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海に叫ぶ
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昼間に仕事をした監督には「優しく。あくまで恋人にするように。」と指示を出され、春川によく似ていた女をそうするように抱いた。
しかし春川が自分の腕の中にいると、そんな優しいことはできそうにもない。早く彼女の中に入れたい。そう思えてたまらなくなる。
「痛い?」
それでもはやる気持ちを抑えて、桂は彼女の中に指を入れた。ぬぷっという水の音がする。その中はとても熱い。そしてぎゅっと彼の指を締め付けてくる。
彼女は堪えているように首を横に振った。だがそれは彼女が我慢しているのだと思う。白い肌はすでにピンク色に染まっている。息も荒い。
「すごい。熱い。ぎゅって締め付けてくる。離したくない?」
「う……ん……。」
昼にした女が息も絶え絶えに感じているのを見ていると、もっとしっかり演じろといいたくなったが、彼女がこんなに自分で感じるのを見るととても愛しくなる。それが感情の差なのかもしれない。
指を動かすと、さらに彼女の声が高くなる。
「んっ……。」
もっと喘がせたい。もっと喜ばせたい。桂は中指だけの指を人差し指も入れた。やはり少し狭い。
「ルー。平気?」
「啓治。大丈夫。んっ……。だめ。そこばっかりいじっちゃ……。」
「ん?ここ、気持ちいい?」
指を少し曲げて、壁をこする。そこが彼女がいいところだったらしい。抱き起こすと、彼はまた彼女の唇にキスをする。そしてぐちゃ、ぐちゃと卑猥な音がするところを何度も責めあげる。その度に彼女は軽く震え、その震えはやがて痙攣するように大きくなり、ついに我慢していた声も抑え切れないほど大きくなる。
「ああああっ!イく!イくからぁ!」
そう叫び彼女は大きくびくっと痙攣すると、そのまま彼の腕にもたれ掛かった。指を抜くと、そこから追いかけるように愛液がシーツを濡らす。
「ルー。可愛い。俺でイった?」
ぼんやりと見ている彼女はゆっくりとうなづいて、彼の手から少し放れた。そして少し笑ったかと思ったら、彼を押し倒すように体に手を置く。予想もしないことに、彼は少し驚いたように彼女を見た。
彼の体に彼女が覆い被さる。そして彼の頬に手をおくと、彼女の方からキスをする。今までの彼女にない行動だった。
「んっ……んっ……。」
彼女の方から舌を差し込み、それが離れると彼の首に唇を這わせる。
「んっ!責めたいの?」
「……跡を付けたら、明日の仕事にまずいわね。」
「ルー。」
「私もあなたを感じたいから。」
よく丁寧に手入れをされている体だ。筋肉も見せるだけじゃなくて、彼の体格に合わせた体位で責めないといけないので、その要求に応えられるようにしているのだろう。
そして彼女は彼のそそり立ったモノに指を這わせた。僅かに濡れていて、そしてそれに口を付けると彼は低くうめいた。
「んっ……ルー。だめだ。すぐ出る。」
「早漏ってわけじゃないみたいなのに?」
「我慢してんだ。」
「じゃあ、口に出して。」
咥えようとして口を開けた彼女だったが、彼はすぐに起きあがり彼女の唇にキスをすると、その下にまた指を這わせる。
「あっ!あなたも……気持ちよくしたいのに……。」
「だったら、入れていい?」
「……一度出したら……。」
「あんたの口に出していいのか?」
「されたことはないわ。でも……。」
「それに一度出したら、長くなる。」
「いい。啓治。声が枯れるまで、感じさせて。啓治。好きよ。」
そういって彼女は彼のそれに口を付けた。
「んっ。」
確か、ここを……。
彼女は自分の書いた本の内容を思い起こしながら、彼のそれに口を付ける。舌で刺激をして、その先に吸い付く。すると彼の吐息が荒くなってきた。
「はっ……。ルー……。すごい。すぐイきそう……。」
AV女優からそれをされたこともある。というか、たぶん毎日されているのだと思うけれど、こんなにいいモノだっただろうか。彼は水の音をさせて、彼女がしている行為に吐息を弾ませた。
「ルー。イく。だめだ。はなせ。」
口に出してもいいとは言っていない。せめて外に出してやろうと思った。だが彼女はそれを止めなかった。
「あっ!」
少し高めの声で彼は絶頂に達し、彼女の口の中に精液を放出する。
根本からどくどくと口の中に注がれる温かく生臭いそれを、彼女は喉の奥にしまった。
「んっ……。」
ゆっくりとそれから口を離して、彼女は首を傾げた。
「どうした?」
「あまり美味しいものでもないのね。」
「無理にしなくてもいいから。」
すると彼女はいつもの笑顔に戻る。
「あなたにイかされたのよ。あなたもイかないと対等じゃないわ。」
「……でも自分の身を苦しめるぞ。」
「え?」
そういって彼は彼女を押し倒す。
