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「もこもこぱんは、おいちいでしゅ!おかあしゃまはてんちゃいですよ」
勿論、ケイトももこもこパンが大好きである。
「ありがとう、でもアンテナは持っていないわ」
「いいえ」
「持ってません!お母様は譲りません!」
「わたちもゆずりまちぇん」
ポーリアとキャロラインは、よく見る光景ではあるが、3歳と本気でやり合っているソアリス様に、これが子どもたちが仲が良く、好かれるのだと思っている。
「もう!また甥か姪が増えると言うのに…叔母様は何を言っているのかしら」
エクルの出産が目前に迫っており、その次はルルエの出産がある。さすがに今回はソアリスは妊娠することはなく、孫たちが無事に誕生することを願っている。
前は大変だったからと、チクチクとアンセムは小言を言われている。
「わたちは、りっぱなおばしゃまですよ?」
「お母様だって、立派なばあ様ですよ?」
「だから、りっぱなあんてなのあるおばあしゃまでしょ?」
「だから、付いていません」
「ぴぴぴって」
「ピピピなんて、ありません」
ララシャとエミアンローズに比べて、何と中身の会話ではあるが、二人は本気で言い合っており、周りには微笑ましい言い合いである。
再びドアが叩く音がして、やって来たのはユリウスであった。
「何を揉めているんだい?」
「ゆりうすおにいしゃま~!おかあしゃまにさずけられし、あんてなをもっちぇないっていうの」
「授けられしアンテナ?」
いくら3歳と言っても、ほとんどの会話の通じるケイトから、聞いたこともない言葉が飛び出し、首を傾けた。
「食べ物の話をしていたのよ、そうしたらケイトが来て、美味しい話をしていただろうって言い出してね、私から反応するアンテナを授けられたって言うのよ!そんなもの持っていないのに」
「何て話をしているんだよ」
「でも、おかあしゃまはぴぴぴってなるでちょ?」
「ん?」
ユリウスはアンテナが、いまいち分かっていなかった。
「当てちゃうの」
「ああっ!」
キャロラインが急に思い出したように、大きな声を出した。
「どうしたのですか?大きな声を出して」
「失礼しました、ソアリス様はおやつを…当てられます」
「それは大体、決まっているから」
「いえ、料理長が今日は揚げ芋にしてみましたと持って来る、ずっと前に今日はきっと揚げ芋だわっておっしゃっていました。しかも、何度かありました」
ソアリスの好物である揚げ芋限定ではあるが、匂いがするはずもなく、当てていた。ケイトもうんうんと頷いている。
「それは、偶然でしょう?」
「母上、これはケイトの言い分が通りそうですよ?」
「嘘でしょ…」
「ほら、そうでちょ?きょうはきっとあげいもよ~ってうたってまちた」
「ううっ」
ソアリスも無意識ではあったが、歌っていたことは覚えている。
「歌っていたんですか?」
「歌ってはいたわね…」
「もこもこぱんもおかあしゃまのぴぴぴで、だいにんきでちょ?」
「ううっ」
「母上、これは紛れもなくお母様に授けられしアンテナではないですか?」
「何てものを…」
ソアリスはさすがに項垂れて、認めるしかなかった。
「ちょれで、おいちいおはなしなんですの?」
「ああ、今日は粉もののおやつにして貰おうと思っていたのよ」
「けいとがちゅたえてくる!」
「そう?じゃあ…お願いしようかしら」
ケイトはるんるんと去って行き、ユリウスはエミアンローズのことを聞きに来たのだが、まさか授けられしアンテナに遭遇するとは思っていなかった。
「また一つ、母上にそっくりになってしまいましたね」
「はあ…どうしてなのよ、私に似ても何の得にもならないのに」
「いやいや、ケイトは抜きに出ていますが、王女は全員母上に似ていますよ」
「悲しいわ…」
「力強く生きてますから、私はいいことだと思いますよ」
「無念だわ…」
ララシャは似ていることを喜ばしいこととしていたが、ソアリスは似て欲しくないのに似てしまい、項垂れており、本当に真逆であった。
