セックスの価値

神崎

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クリスマス

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 ソファに座った桂の上には、春川がいる。下着越しにその下に指を這わせると、しっとりと湿っていた。
「あっ!」
「もう濡れてるな。ほら。沁みてる。」
「あっん……。」
 そして彼女の腰を掴んで、自分の前に立たせる。そしてその下着をとると、下着と性器の間につっと糸が引いた。
「もう濡れてるな。ほら。こんなに。」
 茂みの奥に指を伸ばすと、ぐちゃっという音がした。
「んっ!啓治!」
 彼女は口元に手を当てて、恥ずかしそうにうつむいた。その表情がたまらない。ゾクゾクしてもっと喘がせたくなる。
 性器の入り口を指でなぞり、その上にある固いところをぐりっといじると、たまらずに声を上げた。
「あっ!ダメ。そこ……。んっ!」
「垂れてきたな。ほら。手がこんなに濡れてきた。」
 水の音が激しくなる。そのたびに火照ったように顔が赤くなり、膝が震えてきた。
「立ってられないのか。」
 彼は彼女を引き寄せると、自分の膝の横に膝を立てさせた。そしてまた性器に指を這わせる。
「あぁっ!」
 ぎゅっと顔に腕が伸びてきた。すると胸が顔に押しつけられる。大きめのそれが顔に当たると、その柔らかなところを舐め回した。
「あぁっ。両方なんて……。」
「押しつけてくるからな。」
 そう言って彼はその濡れているところに指を入れた。
「あっ!あっ!」
 指を二本に追加してぐっと指を腹側に曲げると、本格的に体が細かく震えてくる。
「だめっ。啓治。もう立ってられない!」
「その前に春、キスして。」
 ふらふらしながら、彼女は体を起こす。そして彼を見下ろすと、そのまま口づけをした。その口を開けて、舌を絡ませる。だが彼の方から積極的に口内を愛撫するように攻めてきた。
「んっ!んんんん!」
 息をするのを忘れるように、彼女は頭が真っ白になる感覚になる。
「あっ!」
 膝を折り、彼にもたれ掛かる。膝も手も水で濡れていた。
「イったな。」
「窒息するかと思った……。」
 肩で息をしながら、彼女は深く息をする。彼はその背中に手を伸ばした。そうだ。もう人のモノではない。自分のモノなのだ。
「春。俺の綺麗にして。あんたので濡れてるから。」
「え?」
「ほら。これ、あんたの味。」
 そう言って彼はふやけている指を、彼女の口に運んだ。
「変な味ね。」
 自分のモノをためらい無く舐めれるのも、きっと好奇心が勝つから。それから別の目的がある。
「春……そんなに舐めたら……。」
 指を一本一本丁寧に舐め上げていく。そして首もとに唇を這わせる。あまりそんな行動に出たことはなかったので、彼は少し驚いていた。だが彼女が触れる指、舌、唇が肌に触れる度にゾクゾクする。
「あっ。」
 よく鍛えられた胸に舌を這わせると、その黒いところを彼女の舌が這った。そして唇で軽く吸い上げる。
「ん!春。そこは……。」
 舌を出して、そこを丁寧に舐め上げると彼も声がでる。
「気持ちいいの?」
「気持ちいいかはわからないが、ゾクゾクするな。あまり責められたこともないし。」
「私が最初?」
「最初じゃない。けどこんなに体が熱くなることはなかった。あんただから。んっ。」
 歯で少し噛むと、彼の頬も少し赤くなった。
「好きなのね。」
「春……。」
「触ってほしい?ココ。」
 そう言って彼女は自分の性器を彼のその苦しいほどそそり立っているところに押しつける。
「ん……。手で触って。そこも悪くないけど、そこが一番いい。」
 すると彼女はすっと下に沈み込むと、床に座る。そしてそそり立っているその先に指を這わせた。
「あんた、一度イくと振り切れるな。あっ。その先が……。」
「ガマン汁出てる。すごい。舐めなくてもこんなに出てる。」
 唾液を垂らし、さらに手の中でぐちゃぐじゃと音を立てる。何度も同じようなことを他の女からされても、指示されない限りは耐えていた。撮りたいのは女の表情であり、男の声ではないのだから。
 だが今は声を抑えられない。
「春……。あっ。」
「気持ちいい?」
「あぁ、すごい気持ちいい。」
 胸を押しつけてその間で、性器を挟み付けた。そしてそれを上下に動かす。
