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お疲れ様会2
「後、尻を叩くチャンスがあれば、叩きたかったそうだ。スナップを利かせて、練習をしていたからな」
「母上……」
「やはり、お姉様のお尻を差し出せばよかったです……」
酷く後悔した、しおしおの表情で、嘆いたのはエクシアーヌであった。
「いや、許可を得ていたら、嬉々としてやっていただろうが、さすがにな」
「いえ!お姉様はお尻はぷりんとしていたはずですから、叩き甲斐もあったと思います……無念です。何も出せないのですから、お尻くらい安い物ですよ!」
「エクシアーヌ……」
ソアリスに助けられたと言っても過言ではないために、安い物ではあるが、今からでは無理である。
「叩かれていれば、お姉様の人生も違ったかもしれません」
「変わったかな?」
「ないより良かったはずです」
今は大人しく生活をしているシシリーヌだが、ソアリスが時折、名前を出すためにあの時、叩かれていたらと思うようになっていた。
「ソアリスは確か、辱めることも目的だったと言っていたな。あれよりはマシだと、奮起できると」
「っあ、お姉様はお尻を叩かれたとは言わずに、酷いことをされたと誰かに泣きついたと思います」
「そうなれば、ソアリスは不埒者だったために生尻を叩いたと言うだろうな。だが、他国となるとな……良いように言われて終わりだったかもしれない」
「やはり、何があっても姉は迷惑を掛けたのですね……」
シシリーヌを変えたかったというよりは、エマリーとイレナを育てるにあたって、何か力になることもあるのではと考えてもいた。
「次に何かすれば、ソアリスに行ってもらうといい」
「喜んで馳せ参じるよ」
「そうですね、そのようなことは起きないことを願います」
「ああ、それが一番だな」
ソアリスのお尻を叩くチャンスを伺っていることから、エクシアーヌまでもすり込まれているではないかと、溜息をついた。
「チャンスを伺い過ぎだな」
「お母様は、叩いたことで効果がある人を見極めていますからね。誰でもいいわけではありませんよ」
話には入って来なかったが、聞いていたアリルが答えた。
「そうだな、お尻を叩きたい妻を持つと大変だよ」
「でも、お父様、お母様にゴーを出したのでしょう?」
アリルはリベル殿下の際のゴーサインの目撃者である。
「だがな、リベル殿下とは違うからな。あの時は、ララシャのことでこちらの方が優位であった」
「それはそうだけど」
「捲し立ててはいたが、可愛いものだったよ。いつもながら、身を乗り出すことも、息を切らせることも、ないことがさすがだと思うよ」
アンセムは相当耐性があり、悪い口のハードルが高くなっているために、ソアリスは言いたい放題ではなかったと感じていた。
ソアリスはその言葉に褒めてもらっていると解釈して、自慢気な顔をしているが、褒められているのかしらとテラーとリズが首を傾けている。
「でも、マグマがグツグツしていたのでしょう?」
「ソアリスの逆鱗に触れる度に、隣を見るのが怖かったよ。だが、目を細めるくらいで、さすが王妃陛下だったよ。でもソアリスに火を出す力があったら、火の海になっていただろうな」
「そんなもの、お母様に持たせては駄目よ!王宮が滅茶苦茶になってしまうわ」
あれだけ部屋で悪口を吐き出していたら、部屋は無事であるわけがない。
「それはそうだな。水が出せたら、湖くらいになっているだろうな」
「国が湖になっているわよ」
「否定ができないな」
「パパの奥様ですわよ」
「アリルのママでもあると思うがな?」
「っく、そうだったわ」
いくらアンセムとアリルが言い合い、押し付け合っても、ソアリスはアンセムの妻で、アリルの母である。
当のソアリスは揚げ芋に夢中であるが、ケーキをホール並みに食べたこと、追加で食べていたケーキも、また忘れているのだろうなとアリルは思っていた。
「母上……」
「やはり、お姉様のお尻を差し出せばよかったです……」
酷く後悔した、しおしおの表情で、嘆いたのはエクシアーヌであった。
「いや、許可を得ていたら、嬉々としてやっていただろうが、さすがにな」
「いえ!お姉様はお尻はぷりんとしていたはずですから、叩き甲斐もあったと思います……無念です。何も出せないのですから、お尻くらい安い物ですよ!」
「エクシアーヌ……」
ソアリスに助けられたと言っても過言ではないために、安い物ではあるが、今からでは無理である。
「叩かれていれば、お姉様の人生も違ったかもしれません」
「変わったかな?」
「ないより良かったはずです」
今は大人しく生活をしているシシリーヌだが、ソアリスが時折、名前を出すためにあの時、叩かれていたらと思うようになっていた。
「ソアリスは確か、辱めることも目的だったと言っていたな。あれよりはマシだと、奮起できると」
「っあ、お姉様はお尻を叩かれたとは言わずに、酷いことをされたと誰かに泣きついたと思います」
「そうなれば、ソアリスは不埒者だったために生尻を叩いたと言うだろうな。だが、他国となるとな……良いように言われて終わりだったかもしれない」
「やはり、何があっても姉は迷惑を掛けたのですね……」
シシリーヌを変えたかったというよりは、エマリーとイレナを育てるにあたって、何か力になることもあるのではと考えてもいた。
「次に何かすれば、ソアリスに行ってもらうといい」
「喜んで馳せ参じるよ」
「そうですね、そのようなことは起きないことを願います」
「ああ、それが一番だな」
ソアリスのお尻を叩くチャンスを伺っていることから、エクシアーヌまでもすり込まれているではないかと、溜息をついた。
「チャンスを伺い過ぎだな」
「お母様は、叩いたことで効果がある人を見極めていますからね。誰でもいいわけではありませんよ」
話には入って来なかったが、聞いていたアリルが答えた。
「そうだな、お尻を叩きたい妻を持つと大変だよ」
「でも、お父様、お母様にゴーを出したのでしょう?」
アリルはリベル殿下の際のゴーサインの目撃者である。
「だがな、リベル殿下とは違うからな。あの時は、ララシャのことでこちらの方が優位であった」
「それはそうだけど」
「捲し立ててはいたが、可愛いものだったよ。いつもながら、身を乗り出すことも、息を切らせることも、ないことがさすがだと思うよ」
アンセムは相当耐性があり、悪い口のハードルが高くなっているために、ソアリスは言いたい放題ではなかったと感じていた。
ソアリスはその言葉に褒めてもらっていると解釈して、自慢気な顔をしているが、褒められているのかしらとテラーとリズが首を傾けている。
「でも、マグマがグツグツしていたのでしょう?」
「ソアリスの逆鱗に触れる度に、隣を見るのが怖かったよ。だが、目を細めるくらいで、さすが王妃陛下だったよ。でもソアリスに火を出す力があったら、火の海になっていただろうな」
「そんなもの、お母様に持たせては駄目よ!王宮が滅茶苦茶になってしまうわ」
あれだけ部屋で悪口を吐き出していたら、部屋は無事であるわけがない。
「それはそうだな。水が出せたら、湖くらいになっているだろうな」
「国が湖になっているわよ」
「否定ができないな」
「パパの奥様ですわよ」
「アリルのママでもあると思うがな?」
「っく、そうだったわ」
いくらアンセムとアリルが言い合い、押し付け合っても、ソアリスはアンセムの妻で、アリルの母である。
当のソアリスは揚げ芋に夢中であるが、ケーキをホール並みに食べたこと、追加で食べていたケーキも、また忘れているのだろうなとアリルは思っていた。
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