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作戦3
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「もっと早くに気付くべきだったと思ったわ」
「いえ、私も考えてもいませんでした」
エクシアーヌは、シシリーヌがいなくなって、きっとゾル王国も穏やかに暮らせているだろうと暢気に考えていた。
「サブリナ王妃陛下は気付いているのか?」
「どうかしらね…気付いても、恩恵を受けているとは思えないでしょう?あの方はきっと、諦めてしまっているのよ。あとはサーラ王子妃を動かすわ」
「サーラ王子妃を…」
カリル陛下から協力を得たことは知っていたが、サーラ王子妃を動かすつもりだったのか。
ほとんど会ったこともないのに、エミアンローズのこともあり、今度はソアリスに利用されるとなれば、ご愁傷さまとしか言いようがない。
「とは言っても、簡単なことだし、ピデム王国を巻き込むつもりはないわ。迷惑を掛けられたんだから、そのくらいしてくれても罰は当たらないでしょう?」
ララシャのせいとは言え、ピデム王国には迷惑を掛けられた割には、ララシャを追い出しただけで、特に罰を受けたわけではない。
「サーラ王子妃にとっても、悪い話ではないはずよ」
「苦労されているのか?」
「そうらしいわ、お子様のことも、そのような王家では少なからず危険を感じるでしょう?それが排除されれば、違うんじゃない?」
王太子妃もサーラ王子妃も、嫁いで経つが子どもは生まれていない。
サーラ王子妃も王太子妃が産んでいないのに、混乱を避けるためにも産むことは出来ないと思っているのか、子どもが出来ないのかは分からないが、良い環境ではない影響もあるのかもしれない。
混乱の世でも、関係なく産む者はいるだろうが、ソアリスの言うことは最もである。
「止める気はないが、ソアリスはどうするんだ?」
このままソアリスが、何もしないとは思えない。
「私はロンド王国で輩ばりに絡んでくるわ!陛下、許可をくださいな!」
「っな」
普通の王妃ならば冗談だが、ソアリスは輩の才能もあることだろう。
「母上、それは…」
「大丈夫よ、勝算はあるから!ね?メディナ」
「はい、こちらをご覧ください」
メディナが出した書類は、納得が出来る物であった。勝算はあると言っている時点で、何か強い手札があるのだろうとは思っていたが、間違いなく勝ち戦である。
「分かった、許可しよう」
「でもこれは、最終手段ですから」
「一応、ほどほどにとは言って置く」
「大丈夫ですわ、ほほほ」
不安しかないような状況だが、これを上手くと言っていいのか分からないが、纏められるのはソアリスだけだろう。
「マイノスとエクシアーヌが尻を出せリーヌを戻してから、私は動くわ。エクシアーヌ、言いたかったことを言えばいいわ。どうかしら?」
「はい、そうしたいと思います。マイノス様、協力して貰えますか?」
「ああ、勿論だ」
マイノスもシシリーヌのことをエクシアーヌが気にしない様子だったために、触れていなかったが、向き合うことが出来るなら、そうした方がいいと思っていた。
「その調子よ!決着を付けてらっしゃい!」
「は!ありがとう存じます」
「マイノス、エクシアーヌを支えるのよ。尻を出せリーヌは生きていればいいから、その辺に転がして置いても良いわ」
「はい…分かりました」
ソアリスは満足そうに頷いた後、急に渋い顔をし始めた。
「私も尻を叩きたいのよね、どうにかならないかしら」
「まだ諦めていなかったのか…」
国王夫妻に許可を得たことで、チャンスを伺っていたのを知っている。
「だって、なかなかないチャンスだったのに、叩いておけば良かったと思って」
「…ん?誰か、叩いた者がいるのか?」
「ええ、手癖の悪いメイドを」
「ああ…あれか」
