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結婚
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「それで、話の続きなのだが、妹君のことを聞いたのだが、大丈夫か?」
「申し訳ございません。私を貶めていたそうですね、それは別に構わないのですが、指導が入ったそうで、家庭教師が付きましたので、矯正されるといいのですが」
「スノー嬢はそのようなことを言われて、構わないのか?」
リアンスはいくら家族でも貶められて、構わないと思えることが信じられなかった。一体どんな家なのかと、さらに不安になった。
「はい。邸ではほとんど関わらないので、なぜそんなことを言い出したのか、不思議なくらいです」
「そうなのか?」
仲違いして、貶めたわけではなかったのか。関わってもいないのに、ありもしないことを言っていたのか。ルーナの言う通り、相当おかしいのだろう。
「必要以外話すこともないのが、気に入らないのかもしれません」
「そうか…それで、ルーナの名前で手紙のやり取りをするのも危ないだろうと…」
「まさかフリュエル公爵令嬢にも、ご迷惑をお掛けしたのでしょうか」
ルーナに声を掛けたことは、スノーは知らなかった。指導もルーナの影響ではあるが、名前を出されたわけではなかった。
「ああ…スノー嬢よりも、私の親しくした方がいいと言ったそうだ」
「申し訳ありません!何てことを…手紙の差出人を知ったのでしょう。もうやり取りは止めませんか。ローザ公爵令息様のことを知られたら、あなたのところに行くかもしれないですよ」
「妹君のことは相手にする気はないから構わない。だが、手紙は譲れない。今回の様にルーナが運んでくれることになっている」
ルーナのことを言えば止めようとと言い出すのではないかと躊躇したが、言わずにはいられなかった。
「そのような恐れ多いことは…」
「私たちに上手くいって欲しいのだそうだ」
「ですが…」
「それは譲れない」
「承知しました」
あわよくばと思っていたが、今日はそれどころではない状態だったので、承知することにした。
ルーナにもレピアのことを謝罪したが、あなたも嫌がらせを受けた方だから、気にしなくていいと言われて、さらに申し訳ない気持ちになった。
そして、ダリア・オスレとメリーアン・ユーフレットの結婚式が行われた。
スノーも誘われたが、ルーナにも迷惑を掛け、社交も苦手であるのに、粗相をして結婚式の邪魔になってはならないからと、出席は控えたいとリアンスにお願いをして、何とか回避した。
リアンスは現在も婚約者がいないことで、勘繰られては堪らないと、二人を大袈裟に祝福して、憂いのないことをアピールした。
スノーは前オスレ伯爵のことを調べようと思っていた。
邸にも貴族名鑑はあるが、どこで見られているか分からないので、図書委員の際に目星を付けて置き、人のいない日に読むことにした。
トイズ・オスレ。10年も前に亡くなっていた。
いずれ会うことがあるかもしれないとは思っていたが、まさかこの世にいなかったとは考えていなかった。
当時の新聞記事を見ると、病死となっている。記事を見る限りではあるが、闘病していたようで、殺されたりしたわけではなさそうで、ホッとした。
あの頃、既に病に侵されていたのかもしれない。
現、オスレ伯爵は従弟であるトーサム・オスレが継ぎ、メリーアンと結婚したダリアが嫡男になっている。
「え?」
スノーはあることに気付いた、ダリアはトイズの息子だった。確かに親くらいの年齢であったのだから、不思議ではない。
だが、スノーはダリアを見ても、トイズのことを思い出すことはなかった。だが髪の色、顔の造形も似ているところもあり、穏やかそうなところは同じだった。
妻はトイズが亡くなる前に亡くなっており、トーサムには娘しかいない。それでダリアが継ぐことになったのだろうと推測が出来た。
いや、最初から直系のダリアが嫡男だと、約束されていたのかもしれない。
「申し訳ございません。私を貶めていたそうですね、それは別に構わないのですが、指導が入ったそうで、家庭教師が付きましたので、矯正されるといいのですが」
「スノー嬢はそのようなことを言われて、構わないのか?」
リアンスはいくら家族でも貶められて、構わないと思えることが信じられなかった。一体どんな家なのかと、さらに不安になった。
「はい。邸ではほとんど関わらないので、なぜそんなことを言い出したのか、不思議なくらいです」
「そうなのか?」
仲違いして、貶めたわけではなかったのか。関わってもいないのに、ありもしないことを言っていたのか。ルーナの言う通り、相当おかしいのだろう。
「必要以外話すこともないのが、気に入らないのかもしれません」
「そうか…それで、ルーナの名前で手紙のやり取りをするのも危ないだろうと…」
「まさかフリュエル公爵令嬢にも、ご迷惑をお掛けしたのでしょうか」
ルーナに声を掛けたことは、スノーは知らなかった。指導もルーナの影響ではあるが、名前を出されたわけではなかった。
「ああ…スノー嬢よりも、私の親しくした方がいいと言ったそうだ」
「申し訳ありません!何てことを…手紙の差出人を知ったのでしょう。もうやり取りは止めませんか。ローザ公爵令息様のことを知られたら、あなたのところに行くかもしれないですよ」
「妹君のことは相手にする気はないから構わない。だが、手紙は譲れない。今回の様にルーナが運んでくれることになっている」
ルーナのことを言えば止めようとと言い出すのではないかと躊躇したが、言わずにはいられなかった。
「そのような恐れ多いことは…」
「私たちに上手くいって欲しいのだそうだ」
「ですが…」
「それは譲れない」
「承知しました」
あわよくばと思っていたが、今日はそれどころではない状態だったので、承知することにした。
ルーナにもレピアのことを謝罪したが、あなたも嫌がらせを受けた方だから、気にしなくていいと言われて、さらに申し訳ない気持ちになった。
そして、ダリア・オスレとメリーアン・ユーフレットの結婚式が行われた。
スノーも誘われたが、ルーナにも迷惑を掛け、社交も苦手であるのに、粗相をして結婚式の邪魔になってはならないからと、出席は控えたいとリアンスにお願いをして、何とか回避した。
リアンスは現在も婚約者がいないことで、勘繰られては堪らないと、二人を大袈裟に祝福して、憂いのないことをアピールした。
スノーは前オスレ伯爵のことを調べようと思っていた。
邸にも貴族名鑑はあるが、どこで見られているか分からないので、図書委員の際に目星を付けて置き、人のいない日に読むことにした。
トイズ・オスレ。10年も前に亡くなっていた。
いずれ会うことがあるかもしれないとは思っていたが、まさかこの世にいなかったとは考えていなかった。
当時の新聞記事を見ると、病死となっている。記事を見る限りではあるが、闘病していたようで、殺されたりしたわけではなさそうで、ホッとした。
あの頃、既に病に侵されていたのかもしれない。
現、オスレ伯爵は従弟であるトーサム・オスレが継ぎ、メリーアンと結婚したダリアが嫡男になっている。
「え?」
スノーはあることに気付いた、ダリアはトイズの息子だった。確かに親くらいの年齢であったのだから、不思議ではない。
だが、スノーはダリアを見ても、トイズのことを思い出すことはなかった。だが髪の色、顔の造形も似ているところもあり、穏やかそうなところは同じだった。
妻はトイズが亡くなる前に亡くなっており、トーサムには娘しかいない。それでダリアが継ぐことになったのだろうと推測が出来た。
いや、最初から直系のダリアが嫡男だと、約束されていたのかもしれない。
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