そしてふたりでワルツを

あっきコタロウ

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外伝(むしろメイン)

異聞十一  ゲツトマ冒険記( 伝説が残る国 上 編)

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※メイン:ゲツトマ ジャンル:上・下


***



 A国に伝わる伝承。

 この国には、はるか古より残る伝承がある。

 国の中心に位置する巨大な柱。
 天より降りたもうたこの柱が失われる時、国が滅ぶという話だ。

 何代も前の先祖から脈々と語り継がれてきたその物語が、はたして真実なのか虚構なのか。今、この国に生きる者は誰も知らない。
 ただ、国の中央には、するどく輝く荘厳な柱が存在する。それだけはまぎれも無い事実。

*

 B国に伝わる伝承。

 この国には、はるか古より残る伝承がある。

 国の中心に位置する伝説の剣。
 旅人の置き土産たるこの剣が抜き去られた時、国が滅ぶという話だ。

 何代も前の先祖から脈々と語り継がれてきたその物語が、はたして真実なのか虚構なのか。今、この国に生きる者は誰も知らない。
 ただ、国の中央には、いつまでも褪せない剣が存在する。それだけはまぎれも無い事実。


*

 【伝説が残る国 上】

 色とりどりの鮮やかなバルーンが空を漂い陽光に映える、いかにも栄えた大観光地。
 国の正門を抜けてすぐの大通りには所狭しと屋台が並び、広場ではパフォーマーが、どこか気の抜けた音楽に合わせて大道芸を披露している。
 
 パフォーマーを珍しそうに眺めるカップルの後ろを、「1D01」という札を首から下げた男がひとり、通り過ぎた。

 それは、頭頂からつま先まで文句のつけようの無い美しい男。
 片側を仮面で隠していても分かる端正な顔立ち。突き抜ける蒼穹の瞳に、まばゆく発光するかのような金の髪。完全な左右対称を持つ体躯と、一片の歪みも無い姿勢。
 周囲のどの人間よりも洗練された外見を持つその男の名は、トーマス・ファン・ビセンテ・ラ・セルダ。
 諸事情で、生まれた国を追われた王である。

 トーマスが歩けば、その所作だけで人々の視線が集まり一瞬にしてパフォーマーを凌駕する。一歩ごとに投げかけられる感嘆の息遣いを引き連れる姿はまるで眩惑のパレード。
 客引きすら声をかけることを忘れ立ち惚けるなか、自らの使命を忘れなかった男が彼の肩口へと進み出た。

「こんにちは、識別記号『1D01』の旅の方。わたくし、あなた様の滞在中にご案内を勤めさせていただく者にございます。よろしくお願いいたします」

 恭しくお辞儀をした男の胸元にはトーマスと同じく、「1D01」と書かれたプレートがついている。

「ええ、よろしく」

 仮面の天使の微笑みに、案内人はもう一度深々と頭を下げた。

 この国は、主に観光を資源として成り立っている。
 観光事業に関する力の入れ様は世界でも他に類を見ず、周辺の国からは”観光大国”と呼ばれているほど。入国から出国まで旅人に一切のストレスを感じさせないよう、特種なシステムが取り入れられている。

 最大の特徴は、旅人札と呼ばれる一枚の札である。
 入国する者は、まず門にある詰所にて記号が書かれた札を受け取る。記号は旅人ひとりひとりに割り当てられた識別コードとなっており、国内ではこの札を使用してあらゆるサービスを受けられる仕組みになっている。

 例をあげれば、ひとつは宿屋の利用。受付は札の提示だけで手続きが終了し、札はそのまま部屋の鍵としても機能する。

 また、あらゆる会計も札によって効率化されている。食事や買い物をする際にその場での支払いは発生せず、札を提示すれば利用した金額が記録されてゆき、出国の際に一括で支払いをするという方式が取られている。

 それから、札照合による案内人システム。札を首から下げて入国すると、同じ記号を持つ案内人と合流できる仕組みになっており、ひとりひとりに専属の案内人がついて滞在中に不便が無いようサポートするというものだ。

「まずは宿へご案内いたします。道中の御暇つぶしに、この国に伝わる小話などひとついかがですか?」
「聞きましょう」
「承知しました」

 案内人が先立ち、ふたりは歩き始める。
 何かご質問があれば御気軽に、と断わりを入れて、案内人は謡うように語り始めた。
「この国には、はるか古より残る伝承がございます」
 と。



 かつて、この国はさしたる特徴の無いごくありふれた小国だった。
 国民の生活はこじんまりとまとまったもの。自分たちの暮らしをまかなえる程度の農業で自給自足をし、余暇には国民みんなで小さな祭りを開いて日々を過ごす。
 牧歌的でのんびりとしている。それだけが特徴の国。

 そんな国に、ある日、外から旅の一団がやってきた。
 彼らの目的は、この世界の大きさを解明すること。世界の端まで旅をし、距離を測るという。数十名いる旅団員たちは皆、気象や地学の専門家達だと言い、それぞれが世界の謎の解明に向けて生き生きと目を輝かせていのだそうな。
 
