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婚約2
解消していたとしても、理由は分からないが、エクラオース王国の王家ではなく、高位貴族へ縁談の申し込みではないが、探るようなことがあったらしい。
その際に、『18才だったら、同じですね』というような会話があったようで、18歳となればクリスティーン王女しかいない。
ただ、やはりEP71のこともあるために、わざわざ発表はせず、次の婚約が決まってからにするつもりなのかもしれないとあった。
EP71の被害のあった国は今は国のことで忙しく、率先して婚約などの動きをするようなことはないが、イルメザ王国だけは焦っているようで、おそらく別の国にも働き掛けているのではないか。
プレメルラ王国にも再度、申し込みを行っているかもしれないとも書いてあった。
「シャルロット王女もだけど、クリスティーン王女までも解消になるかもしれないそうよ」
「っえ、では全員ではありませんか……それは公にしたくないでしょうね」
三姉妹全員が婚約が解消になるなど、前代未聞である。
「ジュリエッタ王女は確実だけど、シャルロット王女も時間の問題で、クリスティーン王女も婚約者を探しているという話みたい」
「焦っていらっしゃるかもしれませんね」
「だからこそ、一番年下のジュリエッタ王女だけは認めたのかもしれないわね」
「確かにそれはありますね。ですが、国内で見付けるのではありませんか」
「それが他国に働き掛けているみたいなの」
「イルメザ王国は、困っているのですか?」
他国が駄目でも、美しい王女たちなら国内なら見付かるのではないか。
それでも諦められないとして、このような時期であることは関係はあるかもしれないが、結ばれないとすると国に問題があるのか。
「そう思うわよね」
「もっと優良な男性をと思っているのだろうとは思っていましたが……それだけではないのかもしれませんね」
美貌を売りに優良な相手を探しているのだろうとは思っていたが、国のために利のある相手、もしくは見た目しかないのかもしれない。
「ジュリエッタ王女はメイカ王国を怒らせたみたいね」
「魔術師ですか?」
「ええ、優先順位を無視して、大公家だからと強く出たのかもしれないわ。それで、王家から拒否されて、そんな相手と婚約は続けたいとは思わないわよね」
「助けたい気持ちは分かりますけど、本性を見たと思ったのかもしれませんね」
「元より思うところもあったのかもしれないしね」
モリーとペイリーは頷き合った。
切羽詰まってということはあるかもしれないが、そういう時こそ、人の本性が現れ、王族ということから国としてもそんな考えをしていると思われても仕方がない。
「そうなると折角の美しい王女でも、難しいのかもしれませんね」
「ええ、プレメルラ王国にも届いているかもしれないわ」
「既に何か困っているのでしょうか」
「私もそう思ったわ、レオーラ様にお返事を書いてみるわ」
「そうですね」
レオーラにこちらは今のところ問題は起きていないこと、情報を集めてみること、イルメザ王国は何か困っているのでしょうかということも書いてみることにした。
だが、数日後、王家から問題があるわけではないが、今一度考えるためにも王太子を一度、白紙にすることが発表されることになった。
話し合いはレルスに問題があるわけではないのだからという言葉もあったが、ファリスもレルスとオルトに意向を聞かないまま、第一王子だからと言う理由で、王太子に指名したこともあった。
レルス、オルト、そしてエリーの中から相応しい者を選ぶ。
だからこそ一度、子どもたちを同じ立場にして考えてもいいのではないかということになり、白紙にすることが決まった。
エリーも両親から話を聞き、驚きはしたが、反対をする理由もないために、自分は構わないと了承していた。
その際に、『18才だったら、同じですね』というような会話があったようで、18歳となればクリスティーン王女しかいない。
ただ、やはりEP71のこともあるために、わざわざ発表はせず、次の婚約が決まってからにするつもりなのかもしれないとあった。
EP71の被害のあった国は今は国のことで忙しく、率先して婚約などの動きをするようなことはないが、イルメザ王国だけは焦っているようで、おそらく別の国にも働き掛けているのではないか。
プレメルラ王国にも再度、申し込みを行っているかもしれないとも書いてあった。
「シャルロット王女もだけど、クリスティーン王女までも解消になるかもしれないそうよ」
「っえ、では全員ではありませんか……それは公にしたくないでしょうね」
三姉妹全員が婚約が解消になるなど、前代未聞である。
「ジュリエッタ王女は確実だけど、シャルロット王女も時間の問題で、クリスティーン王女も婚約者を探しているという話みたい」
「焦っていらっしゃるかもしれませんね」
「だからこそ、一番年下のジュリエッタ王女だけは認めたのかもしれないわね」
「確かにそれはありますね。ですが、国内で見付けるのではありませんか」
「それが他国に働き掛けているみたいなの」
「イルメザ王国は、困っているのですか?」
他国が駄目でも、美しい王女たちなら国内なら見付かるのではないか。
それでも諦められないとして、このような時期であることは関係はあるかもしれないが、結ばれないとすると国に問題があるのか。
「そう思うわよね」
「もっと優良な男性をと思っているのだろうとは思っていましたが……それだけではないのかもしれませんね」
美貌を売りに優良な相手を探しているのだろうとは思っていたが、国のために利のある相手、もしくは見た目しかないのかもしれない。
「ジュリエッタ王女はメイカ王国を怒らせたみたいね」
「魔術師ですか?」
「ええ、優先順位を無視して、大公家だからと強く出たのかもしれないわ。それで、王家から拒否されて、そんな相手と婚約は続けたいとは思わないわよね」
「助けたい気持ちは分かりますけど、本性を見たと思ったのかもしれませんね」
「元より思うところもあったのかもしれないしね」
モリーとペイリーは頷き合った。
切羽詰まってということはあるかもしれないが、そういう時こそ、人の本性が現れ、王族ということから国としてもそんな考えをしていると思われても仕方がない。
「そうなると折角の美しい王女でも、難しいのかもしれませんね」
「ええ、プレメルラ王国にも届いているかもしれないわ」
「既に何か困っているのでしょうか」
「私もそう思ったわ、レオーラ様にお返事を書いてみるわ」
「そうですね」
レオーラにこちらは今のところ問題は起きていないこと、情報を集めてみること、イルメザ王国は何か困っているのでしょうかということも書いてみることにした。
だが、数日後、王家から問題があるわけではないが、今一度考えるためにも王太子を一度、白紙にすることが発表されることになった。
話し合いはレルスに問題があるわけではないのだからという言葉もあったが、ファリスもレルスとオルトに意向を聞かないまま、第一王子だからと言う理由で、王太子に指名したこともあった。
レルス、オルト、そしてエリーの中から相応しい者を選ぶ。
だからこそ一度、子どもたちを同じ立場にして考えてもいいのではないかということになり、白紙にすることが決まった。
エリーも両親から話を聞き、驚きはしたが、反対をする理由もないために、自分は構わないと了承していた。
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