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第2章 ソラの幼馴染
第56話 新事実
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俺が本気で威圧すると、彼女はニヤニヤしていた顔が一瞬で苦しそうな顔に変わった。
しかし学院長は何も話さない。
「おい、だんまりするな。なぜ記憶操作から逃れているのか聞いているんだ。早く答えろ」
俺がそう言うと、学院長は冷や汗を垂らしながら無理やり笑みを作る。
「な、なに、簡単なこと……だよ。わ、私は予め状態異常を防ぐ、魔道具を、使っていただけよ……」
「何……? 状態異常を防ぐ魔道具だと? もしかして《女神の加護》か?」
俺はゲームの時に重宝していた魔道具の名前を言う。
しかし記憶操作は状態異常ではないはずなんだが……。
「ええ、そうよ。でも君のせいで一回で壊れてしまったけれどね」
そう言って苦笑する学院長。
俺は取り敢えず威圧を解いて考える。
女神の加護は大層な名前だが、それに見合う効果があり、プレイヤーでも持っている人は多かった。
効果はシンプルに状態異常の完全無効化。
だから毒や麻痺などの状態異常は全て無効化される。
しかしゲームでは記憶操作までは無効化できなかったはずだ。
なら一体どう言うことだ……?
もしかして俺の記憶違いか……?
だが俺には【完全記憶】がある。
記憶操作は俺の様に【完全記憶】を持っている人には効果がない。
もしかしてこの人も持っているのか?
「ちなみに聞きたいんだけど……【完全記憶】と言うスキルを持っているか?」
「いえ、待っていないわ」
「そう……か……」
……更に分からなくなったんだが。
「壊れた《女神の加護》を見せてくれないか?」
俺は恐る恐る聞く。
いくら壊れているとはいえ、《女神の加護》はめちゃくちゃ貴重なものだ。
普通なら貸すどころか、おいそれと人に見せる事もない。
しかし学院長は快く見せてくれた。
俺は先程から学院長が従順すぎて少しびっくりしている。
「学院長はどうしてそんなになんでも言うことを聞いてくれるのですか……?」
俺がそう言うと、彼女は少しポッと頬を染めると恥ずかしそうに言ってきた。
「い、いやそれが……君の言葉には逆らえない気持ちになるの……。今までは私が威圧をする方だったから、自分がされるとは思っていなくて……それも年下に……。だから新鮮と言うか、気持ちいいというか……」
「……………は?」
俺は思わず呆気に取られる。
目の前では学院長が頬に手を当てて体をくねくね揺らしている。
そこで俺の前世の記憶が警鐘を鳴らし出した。
これは沢山の漫画やアニメ、ラノベで見たことあるぞ……ッ!
この人は俗に言うMと言う奴か!
だかって俺がこの人にしたことと言えば、本気で威圧してビビらせたことくらいだし。
あれ?
ゲームでの学院長って確かSって設定だったはずなんだが?
もしかしなくても俺がやらかしてしまった系ですか?
「あ、あの学院長……?」
「どうしたの、ソラ君? 因みに私の名前はルイーゼだから、これからは名前で呼んでね?」
学院長改めルイーゼが俺に上目遣いでお願いしてくる。
勿論俺はサラ一筋なので、好きになったりは絶対しないが、俺も男だ。
美人に上目遣いをされたら断れない。
ある程度のお願いまでだけど。
「そ、それでルイーゼは全て覚えているのか?」
「勿論よ。貴方が物凄く強いことも、転生者だと言うことも」
俺は思わず空を見上げる。
嗚呼……神よ……。
俺はどうして転生したなどとほざいたのでしょうか……。
自分でも信じられません。
それに俺は取り合えしのつかないことをしてしまいました。
どうやら学院長……ルイーゼをMにしてしまった様です。
もうやらかした感が半端無いです。
神様……一体どうすればいいでしょか……。
俺はガックリと肩を落とした。
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ではではまた次話で。
しかし学院長は何も話さない。
「おい、だんまりするな。なぜ記憶操作から逃れているのか聞いているんだ。早く答えろ」
俺がそう言うと、学院長は冷や汗を垂らしながら無理やり笑みを作る。
「な、なに、簡単なこと……だよ。わ、私は予め状態異常を防ぐ、魔道具を、使っていただけよ……」
「何……? 状態異常を防ぐ魔道具だと? もしかして《女神の加護》か?」
俺はゲームの時に重宝していた魔道具の名前を言う。
しかし記憶操作は状態異常ではないはずなんだが……。
「ええ、そうよ。でも君のせいで一回で壊れてしまったけれどね」
そう言って苦笑する学院長。
俺は取り敢えず威圧を解いて考える。
女神の加護は大層な名前だが、それに見合う効果があり、プレイヤーでも持っている人は多かった。
効果はシンプルに状態異常の完全無効化。
だから毒や麻痺などの状態異常は全て無効化される。
しかしゲームでは記憶操作までは無効化できなかったはずだ。
なら一体どう言うことだ……?
もしかして俺の記憶違いか……?
だが俺には【完全記憶】がある。
記憶操作は俺の様に【完全記憶】を持っている人には効果がない。
もしかしてこの人も持っているのか?
「ちなみに聞きたいんだけど……【完全記憶】と言うスキルを持っているか?」
「いえ、待っていないわ」
「そう……か……」
……更に分からなくなったんだが。
「壊れた《女神の加護》を見せてくれないか?」
俺は恐る恐る聞く。
いくら壊れているとはいえ、《女神の加護》はめちゃくちゃ貴重なものだ。
普通なら貸すどころか、おいそれと人に見せる事もない。
しかし学院長は快く見せてくれた。
俺は先程から学院長が従順すぎて少しびっくりしている。
「学院長はどうしてそんなになんでも言うことを聞いてくれるのですか……?」
俺がそう言うと、彼女は少しポッと頬を染めると恥ずかしそうに言ってきた。
「い、いやそれが……君の言葉には逆らえない気持ちになるの……。今までは私が威圧をする方だったから、自分がされるとは思っていなくて……それも年下に……。だから新鮮と言うか、気持ちいいというか……」
「……………は?」
俺は思わず呆気に取られる。
目の前では学院長が頬に手を当てて体をくねくね揺らしている。
そこで俺の前世の記憶が警鐘を鳴らし出した。
これは沢山の漫画やアニメ、ラノベで見たことあるぞ……ッ!
この人は俗に言うMと言う奴か!
だかって俺がこの人にしたことと言えば、本気で威圧してビビらせたことくらいだし。
あれ?
ゲームでの学院長って確かSって設定だったはずなんだが?
もしかしなくても俺がやらかしてしまった系ですか?
「あ、あの学院長……?」
「どうしたの、ソラ君? 因みに私の名前はルイーゼだから、これからは名前で呼んでね?」
学院長改めルイーゼが俺に上目遣いでお願いしてくる。
勿論俺はサラ一筋なので、好きになったりは絶対しないが、俺も男だ。
美人に上目遣いをされたら断れない。
ある程度のお願いまでだけど。
「そ、それでルイーゼは全て覚えているのか?」
「勿論よ。貴方が物凄く強いことも、転生者だと言うことも」
俺は思わず空を見上げる。
嗚呼……神よ……。
俺はどうして転生したなどとほざいたのでしょうか……。
自分でも信じられません。
それに俺は取り合えしのつかないことをしてしまいました。
どうやら学院長……ルイーゼをMにしてしまった様です。
もうやらかした感が半端無いです。
神様……一体どうすればいいでしょか……。
俺はガックリと肩を落とした。
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ではではまた次話で。
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