Room 510

ひふみ しごろく

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コスプレ妄想話:婦警さん編(2/4)

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<二幕>
「センパイ、私…大丈夫ですから」

「そうそう、手抜きはダメです。オレ、拳銃を手に入れちゃったからね。今や凶悪犯だよ?
気に入らなかったらぶっ殺せる。今この部屋ではオレが王様だ。そこんとこよーく考えてやってね、センパイ」

態度が大きくなっている。
エスカレートする状況に内心焦っている裏返しか。しかし楽しんでいるようにもみえる。
私たちに打つ手はない。
連絡もなく、所定の時間に署に戻らない私たち。
そろそろ異常に気づく頃だろうけど居場所も知らせていないわけでこの現場をつかむには時間がかかるだろう。
それまで無事で済むのか…。
あまり犯人を刺激せず、時間を稼ぐしかない。

センパイも打つ手がないのだろう。
苦虫を噛み潰したような顔をしつつ、私を拘束している。
そしてよくも悪くも真っ直ぐな性格が私をがっちり固定していく。
実はゆるゆるでした!とかそんな小細工は一切なく、自力脱出が不可能なプロの拘束術で縛り上げられていく。

「よし、これでかわいい新米ちゃんは身動きがとれなくなりました。めでたしめでたし。次はセンパイの番です。男同士、あっちの部屋で内緒話しましょうか。この手錠で自分の両腕をガチャンとお願いします」

「センパイ…」

「大丈夫だ。おとなしくしていてくれ」



背後でドアが軋んで閉まる。

「その椅子に座ってください、センパイ」

「ぐうう…」

「どうです、オレって親切でしょう?ハハッ」

カチャカチャ、ゴソゴソといった物音共にセンパイのうめき声が聞こえる。
しかしドアは私の背後なので確認できない。

発砲音はしなかったけど、まさか…殺されたり?!
不吉なイメージばかりが脳裏をよぎるが、さすがにそこまではしない、と思いたい。

そしてゆっくりとドアが開き、戻ってきたのは犯人ひとりだった。

「安心して。センパイは生きていますよ、今のところ。もちろん怪我一つありません。キミと同じように、おとなしく腰掛けてもらっているだけです。
あとはキミのおこない次第、ってやつです。よくあるでしょ?ドラマで。やって見たかったんだよね~、コレ。めっちゃ楽しいじゃん」

ドアの向こう…
私の背後に向けて犯人が声をかける。

「おーい、パイセーン、聞こえてる?これからお前のかわいい後輩にアレコレ楽しいことしてもらっちゃうね。あんたはそっちの真っ暗な部屋で声だけ聞いて妄想を楽しんでくれ」

「さて新米ちゃん楽しいことしようか。あー、楽しいってたぶんオレだけだけど。かわいそうにね。アホなセンパイと組まされたおかげでこれから生き地獄を味わうハメになるね。恨むならオレじゃなくてセンパイのほうでひとつよろしく」

上機嫌で饒舌。この状況に酔っているのかもしれない。

「さてまず記念撮影からかな。婦警さんだとわかるほうがいいので、制服は切り裂いてエロい感じにしようかな」

よくあるリビングの椅子。私はそれに拘束されている。
犯人の指示で足は左右に縛り付けられ、腕は後ろ手に縛り付けられている。
抵抗は不可能だった。

台所からペディナイフを持ち出し、制服のボタンに刃を当てて切ろうとしている。
押収したエロ本などでよくあるシチュエーションだが、手付きが不慣れで怖い。
まさか自分がそれを実践されることになるとは思わなかったが、この大人しそうな人がこんなことをするなんて。”人は見かけによらない”とはよく言ったものだ。

