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【テイラー】寵妃2
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「誰?私を睨んでいるの?ディオエル、怖いわ」
これまでも自白する者いなかったが、すぐに自白剤を使っていたために、ルーベンスは苛立ちよりも事実を聞くことに集中してたが、のらりくらりと馬鹿にしたようなローズミーには耐えられなかった。
だが、話したくもない相手だったために、ディオエルに訊ねることにした。
「陛下、この老女は何の病なのですか?」
「症状に今ある病気で当てはまるものがないそうだ。だが、感染することはないことは分かっている」
「そうですか、ありがとうございます」
ルーベンスは席に戻り、息を整えた。
ディオエルも、傷だらけで、気味の悪いローズミーを見る前に、説明しておくべきだったと反省した。
「老婆だなんて酷いわ!ディオエル!ちゃんと注意して頂戴」
ルーベンスは老婆ではなく、老女と言ったのに、ローズミーは老婆で受け取り、実は分かっているのではないかとすら思った。
「はあ…事実じゃないか。まだ鏡を見ていないのか?」
周りが気を使って鏡を見せないようにしているというよりは、死ぬなどと言い出し兼ねないために、面倒を避けるために、鏡を見せないようにしている。
「愛する私に、何てことを言うの!」
「そろそろ、現実を見ろ」
ディオエルはアイルーンの殺害に関わっていると確定した時点で、死ぬなどと言い出すことも、どうでもいいと判断していた。
「何を言っているの?私はあなたの愛する人なのよ?」
「本当にそう思っているのか?」
「だってそうでしょう?」
老婆のような姿で首を傾けて、上目遣いで、擦れた声でローズミーは微笑んだ。ローズミーの頭では若々しいローズミーの姿だろうが、不気味でしかない。
「名ばかりだと、分かっていないのか?」
「名ばかり?」
「寵妃だという名前なだけだろう?」
「違うわ、どうしちゃったの?もう、そんなおかしなことを言わないで」
「お前が死ぬなどと大騒ぎをするから、寵妃としていただけだ」
アイルーンがいた頃、そしてローズミーが妊娠していた頃は、近しい者以外は本当に寵妃だと思っている者の方が多かった。
他の妃も、そうだっただろう。妃たちが嫉妬を向ける相手として、ローズミーをディオエルが差し向けたとも言える。
死ぬと言って自分に構って欲しいローズミーなら、何かあっても構って欲しい気持ちから黙っていることはない。正直、何かあって死んだとしても、死にたかっただろうくらいに思っていた。
だが、死産の上、病を患い、今のような風貌になってからは、寵愛もなくなって当然だろうと解釈されるようになっていた。
実際は、見た目は確かに眉をひそめるものだったが、心情としてはディオエルは変わったわけではなく、ローズミーの精神面から寵妃としていただけであったことを、今では皆知っている。
ローズミーは分かっていない様子で、ペジリーは認めたくない。イオリクは分かっていながらも、名ばかりでもいいと思っているような状況だった。
ディオエルはアイルーンに愛する者だと言ったために、テイラーはどんな顔をしているのだろうかと考えはしたが、見ることは出来なかった。それでも、テイラーとローズミーのいる場所で告げて置きたかった。
「何を言っているの?」
ローズミーはどうしたのかしらと、本気で思っている。
「お前は私の愛する者ではないということだ」
「っな、私が病気になったから?」
「違う!最初からだ」
「最初から…?」
今日、初めてショックを受けたような顔を見せた。
「ディオエルは、私を愛していないと言うの?」
「そうだ、お前は妃になれるなら、自傷行為は止めると言ったからだろう?」
ディオエルと結婚するつもりだった、どうしても妃になりたいと言い出したことすら覚えていないと、都合が良過ぎるだろうとすら思った。
「それも覚えていないのか?」
これまでも自白する者いなかったが、すぐに自白剤を使っていたために、ルーベンスは苛立ちよりも事実を聞くことに集中してたが、のらりくらりと馬鹿にしたようなローズミーには耐えられなかった。
だが、話したくもない相手だったために、ディオエルに訊ねることにした。
「陛下、この老女は何の病なのですか?」
「症状に今ある病気で当てはまるものがないそうだ。だが、感染することはないことは分かっている」
「そうですか、ありがとうございます」
ルーベンスは席に戻り、息を整えた。
ディオエルも、傷だらけで、気味の悪いローズミーを見る前に、説明しておくべきだったと反省した。
「老婆だなんて酷いわ!ディオエル!ちゃんと注意して頂戴」
ルーベンスは老婆ではなく、老女と言ったのに、ローズミーは老婆で受け取り、実は分かっているのではないかとすら思った。
「はあ…事実じゃないか。まだ鏡を見ていないのか?」
周りが気を使って鏡を見せないようにしているというよりは、死ぬなどと言い出し兼ねないために、面倒を避けるために、鏡を見せないようにしている。
「愛する私に、何てことを言うの!」
「そろそろ、現実を見ろ」
ディオエルはアイルーンの殺害に関わっていると確定した時点で、死ぬなどと言い出すことも、どうでもいいと判断していた。
「何を言っているの?私はあなたの愛する人なのよ?」
「本当にそう思っているのか?」
「だってそうでしょう?」
老婆のような姿で首を傾けて、上目遣いで、擦れた声でローズミーは微笑んだ。ローズミーの頭では若々しいローズミーの姿だろうが、不気味でしかない。
「名ばかりだと、分かっていないのか?」
「名ばかり?」
「寵妃だという名前なだけだろう?」
「違うわ、どうしちゃったの?もう、そんなおかしなことを言わないで」
「お前が死ぬなどと大騒ぎをするから、寵妃としていただけだ」
アイルーンがいた頃、そしてローズミーが妊娠していた頃は、近しい者以外は本当に寵妃だと思っている者の方が多かった。
他の妃も、そうだっただろう。妃たちが嫉妬を向ける相手として、ローズミーをディオエルが差し向けたとも言える。
死ぬと言って自分に構って欲しいローズミーなら、何かあっても構って欲しい気持ちから黙っていることはない。正直、何かあって死んだとしても、死にたかっただろうくらいに思っていた。
だが、死産の上、病を患い、今のような風貌になってからは、寵愛もなくなって当然だろうと解釈されるようになっていた。
実際は、見た目は確かに眉をひそめるものだったが、心情としてはディオエルは変わったわけではなく、ローズミーの精神面から寵妃としていただけであったことを、今では皆知っている。
ローズミーは分かっていない様子で、ペジリーは認めたくない。イオリクは分かっていながらも、名ばかりでもいいと思っているような状況だった。
ディオエルはアイルーンに愛する者だと言ったために、テイラーはどんな顔をしているのだろうかと考えはしたが、見ることは出来なかった。それでも、テイラーとローズミーのいる場所で告げて置きたかった。
「何を言っているの?」
ローズミーはどうしたのかしらと、本気で思っている。
「お前は私の愛する者ではないということだ」
「っな、私が病気になったから?」
「違う!最初からだ」
「最初から…?」
今日、初めてショックを受けたような顔を見せた。
「ディオエルは、私を愛していないと言うの?」
「そうだ、お前は妃になれるなら、自傷行為は止めると言ったからだろう?」
ディオエルと結婚するつもりだった、どうしても妃になりたいと言い出したことすら覚えていないと、都合が良過ぎるだろうとすら思った。
「それも覚えていないのか?」
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