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第一章 ドラゴンハンター01 戸井圭吾
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「とりあえずここに入れておくしかないか」
家に帰ると、圭吾はドラゴンを小さな虫かごに入れた。虫かごは透明のプラスチックケースで、青い網目の蓋がついている。
勉強机とベッドと本棚代わりのカラーボックスが置いてある圭吾の部屋。圭吾は椅子に座り、机に頬杖をついた。目の前には虫かごに入ったドラゴンがいる。
「こんなケースで大丈夫かなぁ」
なにしろ、完全密封されたガラスケースから簡単に逃げ出してしまったドラゴンだ。その気になれば、いつだってここから逃げ出せそうだ。
「ここから絶対に出ちゃダメだぞ」
圭吾の言葉に反応するかのように、ドラゴンが小さく火を噴いた。
「うわぁ、かっこいい」
店で初めてドラゴンが火を噴いた時は、圭吾は腰を抜かしてしまった。
でも、もう驚きはしない。むしろ、もっと激しく火を噴くところを見たいくらいだった。
圭吾は、本物の生きたドラゴンのことをなにも知らない。
だが、この姿が語っているではないか。
圭吾は考えた。
ドラゴンは無敵だ。どんなに鋭い牙や爪で攻撃されたって、この固い皮膚がドラゴンの心臓を守り抜く。
体は小さいが、きっとどんなに強い敵が来たって負けやしない。真っ赤な炎を一噴きすれば誰だって逃げていく。
ドラゴンは身を守るだけではない。攻撃力だって無限だ。
サファイアのように青く光り輝く目は、どんな獲物も逃がさない。背中の翼を使って素早く飛びながら、鋭く光る爪と牙で相手を追い詰める。
そこまで考えて、圭吾は大きな壁にぶち当たった。
「そういえば、ドラゴンって何を食べるんだろう」
ドラゴンの獲物とは、いったい何だろうか。圭吾にはわからない。
しかしエサを与えなければ、ドラゴンを死なせてしまうかもしれない。
圭吾のお腹がグゥーッっと鳴った。時計を見ると午後3時だった。おやつの時間だ。
圭吾は2階にある自分の部屋を出た。1階のキッチンに行く。
リビングのソファでは、お父さんが軽くいびきをかきながら寝ていた。平日、仕事で帰りが遅いお父さんは、だいぶ疲れているようだ。
お母さんと結衣は外出中だ。結衣のピアノ教室に一緒に行っている。
圭吾はキッチンの奥にある棚の中をあさった。ポテトチップスとビスケットを取り出す。
「こっちの方がいいかな」
小魚とアーモンドが入った小袋も手に取った。少し迷って、チョコレートも手に取る。圭吾の腕の中は、お菓子の袋でいっぱいになった。
おやつはダイニングテーブルの椅子に座って、お行儀よく食べなければいけない。そうしないと、お母さんの雷が落ちる。
だが、今は誰も見ていない。お父さんが起きないうちに、素早く行動すれば大丈夫だ。
圭吾は、お菓子を抱えたまま、冷蔵庫を開けた。紙パック入りのオレンジジュースとチーズをつかむ。
冷蔵庫を閉めた瞬間、ブーンと地響きのような音がした。圭吾は一瞬驚いたが、すぐに冷蔵庫のモーターの音だと気づいた。
ほっとした瞬間、モーターが爆発したような音がした。圭吾はビクッと肩を震わせた。それは冷蔵庫からではなく、背後から聞こえてきた。
音はまだ続いている。圭吾はそっと振り向き、ソファの方をうかがう。爆音は、お父さんの口から発せられていた。
お父さんは口を開けたまま、グガーと大きないびきをかくと、寝返りをうった。その勢いでソファから転げ落ちそうになる。
「危ないっ」
