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建国祭1
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「妖精みたいでしょう」
「…」
「あなた、さすがに見惚れ過ぎよ」
マーガレットがポンとジスラットの肩を叩くと、ようやく現実に引き戻された。
「んっは、ああ、本当にまるで妖精だな。美しいな」
「ありがとうございます。お義父様とお義母様も注文されましたの?」
「ええ、ペールグリーンを入れてもらうように頼んだわ、ふふっ」
「まあ、それは楽しみですわ」
さすがに全身ペールグリーンとはいかないために、予定通りワンポイント入れることになった。
そして、建国祭当日。ドレスアップしたフランアールに、ルジエールもジスラットと同じように固まった。
「ちょっと、あなたもなの?」
マーガレットがルジエールの肩を叩くと、現実に引き戻された。
「美しいな……」
「まあ、あなたまでもそんなことを言うなんて」
「ありがとうございます」
「これがコンペティションで選び抜かれたドレスなのだな」
ルジエールは仕事でドレスは見ていなかったために、当日初めて見ることになっていた。
「そうです」
「いいと思う」
「選び抜かれたドレスですから」
マーガレットはネイビーのドレスにペールグリーンを入れ、ジスラットはネイビーの正装に、ルジエールはシルバーの正装にタイをペールグリーンにしていた。
「お義母様のドレスも素敵ですわ」
「ありがとう、ちょっぴりお揃いよ」
「本当ですわね、ふふっ」
四人は王宮に向かい、フランアールが馬車から降りると、皆が釘付けになったが、フランアールはいつものことで、ルジエールとジスラットとマーガレットも、そうだろうという気持ちであった。
会場に入ると、待ち構えていたかのようにヴァッサム公爵家の面々がやって来た。
「やっぱり可愛いな」
「まあまあ、本当に可愛いわ」
リートルとルキュア。
「最高だ」
「本当に、眩しくて見れない」
ケーシュアと、その妻・ミューリア。
「可愛すぎるわ、抱きしめたい!」
「綺麗だな」
ラバエミールと、その夫・ロイクス。
「まあ、ありがとうございます」
「今日も可愛いが過ぎるな、いつまで最高点を叩き出し続けるのだ?」
「お父様、一生ですわ」
「そうか、そうだな」
リートルとラバエミールは頷き合い、他の皆も頷いている。フランアールもいつものことで、会場か、邸かの違いだけである。
「ミューリアお義姉様とラバエミール姉様も素敵です」
「もう、私のことなんてどうでもいいのよ」
「そうよ、フランが可愛いことが幸せなのだから!」
「そうですわ」
「ねえ」
義理の姉妹になるミューリアとラバエミールも仲良しであり、顔を合わせてはフランが可愛いとばかり話している。
ロイクスもラバエミールの幼なじみであるために、幼い頃からフランアールのことを知っており、ラバエミールが本当に可愛いと言うために、妹だからだろうと思っていたが、会って事実だと身に染みた。
それからはラバエミールと可愛がって来たために、ロイクスにとってもいつものことである。ある意味、この中で一番の新参者はミューリアの方である。
だが、こちらもケーシュアがフランアールを可愛がっていることを知っていた。縁談があった時にもフランアールの話をされて、少し顔が引き攣ったが、フランアールを見た瞬間に全て吹っ飛んだ。
この子の義姉になれるチャンスは絶対に逃してはならない!他の者に渡してなるものかと、婚約を決めた。
どちらの夫婦も夫婦仲はとてもいい。
「ミューリアお義姉様はお体に気をつけてもらわないと」
「もう大丈夫よ」
ドレスで目立たないようにしているが、ミューリアは第一子を妊娠中で、フランアールの契約結婚の際にいなかったのは、悪阻が酷く実家に帰っていたからである。