「長くなるから。」
彼女のそこが見えるように、膝を立てる。するとその茂みの奥は、あまり使われていないように、誰のよりもピンク色だった。それがすでに汁を吹き出すように濡れている。指でそこに触れ、そして顔を近づける。
舌で刺激をすると、さらに彼女は甘い声で喘いだ。
もう十分だろう。彼はバッグの中から、コンドームを取り出す。そしてそれを破ろうとした。
「啓治。」
「ん?」
「……つけないで。」
「え?さすがにまずいだろ?」
「啓治。最初はあなたを感じたいから。」
その言葉に彼はコンドームを置いた。そして膝を立てた彼女の入り口にそれをすり付ける。
「どうした。ずいぶん積極的になって。」
「正直になったの。啓治。あなたが好きよ。」
「俺も好きだ。」
そのまま手を握り、彼女の中に少しずつ入れ込んでいった。ずいぶん狭いし、それにぎゅっと締め付けられる。
「んーーーー!」
ずいぶん濡れているのに痛いのか。彼女の表情が苦痛でゆがむ。
「痛い?」
「痛いわ。」
「力抜いて。ずいぶん絞めてる。これじゃあ動けない。」
彼は手を離すと、彼女の乳房に触れた。するとまた高く喘ぐ。
「ああんっ!」
そしてぐっとまたそれを中に入れた。
そのときなぜか達哉の言葉が思い出された。
「名器っているんですよね。この間の女、持って行かれそうになった。」
その通りだ。すごく気持ちいい。ぬめぬめしていて、ぎゅっと絞める。奥までたどり着いて、さらにそれがわかった。
「奥まで入った。」
彼はそのまま彼女を抱き起こす。
「痛いか?」
「もう……大丈夫。好きに……動いて。」
彼女の中に突き立てられた性器は、彼女の入り口にみっちり入っていて隙間一つない。そこに突き立てるように彼は抜き差ししていく。
「あー。すごい……。出したばっかなのにまた持ってイかれそうだ。ルー。また濡れてきた。」
「あぁっ!啓治!啓治!」
「ルー。好き。俺のモノになれ。」
「だめ……それはできない。だけどんっ!好き。啓治。好きよ!」
「また締まる。あぁっ!すげぇっ!」
彼女が先に達したのが幸いだった。彼はひときわ高く喘いだ彼女をまた抱き上げて、今度は後ろから入れ込んだ。
「んっ!」
今度はそこから手を伸ばし、下に下がっているその乳房にも手を触れた。その乳首の先がビンビンに立っている。そこを指でこすると彼女はイっていた意識をまた取り戻す。
「あぁっ!まだ、イってるからぁ。」
「イけよ。何度もイけ。」
行為はずっと続き、彼がその中に出したときには、もう外は明るくなる始めていた。
気を失うかと思ったほど乱れた彼女は、ぼんやりと宙を見ている。それに布団をかぶせた彼は、ぎゅっと彼女を抱きしめた。
しかし春川が自分の腕の中にいると、そんな優しいことはできそうにもない。早く彼女の中に入れたい。そう思えてたまらなくなる。
「痛い?」
それでもはやる気持ちを抑えて、桂は彼女の中に指を入れた。ぬぷっという水の音がする。その中はとても熱い。そしてぎゅっと彼の指を締め付けてくる。
彼女は堪えているように首を横に振った。だがそれは彼女が我慢しているのだと思う。白い肌はすでにピンク色に染まっている。息も荒い。
「すごい。熱い。ぎゅって締め付けてくる。離したくない?」
「う……ん……。」
昼にした女が息も絶え絶えに感じているのを見ていると、もっとしっかり演じろといいたくなったが、彼女がこんなに自分で感じるのを見るととても愛しくなる。それが感情の差なのかもしれない。
指を動かすと、さらに彼女の声が高くなる。
「んっ……。」
もっと喘がせたい。もっと喜ばせたい。桂は中指だけの指を人差し指も入れた。やはり少し狭い。
「ルー。平気?」
「啓治。大丈夫。んっ……。だめ。そこばっかりいじっちゃ……。」
「ん?ここ、気持ちいい?」
指を少し曲げて、壁をこする。そこが彼女がいいところだったらしい。抱き起こすと、彼はまた彼女の唇にキスをする。そしてぐちゃ、ぐちゃと卑猥な音がするところを何度も責めあげる。その度に彼女は軽く震え、その震えはやがて痙攣するように大きくなり、ついに我慢していた声も抑え切れないほど大きくなる。
「ああああっ!イく!イくからぁ!」
そう叫び彼女は大きくびくっと痙攣すると、そのまま彼の腕にもたれ掛かった。指を抜くと、そこから追いかけるように愛液がシーツを濡らす。
「ルー。可愛い。俺でイった?」
ぼんやりと見ている彼女はゆっくりとうなづいて、彼の手から少し放れた。そして少し笑ったかと思ったら、彼を押し倒すように体に手を置く。予想もしないことに、彼は少し驚いたように彼女を見た。
彼の体に彼女が覆い被さる。そして彼の頬に手をおくと、彼女の方からキスをする。今までの彼女にない行動だった。
「んっ……んっ……。」
彼女の方から舌を差し込み、それが離れると彼の首に唇を這わせる。
「んっ!責めたいの?」
