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マッシュルーム3
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「お前もか?」
「え?」
「私が産んだ子と、ビエラが産んだ子と、マリエンヌ様が産んだ子と、ルルエが産んだ子と、エクシアーヌが産んだ子と、キャランが産んだ子たちですよ!子を産んでもおらぬ男児が、偉そうにするでない!」
「そんなつもりは」
「あーあ、父上、駄目ですよ!母上の頭はマッシュルームの母犬は、尊敬の対象になっていますから」
さすがソアリスの息子であるマイノスは、ソアリスの頭が皆、母が母犬が頑張って生み落としてくれた存在なのだと、あらためて実感をしているところを察していた。
「そうなのか?」
「大事に育てなければならないという気持ちが、そうさせるのでしょう」
「さすが、よく分かったわね」
いつもならアリルやエクルが気付きそうなところだが、今日はいないので、マイノスの担当となった。
「だってお腹を痛め産んだ子の命を預かるのよ?」
「私だって、テラー前王妃が頑張って産んだ子だぞ?」
「私だって、樽が頑張って産んだのでしょうけど…尊敬は出来ないわ」
「それは…」
「あんせむちゃんは、お義母様に感謝するといいわ」
ソアリスはビリリーの真似はしなくなったが、最近のお気に入りはあんせむちゃんである。
「皆で可愛がって、育ててやればいいだろう」
「カイルスに教えて貰ったのだけど、ペンギンの中には子どもを足の上に乗せたり、ハクチョウの中には背中に乗せたまま、子育てをするんですって」
「ソアリスとケイトじゃないか!」
アンセムは理にかなっていることなのかと、考えながら笑っていた。
「違います!母親ではなく、父親がですよ!陛下はケイトを乗せて、生活してはいかがですか」
「っひ」
思わず声を上げるほど、アンセムは一瞬想像しただけで、疲れを感じた。
「してみてはいかがですか?エサを寄こせと、やかましいとは思いますけど」
「エサって言うな!」
「ケイト~!お父様が明日からあなたを背中に乗せて、生活するって」
「ええ!」
「ケイトも嫌がっているじゃないか」
「嫌がられて喜んでいるんじゃないわよ!」
娘に嫌がられているのに、良かったと言わんばかりの顔をしているアンセムに、ソアリスは呆れるしかなかった。
「おとうさまは、さいきん、きゃんでぃーしかくれませんの。おかあさまのほうが、おいしいものにありつけます」
「狩りじゃないか…」
「ほら!やっぱり、まるでエサを待つ子どもじゃない」
マッシュルームの方へ戻って行くブレることのない我が娘を見ながら、アンセムとソアリスは瞼がどんどん下がっていった。
その後、マッシュルームは王宮のアイドルとしてすくすくと成長し、ソアリスは世話をしてはいたが、皆も私がと言い出すので、思ったより世話をしてはいなかった。
それでも、マッシュルームはきちんとソアリスを主として認識しているようで、二匹はソアリスに従順である。
そして、保護施設の件も草案を作り、ライック・マッドリー侯爵と、スーラ・マッドリー侯爵夫人、リッシュ・マッドリー、サエラ・マッドリーを招くことにした。
応接室に皆がやって来ると、ソアリスは嬉しそうに立ち上がった。
「おじ様っ!おば様っ!」
いつもより、ワントーンほどソアリスの声が高い。
「王妃陛下、お呼びいただきありがとうございます」
「公式ではありませんから、いつも通りに」
「「「「ソアちゃん」」」」
マッドリー侯爵家では、ソアちゃんと呼ばれるのが日常であった。
「はいっ!」
ソアリスは筋肉隆々の二人に、大好きな夫人方に、満面の笑みである。筋肉面ではソアリスにとって、ここにバーセム公爵がいれば、完璧の布陣である。
「まずは、愛犬を紹介しますわ」
「楽しみにしておりました」
