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第3章 種族進化
第78話 サラと夜デート①
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寮の外に出て、警備員の監視の目をくぐり抜けると学園内の中庭に出た。
ここからは呑気に行っている暇はない。
何故ならここからは俺達の透明化や隠密を看破できる先生がいるからだ。
「サラ、ちょっと失礼」
「ん? ———ひゃっ!?」
サラが今までにない驚きの声をあげる。
今俺がサラをお姫様抱っこしたのだ。
決して俺がしたいからではない。
違うったら違うのだ。
サラは魔法使いのため、他の人よりも身体能力が高いとは言え教師に見つかれば逃げれるほどの能力はない。
ただ俺なら確実に逃げられるためサラをお姫様抱っこしていると言うわけだ。
まぁさっきは違うと言ったが、ほんの少しだけサラをお姫様抱っこしてみたいと思わないこともなかったが。
サラは流石に恥ずかしいのか俺の腕の中で顔を手で覆いながら縮こまっている。
かっ、かわいい……。
「か、かわいい……」
「ひゃう!?」
サラがまたもや声を上げる。
やばい、思ったことが口に出てたか!
サラは更に恥ずかしそうに顔を隠していたが、月明かりによってサラの耳が真っ赤になっているのが見えた。
正直この姿を永遠と見ていたいが、それだとデートが出来ないのでサラから物凄く眼球に力を入れて何とか目を離す。
俺の目はどうやらまだサラを見たがっていた様だ。
俺はサラが痛くない様にぎゅっと抱きしめ、一気にスピードを上げる。
周りの景色が一気に切り替わっていく。
先生を何人も見たが、気づかれる前に横を通り過ぎるため簡単に学園と街を隔てる壁まで着いた。
照れと羞恥から復活したサラが聞いてくる。
「……ここ越えれる?」
少し不安そうな顔をしている。
確かにこの壁は150m程あり、普通なら越える事は不可能だろう。
と言うか何でこんなに高くしたのかな?
金が無駄にかかると思うんだけど……。
まぁこの壁のせいで今まで誰も抜け出すことに成功していない。
しかし俺は人類最強と言っても過言ではないくらいに強くなっている。
俺はサラに安心させる様に笑いかける。
「大丈夫だよサラ。これくらいならわけないさ」
俺は【身体強化】と神気を30秒程で纏える限界の2%くらいの出力で発動して一気に地面を踏み込み、跳躍。
人間離れした速度でどんどん上昇していくが———
「届かない……」
サラの言う通りまだ届かない。
がここで俺は壁を更に蹴り再び跳躍。
そのお陰で一気に壁を越えて街の方に落ちていく。
着地の時は出来るだけ衝撃がサラに行かない様にする。
「ね? ちゃんと越えれたでしょ?」
「……ん! 凄いね!」
サラのテンションが上がっているせいか声色も元気になっている。
それじゃあデートのスタートだ!
俺達は街へと歩き出した。
☆☆☆
街に着くとまだまだ活気に満ち溢れていた。
ただ街には子供の姿は殆どなく、殆どが大人達で溢れかえっている。
しかし俺達は特に気にすることなく街へと繰り出す。
今俺たちの服装は制服ではないため、学園に通報される事はないだろう。
「サラ、どこに行きたい?」
一応サラにどこに行きたいか聞いておく。
「……何か食べたい」
よし、予想通りの返答だ。
サラはこう見えて食べるのが結構好きで、大食いの人達よりは食べないが、普通の男の大人と同じくらいの量は食べる。
「それじゃあ俺のとっておきの店に行こう」
「……うん!」
俺はサラを案内しながら他の店でも興味を引くものがないかサラを注意深く見ていると、ふとサラの視線が固定される。
そこには女の子の大好きなアクセサリー……ではなく料理器具を取り扱う店だった。
「あそこが気になるの?」
俺が聞くと、少し目を見開いて驚くサラ。
「ん。あそこに行ってみたい」
「なら行こう」
俺達は料理器具の店に入る。
店の中には沢山の調理器具が置いてあり、箸やコップから包丁や燻製器などまで取り揃えられていた。
サラが目を輝かせて色々と手に取って値段を気にしながら見ている。
値段なんて気にしないでも俺が払うのにさ。
「サラ、好きなものを買ってあげるから値段は気にしなくてもいいよ」
「……でも……」
「大丈夫。これでも沢山モンスター狩ってお金は腐るほどあるんだ。それに使わないと無くならないしね」
俺がそう言うと少し申し訳なさそうにしながらも1番気に入ったのであろう、エプロンを持ってきた。
「あれ? エプロンでいいの? ここには良い包丁とか沢山の調理器具があるのに」
俺がそう言うと首を振って、
「いい。私はこれをソラに買って欲しい」
そう言って微笑んでくれた。
まぁサラも気に入っている様だしこれを買ってあげるか。
俺はエプロンの値段を見るととんでもない値段だった。
30万円だと……!?
