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拉致
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指定されたのはこの辺でも高級なホテルだった。
エントランスの床もピカピカに光っていて、シャンデリアも豪華だと思う。そこに置いてあるソファも、桂の部屋に置けばそれだけでいっぱいになってしまうかもしれない。
そしてクリスマスイブだ。そこには恋人同士ばかりで、このときばかりは男として完璧だな桂であっても場違いに思える。革のジャンパーと着古したジーパンとサングラスは、スーツで来ている男たちとは明らかに毛色が違う。だが彼はそんなことを気にしていない。
エレベーターに近づくと、上の階へ行くボタンを押した。
程なくしてエレベーターがやってくる。それに乗り込み、彼は二十三階のボタンを押す。
「……。」
”知りたければここへいらっしゃいな。”
春川がどこにいるかかれもわからなかった。だから焦る。もし青木や北川が言ったように、ヤクザにとらえられて薬漬けになって売られたら……。
それでも彼は彼女を捜すだろう。どんな姿でも彼女だ。愛しい人。
だが彼女を他の男の好きになどさせたくない。好きにしたら、そいつの玉でも竿でも潰してやる。
しばらくすると、二十三階に到着した。彼はそこを降りると、赤い絨毯の廊下が続き、両側にドアがある。普通のホテルよりもドアの感覚が広いのは、おそらく部屋自体が広いからだろう。
その2320が指定の部屋番号だった。彼はその部屋の前に着くと、ドアベルを鳴らした。
「いらっしゃい。」
ドアが開き、出てきたのは見覚えのある人だった。白いバスローブに身を包んだ絹恵。和服しか見たことはないし、髪を下ろしているのも初めて見た。
「秋野さんがいるんですか?」
「中へどうぞ。」
彼女はそう言って体を避けた。彼女の横を通り、彼は中に入っていく。
広い部屋だ。別に部屋があるらしくその部屋にはベッドはない。テーブルと、いす。そしてソファ。大きなテレビ。そして待ちを見下ろせるような大きな窓。だがその中に春川の姿は居なかった。
「居ないんですか?」
「……あくまで大事なの?」
「えぇ。」
「彼女は省吾さんのものじゃなくて?あなたのものじゃないわ。」
「知ってますよ。でも奪う。」
「威勢が良いわね。でも今日まで。」
彼女はソファに座り、長い煙草に火をつけた。
「……何かしたんですか?」
「えぇ。何かね。ちょっと知り合いに頼んだの。祥吾さんに頼まれたし、彼女を消して欲しいって。」
「消す?」
「えぇ。あの子の姉のこと、知ってる?」
「話だけです。」
「あたしの旦那に色目を使った泥棒猫の女。だからその知り合いに頼んだ。あの秋野って子も、同じ目に遭う。」
「売るってわけですか?」
「さぁ。どうなるかは相手次第。あの子、色気はないけれど化けるわねぇ。どうなるかしら。」
これで慌てるはずだ。そのとき取引を持ちかける。彼女を助けたければ、その体を抱かせろといえば抱かせてもらえるはずだ。
そしてこの空間は録画されてる。それをネタに彼は操り人形になるはず。そうなれば彼女を忘れられるだろう。すべては計算通りだ。
「……ちょっと失礼。」
だが予想外に、桂は落ち着いていた。ポケットから携帯電話を取り出して、電話を始めた。
「もしもし。あぁ。お久しぶりです。ははっ。もういい歳ですよ。若も……あぁ、今組長でしたっけ。」
組長?絹恵の顔色が青くなる。まさかヤクザと繋がりがあるというのだろうか。たしかにAV業界はそういったところと繋がりがあるところもある。
借金で首が回らないようなバカ女が、ヤクザに売り渡されるのだ。大抵、そういう人はハードな現場をこなすしか無く最終的に売られてしまうのだ。
「そっちに女行ってません?下っ端が連れてきたとか。」
そのとき彼の耳にも聞こえた。「助けて!」という女の声。それは春川の声だった。そして通話が途切れる。
「……。」
「桂さん。あなた、ヤクザと繋がりがあるの?」
「無いですよ。久しぶりに連絡しました。」
「だったら……何で組長クラスと連絡が付くの?」
煙草を持つ手が震えている。怖いのだろう。だったら何もしなければいいのに。
「昔、俺、ホストしてたんですよ。大学の時でしたかね。もうだいぶ前のことですけど。そのとき、因縁つけてきたヤクザが居てボコボコにノしたことがあるんですよ。」
たかがホストだと思っていたのかもしれない。だが彼はその辺の容赦がなかった。一対多数ならまだ勝てたかもしれない。だが彼に一対一の勝負だった。勝負は見えていたのに、彼はその路地裏で鉄パイプを手に、その動かなくなったヤクザに振り下ろそうとしたのだ。
