ダンジョンが出現して世界が変わっても、俺は準備万端で世界を生き抜く

ごま塩風味

文字の大きさ
51 / 145

またまた大臣訪問

しおりを挟む

朝食を食べていると、立川基地連絡が有り、基地に来て欲しいと言われるが、今回はやる事がいっぱいなので断るとこちらに来ると断りたかったが、何やら急いでいるので了承した。



連絡が来てから1時間もしない内にヘリでやって来た、今回は防衛大臣と農林水産大臣と幕僚官僚達が来た。



ダンジョン攻略のお礼を言われてから本題に、農林水産大臣から聞いた内容は今更な事で呆れた。



「大曽根くん今日本は 未曾有の危機を迎えている、アメリカからの食糧援助を中止すると一方的に通告してきた、このままで行くと夏には避難所では配給が滞る事態に陥る、そこで知恵をお借りしたい」



「知恵をと言われましても、最初から解っていた事じゃ無いのですか、その為に北海道奪還作戦を組んだんでしょ?」



「勿論対策は取っている、北海道、四国、九州では農業生産は開始して要るがモンスターの襲撃により、予定していた生産量を確保出来なかった」



「そんなこと俺達に言われてもどうしようも無いじゃ無いですか」



「解っている、我々も藁をもすがる思いで何か無いか伺っただけで無理強いする気は無い、ただダンジョンから果物を収穫出来たり、我々の想像を超える事を大曽根くんは起こしてる、それにここは今の世界では考えられ無いほど充実してる」



「この拠点は政府から正式な自治を認めて貰ってます、我々が充実した拠点を作ったのは我々の努力だ、搾取する気なら我々は今後一切の協力はしない」



「農林大臣何を言って要るんだ、我々の友好関係を壊すつもりか」



「違います、そんなつもりは有りません」



「俺から言わせて貰えば何時まで避難民扱いするつもりですか、ここでは皆働いて居ますよ、避難所で何もしないで飯だけ食わせろって、俺らから言わせて貰えば舐めてますよ、今更選挙も無いでしょう土地が有るなら田畑を作れば良いし、戦える者はダンジョンの浅いところで鍛えれば良いでしょう」



「我々も解っている、勿論協力してくれる人も沢山いる、ただ野党の先導で協力的で無い者も多く政府に責任を押し付けて反発して今にも暴発寸前なんだ」



「そんなの働かない者の良いなりに成っているからでしょ、働かない者に食糧を渡さなければ良いじゃ無いですか」



「そんな非道な事は出来ない、それにそんな事をすれば避難所で略奪行為が起きる」



「じゃあ、働く者を近隣の農地に自衛隊が安全を確保して住まわせれば良いじゃん、立川の避難所には働かない者だけ残して好きにして貰えば、それで暴動が起きれば堂々と捕まえて働かせれば、本当は島流しにしたいけど今じゃ島に行きたい人の方が多いから」



「そんな非道な事出来ない、働けない者もいる」



「この状況で夢見ても解決しませんよ、老人だって子供だって働けます、酷使しなければ良いだけです、怪我や病気の人は医師の判断の元で政府が援助すれば良いだけ、もう元の世界には戻らないのだから働かざる者食うべからずですよ」



「でもどうやって安全を確保するかが問題だ」



「良い場所が有るじゃ無いですか」



「どこにそんな場所が?」



「米軍基地ですよ、あそこなら土地も広いし荒らされていない住宅もあるし、回りは畑も多い最高の場所でしょ、それにあそこは今は無人だしね」



「確かにアメリカに引き上げたが安保上あそこに手をつける訳には」



「何時までアメリカに尻尾振れば気がすむの、何が安保だよアメリカは日本から逃げたんでしょ今更安保も糞も無いでしょう」



「確かに今更安保も無いな、議題に挙げてみよう」



「先に隊員達に調査させよう」



「それで防衛大臣は何をしに?」



「こんなやり取りの後言いにくいのだが、隊員と研究者をここに置いて貰えないか」



「お断りします」



「待ってくれ話しだけでも聞いてくれ」



「聞くだけなら良いですが、俺は監視されるのが嫌いです」



「監視するつもりは無いから安心してくれ、実は仲間に成った魔物達の事で相談したい、仲間にした隊員と研究者の滞在をお願いしたい、勿論滞在中の食糧等はこちらで用意する、何とかお願い出来ないか考えて欲しい」



「そう言う事なら考えても良いですがうちの子達を実験台にする気なら只じゃ置きませんよ」



「そんなつもりは無い、育成方法が知りたいだけだから、ここにはスノータイガーのお母さんも居るからお願いしたい」



大臣達を送り出してから皆に相談すると、マリアも俺に任せると言うと、歩美が暴走したが皆も賛成してくれたので受け入れる事にした。





しおりを挟む
感想 125

あなたにおすすめの小説

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

自由でいたい無気力男のダンジョン生活

無職無能の自由人
ファンタジー
無気力なおっさんが適当に過ごして楽をする話です。 すごく暇な時にどうぞ。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。

もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
 ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました

御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。 でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ! これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。

処理中です...