「うーん、やっぱり漫画みたいにうまくいきませんね。なかなか切れないし、怪我させてしまいそうで怖い。しょせん漫画はフィクションですね」

うまく切れないとわかると犯人はナイフを引いて今度はハサミを持ってきた。

「これにしましょう。これなら安全で確実です」

パチン。パチン。

制服のボタンを結んでいる糸が断ち切られ、ブラがあらわになる。

「あ、あなた。自分が何をしているかわかってるの?」

「はい、そのつもりです。もう後戻りできません。せいぜい楽しんであとはなるようになればと自暴自棄です。本当に些細な事で人生って狂っちゃうんですね」

「罪を重くしないほうがいいんじゃないの?」

「もう、考えるはやめました。すいませんがオレのオモチャになってもらいます。この現場が見つかってオレが逮捕されるか死ぬか、その時までよろしくお願いします」

ボタンが4つ切り取られ、ブラウスを左右にはだけられた。

「まずはこのへんからかな」

ピピッ、パシャ!

「ほら、よく撮れてるでしょう?
警察手帳でお名前もバッチリです。
ああ、顔を背けないで。無駄ですから。目線こっちにください」

スマホの画面を見せられる。
そこには信じられない姿の自分が写っていた。

「ちょっとづつ過激にしていこうかな。次はおっぱい丸出しにしましょう」

ブラにハサミが掛けられる。

「…ん、硬いっ」

バチン!

ひどい、これ高かったのに、と一瞬思ったがそれどころじゃない。
後手に縛られ左右に胸を張った状態だから、否応なしに胸が強調される。

「おー、美乳ですね。彼氏がうらやましい」

「う、ウソでしょう?やめてよ、こんなの…」

「いえいえ、現実なんですよ。信じられませんよね。やってるオレだって手が震えてるんですから。撮りますよ。よかったら笑ってください。一緒に楽しみましょう」

パシャ、パシャ、パシャ。

さまざまな角度からたくさん撮影され続けるが抵抗のしようがない。顔を背ける程度が精一杯。
あまりの無力さに涙がこぼれそうになる。
犯人はもう正気じゃないのだろう。
犯罪心理学で学んだことを思い出す。
人は状況が悪い方向に向かっているとわかっていてもただ繰り返すか、より悪化するか、だと。

「んじゃこれをパソコンに送ってSNSに予約配信しておこう。
解除パスワードはオレしか知らないから、もし新米ちゃんが上手に反撃してオレが捕まった場合、これが全世界にばらまかれる。
よくある手だけど効果的だよね。オレは確実に破滅だけど、新米ちゃんも終わりだ」

ノートパソコンの画面を見せられるが、詳しいことはわからない。
パソコンやスマホを操作する指が震えている。
こんな酷いことをされていてなんだけど、犯人も怖いのだろう。

…この時は、まだ周囲を見回し犯人を気遣う余裕があった。
今思えばそうだ。
この先の狂気を思えば。


「もうちょっと過激な写真…動画も撮ろうかな。
あ、こんなところに大人のオモチャが!
これを新米ちゃんに使おうか」

って、あれ…

椅子に縛ってイタズラってよくあるけど、実際にはかなり困難なんだね。
新米ちゃんが太ももを閉じたら何もできない。
あれってAV女優さんがめっちゃ協力してるのね。
やってみてよくわかった。

「新米ちゃん、ちょっと交渉していいかな」

「な、なに?」

「今、オレが王様です。なんなら、ふたりを殺すことだってできます。OK?」

「そのとおりね」

「だけど、できればそれはしたくない。わかってくれる?」

「わかる…気がするわ。犯人さんは人殺しがしたくて私たちを監禁しているわけじゃないものね」

「そうなんです。もう、ボクもどうしていいのかわからないんですよ。
だけどもう破滅は確実でしょう?今の事態が白日の下に晒されたらSNSやテレビの良い話題になって、本人特定されて一生終わりです」

「…」

「だけど、殺人はイヤかな。だから協力してください。
あのセンパイに捕まるのはイヤです。
『犯人につぐキミは完全に包囲されているおとなしく出てきなさい』ってなるまでボクの言いなり奴隷でいてください」

