戦士と腕輪

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第1章 駆け出しの戦士

第3話 腕輪の効果と巨乳魔女

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戦士と腕輪 第3話 腕輪の効果と巨乳魔女

 少年は洞窟の最奥に到着すると岩の台座の上に置いてあった剣士の腕輪を装着するので
あった。剣士の腕輪をはめた瞬間、少年は特に体に何も感じることはなかった。

「特に剣士の腕輪を装備しても、何も感じないな。やっぱり、能力の向上なんて
 ないのかな。」

少年は他にも何かないかを辺りを見て探してみるが、特に何もないようであった。少年は、
もう1度、岩の台座の周りも見てみたが何もなく、洞窟探索を切り上げようとした。
そのとき、少年は岩の台座の上に書かれた剣士の腕輪という文字のあとにさらに文章が
書かれていることに気がつくのであった。

「あれ、よく見るとまだ続きが書かれているな。でもほとんだかすれていて読めないな。
 腕輪を装備、モンスターを10匹、体に、もたらす。なんだろう。よくわからないや。
 まあ、いいや。そのうち使っていて問題があれば、外して、道具屋の主人に買い取って
 もらおう。」

少年は岩の台座に書かれた文章のことは無視して、洞窟の最奥から歩き出すと再び入り口に
向かうのであった。帰り道は1本道になるので、少年にとってはとても楽勝であった。

「よーし。洞窟の中は探検できたから、あとは出口までたどり着くだけだな。楽勝、
 楽勝。あ、そうだ。来るときに倒したスパイダーの死骸を回収しないとな。」

少年は洞窟の最奥にくる途中で倒したスパイダーの死骸があるところを目指すのであった。
たいまつの灯りを頼りに歩くこと10分が経過すると、目的の場所にたどり着こうとして
いた。

「やっぱり、帰り道は安心して歩けるから、思ったより早く着いたな。確か、この辺
 だったはずだけど。あ、あれかな。」

少年はスパイダーの死骸がある場所を見つけたようで近づいていくのであった。しかし、
スパイダーの死骸の近くに何か別のものがいるのに気がつくのであった。

「う、なんだ。スパイダーの死骸の近くに何かいるような。あ、あれはもしかして。」

せっかく、少年はスパイダーの死骸を見つけて回収しようとしたが、すぐそばに
モンスターである大サソリがスパイダーの死骸を捕食しようとしていた。大サソリは
大きなサソリのモンスターであり、尾に強力な毒針を持ち、攻撃をしてくる厄介な
モンスターであった。

「まずいな。さっき来る時はいなかったのに、もしかして、スパイダーの巣に捕まって
 いたのを俺がスパイダーを倒したから、大サソリが解放されたのかな。このままでは、
 スパイダーの死骸が食われちゃうな。でも、大サソリは強敵だから、戦って勝てる
 かな。」

少年は大サソリに攻撃を仕掛けることにちゅうちょしていた。しかし、これまでの
モンスターとの戦闘での勝利と装備した剣士の腕輪の能力向上を考えて、いけるのでは
ないかと思い始めるのであった。

「いや、今までモンスターと戦って勝ててるし、さっき見つけて装備した剣士の腕輪も
 あるから戦えるはずだ。もし危なそうなら、逃げればなんとかなるな。」

少年は戦う覚悟を決めると片手で木剣を構えて、大サソリの方へとじりじりと間合いを
詰めていくのであった。大サソリもスパイダーの死骸に迫っていたが、少年の気配に
気がつくと少年の方へ体を向けるのであった。

「い、いくぞ。えい。」

「カキン。」

少年の木剣が大サソリの胴体にあたったかのように見えたが、大サソリは大きな尾で
木剣の攻撃を防ぐのであった。やはり、今までのモンスターと異なり、一段上の強さを
有しているのであった。

