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わたしがすることだから(一)
しおりを挟む妙音鳥はそれからの二週間、いつも以上になにやら忙しく本を読みふけって、時にはお昼も食べずに自室に篭り、調べ物をしていた。
そんな時はもったいないから、わたしが二人分を美味しく食べる訳だけど、太ることはなかった。それは幽霊だからで、その点は幸福かと言うと違うけど、ちょっと嬉しい。
この身体が赤いブレスレットによって形作られているなんて今でも信じられない。
ねえねえと数え上げると、ちゃんと油を飛ばすと熱いし、マフラーをしていないと首筋が冷えるし、妙音鳥のからかいにイラっとするし、全部わたしが実在する証しだと思える。
だけどこっそり調べたら(アマトにアイスコーヒーをおごって調べさせた)、月カノコは死亡と戸籍に記載されていた。やっぱりわたしはこの世界にいない。
お母さんの後悔が消化されると歴史が改変されて、わたしの後悔も消えると思う。そうなると幽霊のわたしはきっと消えてしまう。だけど……。
背伸びをした十五歳の思考で何度思い返しても、やっぱりお母さんが苦しんでいる姿は見たくないと自然に思えた。妙音鳥の家で最初に作ったハンバーグ、それからもずっと作っている食事も、お母さんに教えて貰ったものばかりだ。わたしは確かにお母さんに形作られている。だから仮物かもしれないけどこの日常を過ごすことができたんだ。
自信を持って言える。わたしはお母さんという土壌から新芽のように、にょきにょきと生えたんだ。
種を蒔いて芽が出たばかりのリノも、養分を失った土壌では大きな実を作ることはできない。
そうなるとリノはきっとこの世界を彷徨う。
それはわたし、嫌なんだ。だからやることは、一つしかない。
十二月の朔月までの日々は、良い意味で平坦に過ごした。
いつも通りに起きて、ご飯を作って、ちょっと掃除をサボって、カフェに寄り道をして。
変わらない日常とその中でわたしと過ごしてくれた人たちに、別れ際に小さく、ありがとう、と添えていった。
恥ずかしいからそれが限界だけど、きっと伝わっていると信じている。
師走は本当に早くてあっという間に二十三日を迎えた。
わたしはピンクのリュックを新調して一泊分の着替えを詰めている。
「あ、化粧品も入れないと」
不思議なことにいくら食べても太らない代わりに、肌はなぜか荒れる。見た目二十一歳の肌は万能を示さなかった。
「あ、でも明日からは必要ないから、もういいか」
そう思いながらもやっぱり必要と、カゴに戻しかけたお肌の友をリュックに詰め込んだ。
妙音鳥によると、今日の『幻灯の夜市』は、名古屋の熱田神宮に出現するという。夕方に新幹線に乗って名古屋へと向かう予定だ。
自分の部屋全体をゆっくりと見渡す。この家に来てから四ヶ月が過ぎようとしていた。最初はがらんとして何もなかった部屋も、今はわたしによって埋め尽くされている。
通販で購入したハンガーラックには、少しずつ買い足した衣装が押し込まれて互いにせめぎ合っていた。それぞれに思い出がある衣装たち。楽しかったこの場所での生活もあと二日。
明日の午後、お母さんたちと会う時は黒い服と決めている。それは全く同じではないけど、わたしが死んだ時に着ていた黒いワンピースに似た服だ。
買い物に行く途中、毎日眺めて楽しんでいたAラインの黒いワンピースは値段が高かったけど、お金を貯める必要はもうないから、白いポシェットとセットで購入した。
お母さんとリノが何か感じてくれたらと勝手な期待だけを込めている。
帰宅してすぐに着替えられるように、と畳の上に平置きにした。
黒いコートを着てリュックを背負う。部屋を出ようとした時、透明に包まれた丸いクッキーを見つけた。ちーちゃんがくれたものだ。旅のお供にと素早くポケットに忍ばせて、わたしは玄関へと向かう。
クリスマス前の金曜日に加えて夕方となれば、東京駅は混雑を極めている。妙音鳥はさすがにあの衣装を着ていないけど、背が高くて存在感は十分だからわたしは見失わずに後を追う。
十二月の『幻灯の夜市』は特殊で、始まりが夜の十一時らしく、到着後に晩御飯を食べても十分に間に合う時間だ。わたしはこっそりと購入したポケットサイズのガイドブックを取り出して車内で眺めている。滞在は一晩だけど夜はきっと最後の晩御飯。小学生のような赤丸でしるしをつけたページを、わたしはもう一度確認した。
新幹線はぐいぐいと前に進み、あっという間に名古屋に到着した。
「おお、これが名古屋駅か————」
地図読みは苦手だけど、携帯のナビで万全を期したわたしは、手招きしながら後陣の妙音鳥を地下鉄名城線へといざなっていく。目的地は名古屋の中心地、栄だ。連れていかれる場所が分からず、怪訝な表情を崩さない妙音鳥だが、文句を言わずについて来てくれた。