そんな高いエプロン存在するのか!?
だからサラがあんなに申し訳なさそうな顔をしていたのか。
まぁエプロンにしては高いだけで俺にとっては端金ですらない値段だが。
俺達は会計の店員のところまで行き、エプロンを買う。
『プレゼント用の包装をしますか?』と聞かれたので『お願いします』と頼む。
すると手渡せる時に俺にだけ聞こえる声で、
「彼女さん可愛いですね。向かいにあるアクセサリー店で何か買ってあげると更に喜んでくれると思いますよ。どうぞお幸せに」
と言ってアドバイスをしてくれた。
俺はまだ彼女ではないですとは言わずありがとうございますとだけ言っておいた。
サラの死亡フラグを全てへし折った暁にはサラに告白をする予定だからな。
俺は店員から受け取ったエプロンをサラに渡す。
「はい、サラ」
「……ありがとう!」
サラは受け取ったエプロンを胸に抱き締め、誰にでもわかるくらいの満面の笑みでお礼を言ってくる。
その笑顔に俺は思わず見惚れてしまい、やはりサラは女神の様な美しさだなと改めて感じた。
それじゃあ次はアクセサリー店に行きますか!
俺達は向かいの店に足を運んだ。
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ではではまた次話で。
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何故ならここからは俺達の透明化や隠密を看破できる先生がいるからだ。
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「ん? ———ひゃっ!?」
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今俺がサラをお姫様抱っこしたのだ。
決して俺がしたいからではない。
違うったら違うのだ。
サラは魔法使いのため、他の人よりも身体能力が高いとは言え教師に見つかれば逃げれるほどの能力はない。
ただ俺なら確実に逃げられるためサラをお姫様抱っこしていると言うわけだ。
まぁさっきは違うと言ったが、ほんの少しだけサラをお姫様抱っこしてみたいと思わないこともなかったが。
サラは流石に恥ずかしいのか俺の腕の中で顔を手で覆いながら縮こまっている。
かっ、かわいい……。
「か、かわいい……」
「ひゃう!?」
サラがまたもや声を上げる。
やばい、思ったことが口に出てたか!
サラは更に恥ずかしそうに顔を隠していたが、月明かりによってサラの耳が真っ赤になっているのが見えた。
正直この姿を永遠と見ていたいが、それだとデートが出来ないのでサラから物凄く眼球に力を入れて何とか目を離す。
俺の目はどうやらまだサラを見たがっていた様だ。
俺はサラが痛くない様にぎゅっと抱きしめ、一気にスピードを上げる。
周りの景色が一気に切り替わっていく。
先生を何人も見たが、気づかれる前に横を通り過ぎるため簡単に学園と街を隔てる壁まで着いた。
照れと羞恥から復活したサラが聞いてくる。
「……ここ越えれる?」
少し不安そうな顔をしている。
確かにこの壁は150m程あり、普通なら越える事は不可能だろう。
と言うか何でこんなに高くしたのかな?
