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甘い声
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初めて会ったのは、ジャズバー。男だと思っていたが、遠くから見ているだけだった。話しかけることもない。
やがて恋心が募り、自分はゲイなのかとまで思えてきた。
しかしタカが言う。
「あいつ女だよ。確かりょうの女だったはずだ。」
りょうというのはタカの店のナンバーワンで、突然いなくなった男だったのだ。
「秋。あんたいなくなんないのか。」
「お前が望むならな。」
「そっか。」
やっと彼女が笑った。それを見て、秋は春の体にまた触れる。
「え?」
「また乳首立ってる。」
「またするのか?」
「俺、まだ若いからな。」
「いくつだっけ?」
お互いのことをまだなにも知らない。
しかしまず彼らは自分たちの話よりも、体を合わせることを優先した。
水の音が響き、やがて甘い声が響く。甘い時間だった。
やがて恋心が募り、自分はゲイなのかとまで思えてきた。
しかしタカが言う。
「あいつ女だよ。確かりょうの女だったはずだ。」
りょうというのはタカの店のナンバーワンで、突然いなくなった男だったのだ。
「秋。あんたいなくなんないのか。」
「お前が望むならな。」
「そっか。」
やっと彼女が笑った。それを見て、秋は春の体にまた触れる。
「え?」
「また乳首立ってる。」
「またするのか?」
「俺、まだ若いからな。」
「いくつだっけ?」
お互いのことをまだなにも知らない。
しかしまず彼らは自分たちの話よりも、体を合わせることを優先した。
水の音が響き、やがて甘い声が響く。甘い時間だった。
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