「…」

「ご協力いただければ動画や写真を配信したりしませんから」


「…
………
……………………

…い」

「い?」

「いやよ、そんなの!
バカなの、あなた!
今すぐ開放しなさいよ!
私がどれだけ怖い思いを、恥ずかしい思いをしていると思ってるのよ!」

この犯人は何を言っているんだろう。
都合がいいにも程がある。
私もこの状況に耐えらない。
気が狂いそうだ。
椅子ごと身体をばたつかせ、首を振りつつ叫ぶ。

「はー、はーッ」

「そうですか…」

これこそが終わりの始まり、その合図だった。


犯人は私をテーブルに拘束しなおした。
時間もかかって私も痛い思いをしたんだけど、そこは省略。
テーブルの上に、四つん這いの状態にされている。
足首、ふくらはぎを固定されお股を広げっぱなしの状態。M時開脚の四つん這い版。
腕は手錠をかけられ、その手錠とテーブルの足が紐で結ばれている。
ブラウスははだけているが制服のままだ。
上半身はある程度動かせるが、下半身はガッチリ固定されており脱出は不可能。
大股開きを強要されているが隠しようもない。

「ダメならしかたないね。勝手に好きにさせてもらう。
センパイ、聞こえてる?
あんたの後輩を怒らせちゃった。
もうちょっと物わかりがいいかと思ったけど残念だよ。

ところでなかなかエロい身体してるね。
ヤリたかったでしょう、新米ちゃんと。
これだけ可愛くていい身体してたら正常な男性なら当然そう思うよね。

だけど残念でした。
これからたっぷり変態さんたちが喜ぶプレイを楽しむけど、センパイには見せてあげません。
音声だけをお楽しみください」

ぼたぼたとよだれがテーブルに落ちる。

さるぐつわ…ギャグボールをされ、喋る自由を奪われた。
うつ伏せだからよだれが滴る。
恥ずかしいが口を閉じられないので防ぎようがない。
テーブルに少し泡立ったよだれが糸を引きながら垂れ落ち、水たまりを作っていた。

つい激情に負けて犯人を罵ってしまった。
あの時もう少しうまくやれていたら違っただろうか。
私はどうなってしまうのか。
不安と恐怖、そして後悔が涙となって流れ落ちていく。

「さ、これで新米ちゃんの恥ずかしところを隠すことができなくなった。
動画にしてちょっとづつ脱がせようか。
いいね、これはそそる。再生回数稼げそうだなぁ」

後ろ…下半身あたりから犯人の声が聞こえる。
足を広げさせられた状態だから、私のパンツはストッキング越しに彼に丸見えだろう。

「スマホを固定して…っと。カメラを遮らないように脱がすのか。なかなか難しいな」


犯人の手がスカートの中に入ってくる。
鳥肌が立つのがわかる。

「う~、う~!」

抵抗しようにも声も出せず、ただよだれの量が増えるだけだった。

「まずは邪魔なストッキングからですね。コイツをおろしまーす!」

実況者気取りか。

スルーっとストッキングが脱がされてく。

ああ、やめて…

「おー、いいですね!オマンコのこんもりした感じにちょっとお尻に食い込んだ感じ、最高じゃないですか。
ではいよいよパンツを脱がして御開帳といきましょう」

再びスカートの中に手が伸び、パンツに手がかかる。

う~! う~!

激しく身体をねじって抵抗するが…虚しいだけだった。

焦らすようにちょっとづつ脱がされていく。

「もうちょっとでかわいいお尻の穴が…見えました!

