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理由1
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4人はローザ公爵邸に移動をした。
現オスレ伯爵であるトーサムも呼んでおり、リアンスもスノーもいた。
「リアンス様…スノー様も…お聞きになったのですか」
「ああ、大丈夫なわけはないよな」
すっかり憔悴した様子のダリアに、励ます言葉は浮かばなかった。
「小父上も…」
「話は聞いた、辛かったな。メリーアンは王城に行ったんだってな。マーガレットのことは、皆で看ているから心配するな」
「はい、ありがとうございます」
ダリアは最初の罪状の時は、まだマーガレットのことを考えていたが、次の罪状の時にはマーガレットのことを考える余裕もなくなっていた。
皆で応接室に移動し、お茶を用意して貰い、人払いをした。
「理由だったな」
「はい、オリラ様が母の手紙を、預かっていたということは聞きましたが、今になって一気に分かったような気がしたのです」
「さて、誰が話す?」
「公爵様、私が話します」
「え?スノー様が、どうして?」
思ってもいない相手が手を挙げたために、ダリアは驚いた。
「ダリア様には私が告げるべきでしょう、私には責任があり、きっかけですから。恨まれても仕方ないと思っています」
「待て、スノーが恨まれることではない。君が知ったのは全て、終わってしまっていた後じゃないか」
その言葉に慌てたのはリアンスだった。
「それでも、もっと早く話しておけば…」
「どういうことですか?」
「ここからのスノー自身の話は、この場限りにして欲しい。いいか?」
バークスがダリアとトーサムに問い掛けると、二人は分からないが、頷いた。
「まず、私は茶会の帰りの馬車に、置き去りにされた過去があります。それを助けてくれたのが、ダリア様の御父上であるトイズ様でした」
「父が?そんな話は聞いたことがない」
「療養中の出来事だったはずです」
「そうですか…」
父は調子が悪くなって、療養のために静かな別邸に移っていた。
「ですが、この置き去りを起こしたのが、トイズ様の近しい者でした」
「誰ですか」
「カーラという女性です」
「知りません、小父上は?」
ダリアは全く心当たりがなかったが、トーサムはその名前に聞き覚えがあった。
「言葉の話せない女性ですか?」
「そうです」
「直接、関わりはなかったが、トイズ様が雇っていた女性、女性と言っても年齢は親よりも上の女性だった。ですが、そのカーラがなぜ?」
「これも最近になって証明されたことですが、私を別の誰かと間違えたようです。私はトイズ様に助けて貰ったと思っていました。そして、トイズ様が何者かも、亡くなっていたことも知りませんでした」
「我が邸の写真で、トイズの顔を見付けて、ようやく分かったそうだ」
ダリアもスノーの特技を知っているので、随分前だとしても、顔を覚えていたのだろうことは分かった。
「これは関係ありませんが、髪色を戻したのも、その置き去りが原因です」
「それで…」
分かったのが最近なら、また狙われるかもしれないと思っていたのだろう。
「すまなかった」
「いえ、そこはまた後でお話しします。それで、オスレ伯爵家で私はリリー夫人にお会いしました」
「まさか、見覚えがあった?」
「はい」
「スノー、待て」
止めたのはバークスであった、スノーはきちんと話そうと思うあまり、説明が足りていなかった。
「ダリア、トーサムは侍女の件は知っているのか」
「勝手に話してはいけないと思い、スノー嬢だとは言っていません」
「どういうことですか?」
「メリーアンの連れて来た侍女が、入れ替わっていたことがあったでしょう?見付けたのが、スノー嬢なのです」
「スノーは一度見た顔なら、あまりに変わらない限りは、判別が出来る」
「一度、ですか?」
ダリアは侍女の件は勿論、トーサムにも報告はしたが、見付けたのがスノーだとは、メリーアンはリリーに話していたが、ダリアは勝手には言わなかった。
現オスレ伯爵であるトーサムも呼んでおり、リアンスもスノーもいた。
「リアンス様…スノー様も…お聞きになったのですか」
「ああ、大丈夫なわけはないよな」
すっかり憔悴した様子のダリアに、励ます言葉は浮かばなかった。
「小父上も…」
「話は聞いた、辛かったな。メリーアンは王城に行ったんだってな。マーガレットのことは、皆で看ているから心配するな」
「はい、ありがとうございます」
ダリアは最初の罪状の時は、まだマーガレットのことを考えていたが、次の罪状の時にはマーガレットのことを考える余裕もなくなっていた。
皆で応接室に移動し、お茶を用意して貰い、人払いをした。
「理由だったな」
「はい、オリラ様が母の手紙を、預かっていたということは聞きましたが、今になって一気に分かったような気がしたのです」
「さて、誰が話す?」
「公爵様、私が話します」
「え?スノー様が、どうして?」
思ってもいない相手が手を挙げたために、ダリアは驚いた。
「ダリア様には私が告げるべきでしょう、私には責任があり、きっかけですから。恨まれても仕方ないと思っています」
「待て、スノーが恨まれることではない。君が知ったのは全て、終わってしまっていた後じゃないか」
その言葉に慌てたのはリアンスだった。
「それでも、もっと早く話しておけば…」
「どういうことですか?」
「ここからのスノー自身の話は、この場限りにして欲しい。いいか?」
バークスがダリアとトーサムに問い掛けると、二人は分からないが、頷いた。
「まず、私は茶会の帰りの馬車に、置き去りにされた過去があります。それを助けてくれたのが、ダリア様の御父上であるトイズ様でした」
「父が?そんな話は聞いたことがない」
「療養中の出来事だったはずです」
「そうですか…」
父は調子が悪くなって、療養のために静かな別邸に移っていた。
「ですが、この置き去りを起こしたのが、トイズ様の近しい者でした」
「誰ですか」
「カーラという女性です」
「知りません、小父上は?」
ダリアは全く心当たりがなかったが、トーサムはその名前に聞き覚えがあった。
「言葉の話せない女性ですか?」
「そうです」
「直接、関わりはなかったが、トイズ様が雇っていた女性、女性と言っても年齢は親よりも上の女性だった。ですが、そのカーラがなぜ?」
「これも最近になって証明されたことですが、私を別の誰かと間違えたようです。私はトイズ様に助けて貰ったと思っていました。そして、トイズ様が何者かも、亡くなっていたことも知りませんでした」
「我が邸の写真で、トイズの顔を見付けて、ようやく分かったそうだ」
ダリアもスノーの特技を知っているので、随分前だとしても、顔を覚えていたのだろうことは分かった。
「これは関係ありませんが、髪色を戻したのも、その置き去りが原因です」
「それで…」
分かったのが最近なら、また狙われるかもしれないと思っていたのだろう。
「すまなかった」
「いえ、そこはまた後でお話しします。それで、オスレ伯爵家で私はリリー夫人にお会いしました」
「まさか、見覚えがあった?」
「はい」
「スノー、待て」
止めたのはバークスであった、スノーはきちんと話そうと思うあまり、説明が足りていなかった。
「ダリア、トーサムは侍女の件は知っているのか」
「勝手に話してはいけないと思い、スノー嬢だとは言っていません」
「どういうことですか?」
「メリーアンの連れて来た侍女が、入れ替わっていたことがあったでしょう?見付けたのが、スノー嬢なのです」
「スノーは一度見た顔なら、あまりに変わらない限りは、判別が出来る」
「一度、ですか?」
ダリアは侍女の件は勿論、トーサムにも報告はしたが、見付けたのがスノーだとは、メリーアンはリリーに話していたが、ダリアは勝手には言わなかった。
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