Room 510

ひふみ しごろく

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わたしの性癖(1)

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「きょうは、わたしの番ね」

「そうです。今日は貴女が責め手です。どうぞ性癖をさらけ出して好き放題楽しんでください」

すっかりお互いがSとMを楽しめるようになってしまった私たち。
少し前までは彼女が拘束される専門だった拘束椅子を今では仲良くシェアしています。
まさかこんなことになるとは思わなかった。


「ふふふ、新しいおもちゃを買っておいたのよ」

「え、もうたくさんあるじゃないですか」

「そうね。でも欲しかったから買ったの。あとで試してあげるから楽しみにしていてね」

ボンテージっぽい衣装をまとった彼女はとても楽しそうだ。

「さて今日は目隠しをしましょう」

言うなり視界が奪われた。

「これでよし。じゃ、今から貴男…お前のアナルにオモチャを突っ込んでやる。どのオモチャか当てるんだ。はずしたらお仕置きだ。いいな」

「えええええ…」

「わかりました、は?」

「は、はい、わかりました…」

「よろしい、素直なお前に免じて優しいところからやってやろう」

ちょっと高圧的な口調になったわりに、念入りにローションを塗り付けるあたりがかわいいと思います。
なんて心のなかでニヤついていたら、さっそく私のアナルに何かが押し込まれてきました。

「小手調べだ。これがわからなかったら…わからなかったら、お前の大好きな浣腸液を20本ぐらい注入してやる」

ローションのおかげでぬるっと挿入されてしまいました。
細い。細いけど久しぶりに挿入されると実際より大きく感じますね。

ぐにぐにと自在に動くそれは…

「さすがにわかります。指です」

「何指?」

ぐっ、それはむずかしい。

「こ、小手調べにしては難易度高くないですか?」

「…それもそうだな、指であたりにしておいてやろう。ご褒美だ」

ぐりぐりっと指が押し込まれる。

「ああっ!」

思わず声が漏れる。

「ふん、久しぶりにしてはいい声じゃないか。そんなにわたしの指でアナルをほられるのが好きか。待ちわびていたのか。この変態め」

ぐりぐりとアナルの中を刺激され続ける。

「うう、好きですよ、貴女の指でアナルの中を犯されるのが!」

「素直ないい子だ。だが、次の問題に移ろう」

ずるぅっと指が引き抜かれ、またローションが塗られる。
なにかにニチャニチャと塗りつけている音が聞こえる。
次こそ山のようにあるラインナップのいずれかが挿入されるわけだ。

「う、太い…」

どれも挿入しやすいように先が卵型になっているのだけど、直径2cmぐらいになるとかなり太く感じる。体感としては5cmぐらいある「気がする」。
彼女のアナルを犯すためにAmazonでラインナップを見ているときはもっと太いやつを…と考えていたが最初はもっと細いものから始めるべきだ。
直径5mmの差は大きい。直径3cmを初心者がみると恐ろしくて挑戦する気が失せてしまうだろう。気をつけた方がいい。

さて、徐々に私のアナルを押し広げオモチャが挿入される。

「ああっ、太いところが…」

アナルは出入り口の関所がすごく締まる。
(締まらないといろいろ困るので当然なのだが)
その関所さえ通過してしまえばあとは締め付けるものがなく、いわばトンネルが続いている状態だと思う。
彼女に挿れても、挿れられてもそう感じる。

「いいわ、太いところがお前のアナルに吸い込まれていったわ。ほら、こうやってズボズボとされるのが好きなんでしょう?」

「ああああ、そうです。そうやって凸凹をゆっくり出し入れされるとたまらないです!」

「やらしい穴ね!」

ずぼぼぼ、ぬるるる

ローションまみれのアナルにオモチャが吸い込まれ、押し出されてくる。
卑猥な光景。
彼は嬌声をあげながら喜んでいる。
特にアナルに興味も興奮も覚えないけど、気持ちよさそうな彼を見るのは好き。

それにしてもいやらしい穴だわ。
広がってオモチャを押し出し、そして飲み込む。飲み込む時も押し出すときもも勢いがすごい。やらしく蠢動する。

”わたしのアナルもこんなふうになっているのかしら…
そして、彼にみられている…”

想像しちゃダメ。
今は彼を責め続けるの。

「さあ、そろそろ答えてもらおうか。今お前のアナルを犯しているのは大好きなコレクションの、どれだい?」

正直いって難問です。
どれも凸凹した形状をしています。
違いは直径と長さ。硬さはアナルではわかりません。
しかも言いながら彼女は遠慮なくオモチャで責め続けています。
冷静に判断できるわけがありません。

「お、奥まで押し込んで…ください」

「なんだ、わからないのか。そして長さで判断する気か。でもいいだろう。望み通り奥まで挿れてやるぞ」

「ぐうぅぅ、ふ、深い…っ」

ボコボコといくつもの凸凹がアナルに押し込まれてくる。
これだけの数を誇るのはアレしかありません。

「く、黒い…貴女がお誕生日プレゼントとして買ってくれたやつです」

「ふん、正解だ。アナルでわかるとは…。お前は本当に変態だな」

…自分から言い出しておいて、がんばって言い当てたら変態呼ばわりとはなかなか酷い扱い。
S嬢役も板についてきた、ということでしょうか。
それとも本当に当てられて驚いているだけ?

「次だ。これはわかるまい」

ずるるぅ、とお誕生日プレゼントが引き抜かれました。
こんなに活躍するなんて、頂いた時は思いませんでした。

「どうした?もう入っているぞ?スルスルと入るな…さっきのオモチャでほぐし過ぎたか?」

アナルAVでもよくアナルを広げっぱなしにする画がありますよね。
あれはもちろんわざと広げているのでしょうが、確かに太いものを挿れられたあとは緩む気がします。
しっかり締めれば別ですが、たっぷり犯されて弛緩した状態だと小指ぐらいなら抵抗感なく入ってしまうでしょう。

「懐かしい、貴女のアナルで最初に使用したピンク色のヤツ。あれの色違いですね」

さんざん変態なことをしているのだが、彼女のアナル用と私のアナル用のオモチャはわけている(たまにごっちゃになるけど)。

「ふん、今更こんな細いオモチャでお前が満足するわけもないな」

「ああっ!」

ちょっと手荒く引き抜かれ、排泄感が快感になる。

「お前、本当に変態だな。出すのが好きなんか」

「好きです。排泄感も好きだし、何よりも貴女に排泄を見られているのがたまりません」

「見るのが、させるのが好きだったはずなのにな。
な、言ったとおりだろう?
やって好きなことは、されても好きなのさ」

…この点に関して反論はない。
彼女の言う通りだ。

じゃあ、楽しそうにやっている貴女もされるのが好きなわけで。
本当に私たちは相性がいい。

「さあ、次はむずかしいぞ。覚悟するがいい…」


どうやら彼女の難問はまだ続くようです。
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