 すでにかなりの長さを進んできたという彼らは、なるほど言葉通り、服装や持ち物をはじめ、交流を深めるうちに分かってきた文化・風習・常識にいたるまで、あらゆる面で見たことも聞いたこともないような内容を語った。

 その中でも、この国の者の目を特に惹きつけたのは、旅の要だと言われている大型の機械。
 自動車や電気製品すら開発されていなかったこの国にとっては、人が数十名乗り込めて生活まで営めるという旅団の大型車を目の当たりにしただけでも衝撃であったのに、なんとその車の半分は機械に占拠されていたのだという。

 旅人たちの話では、この機械は正確に距離を測定できるだけではなく土の質や温度、密度、地下の様子なども詳細に調べることができるそうだ。
 これを聞いて、先祖たちは「使用しているところが見たい」と頼んだ。旅の一団は特に渋ることもなく承諾し、早速、国の地質や地下の様子を調べてみることになった。

 今でこそしっかりとした国壁や門、入国審査があるものの、当時は国の境界も曖昧な平地。
 旅の車は農地や家を荒らさないように気を付けながら国土をまっすぐに進み、おおよそ国の中央あたりで停車して調査をはじめる。

 国民達が見守るなか、旅の一団が機械を操作してしばらく。
 笛に似た音が周囲に鳴り響き調査の終了を告げ、機械からカタカタと紙が出力されはじめた。
 未知の技術に国民達はずいぶんと面白がり、手を叩いて喜んだ。そんな彼らに、『大切なのはこの結果である』と旅団の代表は解き、縦に長いその紙を一行ずつ眼で追ってゆく。

 するとどうしたことだろう。
 それまでなごやかに微笑んでいた代表の表情がみるみる曇りはじめたではないか。代表を囲んで結果を覗き込んでいた旅団の面々も、皆同じように青ざめてゆく。
 何も分からない国民にも、良からぬ結果が出たらしいということだけは理解できた。

 国民達が不安を抱えて見守るなか、旅団の代表は厳かに結果を告げる。
 この国は今、非常に危険な状況にある、と。

 調査の結果、この国の地下には大きな空洞があることが判明した。その空洞は国土とほぼ同じ広さで、放っておくと国全体が陥没してしまう。
 すでに今、皆は薄氷の上に立っているようなもの。いつ足元が崩れてもおかしくない緊急の状態で、早急に対応が必要である。

 対応方法にはいくつか候補があるが、手早く実現可能な方法として、空洞の中に骨として支柱を組み込み、崩れないように支えを作るのが良いだろう。
 支柱にする素材は、通常の石や金属だと長く時がたてば劣化していずれは朽ちてしまう。いつまでも国を支え続けるためにいつまでも変わらぬ素材が必要になるが、これについては旅団がもつ金属加工技術で対応が可能。半永久的に錆びない金属を生成することができるはずだ。

 幸い、旅団には地盤工事の専門家も居る。人手が必要になるから、国民にも手伝いを頼みたい。

 代表の話をまとめると、おおむねそのような内容だったらしい。
 もとより自分達の国の事。国民からも反対の声は無い。

 こうして話はすぐにまとまり、旅団とのスムーズな連携で素早く工事は進んだそうだ。
 国全土の地下を横断する工事。それなりの月日はかかったが、その間、奇跡的にどこも崩落することなく地面は保たれ。



「そうして今なお、わが国はこの場所で繁栄し続けている。というのが、古くからある伝承です。はたして真実なのか虚構なのか。今、この国に生きる者は誰も知りません」
 と、案内人は昔話を締めくくった。
 幾度となく、同じ距離を、同じ話をしながら歩いたのだろう。計算されつくしたかのように寸分の狂いなく、話が終わると同時に一軒の建物にたどり着いた。
「こちらが、本日お休みいただく宿屋でございます」

 カウンターで受付を済ませた後、トーマスが振り返ると、少し引いて待機していた案内人に再び声をかけられた。

「この後はどうされますか?」
 部屋で休むも良し、観光するも良し、買い物をするも良し。いずれも希望すれば最適なサービスを受けられると案内人は言う。
 
 そこで、トーマスは切り出した。
「先の伝承にあった、どれだけ時間が経っても錆びることのない金属というのは実在するのだろうか?」
 眉唾ものだが、本当に存在するのならば有用性は高い。一見する価値はじゅうぶんにある。
 そう考えて、宿屋までの道中で昔話を聞きながら露店の品揃えや建造物の装飾を眺めていたが、それらしき金属は見分けられず。

「はい。地下に支柱として張り巡らされているかどうかはともかく、金属自体は実在します。一部であれば見て触れることも可能となっております。展示場所は夜間には閉鎖されてしまいますので、近道で参りましょう」
 
 ということで、その足で向かってたどり着いたのは、観光大国と言われるこの国のなかでも特段に人が多い場所だった。
 食品や土産を売る屋台はどこも行列が出来、人の動きがとめどなく川のように流動している。
 その中央には、ひときわ長い列がつくられていた。

