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第2章 ソラの幼馴染
第55話 学院長に聞いてみる
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第2王子の学院訪問から1週間。
その間に俺はサラや俺と第2王子の行動を見ていた人間の記憶がちゃんと消えているかを確認していた。
生徒には雑談の中で遠回しに聞いたり、少し直接的に言ってみたりしたが、誰も覚えておらず答えることができていない。
そして教師は少し可哀想だと思いながらも、魔道具で記憶を確認させてもらった。
あとは学院長だけなんだが……。
まず会えない。
あの人は基本色んなところに行っているから中々学院にいないんだよな……。
なので今日も今日とて学院長を探し回っている。
しかしあの人、よくこんな感じで学院長になれたな。
と言うか、常に学院にいない学院長とかいらないだろ。
「はぁ……あの学院長……1週間に1日でもいいから1日中学院にいてくれよ……」
「———それは何故かな?」
突然俺の独り言に割り込んできた人間に反射的に攻撃しそうになるが、行動に移す前に何とか止める。
なぜならその人間が先程から文句を言っている学院長だからだ。
くそ……危ないじゃないか……ッ!
危うく本気で学院長を殴るところだったじゃないか。
そんなことしたら一瞬で学院長粉々になるぞ。
俺は冷や汗を拭いながら学院長に言葉を返す。
「勿論、用事があるときにいないと困るからですよ」
「まぁ確かにそうだな。それじゃあ君は何の用事だい、ソラ君?」
そう言って俺の用事がわかっているかの様な表情をする。
もしかしたらこの人にはあまり効果がないかもな……。
俺はそれを察して少しゲンナリしながら学院長室を指差して言う。
「……取り敢えずあの部屋に入ってから話しませんか?」
「そうだな……ここでは少々目立ちそうだ」
そう言って周りを見る学院長。
そうなのだ。
先程から沢山の先輩方や同級生、果てには教師にまでみられている。
まぁその理由は3つだろう。
1つは単純に学院長がいるのが珍しいと言うこと。
2つ目はその学院長と話しているのが1年生と言うこと。
最後はこの学院長の距離が近すぎることだ。
今彼女は俺の肩に顎を乗せている。
なぜこんな体制になったのか知らないが、気づいたときにはこうなっていた。
なので注意するのも面倒だし放っておいたら、こんな騒ぎになっていたと言うわけだ。
俺は学院長室に向かう学院長を見ながら思ったことがある。
この学院長めちゃくちゃSだな……。
と言うことだ。
まぁ正直どうでも良いだろうが、あまり目立ちたくない俺にとっては嫌な分類に入る。
はぁ……。
俺は一つ大きなため息を吐いて学院長の後を追った。
☆☆☆
学院長室はゲームの時と変わらず殆ど何もおいていない。
1番目立つのが見るからに高級そうな椅子ぐらいだろうか。
ゲームの時から無駄に金掛けているなとは思っていたが、いざ目の前にするとめちゃくちゃ座ってみたい。
それが顔に出ていたのか、学院長がくすりと笑いながら『座って良いぞ』と言ってくれた。
なので俺は遠慮なく座らせてもらおう。
座ると衝撃的だった。
まずめちゃくちゃふかふか。
しかしふかふか過ぎないから座りやすい。
背もたれも丁度いい高さで気持ちいい。
やばい……今からこの椅子を買い取りたいんですけど。
俺が少し、いやだいぶテンションが上っていると学院長が話し始める。
「それで、君は一体私に何の用事があるんのかな?」
彼女はニヤニヤしながら聞いてくる。
どうやら完全に覚えている様だな。
「はぁ……」
「お? 学院長の前でため息するんだね?」
「いいじゃないですか。もうどうせ俺の言いたいことはわかっているんでしょう?」
「……まぁね」
そう言って更に笑みを深める。
相変わらずゲームと同じ様に嫌な性格のやつだ。
「なら簡潔に言うぞ。なぜお前は俺の記憶操作から逃れているんだ?」
目一杯学院長に威圧をかけて俺は聞いた。
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ではではまた次話で。
その間に俺はサラや俺と第2王子の行動を見ていた人間の記憶がちゃんと消えているかを確認していた。
生徒には雑談の中で遠回しに聞いたり、少し直接的に言ってみたりしたが、誰も覚えておらず答えることができていない。
そして教師は少し可哀想だと思いながらも、魔道具で記憶を確認させてもらった。
あとは学院長だけなんだが……。
まず会えない。
あの人は基本色んなところに行っているから中々学院にいないんだよな……。
なので今日も今日とて学院長を探し回っている。
しかしあの人、よくこんな感じで学院長になれたな。
と言うか、常に学院にいない学院長とかいらないだろ。
「はぁ……あの学院長……1週間に1日でもいいから1日中学院にいてくれよ……」
「———それは何故かな?」
突然俺の独り言に割り込んできた人間に反射的に攻撃しそうになるが、行動に移す前に何とか止める。
なぜならその人間が先程から文句を言っている学院長だからだ。
くそ……危ないじゃないか……ッ!
