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晩餐会2
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「こんなに離れていたらお話ができないわ」
「それでも話をする機会はあるはずだよ」
「そうかしら」
アリーシャの席からスチュワートの席は、遠く離れていた。近くに若い令嬢はいないが、同時に若い令嬢が席に近付けば、如何にもという風に見られることだろう。
スルトはアリーシャを励ましながらも、実際はガッカリしていたが、マリージュはこれで粗相はないだろうと考えていた。
それよりも、気になったのはオペリーク王国であった。
コレドールとララスと、リファスとレイピアが参加しており、スルトも気が付いたようであった。
「あれがブルーベルの息子と娘か」
「そうですわね」
「ふーん、そうか、まあ顔は良かったからな」
リファスとレイピアはブルーベルの美しさに、コレドールが僅かに合わさったような顔立ちであるために、ブルーベルを知る人間からはそっくりである。
オペリーク王国の席には、他国の方が挨拶に来ており、二人を褒めている様子だった。
ララス王太子妃をこんなに近くで見るのは初めてであったが、優秀な方だと聞いていることもあるかもしれないが、賢そうな方に見えた。
リファスとレイピアとの関係は見るだけでは分からないが、ブルーベルが母親として機能していないと思われるために、関係性は良いのかもしれない。
だが、マリージュの立場からすれば、複雑な気分であった。
「王太子妃殿下には似なくて正解じゃないか」
「そのようなことは」
エーストもスルトも、アリーシャもこういった蔑むような発言をする。ジーラスのようなことも、いずれ起きるのではないかと止めたが、スルトは止まらない。
「聞こえはしないさ」
「ですが……」
「ブルーベルにそっくりじゃないか」
スルトとマリージュが話をしていたために、アリーシャもリファスとレイピアに目をやると、確かに二人は良く似ているが、二人とも綺麗な顔をしていた。
だが、ブルーベルと関わりもないアリーシャには、どうでもいい存在であった。
「お母様の甥と姪でしょう?」
「そうだけど、簡単にお声を掛けられはしないわ」
「どうして?」
オペリーク王国に頼みに行ったりしていなければ、コレドールに挨拶をしに行っていただろうが、あのような不躾な願いをし、エズリラ侯爵家からは里帰りまで願い出ているのだから、どんな顔をしていいか分からない。
「他に方が挨拶してらっしゃるのだから、いいのよ」
「直接、里帰りのことを聞けばいいじゃないか」
「断られているのに、できません。失礼にあたります」
「妹なんだから、聞いてみればいいじゃないか」
スルトはアリーシャの婚約に、ブルーベルの里帰りが決まれば、エーストに喜ばれると考えていた。
だが、そんな話をしていると、リュメリー王国の方もやって来て、王太子であるオフィルクとコレドールの妹・フェイリアが来ていた。
「リュメリー王国の方がいらっしゃいました、黙ってください」
「っあ、ああ……」
さすがにスルトも黙り、罰が悪そうな顔をしていた。
夜会ではなく、晩餐会であるためにアリーシャのように子どもを連れている国も多い中、子どもたちは連れてきていないようであった。
晩餐会は出席者が揃って始まり、和やかに会話をしながら進んで行った。
モルゾフ王国からは料理の説明が行われ、それぞれ楽しんでいた。
デザートまで、ご自由にお食べくださいとなった際に、スチュワートが立ち上がって、リュメリー王国の席に向かって、話を始めていた。
「どうしてあの席に、こちらに来てくださればいいのに」
「リュメリー王国に説明を行ってらっしゃるのだろう」
モルゾフ王国も当然だが航路を利用しており、今回の料理も関わっているのだろうと、スルトも考えていた。そうなれば、挨拶をするのも当然である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もお読みいただきありがとうございます。
メリークリスマス!