おー、これはキレイなアナルですね。
キュッと締まっていて未使用っぽいです。
あとでたっぷり可愛がるとしましょう。
ご期待ください。

続いてみんな大好きオマンコです。
お、キチンとお手入れされてますね!
もしかして今夜彼氏とデートの予定があったりしました?
だとしたら彼氏さん、ごめんね!」

背後から軽快な一人芝居が聞こえる。
我が身に降り掛かっている現実だと受け入れられない。

ウソでしょう、こんなのってないよ…

「あ、太ももをひろげているからこれ以上パンツが下がらない…
やってみてわかることって多いなぁ。
視聴者の皆さんも真似する時は気をつけてね。
今回はダイナミックにハサミでチョッキンしちゃいましょう!」

悔し涙がとまらない。
今、私の大事なところが丸裸にされながら、撮影されつづけているのだ。

ジョキン

と音がしてパンツが床に落ちていった。

「おーこれが新米ちゃんの、婦警さんのオマンコなんですね。
じっくり見ていきましょう。
キレイな縦線です。
やらしいオマンコだなー。
クリトリスは大きめで感度良さそうです。

ちょっと広げて中もチェックしましょうか。

犯人の指が好き勝手に私のオマンコを触り続けている。
気持ち悪い。吐き気がする。

「よーし、みんなだいたいわかったかな?
じゃあ次はいよいよ中を楽しんでみようか!」



抵抗することもできない姿勢のままひたすら弄ばれ続ける私の身体。
悔し涙と鼻水、そしてよだれがひどい。
だが、どうすることもできない。

「え、なに?オマンコは彼氏にとっておいてやれ?
誰だよそんな優しいこと言ってるやつ!
ここまでしておいて…

それよりアナル責めがみたい?
とびきりHARDなやつ?
まったく視聴者諸君は変態だなぁ。

よーし、それじゃ新米ちゃんに選んでもらおうか」

犯人がこっちへ歩みくる。

「うー…(もう、許して)」

声にならない。

「あらーあんな美人がこれじゃ台無しだね。ひどい顔だ。
皆さん見える?
ほらほら、みんなが新米ちゃんのアナルやオマンコで大興奮してるから彼女泣いちゃったよ?
よだれと涙と鼻水で池ができてる!
…でも、これはこれでそそる!
く~ッ、オレって変態!」

スマホが近づく。
パシャパシャとシャッター音がする。
ひたすらに辱められ、撮影され続けている。
もう何時間経ったのかさえわからない。
頭に血が上り、膝は痛い。
四つん這いの姿勢のまま動けないからだ。

「さて新米ちゃん。キミに選択肢をあげよう。先に皆さんに披露するのはオマンコからかい?それともアナル?」

「うー!うー!」

どう答えても言葉にならない。

「喋れないもんね。じゃあ、首を振って答えてね。
先にオマンコ?」

もちろんNoだ。

「うーん、Noっぽいリアクションだね」

「じゃあアナルからがいいのかな?」

どっちもNoに決まっている。

「ははは、どっちもNoみたいだね。そりゃそうか。
でも困ったなー、どっちか決めてくれないと先に進めないよ?」

そんなもの、決められるわけがない。
もう嫌だ。
もう許して。
開放してくれるなら訴えたりしないから。
この状況から逃れられるなら、なんでもいい。
もう心が限界だった。

「お口で答えて貰えないなら、下の口に聞いてみるね!バイバイ」

そう言い残し、犯人が視界から消えた。

直後、アナルに何かが差し込まれた。

「う、うう~!」

そしてオマンコにも。

「う~!」

「さぁ始まりました、どっちから遊ぼうか選手権。
オマンコに、そしてアナルにかる~く挿入したワセリンたっぷり綿棒。
先に抜けた方から弄びたいと思います!

いいですね、うねうねするお尻。たまりません。
新米ちゃんはサービス精神旺盛ですね!
う~ん、個人的にはアナルかな…
いやでもこのオマンコも魅力的。
ああ、どっちでもいい、早く抜けてくれ!」

気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い…!
でも抜けたらもっと酷いことをされる。

「あーっと、どっちだ?運命の綿棒はどっちが先に抜け落ちる?!