危うく本気で学院長を殴るところだったじゃないか。
そんなことしたら一瞬で学院長粉々になるぞ。
俺は冷や汗を拭いながら学院長に言葉を返す。
「勿論、用事があるときにいないと困るからですよ」
「まぁ確かにそうだな。それじゃあ君は何の用事だい、ソラ君?」
そう言って俺の用事がわかっているかの様な表情をする。
もしかしたらこの人にはあまり効果がないかもな……。
俺はそれを察して少しゲンナリしながら学院長室を指差して言う。
「……取り敢えずあの部屋に入ってから話しませんか?」
「そうだな……ここでは少々目立ちそうだ」
そう言って周りを見る学院長。
そうなのだ。
先程から沢山の先輩方や同級生、果てには教師にまでみられている。
まぁその理由は3つだろう。
1つは単純に学院長がいるのが珍しいと言うこと。
2つ目はその学院長と話しているのが1年生と言うこと。
最後はこの学院長の距離が近すぎることだ。
今彼女は俺の肩に顎を乗せている。
なぜこんな体制になったのか知らないが、気づいたときにはこうなっていた。
なので注意するのも面倒だし放っておいたら、こんな騒ぎになっていたと言うわけだ。
俺は学院長室に向かう学院長を見ながら思ったことがある。
この学院長めちゃくちゃSだな……。
と言うことだ。
まぁ正直どうでも良いだろうが、あまり目立ちたくない俺にとっては嫌な分類に入る。
はぁ……。
俺は一つ大きなため息を吐いて学院長の後を追った。
☆☆☆
学院長室はゲームの時と変わらず殆ど何もおいていない。
1番目立つのが見るからに高級そうな椅子ぐらいだろうか。
ゲームの時から無駄に金掛けているなとは思っていたが、いざ目の前にするとめちゃくちゃ座ってみたい。
それが顔に出ていたのか、学院長がくすりと笑いながら『座って良いぞ』と言ってくれた。
なので俺は遠慮なく座らせてもらおう。
座ると衝撃的だった。
まずめちゃくちゃふかふか。
しかしふかふか過ぎないから座りやすい。
背もたれも丁度いい高さで気持ちいい。
やばい……今からこの椅子を買い取りたいんですけど。
俺が少し、いやだいぶテンションが上っていると学院長が話し始める。
「それで、君は一体私に何の用事があるんのかな?」
彼女はニヤニヤしながら聞いてくる。
どうやら完全に覚えている様だな。
「はぁ……」
「お? 学院長の前でため息するんだね?」
「いいじゃないですか。もうどうせ俺の言いたいことはわかっているんでしょう?」
「……まぁね」
そう言って更に笑みを深める。
相変わらずゲームと同じ様に嫌な性格のやつだ。
「なら簡潔に言うぞ。なぜお前は俺の記憶操作から逃れているんだ?」
目一杯学院長に威圧をかけて俺は聞いた。
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ではではまた次話で。
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