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大胆
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「はい、診断書のことです」
「話したの?」
「はい、こんなチャンスは二度とないと思いまして」
「あなたも、思い切ったのね」
フェイリアも思い切ったが、ウィンラーも思い切っており、感化されたところもあったのかもしれないと感じていた。
「はい……今さらハッキリすることはないかもしれませんが、どうしても不正をしていたのなら許せないのです」
「そうね」
ウィンラーは気になることは、調べたい質である。だが、王家のことを調べることはできなかった。
シュリリーは直接関わることではなかったが、ウィンラーは関わった者であるために、今さらでも何か一つでも分かれば、気分は違うだろう。
「それで、調べてくださることになりました。ですので、もしも何か王家から罰を望むのであれば、しばらくお待ちいただけないかと、お口添えいただきたいのです」
「そういうことね、分かったわ。確かにすぐに分かることではないでしょう」
スチュワートのことに関しては、関係ないことではあるが、オペリーク王国としてはもしも不正があった状態で、王太子妃になっていたのなら、根本がが覆るだろう。
「ありがとうございます。フェイリア殿下もきちんと罰するようにさせるとおっしゃられておりましたし、オペリーク王国が罰を下すと考えております」
「万が一、不正が分かったら、ララス妃は罰では済まないでしょう」
「そう思います」
ウィンラーも重い罰になればいいと思ってはいるが、両陛下がどう判断を下すかは分からないとも考えていた。
「でも、子どもができないとなった時に、調べたのではないの?」
「はい、私もそこは気になっておりました。診断結果は教えてはもらえませんでしたが、何かあったのだろうとは思います」
「やはり、何もないということはなかったのね」
王家に子どもが生まれないとなれば、診断書で済ますこともできないのだから、調べられることから逃れられないだろう。
「王妃陛下は私が話したことに、始めは信じられない様子だったのですが、いつからかは分からないと洩らしてらっしゃいましたので」
「それは、間違いなく何かあったのでしょうね」
「はい。それで、フェイリア殿下がおっしゃったことで、私はとても納得したのです。もし、治療をすればいいようなことだったのなら、候補から外されることはなかったようです。ですが、天秤に乗せられたら、ララス妃は」
「選ばれないわね」
シュリリーも言いたいことが分かった。確かに同じ条件で、迷っている状態だったら、治療をしなくてもいい方を選ぶだろう。
「はい、その通りです」
「そういうことね」
「はい、診断が何だったのか分かりませんが、候補者は誰なのか分かっている状態で、外されることが恥ずかしいとも思ったのかもしれないともおっしゃっていて、確かにララス妃には耐えられないだろうと思ったのです」
「ええ、ただがこんなことでと思っていそうだものね」
「はい、そんなことで選ばれない方がおかしいと思っていそうです」
二人は苦々しい顔で頷き合ったが、ララスがそのように言う姿が安易に想像ができるからである。
「だからこそ側妃も受け入れて、懐が広い王太子妃だと思わせて、あわよくば子どもも自分に懐くようにしようと考えていたのかもしれないわね」
お母様と呼ばせていたことから、慈悲深い王太子妃だとも思われたかったのだろう。だが、ララスの性格を知っている者はそのように思わないのではないか。
オペリーク王国でララスがどのように見られているのかは分からないが、フェイリアやウィンラーが見透かしたように、狙ったように映っていないのではないか。
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本日もお読みいただきありがとうございます。
本日は1日2回、投稿させていただきます。
次はいつもの17時です。
どうぞよろしくお願いいたします。
「話したの?」
「はい、こんなチャンスは二度とないと思いまして」
「あなたも、思い切ったのね」
フェイリアも思い切ったが、ウィンラーも思い切っており、感化されたところもあったのかもしれないと感じていた。
「はい……今さらハッキリすることはないかもしれませんが、どうしても不正をしていたのなら許せないのです」
「そうね」
ウィンラーは気になることは、調べたい質である。だが、王家のことを調べることはできなかった。
シュリリーは直接関わることではなかったが、ウィンラーは関わった者であるために、今さらでも何か一つでも分かれば、気分は違うだろう。
「それで、調べてくださることになりました。ですので、もしも何か王家から罰を望むのであれば、しばらくお待ちいただけないかと、お口添えいただきたいのです」
「そういうことね、分かったわ。確かにすぐに分かることではないでしょう」
スチュワートのことに関しては、関係ないことではあるが、オペリーク王国としてはもしも不正があった状態で、王太子妃になっていたのなら、根本がが覆るだろう。
「ありがとうございます。フェイリア殿下もきちんと罰するようにさせるとおっしゃられておりましたし、オペリーク王国が罰を下すと考えております」
「万が一、不正が分かったら、ララス妃は罰では済まないでしょう」
「そう思います」
ウィンラーも重い罰になればいいと思ってはいるが、両陛下がどう判断を下すかは分からないとも考えていた。
「でも、子どもができないとなった時に、調べたのではないの?」
「はい、私もそこは気になっておりました。診断結果は教えてはもらえませんでしたが、何かあったのだろうとは思います」
「やはり、何もないということはなかったのね」
王家に子どもが生まれないとなれば、診断書で済ますこともできないのだから、調べられることから逃れられないだろう。
「王妃陛下は私が話したことに、始めは信じられない様子だったのですが、いつからかは分からないと洩らしてらっしゃいましたので」
「それは、間違いなく何かあったのでしょうね」
「はい。それで、フェイリア殿下がおっしゃったことで、私はとても納得したのです。もし、治療をすればいいようなことだったのなら、候補から外されることはなかったようです。ですが、天秤に乗せられたら、ララス妃は」
「選ばれないわね」
シュリリーも言いたいことが分かった。確かに同じ条件で、迷っている状態だったら、治療をしなくてもいい方を選ぶだろう。
「はい、その通りです」
「そういうことね」
「はい、診断が何だったのか分かりませんが、候補者は誰なのか分かっている状態で、外されることが恥ずかしいとも思ったのかもしれないともおっしゃっていて、確かにララス妃には耐えられないだろうと思ったのです」
「ええ、ただがこんなことでと思っていそうだものね」
「はい、そんなことで選ばれない方がおかしいと思っていそうです」
二人は苦々しい顔で頷き合ったが、ララスがそのように言う姿が安易に想像ができるからである。
「だからこそ側妃も受け入れて、懐が広い王太子妃だと思わせて、あわよくば子どもも自分に懐くようにしようと考えていたのかもしれないわね」
お母様と呼ばせていたことから、慈悲深い王太子妃だとも思われたかったのだろう。だが、ララスの性格を知っている者はそのように思わないのではないか。
オペリーク王国でララスがどのように見られているのかは分からないが、フェイリアやウィンラーが見透かしたように、狙ったように映っていないのではないか。
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本日もお読みいただきありがとうございます。
本日は1日2回、投稿させていただきます。
次はいつもの17時です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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