わたしたちは老舗百貨店に入り、エレベーターに乗り込んだ。上昇する身体に連なって期待も上向き、開いた扉の先に現れたのは、伝説のあつた蓬莱軒。
ここは予約が取れないから並ぶしかないけど、クリスマス前に鰻は選ばないだろうというわたしの予想は的中し、三十人ぐらいの並びで済んでいた。わたしは妙音鳥に隠れて小さくガッツボーズを決めると、列の最後尾に滑り込む。おずおずとついて来た妙音鳥は、「カノコ、これ……並ぶのですか」
「はい」
かつてないほどに歯切れ良く、強い意志を込めた返事に、妙音鳥は不承不承な顔つきで、わたしの後ろに並んでくれた。
待つこと三十分でようやく入店。席に着くいなや、わたしはひつまぶしを二個注文する。水とお茶で口をあやしながら待っていると、ついに茶色の木の器に身を潜めた鰻が現れた。
独特の食べ方を丁寧に説明すると、妙音鳥は面倒くさそうに目を細めていたが、いざ食べると目を見開いて驚くから、百聞は一舌に如かず、を広めたいけどそれは妙音鳥に託そうと思う。
「今日の『幻灯の夜市』も、前回と同じような形式ですか?」
先に完食したわたしはお茶をすすりながら尋ねた。
「基本的には同じです。露店の数によって、円形の夜市が拡大したり縮小したりします。今日はどうでしょう……普通なら師走なので混んでいると思います。妖怪も年末年始は意外と律儀に守ります」
「なんか意外です。妖怪同士は興味を示さないのに……あ」
「なんです?」
「前にブレスレットを着けていれば、妖怪の匂いがするとか言っていませんでした? 妖怪と思われるために」
妙音鳥は、ああ、と小さくうなずいて、お茶を飲んだ。
「あれは嘘です」
「はい?」
「ですから嘘です。カノコにそれをつけさせる詭弁ですよ。仮初めでも、人として生活ができるようにしてあげたかったのです」
嘘は嫌だけど妙音鳥の気遣いは、ほんのりとわたしを暖める。嬉しくて口が動きそうになったけど、堰き止めていた何かが崩れそうだから、ありがとうございます、と心の中でお礼を言った。
「……あの、わたし、明日、消えちゃたらどうなるんですかね」
わたしは俯き加減に小さく呟く。聞きたくはないけど、やはり聞いて心構えはしたい。
「成仏してあの世に行きます。幽霊は本来的にこの世界との整合性がなく、強い思いや後悔の念で取り付いているだけです。それが消滅するわけですから、行く先はおのずと決まります……ただ人はもれなく、そこに収斂していくわけですから、今いうべき言葉でもありませんが、僕はまたいつか、カノコに会えるはずです」
最後の一言が妙に嬉しかった。真偽なんて関係なく、先の約束はあすの瞬間までわたしの足を前に押し進めてくれるはずだ。
「カノコ。もし、明日消えることがなかったら、何がしたいですか? 夢はありましたか?」
きっと妙音鳥は、小さな可能性を膨らまして元気付けようとしている。わたしは車輪をずらすことなく、同じ方向で会話を繋いだ。
「……そうですね。わたし、小学生の頃から料理をするお母さんの背中が大好きで。いろんな思いを背負いながらわたしと妹の為に料理を作って……その頃から、将来は料理に関わる仕事がしたいと思っていました」
「そうなると……シェフですね。カノコは料理が上手だから頷けます」
「あと……カフェとかで仕事がしたいかも。でも、本当に夢になっちゃいましたね」
妙音鳥はしばらく沈黙して、わたしの言葉には反応せずに立ち上がった。
「そろそろ行きましょうか。先にホテルにチェックインして十時半頃、出発しましょう」
「さて……そろそろ、ロビーに降りますか」
ホテルの個室に入るやいなやベッドの上に飛び込んで、靴下も脱いで今を迎えた。つまりわたしが言いたいことは、ごろごろして過ごしたという訳だ。
寝転んだまま無理やりに靴下を履いて、ゴロゴロと回転してベッドの脇に移動する。むくりと起き上がったわたしは、白いスニーカーに両足を入れた。
踵を踏んだまま何歩か歩いて、テーブルの上に投げられたコートを手に取る。ピンクのバックパックはお留守番で、代わりの白いポシェットに必要最低限を詰め込んだ。
勢いよく部屋の扉を開けると、妙音鳥もちょうど通路に現れたところだった。
もちろんあの明治初期を彷彿とさせる服装だ。今日の熱田神宮との組み合わせは、わたしの中ではしっくりくる。
「妙音鳥さん……その服装、今宵はぴったりです」
「……よく意味が分かりませんが、褒めてくれているのなら、ありがとうございます」
ロビーに降り立った妙音鳥はホテルスタッフの視線を完全に奪う。仰け反り気味な姿勢で見守るホテルスタッフに、わたしは小さくお辞儀をして逃げるように出口に向かった。
目的の場所、熱田神宮は伝馬町近くのホテルから歩いて十分程度。