「やめておけ。」
振り返るとそこには現在の組長であり、その当時若頭候補だった男がいた。
「いい腕してるな。大学生のホストか?」
「……。」
「傷一つ無い。全部返り血。」
そいつは倒れているその男を蹴り、起きあがらせた。
「ほら帰るぞ。素人相手にボコボコにされやがって恥ずかしい奴だ。」
そして去っていくその後ろ姿を見て、内心桂はほっとした。やっと人を殴らなくて済むと。
「お前名前なんだ。」
行こうとしたそいつが桂に声をかける。
「桂。」
「お前、うちの組に入らないか。」
「入らない。ヤクザにはならないって、母親にいわれてるから。」
「母ちゃんね。」
思わず笑ってしまった。そして彼を見上げる。
「似てる奴。お前、なんかあったらうちに来いよ。こんな夜の仕事してりゃ、こんな事もあるだろ?」
そういって彼は名刺を桂に渡す。
「あぁ。うちの組に入りたくなってもここに連絡して貰えばいい。」
「そんな日は来ない。」
本気で言った訳じゃない。だが、この名刺は役に立った。それが今だ。
組長が関与していないことだ。おそらく春川は無事に返されるだろう。勝手に部下がしたこと、そして一般人を巻き込んだ。おそらく手厚く返されるはずだ。
「あっちは義理と人情がある。迷惑はかけないはずだ。」
「そんなの……わからなくてよ?裏切りも汚いことも沢山あるし……。」
そのとき絹恵の携帯電話がなる。彼女は震える手でそれを取った。そして少し通話をして、舌打ちをしてそれを置いた。
「帰ります。今日大事な用事があるし。」
「桂さん。祥吾さんからあの女を奪おうって思ってるんじゃなくて?」
「えぇ。それが何か?」
「無理よ。祥吾さんのあんな姿は見たこと無いの。」
結婚したと言われたときのことを覚えている。彼が初めてそんなことを言ったのだ。そして祥吾も彼女に惚れていたように思える。
「愛の形なんて、人それぞれでしょうね。でも俺はどんな形でも彼女を奪いたいんです。」
そういって彼は玄関へ向かった。
「今日の撮影は終わってます。監督に連絡しますか。」
「映画の事しか考えてない人よ。」
「そうでもないですよ。」
玄関ドアを開ける。するとそこには牧原監督の姿があった。
「あなた……。」
「ずいぶんいい部屋を取っているんだな。まぁいいか。クリスマスだ。シャンパンを冷やしておいてくれといっている。もう少ししたら飲もう。」
すべてを知っている。だが牧原は何もいわない。そして桂はそっと外に出ていった。
エントランスの床もピカピカに光っていて、シャンデリアも豪華だと思う。そこに置いてあるソファも、桂の部屋に置けばそれだけでいっぱいになってしまうかもしれない。
そしてクリスマスイブだ。そこには恋人同士ばかりで、このときばかりは男として完璧だな桂であっても場違いに思える。革のジャンパーと着古したジーパンとサングラスは、スーツで来ている男たちとは明らかに毛色が違う。だが彼はそんなことを気にしていない。
エレベーターに近づくと、上の階へ行くボタンを押した。
程なくしてエレベーターがやってくる。それに乗り込み、彼は二十三階のボタンを押す。
「……。」
”知りたければここへいらっしゃいな。”
春川がどこにいるかかれもわからなかった。だから焦る。もし青木や北川が言ったように、ヤクザにとらえられて薬漬けになって売られたら……。
それでも彼は彼女を捜すだろう。どんな姿でも彼女だ。愛しい人。
だが彼女を他の男の好きになどさせたくない。好きにしたら、そいつの玉でも竿でも潰してやる。
しばらくすると、二十三階に到着した。彼はそこを降りると、赤い絨毯の廊下が続き、両側にドアがある。普通のホテルよりもドアの感覚が広いのは、おそらく部屋自体が広いからだろう。
その2320が指定の部屋番号だった。彼はその部屋の前に着くと、ドアベルを鳴らした。
「いらっしゃい。」
ドアが開き、出てきたのは見覚えのある人だった。白いバスローブに身を包んだ絹恵。和服しか見たことはないし、髪を下ろしているのも初めて見た。
「秋野さんがいるんですか?」
「中へどうぞ。」
彼女はそう言って体を避けた。彼女の横を通り、彼は中に入っていく。
広い部屋だ。別に部屋があるらしくその部屋にはベッドはない。テーブルと、いす。そしてソファ。大きなテレビ。そして待ちを見下ろせるような大きな窓。だがその中に春川の姿は居なかった。
「居ないんですか?」
「……あくまで大事なの?」
「えぇ。」
「彼女は省吾さんのものじゃなくて?あなたのものじゃないわ。」
「知ってますよ。でも奪う。」
「威勢が良いわね。でも今日まで。」