何だか師走でバタバタしておりまして、
クリスマス感がないまま過ごしておりまして、
1日2話をしたかったのですが、
申し訳ございません……無理でした。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
「それでも話をする機会はあるはずだよ」
「そうかしら」
アリーシャの席からスチュワートの席は、遠く離れていた。近くに若い令嬢はいないが、同時に若い令嬢が席に近付けば、如何にもという風に見られることだろう。
スルトはアリーシャを励ましながらも、実際はガッカリしていたが、マリージュはこれで粗相はないだろうと考えていた。
それよりも、気になったのはオペリーク王国であった。
コレドールとララスと、リファスとレイピアが参加しており、スルトも気が付いたようであった。
「あれがブルーベルの息子と娘か」
「そうですわね」
「ふーん、そうか、まあ顔は良かったからな」
リファスとレイピアはブルーベルの美しさに、コレドールが僅かに合わさったような顔立ちであるために、ブルーベルを知る人間からはそっくりである。
オペリーク王国の席には、他国の方が挨拶に来ており、二人を褒めている様子だった。
ララス王太子妃をこんなに近くで見るのは初めてであったが、優秀な方だと聞いていることもあるかもしれないが、賢そうな方に見えた。
リファスとレイピアとの関係は見るだけでは分からないが、ブルーベルが母親として機能していないと思われるために、関係性は良いのかもしれない。
だが、マリージュの立場からすれば、複雑な気分であった。
「王太子妃殿下には似なくて正解じゃないか」
「そのようなことは」
エーストもスルトも、アリーシャもこういった蔑むような発言をする。ジーラスのようなことも、いずれ起きるのではないかと止めたが、スルトは止まらない。
「聞こえはしないさ」
「ですが……」
「ブルーベルにそっくりじゃないか」
スルトとマリージュが話をしていたために、アリーシャもリファスとレイピアに目をやると、確かに二人は良く似ているが、二人とも綺麗な顔をしていた。
だが、ブルーベルと関わりもないアリーシャには、どうでもいい存在であった。
「お母様の甥と姪でしょう?」
「そうだけど、簡単にお声を掛けられはしないわ」
「どうして?」
オペリーク王国に頼みに行ったりしていなければ、コレドールに挨拶をしに行っていただろうが、あのような不躾な願いをし、エズリラ侯爵家からは里帰りまで願い出ているのだから、どんな顔をしていいか分からない。
「他に方が挨拶してらっしゃるのだから、いいのよ」
「直接、里帰りのことを聞けばいいじゃないか」
「断られているのに、できません。失礼にあたります」
「妹なんだから、聞いてみればいいじゃないか」
スルトはアリーシャの婚約に、ブルーベルの里帰りが決まれば、エーストに喜ばれると考えていた。
だが、そんな話をしていると、リュメリー王国の方もやって来て、王太子であるオフィルクとコレドールの妹・フェイリアが来ていた。
「リュメリー王国の方がいらっしゃいました、黙ってください」
「っあ、ああ……」
さすがにスルトも黙り、罰が悪そうな顔をしていた。
夜会ではなく、晩餐会であるためにアリーシャのように子どもを連れている国も多い中、子どもたちは連れてきていないようであった。
晩餐会は出席者が揃って始まり、和やかに会話をしながら進んで行った。
モルゾフ王国からは料理の説明が行われ、それぞれ楽しんでいた。
デザートまで、ご自由にお食べくださいとなった際に、スチュワートが立ち上がって、リュメリー王国の席に向かって、話を始めていた。
「どうしてあの席に、こちらに来てくださればいいのに」
「リュメリー王国に説明を行ってらっしゃるのだろう」
モルゾフ王国も当然だが航路を利用しており、今回の料理も関わっているのだろうと、スルトも考えていた。そうなれば、挨拶をするのも当然である。
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本日もお読みいただきありがとうございます。
メリークリスマス!
何だか師走でバタバタしておりまして、
クリスマス感がないまま過ごしておりまして、
1日2話をしたかったのですが、
申し訳ございません……無理でした。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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