思わず圭吾が叫んだ瞬間、お父さんは器用にソファに体を戻した。
起きてしまうかと圭吾はハラハラした。しかし、お父さんはそのまま寝ていた。いびきも止まった。ちっとも起きる様子はない。すごく気持ちよさそうに寝ている。
圭吾は素早くリビングを抜けて、自分の部屋に戻った。
机の上に、戦利品をぶちまける。
圭吾はポテトチップスの袋を開けた。1枚つかみ、口に入れる。もう1枚取って口に入れた後、3枚目を無造作にパリッと割る。手の中でポテトチップスが粉々になる。それを虫かごの網の間から、ポロポロと落とした。
ポテトチップスの欠片が、雪みたいにドラゴンに降りかかる。
「やばっ」
これではドラゴンの綺麗な体が、油まみれになってしまう。
虫かごの底に落ちたポテトチップスに、ドラゴンは見向きもしなかった。
圭吾は続いてビスケットの箱も開けた。まず1枚目を口に入れる。
「うまー」
オレンジジュースの紙パックにストローをさした。
ゴクゴクとジュースを飲みながら、2枚目のビスケットを片手で割った。その拍子にビスケットが手から飛び出し、床に散乱する。
「げっ、母ちゃんに怒られる」
圭吾は、ビスケットを慌てて拾った。回収したのは、大きめの破片3枚。
「あとは小さすぎて拾うの面倒だなぁ。まいっか」
圭吾は足を滑らせ、残りのビスケットのカスを靴下で拭いた。足の裏に、ジャリッとした感覚がする。
「うへーっ」
黒い靴下の裏を見たら、最悪なことになっていた。これでは余計にお母さんに怒られる。
「気づかなかったことにしよう」
圭吾は机に向き直り、虫かごの蓋をそっと開けた。ドラゴンが逃げないように、5ミリくらい蓋を開け、そこからビスケットを投げ入れた。
ドラゴンの頭に、ビスケットの破片が当たった。ドラゴンはうるさそうに首をひねり、火を噴いた。どうやら怒らせてしまったようだ。
「ごめん、ごめん。わざとじゃないんだ」
圭吾は、ドラゴンに向かって両手を合わせた。鋭い目にジロッと睨まれた気がした。
「これもダメかぁ」
圭太は小魚、アーモンド、チョコレートにチーズと、次々と虫かごに放っていった。
しかし、ドラゴンはどれもお気に召さないようだ。
「やっぱりミミズとかコオロギとかじゃないとダメかなぁ」
圭太の頭に、お母さんと結衣の顔が思い浮かんだ。
目をつりあげ、顔を真っ赤にしているお母さんと、激しく泣き叫ぶ結衣の顔。圭吾が3年生の時に、ナメクジを家の中で飼おうとしたら、家中大騒ぎになったのを思い出す。
いつも味方してくれるお父さんでさえ、外に逃がして来なさいと玄関のドアを指さした。
「これはドラゴンのエサだと言っても、わからないだろうなぁ」
ミミズを飼うなんてサイテー。わめき散らす結衣の声が、今にも聞こえてきそうだ。
「うわ、汚いな」
気づけば虫かごの中は、お菓子のカスだらけだ。圭吾は、蓋を開けて右手をつっこみ、ドラゴンを取り出した。
虫かごをさかさまにしてトントンと底を叩き、お菓子のカスを机の上に全部出す。
「これでよしっ」
虫かごは元の通り、すっかりきれいになった。圭吾はドラゴンを虫かごへ戻した。
「それにしても、かっこいいなぁ」
圭吾は、机の上のドラゴンを眺めた。
虫かごの中で、ドラゴンはほとんど動かない。あまりチョロチョロ動かないのも、かえって威厳があるようでかっこいい。
「コイツを友達にも見せたいな」
ドラゴンを見たら、みんな絶対に欲しがるに決まっている。ドラゴンを飼っている圭吾のことをうらやましがるだろう。圭吾は誇らしい気持ちになった。
今日は土曜日。学校でみんなに会える月曜日まで待てない。早くドラゴンを見せたい。そう思いはじめたら、圭吾はいてもたってもいられなくなった。
