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噴火3
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「っな!おっさんだと!」
「私と同じ50だろ?どう考えても、おっさんじゃねぇか!聞いて回るか?」
「っっ」
アンセムはポシッジュは言葉に詰まってはいるが、冗談だと思っているだろう。だが、ソアリスはやるぞと心の中で思っていた。
「そんなことよりも、王妃より国王が守られるのは当然だろう?それとも、お前はアンセムを国王だと思っていないのか?」
「そんなことはない!」
アンセムは内容よりもソアリスが、名前を呼んだことにドキリとしていた。
アンセムは基本的に名前で呼ぶが、ソアリスは何のボロかは教えてくれないが、ボロが出ては堪らんという理由で、基本的に殿下、陛下と呼び続けていた。
子どもや孫たちにはお父様、お祖父様、おっさん、じじい、じいさん、じいさまなど様々あるが、名前を呼ぶのはアンセムちゃんの時くらいである。
アンセムもソアリスの影響で、ばあさんはどこにいる?ということもある。
「それで、国王よりも王妃を守れって言っているのかと聞いているんだよ」
「違う、そういう意味ではない!誤解だ」
「またそれか、じじいおっさんは同じことばっかり言うな」
アンセムはポシッジュはナルシストだから怒っているが、おっさんを認めないから、じじいおっさんになっているではないか。
「私に孫はいない」
「はあ?だからおっさんじゃないと?何だよ、その理論」
よりにもよってララシャと同じように考えているのではないかと思い、ソアリスはさらにげんなりした。
「おっさんは年齢から言っているんだよ!まさかお兄さんとでも呼ばれたいのか?それとも、ボーイか?坊ちゃんか?その方が恥ずかしいだろ」
「っ」
ポシッジュは、昔に比べれば老けたとは思うが、今でも若いと言われていた。同級生と集まっても、自分が一番若かった。
もうおっさんだよなんて笑う中でも、一度も言われたこともなかった。
「私がお姉さんなんて言われたら、恥ずかしくて胸ぐらをつかむぞ?お世辞もな、明らかに違えば、悪意だぞ?」
「っ」
まるで青年のようだななんて言われたが、大公という立場で、お世辞を言っていたのか。嘘だったのかと不安になった。
ソアリスも同様に立場上、お姉さんなどと呼ばれることはない。
「ソアリスは姉さんと呼ばれて嬉しそうではなかったか?」
「あれは弟弟子だからだろう、使い方が違う!」
お姉さんには怒るが、姉さんは誇らしいらしいが、それはオーリーが呼ぶからという根底がある。オーリーもケイトがいるので警護にいるが、視線を移すとちょっと頬が上がっている。
「私が言っているのは、そこのお姉さんの方だ」
「言われたことがあるのか?」
「あるさ、孤児院や修道院の周りでは、私もただのばばあだからな!」
侍女たちから屋台で買い食いをしていると聞いているために、その際に言われたのだろう。
「あのような場所は、格好いい肝っ玉母さんたちがいっぱいなんだ、だから私も肝っ玉ばあちゃんだ!似合うだろう?」
「そうだな、とても似合うと思う」
ばあちゃんはともかく、肝っ玉という部分は肝っ玉が座っているも似合う。度胸がある、大胆な性格という意味合いでも、ソアリスにはよく似合う。
「だろう?」
「それで声を掛けた者には怒ったのか?」
「いや、後でメディナに言われるまで気付かなかった」
「……うん、そうか、まあそうだよな」
すっかりおばあちゃんのソアリスには、おばさんと呼ばれてもちょっと怪しいが、お姉さんでは認識すらできない。
呼ばれても気付かずに、歩いていたのだろう。
「まあ、大公閣下は私たち夫婦と考え方が違うようだな、そうなれば子どもたちも合わないのも当然だろうな」
「そうだな、考え方が違うと上手くいかないからな」