「1撃目を防がれた。やっぱり、強そうだな。このモンスターは。でも、いい感じだ。
 やっぱり、剣士の腕輪の効果で力や技の能力が上がってる感じがするぞ。」

「ブン。」

少年が剣士の腕輪の効果を実感している間に大サソリが大きな尾で鋭い攻撃をしてきた。
大サソリの攻撃が当たる寸前に、少年は木剣で攻撃をなんとか受け流すのであった。

「うわ。危ない。やっぱり、片手にたいまつを持ちながらでは力が入りきらないし、
 防御にも不利だな。こうなったら。」

少年は意を決してたいまつを地面に捨てると両手で木剣を握りしめて、構えるのであった。
大サソリは少年に接近して、大きな尾で追撃をしてくるのであったが、少年はなんとか
これをかわすと剣を構えて力をためるのであった。大サソリも追撃で体勢を戻すのに少し
時間をかけた。少年はこのすきをついてある剣技を放つのであった。

「ため切り。どりゃー。ドスン。」

「グファー。」

少年は覚えたての剣技であるため切りを放ったのであった。大サソリも大きな尾で
防御しようとしたが、尾ごと押し返されてしまい、胴体に強烈な一撃が叩き込まれるので
あった。これにより、大サソリは大ダメージを負ってしまい、瀕死の状態になるので
あった。

「とどめだ。えい。ドス。」

「グファー。グフ。」

少年は木剣で大サソリにとどめの一撃を入れると大サソリは力尽きてしまうのであった。
少年は激しい呼吸で大サソリの死骸を見つめるのであった。

「はあ、はあ。な、なんとか。勝てたよ。両手でやらなきゃ。危なかったな。でも、
 すごいや。これで洞窟の中のモンスターはほぼ倒したことになるな。やっぱり、この
 剣士の腕輪で力と技の能力が上昇したおかげかな。」

少年は改めて剣士の腕輪の効果を実感するのであった。その際、剣士の腕輪に埋め込まれ
た赤い宝石がピカッと光るのであったが、このときは、モンスターを倒したことで頭が
いっぱいだったので少年は気がつかずにいるのであった。

「よーし。大サソリも倒したし、スパイダーの死骸といっしょに持って帰って、道具屋の
 主人に売れば、大儲け間違いなしだ。」

少年は布のカバンに入れてあった縄を取り出すと大サソリとスパイダーの死骸を縄で
縛って、それらを背中に背負う形で運ぶのであった。2つのモンスターの死骸はけっこうな
重さであったが、少年は普段の剣技の訓練で鍛えた体力でなんとか運ぶのであった。
途中、コウモリと数匹遭遇し、少年はこれを難なく倒すとその死骸も布のカバンに
入れていた。30分程度が過ぎると、少年はやっとのことで洞窟の入り口付近に
到着するのであった。

「あっ。周りが明るくなってきたぞ。きっと、洞窟の入り口の近くまで来たんだ。
 よーし。あとは外に出て、村まで行ければ、このモンスターの死骸を売れるぞ。」

少年は洞窟の中から出て、外の空気を吸うのであった。初めての洞窟探検でモンスターを
次々と倒して、洞窟の最奥で剣士の腕輪を手に入れたことは少年にとってはとても大きな
成果となっていた。このため、最初の一呼吸は、少年にとってとても心地の良いものと
なっていた。

「ふぅー。外の空気がこんなにおいしいなんて、やっぱり、洞窟探検での成果がよかった
 からだよな。この調子で色々なことに挑戦していくぞ。」

少年は洞窟の入り口付近で休憩を取ると村を目指すべく再び歩み始めるのであった。外は
すでは夕暮れまでにはまだ時間があったが、日がだいぶ落ち始めていた。少年は森の中を
倒したモンスターの死骸を担ぎながら歩くのであった。しばらくすると、遠くから、
モンスターの鳴き声がかすかに聞こえてくるのであった。

