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第二章 メインヒロイン決定戦 

シリーまたまた課金ガチャを回す

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 そこまででシリーは、幻想ファンタジー課金ガチャを11回もまわしていた。ガチャから110個もの商品が排出はいしゅつされた事になる。終わった後で課金ガチャがそわそわしている。

「どうした課金ガチャ?」

「……おめでとうございます。11回目にてレア度Rまでの商品を全てコンプリートしました。」

「わはははは。終わったか。それって、どの商品なのかな? 獲得したクラスを教える事って出来るか?」


「かしこまりました。
 それでは、これまでに獲得したレア度NR(Bランク相当)の戦闘用のクラスを発表します。
 肉体強化  
 精神強化  
 戦術応用  
 盾技Ⅱ 
 大剣技Ⅱ 
 短剣技Ⅱ 
 剣技Ⅱ 
 斧技Ⅱ 
 双剣技Ⅱ 
 鎌技Ⅱ 
 拳技Ⅱ 
 銃技Ⅱ 
 弓技Ⅱ 
 砲技Ⅱ 
 魔法Ⅱ(杖) 
 黒魔法Ⅱ(グリモワール) 
 呪魔法Ⅱ(呪符) 
 回復魔法Ⅱ(メイス) 
 治癒魔法Ⅱ(水晶クリスタル) 
 精霊魔法 
 近距離素手真技
 中距離範囲真技
 以上22種類の商品です。

 続いて、これまでに獲得したレア度R(Aランク相当)のクラスを発表します。 
 肉体大強化  
 精神大強化  
 大戦術  
 盾技Ⅲ 
 大剣技Ⅲ 
 短剣技Ⅲ 
 剣技Ⅲ 
 斧技Ⅲ 
 双剣技Ⅲ 
 鎌技Ⅲ 
 拳技Ⅲ 
 銃技Ⅲ 
 弓技Ⅲ 
 砲技Ⅲ 
 魔法Ⅲ(杖) 
 黒魔法Ⅲ(グリモワール) 
 呪魔法Ⅲ(呪符) 
 回復魔法Ⅲ(メイス) 
 治癒魔法Ⅲ(水晶クリスタル) 
 中級精霊魔法 
 斥候スカウト技 
 近接素手極技
 中距離範囲極技

 以上23種類の商品です。

 続いてジョブの方も発表しますか?」

「いや。もう生徒達につけるジョブは決まっているから、クラスだけで十分だよ。けっこうたくさん取れたな。Nランクが出なくなったら、体感でモンスターカードが前より多く排出はいしゅつされた気がするけど、NR以上と言ってもNR(B)やR(A)のものばかりだったな。SRが出たのは3枚だけだ。」

「そうですね。ですが、これからは全てがSR(S)以上になります。そうなると全てのSSRやLRの排出はいしゅつ確率が飛躍的に上がりますよ。今までSRが引けた確率でLRが出ますからね。因みにコンプリートはもうありませんが、SRとSSRも2回引けば次から同じ商品は出ません。私の課金ガチャは引けば引く程に良い物が出る確率が上がるんです。それこそ天井のような確率も存在します。」

「わはははは。それは楽しみだな。では次からは英雄ヒーロー課金ガチャに挑戦しようか。余分に用意してあったから残り1800ゴールド以上はあるぞ。6回引けるのか?」

「そうなりますね。ですが、ポイントがかなり貯まってますから、続けて武器防具ガチャがたくさん引けますね。」

「おい。聞いてないぞ。」

「武器防具ガチャは、課金ガチャで100万ゴールドを消費すると25ポイント貯まるポイントで引ける武器と防具用のガチャです。8ポイントで一回引けます。ですが、排出はいしゅつされる武器と防具は殆どがレア度NRなんです。こちらの世界でいうBランク品ですね。」

「まてまてまて。Bランクでも市場に出回っているやつの中では、かなりの高級品になるぞ。いや。高級過ぎて出回ってはいないな。」

「そうですか。では英雄装備をこちらの世界のSランクの0.5くらい上のとします。英雄装備がうちの商品で言う所のレア度SSRよりも少し劣るといった所でしょうか。なのでBなどゴミって事なんですよ。」

「そうか。と、いう事は俺達が本当にどうにかしなければならないのは、武器と防具という事になるな。」

「俺達という言葉は相応しくないですね。シリーさんだけが装備出来る武器と防具が武器防具ガチャからは排出はいしゅつされます。武器防具ガチャ確率。
 89%レア度NR  Bランク
 1%レア度R   Aランク   
 3%レア度SR  Sランク   英雄装備以下 
 無 レア度  SRとSSRの間   英雄装備
 3%レア度SSR        英雄装備以上 
 2%レア度FR            真英雄装備 
 1%レア度MGOD        神話級装備 
 0.5%レア度GR(プレミアム) 神装備 
 という感じで、排出はいしゅつはされますが、SR以上の装備は、シリーさんにしか装備出来ないというわけです。Aランクの装備も出ますが、生徒さん達で分けるとしても数が足りないはずです。」

「わはははは。分かった。じゃあ。英雄ヒーロー課金ガチャ6回分をよろしく頼む。」

「聞き流しますね。6回分設定しました。では引いて下さい。」


 シリーが英雄ヒーロー課金ガチャを回すと目の前の空間に虹色の大きな鳥の群れが通過し、レインボーの魔法陣が六つ現れた。黒板の前には、とても大きな美輪●宏のような金髪で長い髪の男性の立体映像がカットインされる。おじさんは「あらやだ、とんでもないものを引いたわね。超絶熱いわよ。」 と言ってクスリと微笑んでから消えていった。
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