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行動
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「誰を連れて行く?」
「護衛だけでいいですわ」
「それは国王として認められない」
アンセムも何が起こるか分からないので、護衛は勿論だが、きちんとソアリスの周りを安全に固めることは譲れなかった。
「私が勝手に考えたことで、侍女には迷惑を掛けたくないわ」
「だが、今回こそはと待ち構えているだろう」
「ん…」
確かに侍女たちも事情は知っており、何やら話しているのも知っている。ソアリスは指名することはないので、3人が話し合いをするのが基本である。
メディナ、ポーリア、キャロラインは付いて行く気、満々の状態である。
だが、ソアリスはさすがに正式ではない形になるので、ロンド王国に連れて行くのは危険だと判断していた。
「きちんと家にも了承を取った上で、本人が望むなら付いて行かせる」
「危険かもしれないわよ?」
「そういう場所だとは分かっているんだな」
「だって私、輩なのよ?物理的に戦う覚悟もしているけど、さすがにそんなことにはならないでしょう」
「そんな覚悟をするんじゃない」
本当にやり兼ねないが、ソアリスはアンセムよりも王族であることを理解しているとは思っているので、言葉使いはともかくとして、自分より上手くやるだろう。
「ケイトは…」
「ケイトを連れて行けと言うの?」
「それがな、なぜか行く気になっているようだ」
アンセムの悩みはケイトにもあったのである。前回、連れて行って貰ったことで、すっかり味を占めてしまっている。
皆で説得をしてみたが、お母様を守るのよなどと言い出し、困り果てていた。
「え?でも、待って頂戴、使えるかもしれないわね。とは言っても4歳なのよね…」
「そこは大丈夫だ。護衛にミオト・バーセムも付ける」
「はい?」
理解が出来ない言葉が飛び出し、ソアリスもさすがに驚いた。
「本人、リズ夫人、アリル、ルーファ、オルファーの総意だ」
「オルファーは分かってないでしょう!」
「君の好きな可愛い顔で、はい!と言ったそうだ」
「オルファ~」
ソアリスはオルファーだけを贔屓するわけではないが、弱い。
話をするようになったオルファーは、『おばあちゃま』と勇ましい顔立ちで言うのだが、それがソアリスには可愛らしくて堪らない。
「最悪、ソアリスとケイトを抱えて、逃げることくらい造作もないそうだ」
「それはそうでしょうけど…」
今でも体格にも体力にも恵まれたミオト・バーセムは逞しく、護衛にしては立派過ぎるほどの人選である。
「あなたも動いていたのね…」
「当たり前だろう」
「でもケイトにバーセム公爵って、強いのだか、弱いのだか、分からないわね」
「ケイトのことは迷ったんだ」
当初はさすがにケイトを、連れて行かせるなんて考えていなかった。
「私がいないない間に、ずっとグチグチ言われるからじゃないの?」
「…それは、それもあるが、あちらも4歳の王女がいる場で、愚かな真似はしないだろう?」
「その手を使うのね」
幼子ならば許されるというソアリスも散々、幼いカイルスで使った技である。
「可愛いドレスを着せて置けば、見た目だけは癒しにもなるだろう」
「喋り始めたら終わりよ」
「それもいいと思っている。4歳でも王女だ、立場上は極めて強い。精神もな…」
「それはそうだけど」
「出来れば穏やかに話をして来て欲しいという願いを込めている。だから、ケイトとバーセム公爵に付き添って貰う」
「承知しました」
ソアリスとケイト、バーセム公爵、そしてソアリスの侍女からはメディナ、従者と護衛たちを連れて、ロンド王国へ向かうことになった。
出発の際に、バーセム公爵家も勢揃いしていた。
「リズ、ごめんなさいね」
「何を言っているの!皆の総意なのだから、胸を張って守られなさい」
「申し訳ないわ」
「王妃陛下の護衛など名誉なことなのですから」
「護衛だけでいいですわ」
「それは国王として認められない」
アンセムも何が起こるか分からないので、護衛は勿論だが、きちんとソアリスの周りを安全に固めることは譲れなかった。
「私が勝手に考えたことで、侍女には迷惑を掛けたくないわ」
「だが、今回こそはと待ち構えているだろう」
「ん…」
確かに侍女たちも事情は知っており、何やら話しているのも知っている。ソアリスは指名することはないので、3人が話し合いをするのが基本である。
メディナ、ポーリア、キャロラインは付いて行く気、満々の状態である。
だが、ソアリスはさすがに正式ではない形になるので、ロンド王国に連れて行くのは危険だと判断していた。
「きちんと家にも了承を取った上で、本人が望むなら付いて行かせる」
「危険かもしれないわよ?」
「そういう場所だとは分かっているんだな」
「だって私、輩なのよ?物理的に戦う覚悟もしているけど、さすがにそんなことにはならないでしょう」
「そんな覚悟をするんじゃない」
本当にやり兼ねないが、ソアリスはアンセムよりも王族であることを理解しているとは思っているので、言葉使いはともかくとして、自分より上手くやるだろう。
「ケイトは…」
「ケイトを連れて行けと言うの?」
「それがな、なぜか行く気になっているようだ」
アンセムの悩みはケイトにもあったのである。前回、連れて行って貰ったことで、すっかり味を占めてしまっている。
皆で説得をしてみたが、お母様を守るのよなどと言い出し、困り果てていた。
「え?でも、待って頂戴、使えるかもしれないわね。とは言っても4歳なのよね…」
「そこは大丈夫だ。護衛にミオト・バーセムも付ける」
「はい?」
理解が出来ない言葉が飛び出し、ソアリスもさすがに驚いた。
「本人、リズ夫人、アリル、ルーファ、オルファーの総意だ」
「オルファーは分かってないでしょう!」
「君の好きな可愛い顔で、はい!と言ったそうだ」
「オルファ~」
ソアリスはオルファーだけを贔屓するわけではないが、弱い。
話をするようになったオルファーは、『おばあちゃま』と勇ましい顔立ちで言うのだが、それがソアリスには可愛らしくて堪らない。
「最悪、ソアリスとケイトを抱えて、逃げることくらい造作もないそうだ」
「それはそうでしょうけど…」
今でも体格にも体力にも恵まれたミオト・バーセムは逞しく、護衛にしては立派過ぎるほどの人選である。
「あなたも動いていたのね…」
「当たり前だろう」
「でもケイトにバーセム公爵って、強いのだか、弱いのだか、分からないわね」
「ケイトのことは迷ったんだ」
当初はさすがにケイトを、連れて行かせるなんて考えていなかった。
「私がいないない間に、ずっとグチグチ言われるからじゃないの?」
「…それは、それもあるが、あちらも4歳の王女がいる場で、愚かな真似はしないだろう?」
「その手を使うのね」
幼子ならば許されるというソアリスも散々、幼いカイルスで使った技である。
「可愛いドレスを着せて置けば、見た目だけは癒しにもなるだろう」
「喋り始めたら終わりよ」
「それもいいと思っている。4歳でも王女だ、立場上は極めて強い。精神もな…」
「それはそうだけど」
「出来れば穏やかに話をして来て欲しいという願いを込めている。だから、ケイトとバーセム公爵に付き添って貰う」
「承知しました」
ソアリスとケイト、バーセム公爵、そしてソアリスの侍女からはメディナ、従者と護衛たちを連れて、ロンド王国へ向かうことになった。
出発の際に、バーセム公爵家も勢揃いしていた。
「リズ、ごめんなさいね」
「何を言っているの!皆の総意なのだから、胸を張って守られなさい」
「申し訳ないわ」
「王妃陛下の護衛など名誉なことなのですから」
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