バキューム老婆

橋本光二

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バキューム老婆

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中世ヨーロッパの森の中。夜、雷雨の中、馬を走らせる騎士がいた。
騎士の行く手に洋館が見えた。そこに辿り着いた騎士は雨宿りを始めた。すると洋館の灯りが付き、ドアが開きランプを手にした老婆が現れた。
「中に入って休んでください。ここには私しかいませんから」と老婆が言うと騎士は「かたじけない。お言葉に甘えます」と言い、洋館の中に入った。
「こちらの部屋で休んでください。亡くなった夫が住んでいた部屋です」と老婆は言い、騎士を部屋に招き入れた。
「今、温かいスープをお持ちしますからね」と老婆は言い、部屋から出ていった。
騎士は甲冑を外し、ベッドに座った。
やがて老婆がドアを開け、部屋に入り、スープを勧めた。
熱いスープを飲み込んだ騎士はどっと疲れが増し急に眠気がさし、ベッドに仰向けになり寝てしまった。
暫くして。
騎士は股間に異様な快感を感じ、眼を開けた。
部屋のランプが騎士の股間に濃厚な化粧をした顔を埋める老婆を照らしていた。
老婆は全裸の騎士のペニスを吸引している。
ペニスは生温かい感触で老婆は舌で騎士の亀頭をこねくり回している。
凄まじい快感で騎士は大量のスペルマを老婆の口中に発射した。
老婆は強く吸引し一滴残さず騎士のスペルマを飲み干した。
「ああ、美味しかった。これで、また若返るわ」
老婆は、そう言って、好色の笑みを浮かべた。
ランプに写った老婆の笑みは、騎士に魅力的に感じた。
老婆は、さらに、騎士のペニスを口でしごく。
さっき、大量のスペルマを発射したにも、拘らず、騎士のペニスは、増大し硬直していった。
老婆の、ネットリした生温かい口中の刺激で、騎士は更に大量のスペルマを老婆の口内に放出してしまった。
その後、騎士は、心地よい気持ちで眠ってしまった。
窓から朝日が差す。
騎士が眼を、覚ますと、ベッドに縛られた縄は、無かった。
騎士は、起き上がり、服と甲冑を身に付けた。
部屋のドアを開けると老婆がいた。
「ありがとうございました。では、行きます」と騎士が言うと、老婆は、頷き、「また、来たくなれば、お出で。待ってますよ」と、言った。
騎士は、一礼して、家から出て、馬に乗った。
そして、森の中に消えて行った。
(完)
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