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吐き出したい気持ちがある。校舎の壁に、どれだけたくさんの落書きを書いても、足りないくらいに、吐き出したい気持ちがあるんだ。階段をかけ降りたその足で、校舎の入り口に立つ。その勢いそのままに飛び出して、外の空気をいっぱい吸いたい。
私はいじめられっ子だった。いじめられっ子っていっても、そんなことは問題じゃない。いじめられる方もいじめる方も、子供じみていてくだらない。大したことはないんだ。そんなことは。問題があるのは私の方だ。私だ。誰がどう見ても。
いつも傷ついたふりをして、前を向かない。校舎の門をくぐるたび、吐き気がする。でもその吐き気っていうのは、私の中で、解決できる問題だったはずだ。
トイレに行った。別にトイレに用事があったわけじゃない。ただ、鏡を見たかった。小さい時に火傷を負った皮膚。一枚の皮膚が剥がれ落ちて、その下に浮かび上がった大きな傷跡。完全じゃない。私の顔は完全じゃない。くっきりと染み付いている炎の跡が、今でもはっきりと見えてしまう。見たくないんだけれど、見えちゃうんだ。燃える燃える、真っ赤な炎が。
それは顔の半分を覆って、ほっぺからおでこに渡って遠慮なく私の心を支配している。大きな、立派な足跡。可哀想な顔。二度の火傷だって。医者が言うには。見るからに凶暴で、はしたない。それでいてすごく惨めな、背の高いシルエット。私の身長より高いんじゃないか。遠くから見ても、すぐにわかる。
私はいじめられっ子だった。いじめられっ子っていっても、そんなことは問題じゃない。いじめられる方もいじめる方も、子供じみていてくだらない。大したことはないんだ。そんなことは。問題があるのは私の方だ。私だ。誰がどう見ても。
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トイレに行った。別にトイレに用事があったわけじゃない。ただ、鏡を見たかった。小さい時に火傷を負った皮膚。一枚の皮膚が剥がれ落ちて、その下に浮かび上がった大きな傷跡。完全じゃない。私の顔は完全じゃない。くっきりと染み付いている炎の跡が、今でもはっきりと見えてしまう。見たくないんだけれど、見えちゃうんだ。燃える燃える、真っ赤な炎が。
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