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第1章 裏切り者の陰謀編
第31話 地獄のダンジョン修行②
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エレノアがピンチになる少し前。
ソラは【加速】を使って隠しボスの元へと向かっていた。
「エレノア大丈夫だよな? 俺が殆どモンスター倒したし……」
まさかエレノアがウルフの群れに囲まれているとは微塵も思っていない。
まぁそれはそうだろう。
ウルフはあまり移動をするモンスターではないので、基本見かけたらすぐに逃げれば何とかなるからだ。
しかしエレノアは不幸なことに、移動中のウルフに見つかってしまった。
ウルフは暗殺者の天敵とも言えるモンスターだ。
そのためソラはなんとも言えぬ嫌な予感が先程からしていた。
「隠しボスは遊ばずに倒して、取り敢えずエレノアの様子を見てみるか」
ソラは更にスピードを上げて隠しボスの元へと急いだ。
☆☆☆
一方でエレノアは【隠密】と【透明化】を使って、ゆっくりとボスウルフへと近づいていた。
ボスウルフは先程から吠えてばかりだ。
何故先程助けに来なかったのだろうと思ったエレノアだったが、もし来ていたら死んでいたのは自分だったので、不幸中の幸いだった。
エレノアはゆっくりと距離を縮めると、【不意打ち】を使って後ろから眼球に短剣を刺す。
「ガァアアアアアア!?!?」
ボスウルフはあまりの痛さに、吠えるのをやめてしまう。
エレノアは刺した短剣をすぐに抜いて、再び隠れる。
そして再び【不意打ち】を使って急所を狙うが、流石にバレてしまったようで、躱されてしまった。
「ッッ!!」
エレノアは急いで勝負を決めにかかる。
【暗殺の極意】でウルフの急所を確認し、淡々とそこだけを狙って攻撃をしていく。
「グルルルルル……」
しかしそのままやられるボスウルフではない。
スタン効果のある咆哮と、速度のある爪の攻撃で、エレノアを追い詰めていく。
その姿はまさに暗殺者である。
エレノアは着々と窮地に立たされていた。
(まずいですね……このままでは私が負けてしまいます……)
そこまで考えて、ふとソラが使っていた魔法を思い出す。
「【スロウ】【スロウ】【スロウ】ッ!」
そう、デバフである。
先程まで敵の数が多かったのと、今まで魔法を使ったことがなかったので、エレノアは一度も魔法を使っていなかった。
これにより速度が落ちたボスウルフは、エレノアの攻撃を対処できなくなってきている。
(このまま攻撃し続ければ私が勝てる!)
エレノアは、再び淡々と急所を狙う戦法を取る。
「アオオオオオオオオンンン!!」
最後に1つ吠えると、ボスウルフが死んだ。
それと同時にエレノアも倒れる。
《level UP》《level UP》《level UP》
《level UP》《level UP》《level UP》
(か、勝ちました……。それにlevelも沢山上がっています……。これで褒めて貰えるでしょうか……?)
そんなことを思いながら、安堵していたのも束の間。
突如【完全探知】がこちらに急速に向かってくる何かを捉えた。
エレノアは急いで【隠密】と【透明化】を使う。
そこに現れたのは、白銀の毛並みを持った1匹の狼だった。
その瞳はエレノアを完全に捉えている。
エレノアは、そのあまりの美しさと底知れぬ強さに体が固まってしまう。
エレノアは【鑑定】を発動させて後悔する。
______________
神狼フェンリル
level:175
______________
これを見た瞬間、自分では絶対に勝てないと思ってしまった。
「……ステータスオープン」
______________
エレノア・モイヒェルメルダー
人間
level:121
タイプ:アサシン(暗殺者)
《アクティブスキル》
【不意打ち:7】【隠密:8】
【身体強化:5】【透明化:3】
【鑑定:2】
《特殊アクティブスキル》
【絶対回避:1】
《パッシブスキル》
【完全感知:2】
【五感強化:3】
《特殊パッシブスキル》
【暗殺の極意:8】【連撃の極意:4→6】
《魔法スキル》
【闇魔法:1】【風魔法:1】
SP:28→10
______________
最後の悪あがきにステータスを見て、【連撃の極意】にSPを全て注ぎ込む。
エレノアが特攻を仕掛けようとした瞬間。
「あっ……」
【完全感知】がもう1つこちらに向かってくる何かを捉えた。
しかしそれは先ほどと違い、よく知っているものだった。
思わず涙が出る。
ソラはエレノアに駆け寄り、2級ポーションを使う。
そのお陰でエレノアの怪我は全て治った。
ソラはエレノアに向かって言う。
「よく頑張ったな……後は俺に任せろ」
そう言ってフェンリルと向かい合う。
エレノアは今から目にすることとなる。
自分の主がどれほどの存在なのかを———
----------------------------
すいません……書いていたらこの話で終われませんでした……。
次回はソラVSフェンリルです!
お楽しみに!
