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裏目
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「側妃を娶ることになって、可哀想なんて思われいるのでしょうね」
「はい……ですが、側妃殿下が姿を現さないことから、薄れて来ているようですよ。側妃に頭をずっと下げさせていたという噂も立っているそうですし」
ララスがブルーベルに声を掛けた時に見ていた者も多く、噂が立っていることも聞き、良かれと思ったのだろうが、失敗していることに笑った。
「まあ、可哀想な存在から、いやらしい存在だと気付かれるかもしれないわね」
「そうなればいいのに」
「噂が広まればいいわね」
二人は不敵な笑みをし合い、ウィンラーにとっては母国だが、嫁いだのだから他国のことであることも、二人も言いたい放題になっていた。
オペリーク王国では、コレドールが両親であるエディード、セラリアに呼び出されていた。
「ブルーベルは公務も手伝えるそうじゃないか。それなら、もう一人、産んでもらった方がいいだろう」
「ですが……」
エディードとセラリアもブルーベルはちゃんと妊娠して、出産ができるのかと半信半疑だったが、リファスが無事に生まれたことで、大丈夫と判断していた。
コレドールはブルーベルの側妃としての立場を思ってのことだったが、多少は良くなっていると判断されて、裏目に出ていた。
「リファスは順調に成長しているが、もう一人いた方がいい。王子は生まれているのだから、王子でも王女でもいいのだから」
「そうよ、若い内に産んでもらった方がいいわ」
両親の言わんとすることも分かる、自分も親で、子どもが一人だったら同じように言うかもしれない。
だが、ブルーベルは何も変わっていない。
「ですが、良くはなっていないのです」
「だが、子どもは産めたのだから」
「そうよ、子どもを産むために嫁いで来たのだから。あちらもそのようにって言われているのよ」
同じ女性なのに、セラリアにそのように言われて、コレドールは胸が苦しくなったが、そんなことも考えていないのだろう。
「ですが……」
「これは決まったことだ、一人では心許ないだろう」
エディードとセラリアも、コレドールの下に娘がおり、他国に嫁いでいる。
「あなたも子どもは可愛いのでしょう?ララスも可愛がっているようですし。ララスにも私から話もしておきますから」
「分かりました……」
エディードとセラリア、コレドールはブルーベルに子どものことを話したが、頭を下げたまま、何も答えることはなかった。
それでも再び、子どもの出来やすい日にブルーベルと関係を持ち、前回よりも早い四ヶ月後には妊娠が分かった。
だが、ブルーベルはまた妊娠していると分かっているのかという生活だった。だが、陣痛の際は泣き喚き、異常なほどに叫び続けた。
「痛い!嫌!やめて!苦しい!助けて!無理!お願い!」
ブルーベルの初めて聞くあまりに大きな声で、どんな状況なのかと、コレドールもエディードとセラリアも大丈夫なのかと不安になったが、第二子は無事生まれた。
第二子は王女で、レイピアと名付けられた。
「出産の際は、どうしたのだ?」
コレドールは出産に立ち会っていたモモリに、何があったのか問い掛けた。
「あの、分かりませんが、急に叫ばれ始めて、泣かれて、半狂乱という状態でした」
「彼女が?」
「はい……その後もずっと泣いておられて」
「そうか、しばらく休ませよう。付いてやって、何かあったら言ってくれ」
「はい」
ブルーベルは休ませるつもりだったが、予定よりも長めに、休ませるように申請をして、両親も出産の際の声を聞いていた頃から、了承することになった。
レイピアはブルーベルのダークブロンドに、コレドールの黒い瞳であった。顔立ちはまたもブルーベルで、口元だけがコレドールであった。
整ったブルーベルに、美人な王女になるだろうと皆が思った。
「はい……ですが、側妃殿下が姿を現さないことから、薄れて来ているようですよ。側妃に頭をずっと下げさせていたという噂も立っているそうですし」
ララスがブルーベルに声を掛けた時に見ていた者も多く、噂が立っていることも聞き、良かれと思ったのだろうが、失敗していることに笑った。
「まあ、可哀想な存在から、いやらしい存在だと気付かれるかもしれないわね」
「そうなればいいのに」
「噂が広まればいいわね」
二人は不敵な笑みをし合い、ウィンラーにとっては母国だが、嫁いだのだから他国のことであることも、二人も言いたい放題になっていた。
オペリーク王国では、コレドールが両親であるエディード、セラリアに呼び出されていた。
「ブルーベルは公務も手伝えるそうじゃないか。それなら、もう一人、産んでもらった方がいいだろう」
「ですが……」
エディードとセラリアもブルーベルはちゃんと妊娠して、出産ができるのかと半信半疑だったが、リファスが無事に生まれたことで、大丈夫と判断していた。
コレドールはブルーベルの側妃としての立場を思ってのことだったが、多少は良くなっていると判断されて、裏目に出ていた。
「リファスは順調に成長しているが、もう一人いた方がいい。王子は生まれているのだから、王子でも王女でもいいのだから」
「そうよ、若い内に産んでもらった方がいいわ」
両親の言わんとすることも分かる、自分も親で、子どもが一人だったら同じように言うかもしれない。
だが、ブルーベルは何も変わっていない。
「ですが、良くはなっていないのです」
「だが、子どもは産めたのだから」
「そうよ、子どもを産むために嫁いで来たのだから。あちらもそのようにって言われているのよ」
同じ女性なのに、セラリアにそのように言われて、コレドールは胸が苦しくなったが、そんなことも考えていないのだろう。
「ですが……」
「これは決まったことだ、一人では心許ないだろう」
エディードとセラリアも、コレドールの下に娘がおり、他国に嫁いでいる。
「あなたも子どもは可愛いのでしょう?ララスも可愛がっているようですし。ララスにも私から話もしておきますから」
「分かりました……」
エディードとセラリア、コレドールはブルーベルに子どものことを話したが、頭を下げたまま、何も答えることはなかった。
それでも再び、子どもの出来やすい日にブルーベルと関係を持ち、前回よりも早い四ヶ月後には妊娠が分かった。
だが、ブルーベルはまた妊娠していると分かっているのかという生活だった。だが、陣痛の際は泣き喚き、異常なほどに叫び続けた。
「痛い!嫌!やめて!苦しい!助けて!無理!お願い!」
ブルーベルの初めて聞くあまりに大きな声で、どんな状況なのかと、コレドールもエディードとセラリアも大丈夫なのかと不安になったが、第二子は無事生まれた。
第二子は王女で、レイピアと名付けられた。
「出産の際は、どうしたのだ?」
コレドールは出産に立ち会っていたモモリに、何があったのか問い掛けた。
「あの、分かりませんが、急に叫ばれ始めて、泣かれて、半狂乱という状態でした」
「彼女が?」
「はい……その後もずっと泣いておられて」
「そうか、しばらく休ませよう。付いてやって、何かあったら言ってくれ」
「はい」
ブルーベルは休ませるつもりだったが、予定よりも長めに、休ませるように申請をして、両親も出産の際の声を聞いていた頃から、了承することになった。
レイピアはブルーベルのダークブロンドに、コレドールの黒い瞳であった。顔立ちはまたもブルーベルで、口元だけがコレドールであった。
整ったブルーベルに、美人な王女になるだろうと皆が思った。
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