…ん?
お尻に力を入れているのか新米ちゃん。
そんなにアナル責めは嫌なのかな?
彼氏に迫られても拒否してたり?」

「うっ!」

私のアナルから綿棒が引き抜かれた。

「皆さんにお詫び申し上げます。
独断と偏見でアナルから責めることと致します。
オマンコ派の皆様、誠に申し訳ございません」


ガタゴトと何かを持ち出し、並べている音がする。
見たくもない。
どうせ卑猥なオモチャを並べているに決まっている。
家宅捜索すると決まって何か用途不明なオトナのオモチャが出てくる。
それらが並んでいるかと思うとゾッとする。

「ああ、新米ちゃんは自分の運命に気づいてますね。頑なにオレが並べている変態グッズから目を背けています。かわいいですね。
アナル初めてっぽいし、小さいのからゆっくりほぐしていきましょうか」

ガチャ、ゴトンとオモチャを品定めする音が聞こえる。


怖い。
誰か助けて。
もう嫌だ。

「ううっ!」

私のアナルに犯人の指が当たる。
思わず悲鳴をあげるが声にならない。

「それでは準備が整いました!
新米ちゃんのアナル凌辱を開始!
まずはインタビューからいってみましょう。
新米ちゃん、アナルSEXの経験は?」

「ううううっ!」

必死で首を横に何度も振る。

「おー、今回は素直だ。どうも初めてのようですね」

「うう、うう」

お願い、やめて…。

「そんな必死の顔されたらますますやる気出ちゃうな、オレ。
インタビューはこれぐらいにして、新米ちゃんのアナル処女をいただきましょう。
え?
なになに?
アナル処女は浣腸してしっかり出してお腹空っぽにしてからがいい?
そのままチンコいれたら大変なことになる?」



な、何を言っているの…?

「そっかー、これは貴重なご意見をありがとう!
おお、こんなところに浣腸液とシリンジが!」

白々しい一人芝居が続いている。
どうやら私は浣腸されるらしい。

「うっ!」

アナルに何か冷たいものが塗られた。

「そんなに怖がらないで。ただのローション。滑りを良くして怪我を予防するヌルヌルの液です。
ほらほら、そんなに緊張してお尻の穴に力を入れているとせっかくローションを塗ったのに怪我しちゃうよ?
ダメダメ。もっとリラックスして」

ずぶぅ、と犯人の指が私のアナルに入ってきた。
ぬるっとした感覚と共にどんどん入ってくる。

「んんー! うー!」

「ははは、よく締まるいいアナルじゃないか、新米ちゃん。
しっかり中までローションを塗り込んであげたよ」

私のお尻の中で犯人の指がぐにぐにと動いている!

「うーん、すごい。指がちぎられそうだ。このキツキツアナルがどうなるのか楽しみですね!」

ずちゅ、ずちゅ!

ローションが糸を引いて卑猥な音を立て、犯人の指が私のアナルをピストンしている。

「うー! ううー!」

押し込まれ、引き抜かれる。
今まで知らなかった押し込まれる感覚と、その…うんちを出す時の排泄感とが交互に襲ってくる。

ずにゅ、ずにゅ、ずちゅう

「ちょっとはほぐれたかな。どう、新米ちゃん?」

ぐにぐにと指でお知りの中をかき回しながら犯人が言う。

もう充分です、もうやめてください。
そう叫んでも私の声は

「ううー!」

でしかない。
よだれがボタボタと滴り落ちる。
惨めだった。

「うー」

弱々しい首を縦に振り、充分だと伝える。
一刻も早く抜いてほしかった。

…抜けば、次の辱めが訪れるとわかっていても。

「じゃじゃーん、これがいちぢく浣腸です!
市販されている薬で、怪しいものじゃないから安心してね」

日本全国に展開しているドラッグストアのPB商品。
質素なデザインのパッケージから涙滴型の容器が取り出される。

名前ぐらいは聞いたことがある、いちぢく浣腸。
形状がいちぢくっぽいからいちぢく浣腸なのね。
思ったより小さい。
もっと恐ろしいものを大量に入れられるんじゃないかと思った。
押収した動画でみたことがあるような、おぞましいやつを。
まったく何が楽しいのか理解できなかった。
あれを見れば、オトナのオモチャなんて生易しく思える。
お野菜にうずらの卵、タピオカ、どじょう…挿れては排泄させるを繰り返すだけの動画。
任務とは言え、あれを2時間も見続けるのは拷問そのものだった。