「この列の先に、件の金属がございます。当国一番の観光名所でございますゆえ、御覧いただくには少々並んでお待ちいただかなければなりませんが、閉鎖時間までには間に合うかと存じます」
「いや、場所が分かれば結構」
 案内人が列の最後尾へ向かおうとするのを引き止め、トーマスは微笑んだ。



 深夜。

 閉鎖されているはずの広場に、人影がふたつ。
 月光を受け鮮やかに輝く柔らかな金の髪の人物と、今しがたまでこの広場を守っていた肉片を恍惚と見下ろす深紅の捕捉者。
 他に人の気配は無い。少し離れたところに夜間でも賑やかな区画があり、起きている旅行者は皆そちらへ案内されているのだろう。
 
 微かに漂ってくる音楽を小耳で聞き流しながら、トーマスは昼間見送った広場の中央へと向かう。

 そこには、細身の剣が一本、まっすぐ地面に突き立てられていた。いや、飛び出していると言う方が正しいのだろうか。

 剣の横には”伝説の剣”と書かれた看板が立ち、その側に受付台のような小さなテーブルが野ざらしにされている。
 台の上には案内人から聞いたものと同じ伝承がつづられたパンプレットが並んでおり、補足を読むことができる。

 それによれば、この剣はもともとは剣の様相はしていなかったらしい。
 ただ地面から棒状の金属が飛び出しているだけだったと。
 
『この棒は地下の支柱群の一端で、唯一地上に露出している部分だ』

 遡れないほど何代も前から、そう言われ続けてきている謎の棒。
 本当に地下の支柱群とつながっているのか。そもそも、地下に支柱群があるという伝承は本当なのか? 
 長い間語り継がれてきているものの、実際に地面の下を見た者はいない。

 地面から金属がひとつ飛び出しているのを見た誰かが、おもしろおかしく創作した話である可能性は無いのだろうか?
 歴史のなかには、当然そのように考えた者もいる。

 しかし確認しようにも、この国にはそれをたしかめる術が無い。
 考えうるあらゆる方法で金属を抜こうとしたが抜けず、折ることもできない。ならばと周囲の地面ごと掘り返そうにも、固い地質にぶつかってしまい一定のところまでしか掘り進めることもできない。

 どうせどうにもできないのであればと状況を逆手に取り、飛び出した金属に剣の柄をかたどったかぶせ物をして、国のシンボルとしたのがこの剣である。

『絶対に抜けない伝説の剣だよ! 触っても良いけど……もし抜けちゃったら、国が陥没して滅んでしまうかも! 気を付けて丁寧に扱ってね!』

 現在は、伝承は創作のお伽話という認識なのだろう。
 紙面には、剣を擬人化した不細工なキャラクターが剣をひっぱっているイラストが煽りのように挿し込まれている。
 
 全文を読み終え、トーマスはパンフレットを折りたたんだ。
 そして剣へと視線を移す。

 伝説の剣、と呼ぶには名前負けする印象だ。
 装飾には取り立てて褒めるところが見つからず、あとから作って被せたという柄は、人々の手垢のせいか必要以上に酸化と薄汚れが際立っている。

 その柄と反するように、刃だけが、一片の錆びも曇りもなく夜の光を反射していた。

 どれだけ丁寧に保管したとしても。どれだけ丹念に磨いたとしても。普通の刃物であったらば、この状態に保つことは不可能であろう。
 覗き込むトーマスの姿を、まるで今つくられたばかりのように映す剣。
 これが、錆びない金属。

 警備が見回り程度しかされておらず非常に甘いのは、抜けないことによほど自信があるということか。
 試しにと柄を握って力を入れてみるも、なるほどたしかにピクリとも動かない。

「ゲツエイ。この剣を抜け」

 呼べば、深紅の闇がすぐそばに顕れる。

 闇が汚れた手で剣を握れば、ニチャリと水気のある音が立つ。そのまま引き抜こうとするも、難しいようだ。剣は微動だにしない。
 いくらゲツエイが並外れた運動能力を持っているとて、さすがに地を引き裂くほどの怪力というわけではないらしい。

 ゲツエイにも抜けぬとなると、いかにしてこの希少金属を手に入れるか。
 トーマスが思案するあいだ、ゲツエイはヌルつく手と剣を服の端で拭ってみたり、柄を握って飛びあがってみたり、鉤爪で刃を叩いてみたりと試行錯誤を繰り返す。
 
 と、その動きがふいに止まった。

 まるで誰かと会話するように「わうわう」と小さく呟き、頷いて刹那。
 突如その場でしゃがみ、空を切る音すら立てず素早く刀を地に振り下ろした。

 パキ、と微かな音がして。

 トーマスが目を向ければ、刀は絶妙な角度で剣と地面のほんのわずかな隙間に突き立っていた。
 そこに隙間を空けることができると知っていなければわからないような場所に、爪の先ほどでも狂いがあれば入らないような角度で、まるで鍵のように挿し込まれた刀。

 ゲツエイは刀を引き抜き懐にしまうと、ふたたび剣の柄を握る。
 そして、スッと。
 何の障害も無かったかのように、抜いた。

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