「……跡を付けたら、明日の仕事にまずいわね。」
「ルー。」
「私もあなたを感じたいから。」
よく丁寧に手入れをされている体だ。筋肉も見せるだけじゃなくて、彼の体格に合わせた体位で責めないといけないので、その要求に応えられるようにしているのだろう。
そして彼女は彼のそそり立ったモノに指を這わせた。僅かに濡れていて、そしてそれに口を付けると彼は低くうめいた。
「んっ……ルー。だめだ。すぐ出る。」
「早漏ってわけじゃないみたいなのに?」
「我慢してんだ。」
「じゃあ、口に出して。」
咥えようとして口を開けた彼女だったが、彼はすぐに起きあがり彼女の唇にキスをすると、その下にまた指を這わせる。
「あっ!あなたも……気持ちよくしたいのに……。」
「だったら、入れていい?」
「……一度出したら……。」
「あんたの口に出していいのか?」
「されたことはないわ。でも……。」
「それに一度出したら、長くなる。」
「いい。啓治。声が枯れるまで、感じさせて。啓治。好きよ。」
そういって彼女は彼のそれに口を付けた。
「んっ。」
確か、ここを……。
彼女は自分の書いた本の内容を思い起こしながら、彼のそれに口を付ける。舌で刺激をして、その先に吸い付く。すると彼の吐息が荒くなってきた。
「はっ……。ルー……。すごい。すぐイきそう……。」
AV女優からそれをされたこともある。というか、たぶん毎日されているのだと思うけれど、こんなにいいモノだっただろうか。彼は水の音をさせて、彼女がしている行為に吐息を弾ませた。
「ルー。イく。だめだ。はなせ。」
口に出してもいいとは言っていない。せめて外に出してやろうと思った。だが彼女はそれを止めなかった。
「あっ!」
少し高めの声で彼は絶頂に達し、彼女の口の中に精液を放出する。
根本からどくどくと口の中に注がれる温かく生臭いそれを、彼女は喉の奥にしまった。
「んっ……。」
ゆっくりとそれから口を離して、彼女は首を傾げた。
「どうした?」
「あまり美味しいものでもないのね。」
「無理にしなくてもいいから。」
すると彼女はいつもの笑顔に戻る。
「あなたにイかされたのよ。あなたもイかないと対等じゃないわ。」
「……でも自分の身を苦しめるぞ。」
「え?」
そういって彼は彼女を押し倒す。
「長くなるから。」
彼女のそこが見えるように、膝を立てる。するとその茂みの奥は、あまり使われていないように、誰のよりもピンク色だった。それがすでに汁を吹き出すように濡れている。指でそこに触れ、そして顔を近づける。
舌で刺激をすると、さらに彼女は甘い声で喘いだ。
もう十分だろう。彼はバッグの中から、コンドームを取り出す。そしてそれを破ろうとした。
「啓治。」
「ん?」
「……つけないで。」
「え?さすがにまずいだろ?」
「啓治。最初はあなたを感じたいから。」
その言葉に彼はコンドームを置いた。そして膝を立てた彼女の入り口にそれをすり付ける。
「どうした。ずいぶん積極的になって。」
「正直になったの。啓治。あなたが好きよ。」
「俺も好きだ。」
そのまま手を握り、彼女の中に少しずつ入れ込んでいった。ずいぶん狭いし、それにぎゅっと締め付けられる。
「んーーーー!」
ずいぶん濡れているのに痛いのか。彼女の表情が苦痛でゆがむ。
「痛い?」
「痛いわ。」
「力抜いて。ずいぶん絞めてる。これじゃあ動けない。」
彼は手を離すと、彼女の乳房に触れた。するとまた高く喘ぐ。
「ああんっ!」
そしてぐっとまたそれを中に入れた。
そのときなぜか達哉の言葉が思い出された。
「名器っているんですよね。この間の女、持って行かれそうになった。」
その通りだ。すごく気持ちいい。ぬめぬめしていて、ぎゅっと絞める。奥までたどり着いて、さらにそれがわかった。
「奥まで入った。」
彼はそのまま彼女を抱き起こす。
「痛いか?」
「もう……大丈夫。好きに……動いて。」
彼女の中に突き立てられた性器は、彼女の入り口にみっちり入っていて隙間一つない。そこに突き立てるように彼は抜き差ししていく。
「あー。すごい……。出したばっかなのにまた持ってイかれそうだ。ルー。また濡れてきた。」
「あぁっ!啓治!啓治!」
「ルー。好き。俺のモノになれ。」
「だめ……それはできない。だけどんっ!好き。啓治。好きよ!」
「また締まる。あぁっ!すげぇっ!」
彼女が先に達したのが幸いだった。彼はひときわ高く喘いだ彼女をまた抱き上げて、今度は後ろから入れ込んだ。
「んっ!」
今度はそこから手を伸ばし、下に下がっているその乳房にも手を触れた。その乳首の先がビンビンに立っている。そこを指でこすると彼女はイっていた意識をまた取り戻す。
「あぁっ!まだ、イってるからぁ。」
「イけよ。何度もイけ。」
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