それから比べればこの少量の液体、しかも市販品ならまだマシかもしれない。
ピンク色できれいだし。

もう、疲れた。

身動きも取れず抵抗もできない。
いつか助けがくるまではこのまま。
幸い犯人ひとりしか目撃者はいない。
本当に配信されないならデータさえ消去できれば痕跡は残らない。
我慢を続けるしかない。
下手に興奮させて心中でもされたらそれこそおわり。
だから我慢。
ひたすら耐えるの。

「あれれ?新米ちゃん、観念したの?」

首を縦に振る。

「あらー、どうしちゃったのかなー。
ちょっとお話してみましょうか。
新米ちゃん、大きな声出さない?」

うんうん。

「本当に?」

うんうん。

ギャグボールが外され、数時間ぶりに私は口を閉じる自由を取り戻した。

「ねぇ、配信してないのよね?」

「おっと、開口一番それですか。そりゃ心配だよね。一度ネットに出たらオシマイだもんね。そこんとこ警察の人だからよくわかってるよね」

「そうよ、どうなの?本当なの?!」

「ダメダメ、興奮しちゃ。またコレ付ける?」

「う…、ご、ごめんなさい」

「いい子だね新米ちゃん。
安心して。まだこのスマホとPCの中にしかデータはないよ。
見ているのは加害者であるオレだけ。
ちゃんと定期的に予約配信の時間を遅らせている限り、新米ちゃんのエロい動画はネットに流れないよ」

「お願い。ちゃんと言うことを聞くから配信だけはしないで!」

「いいね。ますます可愛いよ新米ちゃん。
ご褒美にギャグボールは無しにしてあげよう。
その代わり、自分で実況してごらん。
オレに何をされているのか、自分がどんな感じなのか喋り続けるんだ。いいね」

それで犯人の気が済むなら。
私に選択肢はなかった。

「皆さん、ビックニュースです!
なんと新米ちゃんが配信に協力してくれるんだって!
これから彼女はオレにアナルを開発されまくるんだけど、それを実況してくれます。最高じゃん。
さあ、美人アシスタントの新米ちゃん、ご挨拶を」