金が無駄にかかると思うんだけど……。
まぁこの壁のせいで今まで誰も抜け出すことに成功していない。
しかし俺は人類最強と言っても過言ではないくらいに強くなっている。
俺はサラに安心させる様に笑いかける。
「大丈夫だよサラ。これくらいならわけないさ」
俺は【身体強化】と神気を30秒程で纏える限界の2%くらいの出力で発動して一気に地面を踏み込み、跳躍。
人間離れした速度でどんどん上昇していくが———
「届かない……」
サラの言う通りまだ届かない。
がここで俺は壁を更に蹴り再び跳躍。
そのお陰で一気に壁を越えて街の方に落ちていく。
着地の時は出来るだけ衝撃がサラに行かない様にする。
「ね? ちゃんと越えれたでしょ?」
「……ん! 凄いね!」
サラのテンションが上がっているせいか声色も元気になっている。
それじゃあデートのスタートだ!
俺達は街へと歩き出した。
☆☆☆
街に着くとまだまだ活気に満ち溢れていた。
ただ街には子供の姿は殆どなく、殆どが大人達で溢れかえっている。
しかし俺達は特に気にすることなく街へと繰り出す。
今俺たちの服装は制服ではないため、学園に通報される事はないだろう。
「サラ、どこに行きたい?」
一応サラにどこに行きたいか聞いておく。
「……何か食べたい」
よし、予想通りの返答だ。
サラはこう見えて食べるのが結構好きで、大食いの人達よりは食べないが、普通の男の大人と同じくらいの量は食べる。
「それじゃあ俺のとっておきの店に行こう」
「……うん!」
俺はサラを案内しながら他の店でも興味を引くものがないかサラを注意深く見ていると、ふとサラの視線が固定される。
そこには女の子の大好きなアクセサリー……ではなく料理器具を取り扱う店だった。
「あそこが気になるの?」
俺が聞くと、少し目を見開いて驚くサラ。
「ん。あそこに行ってみたい」
「なら行こう」
俺達は料理器具の店に入る。
店の中には沢山の調理器具が置いてあり、箸やコップから包丁や燻製器などまで取り揃えられていた。
サラが目を輝かせて色々と手に取って値段を気にしながら見ている。
値段なんて気にしないでも俺が払うのにさ。
「サラ、好きなものを買ってあげるから値段は気にしなくてもいいよ」
「……でも……」
「大丈夫。これでも沢山モンスター狩ってお金は腐るほどあるんだ。それに使わないと無くならないしね」
俺がそう言うと少し申し訳なさそうにしながらも1番気に入ったのであろう、エプロンを持ってきた。
「あれ? エプロンでいいの? ここには良い包丁とか沢山の調理器具があるのに」
俺がそう言うと首を振って、
「いい。私はこれをソラに買って欲しい」
そう言って微笑んでくれた。
まぁサラも気に入っている様だしこれを買ってあげるか。
俺はエプロンの値段を見るととんでもない値段だった。
30万円だと……!?
そんな高いエプロン存在するのか!?
だからサラがあんなに申し訳なさそうな顔をしていたのか。
まぁエプロンにしては高いだけで俺にとっては端金ですらない値段だが。
俺達は会計の店員のところまで行き、エプロンを買う。
『プレゼント用の包装をしますか?』と聞かれたので『お願いします』と頼む。
すると手渡せる時に俺にだけ聞こえる声で、
「彼女さん可愛いですね。向かいにあるアクセサリー店で何か買ってあげると更に喜んでくれると思いますよ。どうぞお幸せに」
と言ってアドバイスをしてくれた。
俺はまだ彼女ではないですとは言わずありがとうございますとだけ言っておいた。
サラの死亡フラグを全てへし折った暁にはサラに告白をする予定だからな。
俺は店員から受け取ったエプロンをサラに渡す。
「はい、サラ」
「……ありがとう!」
サラは受け取ったエプロンを胸に抱き締め、誰にでもわかるくらいの満面の笑みでお礼を言ってくる。
その笑顔に俺は思わず見惚れてしまい、やはりサラは女神の様な美しさだなと改めて感じた。
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