「よし、今から見せに行こう」
圭吾は立ち上がった。
家に帰ると、圭吾はドラゴンを小さな虫かごに入れた。虫かごは透明のプラスチックケースで、青い網目の蓋がついている。
勉強机とベッドと本棚代わりのカラーボックスが置いてある圭吾の部屋。圭吾は椅子に座り、机に頬杖をついた。目の前には虫かごに入ったドラゴンがいる。
「こんなケースで大丈夫かなぁ」
なにしろ、完全密封されたガラスケースから簡単に逃げ出してしまったドラゴンだ。その気になれば、いつだってここから逃げ出せそうだ。
「ここから絶対に出ちゃダメだぞ」
圭吾の言葉に反応するかのように、ドラゴンが小さく火を噴いた。
「うわぁ、かっこいい」
店で初めてドラゴンが火を噴いた時は、圭吾は腰を抜かしてしまった。
でも、もう驚きはしない。むしろ、もっと激しく火を噴くところを見たいくらいだった。
圭吾は、本物の生きたドラゴンのことをなにも知らない。
だが、この姿が語っているではないか。
圭吾は考えた。
ドラゴンは無敵だ。どんなに鋭い牙や爪で攻撃されたって、この固い皮膚がドラゴンの心臓を守り抜く。
体は小さいが、きっとどんなに強い敵が来たって負けやしない。真っ赤な炎を一噴きすれば誰だって逃げていく。
ドラゴンは身を守るだけではない。攻撃力だって無限だ。
サファイアのように青く光り輝く目は、どんな獲物も逃がさない。背中の翼を使って素早く飛びながら、鋭く光る爪と牙で相手を追い詰める。
そこまで考えて、圭吾は大きな壁にぶち当たった。
「そういえば、ドラゴンって何を食べるんだろう」
ドラゴンの獲物とは、いったい何だろうか。圭吾にはわからない。
しかしエサを与えなければ、ドラゴンを死なせてしまうかもしれない。
圭吾のお腹がグゥーッっと鳴った。時計を見ると午後3時だった。おやつの時間だ。
圭吾は2階にある自分の部屋を出た。1階のキッチンに行く。
リビングのソファでは、お父さんが軽くいびきをかきながら寝ていた。平日、仕事で帰りが遅いお父さんは、だいぶ疲れているようだ。
お母さんと結衣は外出中だ。結衣のピアノ教室に一緒に行っている。
圭吾はキッチンの奥にある棚の中をあさった。ポテトチップスとビスケットを取り出す。
「こっちの方がいいかな」
小魚とアーモンドが入った小袋も手に取った。少し迷って、チョコレートも手に取る。圭吾の腕の中は、お菓子の袋でいっぱいになった。
おやつはダイニングテーブルの椅子に座って、お行儀よく食べなければいけない。そうしないと、お母さんの雷が落ちる。
だが、今は誰も見ていない。お父さんが起きないうちに、素早く行動すれば大丈夫だ。
圭吾は、お菓子を抱えたまま、冷蔵庫を開けた。紙パック入りのオレンジジュースとチーズをつかむ。
冷蔵庫を閉めた瞬間、ブーンと地響きのような音がした。圭吾は一瞬驚いたが、すぐに冷蔵庫のモーターの音だと気づいた。
ほっとした瞬間、モーターが爆発したような音がした。圭吾はビクッと肩を震わせた。それは冷蔵庫からではなく、背後から聞こえてきた。
音はまだ続いている。圭吾はそっと振り向き、ソファの方をうかがう。爆音は、お父さんの口から発せられていた。
お父さんは口を開けたまま、グガーと大きないびきをかくと、寝返りをうった。その勢いでソファから転げ落ちそうになる。
「危ないっ」
思わず圭吾が叫んだ瞬間、お父さんは器用にソファに体を戻した。
起きてしまうかと圭吾はハラハラした。しかし、お父さんはそのまま寝ていた。いびきも止まった。ちっとも起きる様子はない。すごく気持ちよさそうに寝ている。