二十四時間、参拝ができるからだろう、深夜に差し掛かるこの時間でも人通りは多い。同じ方向に進む人々は皆、夜専用の出入り口である西門を目指しているはずだ。
「さ、着きましたよ。ここが西門です。カノコ。チョコレートは持っています?」
白いポシェットを開けて、ポーカーのスリーカードのように板チョコ広げて見せた。名古屋駅でカカオ多めをしっかり選んで準備は万端だ。
「では、行きましょう」
西門の第一鳥居を抜けて中に入り、参道を歩いていく。両脇には街の明かりを遮るように樹木が高く伸びているが、点在する外灯によって参道は照らされ、行き来する人々が賑わいを振りまいていた。砂利道を踏む音が、薄い膜のよう引かれている。
だが参道脇の暗闇に耳を澄ますと、喧騒は吸収され、神聖さは至る所に息を潜めているようだった。
妙音鳥は参道から少し逸れた場所にある、太いしめ縄が巻かれた御神木の前で立ち止まった。しめ縄は横綱のまわしのように太く、大樹は天に近づくにつれて闇に同化している。
妙音鳥はジャケットの内側から『幻灯の夜市 出没記録』を取り出してパラパラと捲った。
「間違いありません。この御神木の裏です。そろそろ時間なので準備をしましょう」
灯篭を呼び出す妙音鳥を見守ろうとすると、「今度はカノコにしてもらうと言っていましたね。どうですか」と声をかけてくれた。
真っ黒に見える表土に手を置くと、冷たさは腕を駆け上がり肩まで震わす。だがわたしは冷たさの中に、冬以外の何かを感じた。
「えっと……灯籠。迎えたり。召喚の門を開け……」
わたしは、合っています? のつもりで視線を妙音鳥に送る。
「それで大丈夫です。下がってください」
しばらくすると黒い土の表面にたまごサイズの赤い光が無数に現れて、それは波紋のように広がり消えて行く。
段々と光の発生位置は、距離をとった二箇所に集中し、周囲に赤い微光を巻き散らし始めた。
「あれ……この前とは違う……」
何か別のものを召喚してしまったのではないかと、不安を瞳に溜めて妙音鳥に顔を向けた。
「これでいいのです。場所により出現の仕方が異なります」
赤い光の発生頻度はさらに上がり、幾重にも重なる。ついに大きな赤い点へと成りかわった。
二つの赤い点のそれぞれから、青い光を宿した灯籠が現れる。灯籠はゆっくりと天を目指して上昇し、五メートルのぐらい高さで停止した。
灯籠を渡すしめ縄は、二辺が極端に伸びたローマ字のUのようだった。
「灯籠高っ!」
わたしは思わず叫ぶ。
「珍しいですね。この場所がいわゆる霊験あらたかなのでしょう」
妙音鳥は赤紙を取り出してわたしに手渡し、お先に、と飛び越えた。
灯籠の頂から火の玉が垂直に落ちてきて赤紙を持つ手は燃え上がり、妙音鳥はぱっと姿を消す。わたしも今は驚かないから、さっと手順をこなして後に続く。
真っ白が目に飛び込んで次の瞬間、わたしは薄青い光の空間に立っていた。
振り向いてはいけないと知っているわたしは、青い光の出所に顔を向けて驚愕した。
遠くからもわかる三段構造の巨大な噴水。
節目からは青い炎が水平に噴射されていて、頂上から天に昇る炎は、前回と比較にならない高さだった。噴水によって照らされる光の領域は圧倒的に広く感じる。
「噴水が……あんなに大きい」
「ああ、これは大きいです。大きさは露店の数で決まるから、今日は非常に賑わうでしょう……」
隣に立っている妙音鳥は、くたびれた声だった。
「つまり……お店が多いから探すのが大変という意味ですか?」
「正解。ちょっと骨が折れそうです。急ぎましょう」
妙音鳥の言う通り、『幻灯の夜市』の混雑ぶりは朝の田園都市線に匹敵するものだった。数歩
進んでまた止まり、時には後ろに下がる。ただ時間だけが過ぎていった。
なす術がない妙音鳥とわたしは、妖怪で埋め尽くされた道から、並ぶ露店の隙間に抜け出した。
「少し待ちましょう。始まったばかりだから混雑していると思います。時間は無くなりますが、その方が賢明でしょう」
わたしはその提案に従った。
二十分ぐらいが過ぎた頃、ようやく波は収まり始めて、どうにか歩けるような状態になった。だがそれでも前回とは比較にならないほど混雑している。
「カノコどうしますか。来月にする方法もあります。赤紙に書いた名前が消えない限り、『後悔石』は存在していますから……それに」
「それに?……」
「カノコは……一ヶ月長く、残ることができます……」
わたしはゆっくりと首を左右に振った。
「いえ、今日探します。『後悔石』がなくなる可能性もあるわけですよね。それに、あと一ヶ月、お母さんが苦しむなんて嫌です。もう六年も苦しんだから……」
「……分かりました。必ず探し出しましょう」
わたしは頷き返し、妙音鳥よりも先に足を動かした。
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