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メンヘラについて考える|SNS観測記|ひとりごと

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今回はみんな気になるメンヘラについてだ。

俺は「メンヘラ」って言葉が流行った時、正直、何のことか全くわからなかった。

めん?へら?
何それ、って感じで、内緒だけど最初はメンズヘルス系の略なのかと思ったくらいだ。

俺の特徴としてひとつあって、知らないネットスラングを目にしてもすぐには調べない。
なぜかというと、先に人の使い方を眺めたいからだ。

みんながどんな場面で使って、誰に向けて投げて、どんなニュアンスで消費しているのか。
それを何となく理解してから、最後に正解をネットで検索する。

この流れが昔から癖になっている。

だからメンヘラも、世の中で普通に使われ始めてから一年くらいは、本当の意味を知らなかったと思う。

あとから知ったんだけど、メンヘラはもともと「メンタルヘルス」から取られた言葉らしい。
メンタルヘルス板に入り浸っている人や、心の調子を崩している人を指す、かなり限定的な使われ方だった。

その途中で一度、
「メンタルがヘラってる~」
という使い方を聞いて、正直ちょっと笑った。

なるほど、そう来たか、と。
言葉としては面白いし、確かに軽い。

当時は、鬱気味とか依存傾向にあるとか、そういう本来なら結構マイナスに聞こえる言葉を、あえて軽く聞こえるようにするための表現だったはずだ。

重たい言葉をそのまま使うとしんどいから、少し笑いに変えて、少し距離を取る。
そういう意味では、悪意のある言葉じゃなかったと思う。

でも気づけば、その軽さがそのまま定着して、
今では「メンヘラ」という一言が、まるで病名みたいに扱われる場面すらある。

それ、最初の目的とだいぶズレてるような。

ここからが俺の観測結果だ。


■ メンヘラはなんで生まれたのか

メンヘラという言葉自体は、本来、誰かを貶すために生まれたものじゃない。
心の不調やしんどさを、短く共有するための言葉だった。

でもSNSに出てきた瞬間、役割が変わった。

説明するための言葉じゃなく、分類するための言葉になった。

感情の起伏が激しい、不安を口にする、距離感が近い、重いことを言う。
そういう要素をまとめて、「はい、メンヘラ」。

便利だよね。
一言で片付く。

相手の話を深く聞かなくていいし、背景を考えなくていいし、何より自分が楽になる。


■ ネットでよく見るメンヘラの一般論

SNSを眺めていると、だいたいこんなイメージで語られている。

情緒不安定、依存体質、かまってちゃん、面倒くさい、関わると疲れる。

たまに少し優しく言っても、寂しがり屋とか、愛情深いけど重い、せいぜいこの辺だ。

ここで一回、立ち止まりたい。

これって本当に性格の説明なんだろうか。
それとも、扱いづらさに貼られたラベルなんだろうか。

同じように不安を吐いたり、弱音を見せたり、誰かに頼ったりしても、職場だと「真面目」「責任感が強い」と評価されることもある。

でもそれが恋愛や個人関係になると、急に「メンヘラ」になる。

この差は、どこから来ているんだろう。


■ 観測していて思ったこと

さらに面白いのは、「自分はメンヘラなのか」をやたらと気にしている女の子が多いところだ。

「私ってメンヘラかな?」
「これってメンヘラだよね?」

SNSでも、実際の会話でも、よく見かける。

本来なら、誰かに貼られる側のはずの言葉を、いつの間にか自分で確認しに行っている。

それは「当てはまるかどうか」を知りたいというより、「そう呼ばれる準備」をしているようにも見える。

もしそうだとしたら、メンヘラという言葉は、誰かを説明するための言葉じゃなくて、自分を納得させるための言葉に変わってしまったのかもしれない。

メンヘラという言葉は、心が弱い人を説明するための言葉というより、感情を表に出した人を雑に処理するための言葉になっている気がする。

しかも厄介なのは、言われ続けると、本人もそれを受け入れてしまうことだ。

「私、メンヘラだからさ」

それは本当に君の性質なんだろうか。
それとも、そう呼ばれ続けた結果、そう振る舞うしかなくなっただけなんじゃないか。

ここまでが、今のところの俺の観測だ。

断定はしない。
まだ眺めている途中だ。

でも少なくとも、メンヘラという言葉は、思っているより人を楽にして、思っているより人を雑にする言葉だと思っている。

さて。
君はどう思う?
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