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ブルネイ①
しおりを挟む「あっ」
「あーまたやった」
いまだにちょっと気を抜くと、力の加減できず箸を折ってしまう。
「大部力の加減できる様に成ったけど、まだ気を抜くと折っちゃう、クレアに指導して貰ったけどまだまだだな、クレアはスパルタだからもう指導は嫌だよ、もしかして若いドラゴンたちはクレアが怖くて逃げたんじゃ無いかな」
「あ、クレアお帰り」
雅也は身体中から冷や汗が吹き出し、ゆっくりと後ろに振り返った。
「びびった?」
「止めてくれよ、心臓に悪い」
「あはは、引っかってやんの」
「じゃー、クレアが帰って来たら、今後の為に貴女達もクレアの指導受ける」
「・・・・・」
雅也達がのんびり過ごしてる同時刻、大島の対策本部では、司令部移設と同時期に関西の反政府組織が夢島の避難所に襲撃を仕掛けていた。
政府はこれまで非殺傷兵器で対応してきたが、隊員の死傷者が多いので、総理から初めて実弾の使用許可が降りた。
総理の非難覚悟の決断だ。
同じ頃、NORADアメリカ軍北米航空宇宙防衛司令部では、蜂の巣を突いた様な状態だ。
太平洋艦隊を壊滅させたドラゴンが更に巨大なドラゴンとネバダ砂漠で戦闘中だ。
アメリカ軍は衛星とグローバルホーク等で監視して要る、司令部に届く映像はまるで怪獣映画宛らの光景で大地は燃え、クレーターを作り、司令部では誰一人言葉を発しなかった。
ドラゴン達が戦っている場所から25キロ先にはラスベガスが有り、今ラスベガスは逃げ惑う人々でパニック状態で有る。
ただ、アメリカ軍もドラゴンに手を出すと反撃される為、見守り嵐が過ぎ去るのをじっと待っていた。
それと、アメリカ軍は日本にもドラゴンが飛来していた事を衛星で監視していた、日本も壊滅かと思っていたが、まさかドラゴンを倒すとは思いもよらなかった。しかももう一匹ドラゴンが日本に上陸したのに突然消え。
現れたと思ったら、日本の村から50メートル級のドラゴンがロシア方面に飛び立ったにも関わらず村が無事で有る。
アメリカは太平洋艦隊を殲滅させたドラゴンを日本が倒した事実に更に驚愕した。
アメリカは情報局を使い、この地域を探る指令を出した。
ブルネイ出発を翌日に控え、雅也や彼女達は、アメリカが村に注目してるとは露知らず、のんびりと出発の準備をしていた。
翌日、俺達は横田基地からブルネイに向かう為に政府専用機に乗り込んだ。
今回はグリフォン達も連れて行く事に成った。グリフォン達もお留守番の予定だったが、俺が死にそうに成りどうしても着いて行きと聞かないので、許可を取り連れて行く事にした。
マリアも来たがったが、輸送機以外マリアは乗れないし、輸送機は今物資の輸送で飛び回っているから使え無いので、マリアはお留守番。
機内に入ると外務大臣が出迎えてくれた、機内はグリフォン達の為に座席を外しスペースを作ってくれていて、グリフォン達ものんびり空の旅を楽しめる。
隊員達も最初は怖がっていたが、コミュニケーションが取れるので勇気有る女性隊員が撫でさせて欲しいとお願いすると、他の隊員達まで便乗してグリフォン達は記念写真を撮ったり大人気に成った。
機内は映画等のサービスは無かったが、ポータブルプレイヤーなどを持って来たし中を見学させて貰ったので、8時間半のフライトは快適だった。
無事にブルネイに着くと、出迎えの人々に歓迎されると同時にグリフォン達に驚かれる、お決まりを終え大使館に向かった。
ブルネイでは3つのダンジョンが発見されていて、2つは攻略済みで有る。
ブルネイでは国土の70%が未開拓地の為、3つ以外見つかっていないようだ。
俺達は2つのダンジョンの改変が今回の任務だ。
大使館に着くも、直ぐに王宮で歓迎のパーティーが催されるらしく、俺達は物資回収で手に入れたドレスやタキシードに着替えた。
女性達の準備には時間が掛かるので、大使や外務大臣と話していると、ブルネイは一夫多妻制で最大4人まで妻が持てるらしく、俺と一緒だねと冷やかされてしまった。
グリフォン達にはお留守番してて貰い、俺達は王宮に向かった。
王宮の前には大きな池が有り、ライトアップされた王宮は、アラジンの物語りに出てくるお城のようでとても豪華で有った。
王宮に着くと王様に謁見する為に、一旦応接室に通された。
部屋の中は豪華で、ど庶民の俺達は緊張で、出されたお茶すら飲めなかった。
ついに謁見の用意できたと呼びに来て着いて行くが、新撰組の彼女達の歩き方が可笑しい、まるで壊れたロボットみたで俺まで更に緊張してしまう。
そんな俺に大使は緊張しなくても大丈夫ですよと声を掛けられる。
謁見室に入ると、中は豪華では有るが想像では高い所に王座が有るのかと思ったら、普通に平らな部屋だった。
正面に椅子が並んでいて、中央に王様と王妃が座っていて、周りの椅子が気に成ったが、王様に挨拶をした。
俺達はマレー語が解らないので、大使に通訳して貰い話したが。
彼女達の事とかグリフォンの事を聞かれたが、緊張で頭に何も入って来ない王様と話した。
大使が上手く纏めてくれて無事退室。
待合室に戻ると、大使館を出る時はお姫様気分で来たのに、謁見が終ったらどっと疲れたのか帰りたいと言い出した。
大使館の皆さんや大使に説得されパーティーに出る事に成ったけど、やっぱど庶民がパーティーなんて最初から無理だったんだ。
パーティーと言っても晩餐会だったので、大人しく食事をしているだけだった。
一人俺達をずっと見ている者にも気づかず、マレー語が解らないのでつたない英語で、顔をひきつりながら笑顔を作り、晩餐会が始まった。
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