彼女はソファに座り、長い煙草に火をつけた。
「……何かしたんですか?」
「えぇ。何かね。ちょっと知り合いに頼んだの。祥吾さんに頼まれたし、彼女を消して欲しいって。」
「消す?」
「えぇ。あの子の姉のこと、知ってる?」
「話だけです。」
「あたしの旦那に色目を使った泥棒猫の女。だからその知り合いに頼んだ。あの秋野って子も、同じ目に遭う。」
「売るってわけですか?」
「さぁ。どうなるかは相手次第。あの子、色気はないけれど化けるわねぇ。どうなるかしら。」
これで慌てるはずだ。そのとき取引を持ちかける。彼女を助けたければ、その体を抱かせろといえば抱かせてもらえるはずだ。
そしてこの空間は録画されてる。それをネタに彼は操り人形になるはず。そうなれば彼女を忘れられるだろう。すべては計算通りだ。
「……ちょっと失礼。」
だが予想外に、桂は落ち着いていた。ポケットから携帯電話を取り出して、電話を始めた。
「もしもし。あぁ。お久しぶりです。ははっ。もういい歳ですよ。若も……あぁ、今組長でしたっけ。」
組長?絹恵の顔色が青くなる。まさかヤクザと繋がりがあるというのだろうか。たしかにAV業界はそういったところと繋がりがあるところもある。
借金で首が回らないようなバカ女が、ヤクザに売り渡されるのだ。大抵、そういう人はハードな現場をこなすしか無く最終的に売られてしまうのだ。
「そっちに女行ってません?下っ端が連れてきたとか。」
そのとき彼の耳にも聞こえた。「助けて!」という女の声。それは春川の声だった。そして通話が途切れる。
「……。」
「桂さん。あなた、ヤクザと繋がりがあるの?」
「無いですよ。久しぶりに連絡しました。」
「だったら……何で組長クラスと連絡が付くの?」
煙草を持つ手が震えている。怖いのだろう。だったら何もしなければいいのに。
「昔、俺、ホストしてたんですよ。大学の時でしたかね。もうだいぶ前のことですけど。そのとき、因縁つけてきたヤクザが居てボコボコにノしたことがあるんですよ。」
たかがホストだと思っていたのかもしれない。だが彼はその辺の容赦がなかった。一対多数ならまだ勝てたかもしれない。だが彼に一対一の勝負だった。勝負は見えていたのに、彼はその路地裏で鉄パイプを手に、その動かなくなったヤクザに振り下ろそうとしたのだ。
「やめておけ。」
振り返るとそこには現在の組長であり、その当時若頭候補だった男がいた。
「いい腕してるな。大学生のホストか?」
「……。」
「傷一つ無い。全部返り血。」
そいつは倒れているその男を蹴り、起きあがらせた。
「ほら帰るぞ。素人相手にボコボコにされやがって恥ずかしい奴だ。」
そして去っていくその後ろ姿を見て、内心桂はほっとした。やっと人を殴らなくて済むと。
「お前名前なんだ。」
行こうとしたそいつが桂に声をかける。
「桂。」
「お前、うちの組に入らないか。」
「入らない。ヤクザにはならないって、母親にいわれてるから。」
「母ちゃんね。」
思わず笑ってしまった。そして彼を見上げる。
「似てる奴。お前、なんかあったらうちに来いよ。こんな夜の仕事してりゃ、こんな事もあるだろ?」
そういって彼は名刺を桂に渡す。
「あぁ。うちの組に入りたくなってもここに連絡して貰えばいい。」
「そんな日は来ない。」
本気で言った訳じゃない。だが、この名刺は役に立った。それが今だ。
組長が関与していないことだ。おそらく春川は無事に返されるだろう。勝手に部下がしたこと、そして一般人を巻き込んだ。おそらく手厚く返されるはずだ。
「あっちは義理と人情がある。迷惑はかけないはずだ。」
「そんなの……わからなくてよ?裏切りも汚いことも沢山あるし……。」
そのとき絹恵の携帯電話がなる。彼女は震える手でそれを取った。そして少し通話をして、舌打ちをしてそれを置いた。
「帰ります。今日大事な用事があるし。」
「桂さん。祥吾さんからあの女を奪おうって思ってるんじゃなくて?」
「えぇ。それが何か?」
「無理よ。祥吾さんのあんな姿は見たこと無いの。」
結婚したと言われたときのことを覚えている。彼が初めてそんなことを言ったのだ。そして祥吾も彼女に惚れていたように思える。
「愛の形なんて、人それぞれでしょうね。でも俺はどんな形でも彼女を奪いたいんです。」
そういって彼は玄関へ向かった。
「今日の撮影は終わってます。監督に連絡しますか。」
「映画の事しか考えてない人よ。」
「そうでもないですよ。」
玄関ドアを開ける。するとそこには牧原監督の姿があった。
「あなた……。」
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