圭吾は素早くリビングを抜けて、自分の部屋に戻った。
机の上に、戦利品をぶちまける。
圭吾はポテトチップスの袋を開けた。1枚つかみ、口に入れる。もう1枚取って口に入れた後、3枚目を無造作にパリッと割る。手の中でポテトチップスが粉々になる。それを虫かごの網の間から、ポロポロと落とした。
ポテトチップスの欠片が、雪みたいにドラゴンに降りかかる。
「やばっ」
これではドラゴンの綺麗な体が、油まみれになってしまう。
虫かごの底に落ちたポテトチップスに、ドラゴンは見向きもしなかった。
圭吾は続いてビスケットの箱も開けた。まず1枚目を口に入れる。
「うまー」
オレンジジュースの紙パックにストローをさした。
ゴクゴクとジュースを飲みながら、2枚目のビスケットを片手で割った。その拍子にビスケットが手から飛び出し、床に散乱する。
「げっ、母ちゃんに怒られる」
圭吾は、ビスケットを慌てて拾った。回収したのは、大きめの破片3枚。
「あとは小さすぎて拾うの面倒だなぁ。まいっか」
圭吾は足を滑らせ、残りのビスケットのカスを靴下で拭いた。足の裏に、ジャリッとした感覚がする。
「うへーっ」
黒い靴下の裏を見たら、最悪なことになっていた。これでは余計にお母さんに怒られる。
「気づかなかったことにしよう」
圭吾は机に向き直り、虫かごの蓋をそっと開けた。ドラゴンが逃げないように、5ミリくらい蓋を開け、そこからビスケットを投げ入れた。
ドラゴンの頭に、ビスケットの破片が当たった。ドラゴンはうるさそうに首をひねり、火を噴いた。どうやら怒らせてしまったようだ。
「ごめん、ごめん。わざとじゃないんだ」
圭吾は、ドラゴンに向かって両手を合わせた。鋭い目にジロッと睨まれた気がした。
「これもダメかぁ」
圭太は小魚、アーモンド、チョコレートにチーズと、次々と虫かごに放っていった。
しかし、ドラゴンはどれもお気に召さないようだ。
「やっぱりミミズとかコオロギとかじゃないとダメかなぁ」
圭太の頭に、お母さんと結衣の顔が思い浮かんだ。
目をつりあげ、顔を真っ赤にしているお母さんと、激しく泣き叫ぶ結衣の顔。圭吾が3年生の時に、ナメクジを家の中で飼おうとしたら、家中大騒ぎになったのを思い出す。
いつも味方してくれるお父さんでさえ、外に逃がして来なさいと玄関のドアを指さした。
「これはドラゴンのエサだと言っても、わからないだろうなぁ」
ミミズを飼うなんてサイテー。わめき散らす結衣の声が、今にも聞こえてきそうだ。
「うわ、汚いな」
気づけば虫かごの中は、お菓子のカスだらけだ。圭吾は、蓋を開けて右手をつっこみ、ドラゴンを取り出した。
虫かごをさかさまにしてトントンと底を叩き、お菓子のカスを机の上に全部出す。
「これでよしっ」
虫かごは元の通り、すっかりきれいになった。圭吾はドラゴンを虫かごへ戻した。
「それにしても、かっこいいなぁ」
圭吾は、机の上のドラゴンを眺めた。
虫かごの中で、ドラゴンはほとんど動かない。あまりチョロチョロ動かないのも、かえって威厳があるようでかっこいい。
「コイツを友達にも見せたいな」
ドラゴンを見たら、みんな絶対に欲しがるに決まっている。ドラゴンを飼っている圭吾のことをうらやましがるだろう。圭吾は誇らしい気持ちになった。
今日は土曜日。学校でみんなに会える月曜日まで待てない。早くドラゴンを見せたい。そう思いはじめたら、圭吾はいてもたってもいられなくなった。
「よし、今から見せに行こう」
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