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悲劇のヒロイン再び3
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「叔母様!」
ルーエンヌは記憶のある声で呼ばれたものの、ララシャかどうか、まだ判断出来なかった。そして、その女性の目の前に到着はしたが、加齢もあるが、おそらくという言葉が前に付く状態だった。
「ララシャ…なのね?」
「そうよ、久し振りに会ったからって、変わらないでしょう?」
ルーエンヌは言うならば変わったでしょう?だろうと思ったが、ララシャは冗談で言っている顔ではない。
「顔の造形はそうだけど、母親と同じ体形になったのね…あなたは顔もだけど、母親似だったのね」
ララシャはマルシャに顔は似ていると思っていたが、まさか同じ体形になるとは思わなかった。
「ええ?お母様と一緒にしないでよ、冗談が過ぎるわ!全然、違うわよ」
「むしろ、今なら母親の方が痩せているでしょう」
マルシャとは会うことがあるため、痩せて少し小さくなった。ララシャは驚いた顔をしたが、そんなことを話している場合ではないことに気付いた。
「まあ、それはいいわ…何をしに来たの?」
「パーティーに参加にしに来たのよ、早く着き過ぎてしまったから、叔母様を呼んでもらったの」
「あなたは呼んでいないわ、どういう状況か分かっているのでしょう?」
「でも、私だって参加したいの!お願いよ」
ここで揉めていれば、パーティーもあるので目立つため、パーティー会場とは別の邸に入れることにした。
「叔母様、私、家からもほとんど出られないの」
「当たり前でしょう」
「どうして?」
「本気で言っているの?」
ルーエンヌは問い掛けて来る姪に、鳥肌が立ったと同時に、これをクロンデール王国の王太子妃にしなかったことが、正解だったのだと思った。
これが今、王妃となって、いや、王妃になどなれない。廃妃となったが、表舞台から姿を消しただろう。
ロアンスラー公爵家が残っているのは、ソアリスが王太子妃になったからで、私も含めて感謝しなければいけない。
「あなたはクロンデール王国と、エスザール王国の縁談を、ピデム王国の王族として、壊すと宣言したのよ?」
「そんなつもりは…」
「そんなつもりはなかった?そんなはずないでしょう」
王妃であるソアリスに話しておいて、そんなつもりはなかったというのは、あまりにおふざけが過ぎる。
「本当に、ソアリスの娘よりもエミアンローズがお似合いだと思ったからで」
「は?あなたの娘のことは知らないけど、ミフル殿下よりも優秀で、ミラン王妃陛下に似て、美しいの?」
「え?」
「各国も、エスザール王国でも、ミフル殿下の美しさも評判で、適う者はいないと言われているのよ?見た目がミラン王妃陛下に似ているのもあって、エスザール王国での好感度は高かったけど、頭もとてもいいのよ」
グレイ殿下とミフルは頻繁に会えるわけではないが、ミフルに勝負を挑もうという者など、今となってはいないのである。
確かに最初は他国の王女なんて、他国の王女は私の方がと思ったが、ミフルを見て、ほとんどの者が戦意を喪失した。それほどにミフルが美しく、ソアリスに似て、気位も高くないので、好感を持つなという方が難しい。ミランを知る者はよく似ていると喜び、知らない者も美しく聡明なミフルに、みるみるうちにファンを増やした。
それでも挑もうともした令嬢や王女もいたが、今のルーエンヌに言われたようなことを言われて、身の程知らずと罵られることになった。
それほどに既に人気があるような状態なのである。
「エミアンだって」
「あなたの娘のことは知らないから、何も言えないけど、そもそも王家同士が婚約しているのよ?そこに横やりなんて、頭の悪い者のすることでしょう?」
「でも私は娘を思って」
「娘を思っているなら出来ることではないわ、命があるだけ感謝しなさい」
「命…?」
ルーエンヌは記憶のある声で呼ばれたものの、ララシャかどうか、まだ判断出来なかった。そして、その女性の目の前に到着はしたが、加齢もあるが、おそらくという言葉が前に付く状態だった。
「ララシャ…なのね?」
「そうよ、久し振りに会ったからって、変わらないでしょう?」
ルーエンヌは言うならば変わったでしょう?だろうと思ったが、ララシャは冗談で言っている顔ではない。
「顔の造形はそうだけど、母親と同じ体形になったのね…あなたは顔もだけど、母親似だったのね」
ララシャはマルシャに顔は似ていると思っていたが、まさか同じ体形になるとは思わなかった。
「ええ?お母様と一緒にしないでよ、冗談が過ぎるわ!全然、違うわよ」
「むしろ、今なら母親の方が痩せているでしょう」
マルシャとは会うことがあるため、痩せて少し小さくなった。ララシャは驚いた顔をしたが、そんなことを話している場合ではないことに気付いた。
「まあ、それはいいわ…何をしに来たの?」
「パーティーに参加にしに来たのよ、早く着き過ぎてしまったから、叔母様を呼んでもらったの」
「あなたは呼んでいないわ、どういう状況か分かっているのでしょう?」
「でも、私だって参加したいの!お願いよ」
ここで揉めていれば、パーティーもあるので目立つため、パーティー会場とは別の邸に入れることにした。
「叔母様、私、家からもほとんど出られないの」
「当たり前でしょう」
「どうして?」
「本気で言っているの?」
ルーエンヌは問い掛けて来る姪に、鳥肌が立ったと同時に、これをクロンデール王国の王太子妃にしなかったことが、正解だったのだと思った。
これが今、王妃となって、いや、王妃になどなれない。廃妃となったが、表舞台から姿を消しただろう。
ロアンスラー公爵家が残っているのは、ソアリスが王太子妃になったからで、私も含めて感謝しなければいけない。
「あなたはクロンデール王国と、エスザール王国の縁談を、ピデム王国の王族として、壊すと宣言したのよ?」
「そんなつもりは…」
「そんなつもりはなかった?そんなはずないでしょう」
王妃であるソアリスに話しておいて、そんなつもりはなかったというのは、あまりにおふざけが過ぎる。
「本当に、ソアリスの娘よりもエミアンローズがお似合いだと思ったからで」
「は?あなたの娘のことは知らないけど、ミフル殿下よりも優秀で、ミラン王妃陛下に似て、美しいの?」
「え?」
「各国も、エスザール王国でも、ミフル殿下の美しさも評判で、適う者はいないと言われているのよ?見た目がミラン王妃陛下に似ているのもあって、エスザール王国での好感度は高かったけど、頭もとてもいいのよ」
グレイ殿下とミフルは頻繁に会えるわけではないが、ミフルに勝負を挑もうという者など、今となってはいないのである。
確かに最初は他国の王女なんて、他国の王女は私の方がと思ったが、ミフルを見て、ほとんどの者が戦意を喪失した。それほどにミフルが美しく、ソアリスに似て、気位も高くないので、好感を持つなという方が難しい。ミランを知る者はよく似ていると喜び、知らない者も美しく聡明なミフルに、みるみるうちにファンを増やした。
それでも挑もうともした令嬢や王女もいたが、今のルーエンヌに言われたようなことを言われて、身の程知らずと罵られることになった。
それほどに既に人気があるような状態なのである。
「エミアンだって」
「あなたの娘のことは知らないから、何も言えないけど、そもそも王家同士が婚約しているのよ?そこに横やりなんて、頭の悪い者のすることでしょう?」
「でも私は娘を思って」
「娘を思っているなら出来ることではないわ、命があるだけ感謝しなさい」
「命…?」
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