勿論、ケイトももこもこパンが大好きである。
「ありがとう、でもアンテナは持っていないわ」
「いいえ」
「持ってません!お母様は譲りません!」
「わたちもゆずりまちぇん」
ポーリアとキャロラインは、よく見る光景ではあるが、3歳と本気でやり合っているソアリス様に、これが子どもたちが仲が良く、好かれるのだと思っている。
「もう!また甥か姪が増えると言うのに…叔母様は何を言っているのかしら」
エクルの出産が目前に迫っており、その次はルルエの出産がある。さすがに今回はソアリスは妊娠することはなく、孫たちが無事に誕生することを願っている。
前は大変だったからと、チクチクとアンセムは小言を言われている。
「わたちは、りっぱなおばしゃまですよ?」
「お母様だって、立派なばあ様ですよ?」
「だから、りっぱなあんてなのあるおばあしゃまでしょ?」
「だから、付いていません」
「ぴぴぴって」
「ピピピなんて、ありません」
ララシャとエミアンローズに比べて、何と中身の会話ではあるが、二人は本気で言い合っており、周りには微笑ましい言い合いである。
再びドアが叩く音がして、やって来たのはユリウスであった。
「何を揉めているんだい?」
「ゆりうすおにいしゃま~!おかあしゃまにさずけられし、あんてなをもっちぇないっていうの」
「授けられしアンテナ?」
いくら3歳と言っても、ほとんどの会話の通じるケイトから、聞いたこともない言葉が飛び出し、首を傾けた。
「食べ物の話をしていたのよ、そうしたらケイトが来て、美味しい話をしていただろうって言い出してね、私から反応するアンテナを授けられたって言うのよ!そんなもの持っていないのに」
「何て話をしているんだよ」
「でも、おかあしゃまはぴぴぴってなるでちょ?」
「ん?」
ユリウスはアンテナが、いまいち分かっていなかった。
「当てちゃうの」
「ああっ!」
キャロラインが急に思い出したように、大きな声を出した。
「どうしたのですか?大きな声を出して」
「失礼しました、ソアリス様はおやつを…当てられます」
「それは大体、決まっているから」
「いえ、料理長が今日は揚げ芋にしてみましたと持って来る、ずっと前に今日はきっと揚げ芋だわっておっしゃっていました。しかも、何度かありました」
ソアリスの好物である揚げ芋限定ではあるが、匂いがするはずもなく、当てていた。ケイトもうんうんと頷いている。
「それは、偶然でしょう?」
「母上、これはケイトの言い分が通りそうですよ?」
「嘘でしょ…」
「ほら、そうでちょ?きょうはきっとあげいもよ~ってうたってまちた」
「ううっ」
ソアリスも無意識ではあったが、歌っていたことは覚えている。
「歌っていたんですか?」
「歌ってはいたわね…」
「もこもこぱんもおかあしゃまのぴぴぴで、だいにんきでちょ?」
「ううっ」
「母上、これは紛れもなくお母様に授けられしアンテナではないですか?」
「何てものを…」
ソアリスはさすがに項垂れて、認めるしかなかった。
「ちょれで、おいちいおはなしなんですの?」
「ああ、今日は粉もののおやつにして貰おうと思っていたのよ」
「けいとがちゅたえてくる!」
「そう?じゃあ…お願いしようかしら」
ケイトはるんるんと去って行き、ユリウスはエミアンローズのことを聞きに来たのだが、まさか授けられしアンテナに遭遇するとは思っていなかった。
「また一つ、母上にそっくりになってしまいましたね」
「はあ…どうしてなのよ、私に似ても何の得にもならないのに」
「いやいや、ケイトは抜きに出ていますが、王女は全員母上に似ていますよ」
「悲しいわ…」
「力強く生きてますから、私はいいことだと思いますよ」
「無念だわ…」
ララシャは似ていることを喜ばしいこととしていたが、ソアリスは似て欲しくないのに似てしまい、項垂れており、本当に真逆であった。
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