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転生石好き令嬢の生存戦略<後編の後編の後編の後編の前編>
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「グレナディア、明日は予定を空けておけ。領地をご案内するぞ!」
ご機嫌な父にさっと頭に血が上りかける。
父は領地の中でも観光用に開発中の地域を案内したいらしい。
温泉か!
もし王都で、侯爵が我が領地を褒めてくれるなら、宣伝効果は有る。
完全に意気投合している大人たちに、外堀が埋まるとはこういう事かと悟らざるを得ない。
だけどこのお見合いの準備でどれだけ予定が押しているか、お忘れなの?
驚きを通り越して唖然とするが、
それに加え、見惚れる様な笑顔のリュシオル様が……。
「グレナディアが、良いよって言うまで、僕、帰らないけど良いよね?」
何という事でしょう、内堀も手ごわい。
元より政略結婚であっても断れないものを、この方は私の心まで欲しておられるのだ。
まだ未成熟とは言え、前世の攻略キャラの中で一番好ましいと思った容姿を振りかざして!
「良いよって、結婚ですか?」
婚約じゃなくて?
「そう。グレナディアは僕のお嫁さんになるの。」
まてまて、今の二人が結婚式っぽい衣装に包まれているのを想像して欲しい。
いくら天使のように整った容姿でも完全におままごとである。
ちなみに、この世界の結婚式は、多分、白いベールをかぶるあれ、と言う認識で良いと思う。
少なくともヒロインのスチルで昔見た限りではあれだった。
「はっはっはっ。意気込みは買おう。だが結婚は、学園を卒業するまでは認められんな。」
案の定、酩酊状態の侯爵に一笑にふされた。
「では、今は婚約で良い。」
次は、譲歩的要請法!?
リュシオル様ってば、見た目に似合わず、なんて営業マン向きなのかしら?
解説しよう!
譲歩的要請法とは、先に相手に高度な要求をして断らせておき、
その後ろめたさを利用して難易度の下がる要求をのませるセールスの手法の事だ!
グレナディアは、ついに折れた。
いくら粘っても勝てる気がしないから仕方ない。
「解ったわ。婚約しましょう。」
そう言った時、リュシオル様は花が綻ぶような笑顔で笑った。
純粋な彼に対する恋心で認めた訳ではない為、ほのかに疾しい気持ちが胸を抉る。
しかしそんな感傷もリュシオル様が発した次の言葉のおかげで、つかの間に消えさった。
「じゃあ、明日から何をして遊ぼうか?」
絶句である。
婚約するまで帰らない。(婚約したって帰るとは言ってない。)
くっそ、こうなったらお前もガンガン働かせてやるから覚えてろよ!
未来の旦那様め!
何か大事なことを忘れているような気がしたが、
こうして私はゲームのシナリオ通り、リュシオル様の婚約者となることになった。
*********
次くらいにゲームの別の攻略対象にして、
サフィールがグレナディアをリュシオルの婚約者と気づいた理由のキャラが登場予定です。
ただし、グレナディアは、彼が攻略対象と気づいてません。
話は進んでるのだけれど、タイトル70字で終わるのか不安になってきた。
*********
2016年10月12日 誤字修正しました
ご機嫌な父にさっと頭に血が上りかける。
父は領地の中でも観光用に開発中の地域を案内したいらしい。
温泉か!
もし王都で、侯爵が我が領地を褒めてくれるなら、宣伝効果は有る。
完全に意気投合している大人たちに、外堀が埋まるとはこういう事かと悟らざるを得ない。
だけどこのお見合いの準備でどれだけ予定が押しているか、お忘れなの?
驚きを通り越して唖然とするが、
それに加え、見惚れる様な笑顔のリュシオル様が……。
「グレナディアが、良いよって言うまで、僕、帰らないけど良いよね?」
何という事でしょう、内堀も手ごわい。
元より政略結婚であっても断れないものを、この方は私の心まで欲しておられるのだ。
まだ未成熟とは言え、前世の攻略キャラの中で一番好ましいと思った容姿を振りかざして!
「良いよって、結婚ですか?」
婚約じゃなくて?
「そう。グレナディアは僕のお嫁さんになるの。」
まてまて、今の二人が結婚式っぽい衣装に包まれているのを想像して欲しい。
いくら天使のように整った容姿でも完全におままごとである。
ちなみに、この世界の結婚式は、多分、白いベールをかぶるあれ、と言う認識で良いと思う。
少なくともヒロインのスチルで昔見た限りではあれだった。
「はっはっはっ。意気込みは買おう。だが結婚は、学園を卒業するまでは認められんな。」
案の定、酩酊状態の侯爵に一笑にふされた。
「では、今は婚約で良い。」
次は、譲歩的要請法!?
リュシオル様ってば、見た目に似合わず、なんて営業マン向きなのかしら?
解説しよう!
譲歩的要請法とは、先に相手に高度な要求をして断らせておき、
その後ろめたさを利用して難易度の下がる要求をのませるセールスの手法の事だ!
グレナディアは、ついに折れた。
いくら粘っても勝てる気がしないから仕方ない。
「解ったわ。婚約しましょう。」
そう言った時、リュシオル様は花が綻ぶような笑顔で笑った。
純粋な彼に対する恋心で認めた訳ではない為、ほのかに疾しい気持ちが胸を抉る。
しかしそんな感傷もリュシオル様が発した次の言葉のおかげで、つかの間に消えさった。
「じゃあ、明日から何をして遊ぼうか?」
絶句である。
婚約するまで帰らない。(婚約したって帰るとは言ってない。)
くっそ、こうなったらお前もガンガン働かせてやるから覚えてろよ!
未来の旦那様め!
何か大事なことを忘れているような気がしたが、
こうして私はゲームのシナリオ通り、リュシオル様の婚約者となることになった。
*********
次くらいにゲームの別の攻略対象にして、
サフィールがグレナディアをリュシオルの婚約者と気づいた理由のキャラが登場予定です。
ただし、グレナディアは、彼が攻略対象と気づいてません。
話は進んでるのだけれど、タイトル70字で終わるのか不安になってきた。
*********
2016年10月12日 誤字修正しました
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