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義姉のお茶会(裏2)
「プライドも高いから、さすがに敬遠されていない?とは聞けないから、分かっているのか探るのに、わざと言ったのよ」
「そうだったんだ。あれは、分かっていないよ」
「やっぱりそうよね。今日、伝えた方がいいと思っていたのだけど、エミーですらお説教は止めてと言われたら、言えなかったわ」
「私もお説教だったかしらって思ったもの」
「エミーもトリーヌも悪くないよ」
「ありがとう、クレミア」「ありがとう」
エミーとトリーヌは考え過ぎてしまう性格をしているので、悪意を持たず、思ったことを素直に伝えてくれるクレミアに救われている。
「ただ、侯爵家をケチだとか、妹のこともバカにして、私は子爵家だからよく分からないけど、ちょっとおかしくなっているんじゃない?」
「ご実家が裕福で、何でも買って貰えたのかもしれないけど、娘と嫁は違うわよね。当主は侯爵様なわけだから」
「自分で稼いだわけでもないのに」
「それね、すごく納得出来るわ、さすがクレミアね」「さすがだわ」
クリミアはへへへと、わざとらしく頭を掻いている。
「でも前よりも攻撃が酷くなっているわよね…やっぱり侯爵家に嫁いだって言うのが大きいのかしら?」
「どうだろう、何だか私も怖くなってしまうわ」
「トリーヌは大丈夫だよ。多分さ、リリンナは攻撃してもいいですよって、言われたとか、感じた人にしかしないじゃない?それがご主人に言われて、義妹は言ってもいいって思っているんじゃないかな?」
「確かにそういうところはあるわね」「ええ」
学園でも令息たちに媚びて、高価な物ではないが、買って貰っていた令嬢を糾弾したことがあった。貧しくて行っていたそうだが、風紀を乱すような行為ではあった。
そこでリリンナが働き口でも紹介してあげれば良かったのだが、もう愛人先を探しているのか、親に買って貰えないからと、他家に物乞いをするのはよくないと、あまりに強い言い方であった。
令嬢にも非があり、他の者も眉をひそめる存在だったので、おおごとにはならなかったが、別の解決法もあったのではないかという意見も多かった。
「反省していると伝え続ければ、時間は掛かるかもしれないけど、信頼を取り戻せるかもしれないよね」
「そうね」「クレミアの言う通りだわ」
元々、少しキツイところはあったが、流行に敏感で、明るくて、社交的な性格だった。たまたま学園で知り合い、何となく爵位も近い4人だったが、リリンナに思うところはあっても仲良くしていたのだ。
「それで申し訳ないのだけど、婚約者にリリンナに関わるなって言われてしまって」
「私も夫が知っていたみたいで、いい顔されなかったわ」
「私は普通に送り出されたということは、知らないってことか。家族に話してもいいもの?」
「話すのは問題ないと思うわ、ジューン様に黙っていられないでしょう?」
「バレた?」
ジューンとはクリミアの夫で、2人は幼なじみで、裏表のない性格をした、とても似ている仲のいい夫婦である。
「当分は私の出産で会わないのも理由が出来るわ。どうにか時間を稼いで、その間に改心してくれるいいのだけど」
「もし、リリンナに聞かれたら話してもいいの?」
「それは言った方がいいと思うわ。もし私だったら知りたいものって、今日言えなかった私では説得力がないのだけど」
「トリーヌ、そんなことないわ。知らない人から聞かされるよりも、友人からの方がいいはずよ」
「もし、また話を聞くようだったら、婚約者からご主人の方に言ってもらうわ。さすがに見て見ぬ振りは出来ないもの」
「それがいいね、ご主人にも関わって来ることだもんね」
3人は今後は手紙のやり取りをすることにして、また4人で笑顔で会おう、子どもも生まれて5人かもと笑いながら、約束をして別れた。
「そうだったんだ。あれは、分かっていないよ」
「やっぱりそうよね。今日、伝えた方がいいと思っていたのだけど、エミーですらお説教は止めてと言われたら、言えなかったわ」
「私もお説教だったかしらって思ったもの」
「エミーもトリーヌも悪くないよ」
「ありがとう、クレミア」「ありがとう」
エミーとトリーヌは考え過ぎてしまう性格をしているので、悪意を持たず、思ったことを素直に伝えてくれるクレミアに救われている。
「ただ、侯爵家をケチだとか、妹のこともバカにして、私は子爵家だからよく分からないけど、ちょっとおかしくなっているんじゃない?」
「ご実家が裕福で、何でも買って貰えたのかもしれないけど、娘と嫁は違うわよね。当主は侯爵様なわけだから」
「自分で稼いだわけでもないのに」
「それね、すごく納得出来るわ、さすがクレミアね」「さすがだわ」
クリミアはへへへと、わざとらしく頭を掻いている。
「でも前よりも攻撃が酷くなっているわよね…やっぱり侯爵家に嫁いだって言うのが大きいのかしら?」
「どうだろう、何だか私も怖くなってしまうわ」
「トリーヌは大丈夫だよ。多分さ、リリンナは攻撃してもいいですよって、言われたとか、感じた人にしかしないじゃない?それがご主人に言われて、義妹は言ってもいいって思っているんじゃないかな?」
「確かにそういうところはあるわね」「ええ」
学園でも令息たちに媚びて、高価な物ではないが、買って貰っていた令嬢を糾弾したことがあった。貧しくて行っていたそうだが、風紀を乱すような行為ではあった。
そこでリリンナが働き口でも紹介してあげれば良かったのだが、もう愛人先を探しているのか、親に買って貰えないからと、他家に物乞いをするのはよくないと、あまりに強い言い方であった。
令嬢にも非があり、他の者も眉をひそめる存在だったので、おおごとにはならなかったが、別の解決法もあったのではないかという意見も多かった。
「反省していると伝え続ければ、時間は掛かるかもしれないけど、信頼を取り戻せるかもしれないよね」
「そうね」「クレミアの言う通りだわ」
元々、少しキツイところはあったが、流行に敏感で、明るくて、社交的な性格だった。たまたま学園で知り合い、何となく爵位も近い4人だったが、リリンナに思うところはあっても仲良くしていたのだ。
「それで申し訳ないのだけど、婚約者にリリンナに関わるなって言われてしまって」
「私も夫が知っていたみたいで、いい顔されなかったわ」
「私は普通に送り出されたということは、知らないってことか。家族に話してもいいもの?」
「話すのは問題ないと思うわ、ジューン様に黙っていられないでしょう?」
「バレた?」
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「もし、また話を聞くようだったら、婚約者からご主人の方に言ってもらうわ。さすがに見て見ぬ振りは出来ないもの」
「それがいいね、ご主人にも関わって来ることだもんね」
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