうなったらもう止まらない・・・」和也は宥めるのを諦めた。

 母親が酒乱と化した姿を見て、娘たちは飛ばっ散りがこないようにと、蜘蛛の子を散らすように出かけて行った。

 実は嫁の爆発は時々起こるのだ。

 そう言う時は嫁が毒を吐き尽くすまで、和也はひたすらに耐える、聞き流すに徹するのだった。

 ただし今日はいつもと状況が違って茂もいる。

 和也は茂に対して申し訳なさと恥ずかしい気持で一杯になった。

 そして、嫁が茂の前で何を言いだすのかと一抹の不安もよぎるのだった。
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