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【テイラー】寵妃3
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「ディオエルは、私を愛していたじゃない」
「そう思っていたのは、お前だけだ」
「どうしてそんな酷いことが言えるの!信じられない!」
ローズミーは薄くなった髪を振り乱しながら叫んだが、今ここにいる者たちははローズミーが、アイルーン・デリアを殺したことを知っている者しかおらず、同情することはない。
「お前がアイルーン・デリアを殺した犯人だと分かったからだ!」
「私は関係ないって言っているでしょ!」
「恨んでいたんだろう?」
「殺してなんかいないわ!」
昔のローズミーを思い出すような言い合いではあったが、認める様子はない。
「血を抜いていただけだとでも言うのか!」
「知らない、知らないわ」
またも髪を振り乱しながら叫び出し、追い詰められれば、ボロが出ると思っていたディオエルの計算は狂った。
「効果があるか分からないが、自白剤を使ってくれ」
「はい」
ローズミーは、誰よりもあっさりと拘束されて、自白剤を打たれることになった。
「何、何なのよ!ディオエルが許さないわよ!」
ディオエルが指示したことであるが、ローズミーにはそうではないことになっているようであった。
ずっと喚いていたが、無視して、同様にしばらく待つことにした。だが、ヒューヒューと息が上がるようなことも、鼻息が荒くなる様子もなかった。
「どうだ?効果は出そうか?」
「どうでしょうか…精神安定剤を投与されておりますので。ローズミー妃?分かりますか?」
カーズはローズミーに向かって、何度か声を掛けたが、斜め上を見たまま、ぼーっとしていた。
「ローズミー妃?」
「…」
「分かりますか?」
「…」
ローズミーはカーズに反応することもなく、カーズは肩を叩いた。
「ぎゃあああああ」
「ローズミー妃?」
「何よ、私は悪くないわ、私のせいじゃない、私の子どもなんかじゃない、嫌、嫌よ、来ないで」
ローズミーは両手をバタバタを動かして、錯乱し始めた。
誰が見ても、ローズミーは自分の子どもを振り払っているようにしか見えず、驚愕した。
「ローズミー妃!」
カーズは落ち着かせようとしたが、暴れて椅子からも転がり落ちることになった。
「だから私のせいじゃない、私は可哀想なのよ、だから大事にされなきゃいけないの。何よ、あなたなんて、私の子じゃないわ、気持ち悪い、こっちに来ないで」
さらに追い払うような素振りをしており、幻覚や幻聴が現れているのだろうと思うしかなかった。
「無理そうか?」
「おそらく、こちらの声が聞こえていないようですから」
その間も同じことを言いながら、涎も垂らし始め、自分の子どもを振り払い続けているようで、まるで化け物のようであった。
「ローズミー!」
ディオエルが呼んでも、何の反応もない。
「お前が殺したのか!」
「こっちに来ないで、私は悪くない、私の子どもじゃない、私の子どもは私に似て可愛いんだから、止めて、止めてよ」
「…罪状は明らかだからな」
答えることが出来る状況であれば、ローズミーにも聞きたいことは沢山あったが、諦めるしかないと判断するしかなかった。
「陛下、可能なら精神安定剤の使用を止めて、その上でもう一度、自白剤を使えば違うかもしれません」
「そうか」
「はい」
ローズミーに精神安定剤は欠かせず、だが罪人となってからには、使う必要もない。だが、今日のことにはならないために、終わらせるしかなかった。
「監視を置いて、貴族牢のほうがいいか。入れて置いてくれ」
「は!」
ローズミーは連れて行かれる最後まで、まだ手を振り回していた。
「デリア侯爵、テイラー嬢、すまないが、今日は自白は聞けそうにない」
「そのようですね」
「ええ」
ルーベンスとテイラーは顔を向き合わせて、頷いた。