戻って来た時に聞かされて、大事な時にいなかったなんてと、自分が大事な時だったのにもかかわらず、悔しさで崩れ落ちた。
「…」
「あなた、さすがに見惚れ過ぎよ」
マーガレットがポンとジスラットの肩を叩くと、ようやく現実に引き戻された。
「んっは、ああ、本当にまるで妖精だな。美しいな」
「ありがとうございます。お義父様とお義母様も注文されましたの?」
「ええ、ペールグリーンを入れてもらうように頼んだわ、ふふっ」
「まあ、それは楽しみですわ」
さすがに全身ペールグリーンとはいかないために、予定通りワンポイント入れることになった。
そして、建国祭当日。ドレスアップしたフランアールに、ルジエールもジスラットと同じように固まった。
「ちょっと、あなたもなの?」
マーガレットがルジエールの肩を叩くと、現実に引き戻された。
「美しいな……」
「まあ、あなたまでもそんなことを言うなんて」
「ありがとうございます」
「これがコンペティションで選び抜かれたドレスなのだな」
ルジエールは仕事でドレスは見ていなかったために、当日初めて見ることになっていた。
「そうです」
「いいと思う」
「選び抜かれたドレスですから」
マーガレットはネイビーのドレスにペールグリーンを入れ、ジスラットはネイビーの正装に、ルジエールはシルバーの正装にタイをペールグリーンにしていた。
「お義母様のドレスも素敵ですわ」
「ありがとう、ちょっぴりお揃いよ」
「本当ですわね、ふふっ」
四人は王宮に向かい、フランアールが馬車から降りると、皆が釘付けになったが、フランアールはいつものことで、ルジエールとジスラットとマーガレットも、そうだろうという気持ちであった。
会場に入ると、待ち構えていたかのようにヴァッサム公爵家の面々がやって来た。
「やっぱり可愛いな」
「まあまあ、本当に可愛いわ」
リートルとルキュア。
「最高だ」
「本当に、眩しくて見れない」
ケーシュアと、その妻・ミューリア。
「可愛すぎるわ、抱きしめたい!」
「綺麗だな」
ラバエミールと、その夫・ロイクス。
「まあ、ありがとうございます」
「今日も可愛いが過ぎるな、いつまで最高点を叩き出し続けるのだ?」
「お父様、一生ですわ」
「そうか、そうだな」
リートルとラバエミールは頷き合い、他の皆も頷いている。フランアールもいつものことで、会場か、邸かの違いだけである。
「ミューリアお義姉様とラバエミール姉様も素敵です」
「もう、私のことなんてどうでもいいのよ」
「そうよ、フランが可愛いことが幸せなのだから!」
「そうですわ」
「ねえ」
義理の姉妹になるミューリアとラバエミールも仲良しであり、顔を合わせてはフランが可愛いとばかり話している。
ロイクスもラバエミールの幼なじみであるために、幼い頃からフランアールのことを知っており、ラバエミールが本当に可愛いと言うために、妹だからだろうと思っていたが、会って事実だと身に染みた。
それからはラバエミールと可愛がって来たために、ロイクスにとってもいつものことである。ある意味、この中で一番の新参者はミューリアの方である。
だが、こちらもケーシュアがフランアールを可愛がっていることを知っていた。縁談があった時にもフランアールの話をされて、少し顔が引き攣ったが、フランアールを見た瞬間に全て吹っ飛んだ。
この子の義姉になれるチャンスは絶対に逃してはならない!他の者に渡してなるものかと、婚約を決めた。
どちらの夫婦も夫婦仲はとてもいい。
「ミューリアお義姉様はお体に気をつけてもらわないと」
「もう大丈夫よ」
ドレスで目立たないようにしているが、ミューリアは第一子を妊娠中で、フランアールの契約結婚の際にいなかったのは、悪阻が酷く実家に帰っていたからである。
戻って来た時に聞かされて、大事な時にいなかったなんてと、自分が大事な時だったのにもかかわらず、悔しさで崩れ落ちた。
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