「やっぱり大きさが足りないわ。」
「春。やばい。やばい。」
「やだ、啓治。女の子みたい。」
 その快感に酔いしれたいが、そんな余裕はなさそうだ。そして彼女はやっと胸からそれをはなし、舌を這わせる。
「パンパンね。昨日も出したのに。」
「そう……。あんただからだ。くわえて。うん……。」
 口の中にそれが入り、そして上目遣いで彼女が彼を見る。何度も見た光景だ。だが自分の特別な人だったらもっと違う。やってほしい。だけど、止めないとすぐに出てしまう。この快感をもっと続けたい。
「は……春。もう……イく。」
「出して。」
 彼女がくわえると、彼はその喉奥に精子を出す。彼女はそれを口で受け止めて、ぐっと飲み込んだ。
「……やっぱ慣れないわ。」
「はっ。あんたさぁ……。」
 こんなに気持ちよかったフェラチオがあっただろうか。彼はそう思いながら、彼女を引き寄せた。
「舐めるときはSに豹変するのか?」
「知らないわよ。」
「してる。春。責められるのとか、すごい久しぶりだった。でもやっぱMっぽいあんたの方が良いな。」
「やだ。啓治も女の子みたいだった。」
「でもほら。聞いて。」
 彼女のその性器に指を這わせると、さっきよりも水の音が大きくなっている。
「どうしたんだ。ほら。俺の舐めてまた濡れてんのか。」
「啓治……んっ!」
「春。上になって。」
 彼はソファの上で横になると、彼女はその上に乗りかかる。そして目の前に彼女の性器がありありと見える。てらてらと濡れたピンク色のそれをひらき、舌を這わせる。
「ひゃっ!」
「俺のも固くなるまで舐めて。」
「さっき出したわ。しばらくかかるんじゃないの?」
「あんたがイくまでには硬くなってんのかな。ほら。やって。」
 部屋の中には卑猥な音が響いた。水の音と吐息が混ざり、彼女が口を離したときは彼女は何度も絶頂に達していた。
「啓治。ごめん。入れていい?」
「あんたから言ってくるなんてな。」
「……啓治。私は今日からあなただけのモノよ。」
「あぁ。俺もあんただけのモノだ。春。愛してる。」
「私も……愛してるわ。」
 彼女は腰を浮かして彼のモノを手で掴むと、自分の性器に入れ込んだ。亀頭が入っただけで彼女の口から吐息が漏れた。
「んっ。春。そんなに絞めるな。」
「知らない。でも……あぁん!すごい……奥に……入って……んっ!あっ!啓治!啓治!あっ!」
 彼女がその奥までたどり着いたとき、彼女は倒れ込みそうなくらいの感覚に陥っていた。
「動けるか?」
「うん……。でもあまりうまくないわ。」
「でもいい。動いてみて。自分の良いところに……あっ。また絞まった。んっ!」
 濡れている性器は、突く度に卑猥な音がする。彼女が動く度に胸が震えている。
「あっ!ダメ。またイく。イっちゃう。ああああ!」
 彼女はそう叫ぶと、彼からそれを抜く。そして勢いよく愛液をまき散らした。
「そんなに簡単にイくな。」
「無理……。」
「そこが良かったのか?春。」
 彼は自分も立ち上がると、もうろうとしている彼女を立ち上がらせて片足を上げる。そしてそこに入れ込むと、彼女を首に捕まらせた。
 両足を抱え上げて、思いっきり突き上げる。すると彼女はさらに豪快に喘ぐ。
「あっ!あっ!」
 愛液なのか何なのかわからないモノが足を伝い、彼女はそのまま彼の唇にキスをする。
「春。あんたの中すごい気持ちいい。春。春。ずっと俺の側にいてくれ。」
「あっ。んっ!私もあなたの側にいたい。」
 彼は少し笑うと、彼女の中に入ったまま今度は座り込んだ。すると彼女は少しずつ腰を動かしていく。
「春。中に出すから。」
「んっ……。」
「奥に出す。春。好き。」
 彼女も腰を止めることはなく、彼も下から突き上げた。
「ああああ!イく!またイく!」
「あっ!ああああ!」
 彼はぎゅっと抱きしめて離れないように、彼女の中にそれを放出した。彼女も彼の肩にもたれ掛かって息を荒くしている。
「すごい……啓治……。すごいイっちゃった。」
「春。これからだから。」
「え?」
「まだ時間あるし。少し寝てから出るから、まだ時間ある。」
「……え……と……。」
「覚悟しておけって言ったろ?」
 彼は彼女を持ち上げると、そのままベッドルームへ向かっていった。
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