モブ以下転生者のゲーム世界無双〜序盤で死ぬモブの女の子を守るために最強になったら、物語に巻き込まれました〜

あおぞら

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第3章 種族進化

第74話 砂漠地帯と危険なオアシス

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 今俺達はあたりを見渡せど砂砂砂の砂漠地帯にいる。
 
 ここは原初の森の中にある所謂砂漠エリアと言うところで、1番の特徴としては兎に角暑いということだ。

 それと森のところに比べてモンスター全般のlevelが高い。

 これは過酷な環境で生き延びるには強くなるしかなかったからだと言われている。

 その証拠にここにいるモンスターの最低levelが80。

 森のモンスターの最低levelが40なのに比べればいかに高いかが分かると思う。

 しかしいかにlevelが高かろうが水がなければほぼ全てのモンスターが死滅してしまう。

 だが現状ではそんなことにはなっていない。

 それはオアシスと言う場所があるからだ。

 オアシスとは砂漠でいつでも利用可能な水が常に得られる場所で、そこでは沢山のモンスターが縄張り争いをしている。

 そして俺達が向かっているのもそのオアシスだ。

「ソラ様……まだ着かないのでしょうか……」

 疲労困憊で、既にバテバテのエレノアが聞いてくる。

「後3分の2くらいだと思うぞ」

「ひぇぇぇ……まだそんなにあるのですか……」

 もう死んでしまいます……と弱音を吐いているエレノアは中々にレアだ。

 普段は驚いたりするようにはなったが、全く弱音は吐かなかったからな。

 最近は感情豊かになり始めたので、家族としては嬉しい限りだ。

 しかし本当に暑いな……。

 俺達には【全耐性】と言うスキルがあるので大丈夫だと思っていたのだが、どうやらそうでもないようだ。

 常に発動しているはずだが、その耐性をも上回る暑さということか……。

 ゲームでもこのエリアは居るだけで持続ダメージを喰らうから、特殊なアイテムを装備していた。

 今回は全耐性というスキルがあったため使っていなかったが、やはり暑いものは暑いので《熱完全耐性のイヤリング》を2つ取り出し、1つを右耳につける。

 つけた途端に先程まで感じていた暑さを徐々に感じなくなってきた。

 よし、ゲームと同じでちゃんと効果があるな。

 こんなことなら最初から使っていればよかったなぁ……でもそうしたら時間が持ちそうにないしなぁ……。

 そう、この《熱完全耐性のイヤリング》は使用限界時間があり、15時間しか使えないのだ。

 なんで15時間と言う切の悪い時間なのかは知らない。

 更に使用限界時間が来ると壊れてしまう消耗品である。

 なんとも使い道の悪いアイテムだよな全く……。

 しかし効果は凄まじいので、もう1つのイヤリングをエレノアにも渡す。

「エレノア、このイヤリングをどちらの耳での良いからつけてみてくれ」

 俺の方を首を傾げながら見るエレノアだが、再度つけてみてくれと言うと左耳につけだした。

 うーん、何か龍の玉を集める漫画のポ◯ラをつけているみたいだな……。

 まぁ合体はしないけど。

 そんな事を考えているとエレノアがつけ終わったようで、

「ほわぁぁぁ……涼しいですぅぅぅ」

 と声を漏らしていた。

 ほんといつもとキャラ違いますね、エレノアさん。

 いつもは年齢に似合わないほど大人っぽいが、今は年相応の―――いや少し子供っぽくなっている。

「ありがとうございます、そらさま」

 そう言って恍惚とした表情で舌足らずにお礼を言ってくる。

「あ、ああ。よ、喜んでくれたなら良かったよ……」

 俺はなんとかお礼を言う。

 何だよあの表情! あんな顔を男の前でしたらいけないでしょうが!

 いつもとのギャップとも相まって物凄く……その、エロかった。

 ほんとに……あれが俺というサラ一筋の人間じゃなかったら襲われてるからな!

 まぁ襲われても返り討ちにしてしまいそうだけど。

 俺はエレノアの調子が戻るまで、心のなかでエレノアを説教していた。





☆☆☆





 エレノアは調子が戻ると俺を見ることができなくなるほどに顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。

 まぁそんな姿も少し可愛かったけど、そこを指摘したらもっと恥ずかしがりそうなので止めておいた俺は英断だったと思う。

 そして10分ほど経ちやっとエレノアの羞恥が収まると、2人で軽めの昼食を取り直様オアシスへと向かった。

 道中level:100代のモンスターと何度か交戦したが、2人で倒したため一瞬で終わってしまったため、途中からはエレノアだけが相手をし俺は神気の鍛錬を行い既に数時間が経過。

 多分もうそろそろだと思うのだが……。

 俺があたりを見回していると、先に進んでいたエレノアがついに視界に捉えた。

「ソラ様!! オアシスありましたよ!!」

「本当か!?」

 俺はすぐにエレノアに追いつくと目の前には想像の5倍ほどでかい、地球で言う東京くらいのオアシスがあった。

 でかっ!? いくらなんでも大きすぎやしないかい? と一瞬思ったが、今は兎に角早く付きたいという一心でエレノアと共にオアシスへと走る。

 しかし近づくにつれ俺達の顔色は悪くなっていく。

「……エレノア」

「……はい。言いたいことは嫌というほどにわかります……」

 俺達は大きく息を吸い込むと―――

「「オアシスって怖い(です)!!」」

 そう叫ばずには居られなかった。

 目の前でlevel:200のモンスター同士が縄張り争いをしていたからだ。

「「うぅぅ……もうやだ……」」

 俺達は膝から崩れ落ちた。

 
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