アンセムも離縁できないような国だろうと、言いたいくらいである。
「お、王妃様は誰か乗り移ったのか?」
「私と同じ50だろ?どう考えても、おっさんじゃねぇか!聞いて回るか?」
「っっ」
アンセムはポシッジュは言葉に詰まってはいるが、冗談だと思っているだろう。だが、ソアリスはやるぞと心の中で思っていた。
「そんなことよりも、王妃より国王が守られるのは当然だろう?それとも、お前はアンセムを国王だと思っていないのか?」
「そんなことはない!」
アンセムは内容よりもソアリスが、名前を呼んだことにドキリとしていた。
アンセムは基本的に名前で呼ぶが、ソアリスは何のボロかは教えてくれないが、ボロが出ては堪らんという理由で、基本的に殿下、陛下と呼び続けていた。
子どもや孫たちにはお父様、お祖父様、おっさん、じじい、じいさん、じいさまなど様々あるが、名前を呼ぶのはアンセムちゃんの時くらいである。
アンセムもソアリスの影響で、ばあさんはどこにいる?ということもある。
「それで、国王よりも王妃を守れって言っているのかと聞いているんだよ」
「違う、そういう意味ではない!誤解だ」
「またそれか、じじいおっさんは同じことばっかり言うな」
アンセムはポシッジュはナルシストだから怒っているが、おっさんを認めないから、じじいおっさんになっているではないか。
「私に孫はいない」
「はあ?だからおっさんじゃないと?何だよ、その理論」
よりにもよってララシャと同じように考えているのではないかと思い、ソアリスはさらにげんなりした。
「おっさんは年齢から言っているんだよ!まさかお兄さんとでも呼ばれたいのか?それとも、ボーイか?坊ちゃんか?その方が恥ずかしいだろ」
「っ」
ポシッジュは、昔に比べれば老けたとは思うが、今でも若いと言われていた。同級生と集まっても、自分が一番若かった。
もうおっさんだよなんて笑う中でも、一度も言われたこともなかった。
「私がお姉さんなんて言われたら、恥ずかしくて胸ぐらをつかむぞ?お世辞もな、明らかに違えば、悪意だぞ?」
「っ」
まるで青年のようだななんて言われたが、大公という立場で、お世辞を言っていたのか。嘘だったのかと不安になった。
ソアリスも同様に立場上、お姉さんなどと呼ばれることはない。
「ソアリスは姉さんと呼ばれて嬉しそうではなかったか?」
「あれは弟弟子だからだろう、使い方が違う!」
お姉さんには怒るが、姉さんは誇らしいらしいが、それはオーリーが呼ぶからという根底がある。オーリーもケイトがいるので警護にいるが、視線を移すとちょっと頬が上がっている。
「私が言っているのは、そこのお姉さんの方だ」
「言われたことがあるのか?」
「あるさ、孤児院や修道院の周りでは、私もただのばばあだからな!」
侍女たちから屋台で買い食いをしていると聞いているために、その際に言われたのだろう。
「あのような場所は、格好いい肝っ玉母さんたちがいっぱいなんだ、だから私も肝っ玉ばあちゃんだ!似合うだろう?」
「そうだな、とても似合うと思う」
ばあちゃんはともかく、肝っ玉という部分は肝っ玉が座っているも似合う。度胸がある、大胆な性格という意味合いでも、ソアリスにはよく似合う。
「だろう?」
「それで声を掛けた者には怒ったのか?」
「いや、後でメディナに言われるまで気付かなかった」
「……うん、そうか、まあそうだよな」
すっかりおばあちゃんのソアリスには、おばさんと呼ばれてもちょっと怪しいが、お姉さんでは認識すらできない。
呼ばれても気付かずに、歩いていたのだろう。
「まあ、大公閣下は私たち夫婦と考え方が違うようだな、そうなれば子どもたちも合わないのも当然だろうな」
「そうだな、考え方が違うと上手くいかないからな」
アンセムも離縁できないような国だろうと、言いたいくらいである。
「お、王妃様は誰か乗り移ったのか?」
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