「関与は明らかであり、きちんと裁く」
「そうですか、では次ですね」
「つ、ぎ?」
「そう思っていたのは、お前だけだ」
「どうしてそんな酷いことが言えるの!信じられない!」
ローズミーは薄くなった髪を振り乱しながら叫んだが、今ここにいる者たちははローズミーが、アイルーン・デリアを殺したことを知っている者しかおらず、同情することはない。
「お前がアイルーン・デリアを殺した犯人だと分かったからだ!」
「私は関係ないって言っているでしょ!」
「恨んでいたんだろう?」
「殺してなんかいないわ!」
昔のローズミーを思い出すような言い合いではあったが、認める様子はない。
「血を抜いていただけだとでも言うのか!」
「知らない、知らないわ」
またも髪を振り乱しながら叫び出し、追い詰められれば、ボロが出ると思っていたディオエルの計算は狂った。
「効果があるか分からないが、自白剤を使ってくれ」
「はい」
ローズミーは、誰よりもあっさりと拘束されて、自白剤を打たれることになった。
「何、何なのよ!ディオエルが許さないわよ!」
ディオエルが指示したことであるが、ローズミーにはそうではないことになっているようであった。
ずっと喚いていたが、無視して、同様にしばらく待つことにした。だが、ヒューヒューと息が上がるようなことも、鼻息が荒くなる様子もなかった。
「どうだ?効果は出そうか?」
「どうでしょうか…精神安定剤を投与されておりますので。ローズミー妃?分かりますか?」
カーズはローズミーに向かって、何度か声を掛けたが、斜め上を見たまま、ぼーっとしていた。
「ローズミー妃?」
「…」
「分かりますか?」
「…」
ローズミーはカーズに反応することもなく、カーズは肩を叩いた。
「ぎゃあああああ」
「ローズミー妃?」
「何よ、私は悪くないわ、私のせいじゃない、私の子どもなんかじゃない、嫌、嫌よ、来ないで」
ローズミーは両手をバタバタを動かして、錯乱し始めた。
誰が見ても、ローズミーは自分の子どもを振り払っているようにしか見えず、驚愕した。
「ローズミー妃!」
カーズは落ち着かせようとしたが、暴れて椅子からも転がり落ちることになった。
「だから私のせいじゃない、私は可哀想なのよ、だから大事にされなきゃいけないの。何よ、あなたなんて、私の子じゃないわ、気持ち悪い、こっちに来ないで」
さらに追い払うような素振りをしており、幻覚や幻聴が現れているのだろうと思うしかなかった。
「無理そうか?」
「おそらく、こちらの声が聞こえていないようですから」
その間も同じことを言いながら、涎も垂らし始め、自分の子どもを振り払い続けているようで、まるで化け物のようであった。
「ローズミー!」
ディオエルが呼んでも、何の反応もない。
「お前が殺したのか!」
「こっちに来ないで、私は悪くない、私の子どもじゃない、私の子どもは私に似て可愛いんだから、止めて、止めてよ」
「…罪状は明らかだからな」
答えることが出来る状況であれば、ローズミーにも聞きたいことは沢山あったが、諦めるしかないと判断するしかなかった。
「陛下、可能なら精神安定剤の使用を止めて、その上でもう一度、自白剤を使えば違うかもしれません」
「そうか」
「はい」
ローズミーに精神安定剤は欠かせず、だが罪人となってからには、使う必要もない。だが、今日のことにはならないために、終わらせるしかなかった。
「監視を置いて、貴族牢のほうがいいか。入れて置いてくれ」
「は!」
ローズミーは連れて行かれる最後まで、まだ手を振り回していた。
「デリア侯爵、テイラー嬢、すまないが、今日は自白は聞けそうにない」
「そのようですね」
「ええ」
ルーベンスとテイラーは顔を向き合わせて、頷いた。
「関与は明らかであり、きちんと裁く」
「そうですか、では次ですね」
「つ、ぎ?」
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