四人とも呼びはしたが、難しければ代表者で構いませんと書いたが、全員が絶対に行くと勢揃いでやって来たのである。
「え?」
「私が産んだ子と、ビエラが産んだ子と、マリエンヌ様が産んだ子と、ルルエが産んだ子と、エクシアーヌが産んだ子と、キャランが産んだ子たちですよ!子を産んでもおらぬ男児が、偉そうにするでない!」
「そんなつもりは」
「あーあ、父上、駄目ですよ!母上の頭はマッシュルームの母犬は、尊敬の対象になっていますから」
さすがソアリスの息子であるマイノスは、ソアリスの頭が皆、母が母犬が頑張って生み落としてくれた存在なのだと、あらためて実感をしているところを察していた。
「そうなのか?」
「大事に育てなければならないという気持ちが、そうさせるのでしょう」
「さすが、よく分かったわね」
いつもならアリルやエクルが気付きそうなところだが、今日はいないので、マイノスの担当となった。
「だってお腹を痛め産んだ子の命を預かるのよ?」
「私だって、テラー前王妃が頑張って産んだ子だぞ?」
「私だって、樽が頑張って産んだのでしょうけど…尊敬は出来ないわ」
「それは…」
「あんせむちゃんは、お義母様に感謝するといいわ」
ソアリスはビリリーの真似はしなくなったが、最近のお気に入りはあんせむちゃんである。
「皆で可愛がって、育ててやればいいだろう」
「カイルスに教えて貰ったのだけど、ペンギンの中には子どもを足の上に乗せたり、ハクチョウの中には背中に乗せたまま、子育てをするんですって」
「ソアリスとケイトじゃないか!」
アンセムは理にかなっていることなのかと、考えながら笑っていた。
「違います!母親ではなく、父親がですよ!陛下はケイトを乗せて、生活してはいかがですか」
「っひ」
思わず声を上げるほど、アンセムは一瞬想像しただけで、疲れを感じた。
「してみてはいかがですか?エサを寄こせと、やかましいとは思いますけど」
「エサって言うな!」
「ケイト~!お父様が明日からあなたを背中に乗せて、生活するって」
「ええ!」
「ケイトも嫌がっているじゃないか」
「嫌がられて喜んでいるんじゃないわよ!」
娘に嫌がられているのに、良かったと言わんばかりの顔をしているアンセムに、ソアリスは呆れるしかなかった。
「おとうさまは、さいきん、きゃんでぃーしかくれませんの。おかあさまのほうが、おいしいものにありつけます」
「狩りじゃないか…」
「ほら!やっぱり、まるでエサを待つ子どもじゃない」
マッシュルームの方へ戻って行くブレることのない我が娘を見ながら、アンセムとソアリスは瞼がどんどん下がっていった。
その後、マッシュルームは王宮のアイドルとしてすくすくと成長し、ソアリスは世話をしてはいたが、皆も私がと言い出すので、思ったより世話をしてはいなかった。
それでも、マッシュルームはきちんとソアリスを主として認識しているようで、二匹はソアリスに従順である。
そして、保護施設の件も草案を作り、ライック・マッドリー侯爵と、スーラ・マッドリー侯爵夫人、リッシュ・マッドリー、サエラ・マッドリーを招くことにした。
応接室に皆がやって来ると、ソアリスは嬉しそうに立ち上がった。
「おじ様っ!おば様っ!」
いつもより、ワントーンほどソアリスの声が高い。
「王妃陛下、お呼びいただきありがとうございます」
「公式ではありませんから、いつも通りに」
「「「「ソアちゃん」」」」
マッドリー侯爵家では、ソアちゃんと呼ばれるのが日常であった。
「はいっ!」
ソアリスは筋肉隆々の二人に、大好きな夫人方に、満面の笑みである。筋肉面ではソアリスにとって、ここにバーセム公爵がいれば、完璧の布陣である。
「まずは、愛犬を紹介しますわ」
「楽しみにしておりました」
四人とも呼びはしたが、難しければ代表者で構いませんと書いたが、全員が絶対に行くと勢揃いでやって来たのである。
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