「ワオーン。」

「あれはオオカミの鳴き声じゃあないか。やばいな。今は荷物が多いからあまり相手を
 したくないけど。」

少年は荷物を置いて、近くを見回ってみると道の先の木の下でオオカミの群れがたむろして
いるのを見つけるのであった。

「やっぱり、オオカミだ。しかも、けっこういるな。1、2、・・・ 6って、6匹もいるのか。
 今まで6匹も1度に相手をしたことはないな。」

少年は森の道を迂回して帰ることを考えたが、それではかなりの遠回りになるので、村に
着くのが夜になってしまうと考えるのであった。少年はあることを決意するのであった。

「今日は洞窟でモンスターをたくさん倒したし、それに剣士の腕輪も手に入れてだいぶ
 強くなった気がするから、なんとかなるだろう。よーし。奇襲攻撃で一気に蹴散らして
 やるぞ。」

少年はオオカミの群れに奇襲攻撃を行うため、しゃがんだ姿勢で茂みの中をゆっくりと
歩いていくのであった。そして、オオカミの群れにかなり近づくと茂みから飛び出して、
横たわっていたオオカミめがけて、一撃を放つのであった。

「どりゃー。」

「ワオーン。ガフ。」

「まずは1匹。よし次だ。とりゃー。」

少年は奇襲攻撃を成功させて、いきなり1匹のオオカミを葬ると次々と近くのオオカミに
攻撃を繰り出していくのであった。洞窟での戦闘経験と剣士の腕輪のおかげで力や技の
能力がかなり上昇したことでオオカミであれば力を込めた一撃で瀕死に追いやれるくらいに
強くなっていた。

「よし。うまくいったぞ。あと、2匹だ。えい。」

「ワオーン。」

残りの2匹のオオカミは少年と間合いを取りながら動いていた。さらに連携して、少年を
攻撃するのであった。2匹が同時に攻撃してきたので、少年は横に飛び、近づいてきた1匹の
オオカミを木剣で受け流すと2匹の後ろをとり、剣を構えて力をためると強烈な一撃を
放つのであった。

「ため切り。どりゃー。ドスン。」

「ワオーン。ガフ。」

「あと1匹、とりゃー。」

「ワオーン。ガフ。」

少年はついに6匹全てのオオカミを倒すのであった。さすがに6匹ものオオカミと戦った
だけあって、少年はとても荒い呼吸で息をするのであった。

「はあ。はあ。はあ。な、なんとかオオカミを全部倒したぞ。これで村に行って、
 モンスターを買い取ってもらえれば、かなりの額になるぞ。楽しみだな。」

少年はそんなことを口にしながら、喜んでいたが、剣士の腕輪に埋め込まれた赤い宝石が
再びピカッと光るのであった。今回は何度も赤い宝石がピカッと光出していたので、
さすがに少年も気がつくのであった。

「あ、あれ、どうしたんだろう。剣士の腕輪が光ってるな。なんだろう。」

少年は不思議そうに光る剣士の腕輪を見ていたが、その状況はさらに進むのであった。
なんと光が強くなると少年の周りが赤い宝石の光で包まれてしまうのであった。

「え、え。どうなってるんだ。」

なんと、少年の体は赤い宝石の光の中で変化を始めるのであった。まずはゴツゴツして
いた手が白く細いものへと変化し始めた。そして、脚も細くスラリとしたものに変化して
いくのであった。さらに変化は進み、肌は白くきめ細かに、腕や脚も伸び始めていくので
あった。

「あ、なんだ。体が変わっていっているような気がするぞ。」

少年の体の変化はこれにとどまらず、胴体にも及び始めた。胸の筋肉質な部分が徐々に
柔らかくなると胸が少しずつ膨らみ始めるのであった。初めは少し隆起する程度あったが
服を押し上げていき、みるみるうちに胸がどんどんと膨らみメロンくらいのサイズにまで
膨らみ、ピンク色の乳首や乳輪が形成されていくのであった。これとは逆に腰の部分は
キュッとくびれて見事なくびれが形成されるのであった。

