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犯人捜し18
「認めていないのか?」
「大家に伝えて開けてもらいました。すると、この者が部屋におり、大家はエンジー・ファボラだと申しておりますが、本人は何も話しません」
「そうか」
王宮にあった住所に向かった騎士団員が、アパートを訪ねたがいくらドアを叩いても、出て来なかった。いないのかとも考えたが、大家に頼んで開けてもらった。
いないと思ったが、真っ暗の部屋の隅で小さくなって、一人の騎士団員は見付けた際に『ヒッ』と声を上げた。
そして、エンジー・ファボラかと問うたが何も答えず、大家が認めたために、連れて来ることにした。
「モリー、間違いないか」
「ええ、間違いありません」
モリーは自分は隠れておいて、亡くなったか、おかしくなったように見せたほうが良かったのではないかと思ったが、もう難しい。
「そうか」
「お前!お前が!」
ブレフォスが怒鳴り出したが、ファリスが落ち着くように言うも、真っ赤になっており、モリーはさすがに自分の隣に座るように促した。
フーフー言っていたが、モリー言われたことでどうにか落ち着いた。
「お前はエンジー・ファボラか?」
ファリスが誰かは分かっているはずだが、エンジーは下を向いたまま答えなかった。
「答えぬか、住まいはいつからか大家に聞いたか?」
「はい、半年前だそうです」
「そうか」
ケリーも、レルスとエリーもエンジーを睨み付けており、オルトもこの女なのかと見つめていた。
「モリー・オブレオサジュール公爵令嬢にグラスを渡したな?」
「答えなさい!」
ファリスが問い、ケリーも厳しい声で怒鳴ったが、エンジーは答えない。ファボラ子爵の到着を待つしかないかと腹立たしく思った。
「父上、私が尋ねてもよろしいですか?」
「ああ」
レルスは立ち上がって、エンジーの近くに寄り、騎士団員に両腕を抑えられていた。敢えて間近ではないが、それでも手の届かない程度に、傍に近付いた。
「顔を上げさせてくれ」
「は!」
騎士団員が無理やりにエンジーの顎を持って、顔を上げさせた。
「やはり見たことがない」
レルスはじっと見つめたが、イディアルソン公爵家にも行ったのは幼い頃だけで、どこかで会っただけなら覚えていないが、話したりしていればと思ったが、エンジーの容姿は記憶になかった。
「黒子もないな、化粧だったのか?」
「誰かに頼まれたのか?それとも別の理由か?」
レルスがいくら問い掛けても、目を逸らしたまま、答えなかった。
「手は離していい」
「は!」
エンジーはまた下を向いてしまったが、モリーが立ち上がって、ファリスに問い掛けた。
「陛下、私も尋ねてもよろしいですか?」
「ああ、構わないが、あまり近付くな」
「はい」
モリーもレルスの横に行き、エンジーに問い掛けた。
「死んでいなくて、おかしくなっていなくて、残念だった?」
エンジーは少し動いたが、下を向いたままであった。ブレフォスはエンジーを穴が開くのではないかというほど、睨み付けており、水浸しになっていないことが奇跡なくらいであった。
「何が目的?私を殺しても、おかしくさせてもあなたには何の得もないと思うのだけど?見たこともない、話したこともないわ」
誰かに頼まれたのか、レルスは否定していたが好意を抱いているか、誰か治癒術で助けたい相手がいたのか。
「話さなければ逃げられるものではないのよ?私は公爵令嬢で、レルス王子殿下の婚約者なの。許さない人が多いの」
「……知って、います」
ようやく、か細い声が可愛らしい声で答えた。
「治癒術が使えることは知らなかったの?」
「知っていました」
「だったら、助かってしまうと思わなかった?恨まれていると思わせて、価値を落としたかったのかしら?」
モリーは三回目であるために、気にするような価値観は薄れているために効果はない。
「大家に伝えて開けてもらいました。すると、この者が部屋におり、大家はエンジー・ファボラだと申しておりますが、本人は何も話しません」
「そうか」
王宮にあった住所に向かった騎士団員が、アパートを訪ねたがいくらドアを叩いても、出て来なかった。いないのかとも考えたが、大家に頼んで開けてもらった。
いないと思ったが、真っ暗の部屋の隅で小さくなって、一人の騎士団員は見付けた際に『ヒッ』と声を上げた。
そして、エンジー・ファボラかと問うたが何も答えず、大家が認めたために、連れて来ることにした。
「モリー、間違いないか」
「ええ、間違いありません」
モリーは自分は隠れておいて、亡くなったか、おかしくなったように見せたほうが良かったのではないかと思ったが、もう難しい。
「そうか」
「お前!お前が!」
ブレフォスが怒鳴り出したが、ファリスが落ち着くように言うも、真っ赤になっており、モリーはさすがに自分の隣に座るように促した。
フーフー言っていたが、モリー言われたことでどうにか落ち着いた。
「お前はエンジー・ファボラか?」
ファリスが誰かは分かっているはずだが、エンジーは下を向いたまま答えなかった。
「答えぬか、住まいはいつからか大家に聞いたか?」
「はい、半年前だそうです」
「そうか」
ケリーも、レルスとエリーもエンジーを睨み付けており、オルトもこの女なのかと見つめていた。
「モリー・オブレオサジュール公爵令嬢にグラスを渡したな?」
「答えなさい!」
ファリスが問い、ケリーも厳しい声で怒鳴ったが、エンジーは答えない。ファボラ子爵の到着を待つしかないかと腹立たしく思った。
「父上、私が尋ねてもよろしいですか?」
「ああ」
レルスは立ち上がって、エンジーの近くに寄り、騎士団員に両腕を抑えられていた。敢えて間近ではないが、それでも手の届かない程度に、傍に近付いた。
「顔を上げさせてくれ」
「は!」
騎士団員が無理やりにエンジーの顎を持って、顔を上げさせた。
「やはり見たことがない」
レルスはじっと見つめたが、イディアルソン公爵家にも行ったのは幼い頃だけで、どこかで会っただけなら覚えていないが、話したりしていればと思ったが、エンジーの容姿は記憶になかった。
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レルスがいくら問い掛けても、目を逸らしたまま、答えなかった。
「手は離していい」
「は!」
エンジーはまた下を向いてしまったが、モリーが立ち上がって、ファリスに問い掛けた。
「陛下、私も尋ねてもよろしいですか?」
「ああ、構わないが、あまり近付くな」
「はい」
モリーもレルスの横に行き、エンジーに問い掛けた。
「死んでいなくて、おかしくなっていなくて、残念だった?」
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ようやく、か細い声が可愛らしい声で答えた。
「治癒術が使えることは知らなかったの?」
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モリーは三回目であるために、気にするような価値観は薄れているために効果はない。
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