面白い! まぁまぁかな? サラ可愛い!などと思っていただければ、お気に入り登録、感想などお願いします!
また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
ソラは【加速】を使って隠しボスの元へと向かっていた。
「エレノア大丈夫だよな? 俺が殆どモンスター倒したし……」
まさかエレノアがウルフの群れに囲まれているとは微塵も思っていない。
まぁそれはそうだろう。
ウルフはあまり移動をするモンスターではないので、基本見かけたらすぐに逃げれば何とかなるからだ。
しかしエレノアは不幸なことに、移動中のウルフに見つかってしまった。
ウルフは暗殺者の天敵とも言えるモンスターだ。
そのためソラはなんとも言えぬ嫌な予感が先程からしていた。
「隠しボスは遊ばずに倒して、取り敢えずエレノアの様子を見てみるか」
ソラは更にスピードを上げて隠しボスの元へと急いだ。
☆☆☆
一方でエレノアは【隠密】と【透明化】を使って、ゆっくりとボスウルフへと近づいていた。
ボスウルフは先程から吠えてばかりだ。
何故先程助けに来なかったのだろうと思ったエレノアだったが、もし来ていたら死んでいたのは自分だったので、不幸中の幸いだった。
エレノアはゆっくりと距離を縮めると、【不意打ち】を使って後ろから眼球に短剣を刺す。
「ガァアアアアアア!?!?」
ボスウルフはあまりの痛さに、吠えるのをやめてしまう。
エレノアは刺した短剣をすぐに抜いて、再び隠れる。
そして再び【不意打ち】を使って急所を狙うが、流石にバレてしまったようで、躱されてしまった。
「ッッ!!」
エレノアは急いで勝負を決めにかかる。
【暗殺の極意】でウルフの急所を確認し、淡々とそこだけを狙って攻撃をしていく。
「グルルルルル……」
しかしそのままやられるボスウルフではない。
スタン効果のある咆哮と、速度のある爪の攻撃で、エレノアを追い詰めていく。
その姿はまさに暗殺者である。
エレノアは着々と窮地に立たされていた。
(まずいですね……このままでは私が負けてしまいます……)
そこまで考えて、ふとソラが使っていた魔法を思い出す。
「【スロウ】【スロウ】【スロウ】ッ!」
そう、デバフである。
先程まで敵の数が多かったのと、今まで魔法を使ったことがなかったので、エレノアは一度も魔法を使っていなかった。
これにより速度が落ちたボスウルフは、エレノアの攻撃を対処できなくなってきている。
(このまま攻撃し続ければ私が勝てる!)
エレノアは、再び淡々と急所を狙う戦法を取る。
「アオオオオオオオオンンン!!」
最後に1つ吠えると、ボスウルフが死んだ。
それと同時にエレノアも倒れる。
《level UP》《level UP》《level UP》
《level UP》《level UP》《level UP》
(か、勝ちました……。それにlevelも沢山上がっています……。これで褒めて貰えるでしょうか……?)
そんなことを思いながら、安堵していたのも束の間。
突如【完全探知】がこちらに急速に向かってくる何かを捉えた。
エレノアは急いで【隠密】と【透明化】を使う。
そこに現れたのは、白銀の毛並みを持った1匹の狼だった。
その瞳はエレノアを完全に捉えている。
エレノアは、そのあまりの美しさと底知れぬ強さに体が固まってしまう。
エレノアは【鑑定】を発動させて後悔する。
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神狼フェンリル
level:175
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これを見た瞬間、自分では絶対に勝てないと思ってしまった。
「……ステータスオープン」
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エレノア・モイヒェルメルダー
人間
level:121
タイプ:アサシン(暗殺者)
《アクティブスキル》
【不意打ち:7】【隠密:8】
【身体強化:5】【透明化:3】
【鑑定:2】
《特殊アクティブスキル》
【絶対回避:1】
《パッシブスキル》
【完全感知:2】
【五感強化:3】
《特殊パッシブスキル》
【暗殺の極意:8】【連撃の極意:4→6】
《魔法スキル》
【闇魔法:1】【風魔法:1】
SP:28→10
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最後の悪あがきにステータスを見て、【連撃の極意】にSPを全て注ぎ込む。
エレノアが特攻を仕掛けようとした瞬間。
「あっ……」
【完全感知】がもう1つこちらに向かってくる何かを捉えた。
しかしそれは先ほどと違い、よく知っているものだった。
思わず涙が出る。
ソラはエレノアに駆け寄り、2級ポーションを使う。
そのお陰でエレノアの怪我は全て治った。
ソラはエレノアに向かって言う。
「よく頑張ったな……後は俺に任せろ」
そう言ってフェンリルと向かい合う。
エレノアは今から目にすることとなる。
自分の主がどれほどの存在なのかを———
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すいません……書いていたらこの話で終われませんでした……。
次回はソラVSフェンリルです!
お楽しみに!
面白い! まぁまぁかな? サラ可愛い!などと思っていただければ、お気に入り登録、感想などお願いします!
また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
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