「む、胸が膨らんでるよ。はあん。」

少年は胸の膨らみの影響で思わず、声を発してしまうのであったが、この声がまるで女性の
ような高い声に変わってしまっていた。胸の膨らみに呼応するように太ももはムチっと
適度に膨らみ、お尻も膨らみ始めて、大きな美尻が形成されるのであった。

「あん、俺。なんて声を出しているんだ。それになんか、太ももやお尻も大きくなって
 るよ。」

体の変化は顔にもおよび、顔の形が卵型の形になると、少年の目は切れ長になり、
まつ毛も伸びていき、唇もプクッと膨らんでいくのであった。最後に髪の毛が伸びていくと
背中まで達して少しウェーブのかかったピンク色の髪になるのであった。
少年の体は23歳くらいのセクシーな大人の女性に変貌を遂げるのであった。変化はこれにとどまらずに服にもおよび、少年の服はGカップの巨乳を包むように白色のチューブ
トップに、ズボンは白色のミニのタイトなスカートになると白色のマントとロング
ブーツが装着されていった。最後に顔に化粧が施されていき、ファンデーションが
塗られるとアイシャドウと赤い口紅が塗られていった。

「はあ。はあ。変化が収まったみたいね。」

剣士の腕輪の赤い宝石の光が収まると少年の立っていた場所には23歳くらいの
セクシーな巨乳魔女がたたずんでいたのであった。巨乳魔女は自分の今の状態を確認すべく
体を確認していくのであった。

「胸についてるものって。これって、女性の胸かしら。とっても大きいわね。あら。
 しゃべり方が大人の女性みたいだわ。」

巨乳魔女は胸を確認して驚くとしゃべり方まで大人の女性に変わっていることに驚嘆する
のであった。次にお尻の方に手を伸ばすと大きく膨らんだ美尻を触るのであった。

「す、すごいわね。こんなに大きくなるなんて、それに柔らかいかも。あん。」

巨乳魔女は自分のお尻を触って、少し変な感じを覚えたのか、ほほを赤らめるのであった。
そして、気を取り直して、体を確認しているとあることに気がつくのであった。

「それにさっきまで持っていた木剣が魔法の杖に変わっているわ。私、魔法使いに
 なったみたいね。でも、どうしてこんなことに。」

巨乳魔女は自分の体の変貌の原因を考え出すとあることに行き着くのであった。

「やっぱり、この剣士の腕輪のせいかしら、モンスターを倒したあとにいきなり光出して、
 変身が始まったみたいだし。もしかして、この剣士の腕輪を外しちゃえば元に
 戻れるかしら。えい。」

巨乳魔女は剣士の腕輪を外そうとしたが、力を入れても決して外れることはなかった。

「だ、ダメみたいね。どうしようかしら。このまま、帰るなんて、きっとママにも
 わかってもらえないわね。」

巨乳魔女はとりあえず森の中にいても仕方ないと思い、途中で置いてきた洞窟で倒した
モンスターの死骸を取りにいくとそれを抱えて、家に戻るのであった。時間はすでに
夕暮れを迎えており、巨乳魔女は家の近くまで戻ってきていたが、やはり家に入ることは
できずに近くの茂みで時間を潰していた。

「はあ、どうしようかしら。やっぱり、この姿のままで家に帰ったら、まずいわよね。」

巨乳魔女がどうしようかと悩んでいると剣士の腕輪がピカッと光出したのであった。光の
中で巨乳魔女の姿は徐々に変化していき、元の少年の姿に戻っていくのであった。

「え、どうしたんだ。まさか、元に戻ったのか。よ、よかった。」

少年は元の姿に戻れて、安堵した様子であったが、落ち着きを取り戻すとある行動に
出るのであった。

「この剣士の腕輪はとんでもない副作用のある腕輪だな。早く取り外そう。えい。」

少年はすぐに剣士の腕輪を取り外そうと試みるのであったが、ビクともしないのであった。

「は、外れないよ。や、やばいな。これは。」

こうして、少年と剣士の腕輪の物語がここから始まるのであった。
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