アンセムは随分前にそのようなメイドがおり、王宮に勤める者たちの物がなくなり、騒動になったのである。そのメイドを捕まえたのがソアリスであった。
「いえ、私も考えてもいませんでした」
エクシアーヌは、シシリーヌがいなくなって、きっとゾル王国も穏やかに暮らせているだろうと暢気に考えていた。
「サブリナ王妃陛下は気付いているのか?」
「どうかしらね…気付いても、恩恵を受けているとは思えないでしょう?あの方はきっと、諦めてしまっているのよ。あとはサーラ王子妃を動かすわ」
「サーラ王子妃を…」
カリル陛下から協力を得たことは知っていたが、サーラ王子妃を動かすつもりだったのか。
ほとんど会ったこともないのに、エミアンローズのこともあり、今度はソアリスに利用されるとなれば、ご愁傷さまとしか言いようがない。
「とは言っても、簡単なことだし、ピデム王国を巻き込むつもりはないわ。迷惑を掛けられたんだから、そのくらいしてくれても罰は当たらないでしょう?」
ララシャのせいとは言え、ピデム王国には迷惑を掛けられた割には、ララシャを追い出しただけで、特に罰を受けたわけではない。
「サーラ王子妃にとっても、悪い話ではないはずよ」
「苦労されているのか?」
「そうらしいわ、お子様のことも、そのような王家では少なからず危険を感じるでしょう?それが排除されれば、違うんじゃない?」
王太子妃もサーラ王子妃も、嫁いで経つが子どもは生まれていない。
サーラ王子妃も王太子妃が産んでいないのに、混乱を避けるためにも産むことは出来ないと思っているのか、子どもが出来ないのかは分からないが、良い環境ではない影響もあるのかもしれない。
混乱の世でも、関係なく産む者はいるだろうが、ソアリスの言うことは最もである。
「止める気はないが、ソアリスはどうするんだ?」
このままソアリスが、何もしないとは思えない。
「私はロンド王国で輩ばりに絡んでくるわ!陛下、許可をくださいな!」
「っな」
普通の王妃ならば冗談だが、ソアリスは輩の才能もあることだろう。
「母上、それは…」
「大丈夫よ、勝算はあるから!ね?メディナ」
「はい、こちらをご覧ください」
メディナが出した書類は、納得が出来る物であった。勝算はあると言っている時点で、何か強い手札があるのだろうとは思っていたが、間違いなく勝ち戦である。
「分かった、許可しよう」
「でもこれは、最終手段ですから」
「一応、ほどほどにとは言って置く」
「大丈夫ですわ、ほほほ」
不安しかないような状況だが、これを上手くと言っていいのか分からないが、纏められるのはソアリスだけだろう。
「マイノスとエクシアーヌが尻を出せリーヌを戻してから、私は動くわ。エクシアーヌ、言いたかったことを言えばいいわ。どうかしら?」
「はい、そうしたいと思います。マイノス様、協力して貰えますか?」
「ああ、勿論だ」
マイノスもシシリーヌのことをエクシアーヌが気にしない様子だったために、触れていなかったが、向き合うことが出来るなら、そうした方がいいと思っていた。
「その調子よ!決着を付けてらっしゃい!」
「は!ありがとう存じます」
「マイノス、エクシアーヌを支えるのよ。尻を出せリーヌは生きていればいいから、その辺に転がして置いても良いわ」
「はい…分かりました」
ソアリスは満足そうに頷いた後、急に渋い顔をし始めた。
「私も尻を叩きたいのよね、どうにかならないかしら」
「まだ諦めていなかったのか…」
国王夫妻に許可を得たことで、チャンスを伺っていたのを知っている。
「だって、なかなかないチャンスだったのに、叩いておけば良かったと思って」
「…ん?誰か、叩いた者がいるのか?」
「ええ、手癖の悪いメイドを」
「ああ…あれか」
アンセムは随分前にそのようなメイドがおり、王宮に勤める者たちの物がなくなり、騒動になったのである。そのメイドを捕まえたのがソアリスであった。
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