「し、新米です。皆様よろしくお願いします」

「新米ちゃんはこれから何をされるのかな?」

「う…、私のお尻をあなたに犯されます」

「うーん、間違いじゃないけどちょっと違うなぁ。まずはこれでしょう?」

「あ、はい…
私は彼に浣腸され、それを実況…させられます」

「おっけーい、それじゃあいってみよう。
新米ちゃん、これはなに?」

「か、浣腸液です」

「これがどうなるの?」

「私のお尻に挿れられます」

「いいね、じゃあ挿れてみようか。何本欲しい?」

「え?!い、一本です!」

「ははは、初めてだからね。一本で試してみよう。刺激が足りなかったらいつでも言ってね」

お尻に再びローションが塗られる。
いよいよ浣腸される…。

「ほらほら、黙ってないで実況」

「あ、い、いま私のお尻にローションが塗られています。
な、なにか細いものが…」

「そう、さっきのいちぢくのさきっちょだよ」

「ああ、入ってきます。私のお尻に…」

「じゃあ液を入れるよ、それ」

「ひっ!つ、冷たい!
ああ…ちょっとなのに…どんどん広がって…
お腹にひろがっていくのがわかります…」

ひんやりとした感覚がすごい速さで広がっていく。
しばらくすると

「冷たい感じはなくなりました」

「OK、しっかり絞って全部挿れたから、抜くよ」

「あっ!いま、いちぢく浣腸が抜かれ…ました」

「ほーら、ぜんぶ入ったでしょう?」

犯人が容器を目前にもってきた。容器は潰れて液はほとんど残っていない。
本当に浣腸された…。

「さて、お腹の感じはどうかな?痛かったりしない?大丈夫?」

「はい、特に…挿れられた時はびっくりするぐらい冷たいのが広がっていったけど…今は… えっ?」

犯人がにやにやと笑っている。

急激な便意。
それも強烈な。
お腹を壊した感覚が襲う。

ぐぐーきゅるる…

「おやおや、きちゃった?もしかして!」

彼は私がどうなるのかわかっていたのだろう。

「やばいよね。ウンコ出そうでしょう?」

ズバリ言われて赤面する。

「やっぱり!すごいでしょう市販の浣腸液。少量だからとナメてたよね」

ダ、ダメ…しっかりしないと、漏れちゃいそう…。

「実況」

「え…」

「実況する約束でしょう?」

「え…、あ…、お、お腹がお腹が急に苦しく…なりました…
最初冷たくて、それが通り過ぎたら普通だったのに、急に、ダメ、お、おトイレに、が、我慢が…」

「おーっと浣腸初心者の新米ちゃん、苦しそうだ。
そうなんです。浣腸液は少量にみえるけど効果抜群。一度出したくなったらもう我慢できない地獄の苦しみ。さぁどうする?」

「ほ、本当にダメです。すご…すごい便意がッ!気を抜くと…出ちゃ…ひぃ!」

や、やめて、お尻の穴を触らないで!
少しでも気を抜いたら…出ちゃう!

「あー、すごい締めてる。がんばってるね新米ちゃん。でもダメだよ、実況止めちゃ」

「で、出そうです」

「何が?」

「浣腸されて、その…」

「だから、何が?」

「う、うんち…」

「え、もうちょっと聞こえる声で」

「ダメ、ダメです、うんち出ちゃいます!助けて!解いて、お願い!」

「いいね、もう一度言ってくれる?」

「もう限界なんです、お尻が…うんち出ちゃいます!トイレにいかせてください!お願いします、許して…」

「皆さんどうですか、浣腸液の威力。あの可愛い新米ちゃんが顔をグシャグシャにして
『うんち、うんち出ちゃう!助けて!』と懇願してます。
婦警さんが、『うんち、うんち』だって!
サイコーの見世物だね、コリャ。新米ちゃんちょー可愛い。よかったらオレの彼女にならない?」

犯人が嬉しそうに何か言っているが聞き取れない。
一切気が抜けない。お尻に集中していないと出てしまう…!

「もう、相当苦しいでしょう。出していいよ。オレの部屋だけど遠慮しなくていいよ。浣腸液でドロドロになったうんこ漏らせよ。バッチリ撮ってやるから」

い、いやだ…
それだけはダメ。

「お願い、許してトイレにいかせて!」

「実況」

「お、お腹がもう痛くてダメです、我慢できません!お願いですからトイレにいかせてくだあ…!」

「はーい、新米ちゃんすごくがんばるのでもう一本サービスしときまーす!」

必死で閉めているお尻に細い管が差し込まれ、あの冷たい液が噴き出す。
倒したコップの牛乳がテーブルに広がるようにスーっとお腹の中に広がっていく。
いやだ…このあと、あの便意が…強烈な便意がきちゃう…
もう頭の中は”漏れちゃう、出ちゃう”で埋め尽くされていた。

「いやああああ!ダメ、冷たい!つめたいい!出ちゃう、出ちゃうう!!」

「そうそう、その調子。いいよ、その真に迫る実況。皆さん、そろそろ限界ですよ!」

「う、うぐぅ、ダメ、本当に…だぁ…」

ぶッ…!

ぶしゃああああ

「あ、あああ…出ちゃった…出ちゃったのお!とまって、とまってえ!」

ぶ、ぶぶぶ

びしゃべちゃ

「あああ、とまらない、とまらない…助けて…たすけてぇ…」

「あーっはっはっは、盛大に出たねぇ新米ちゃん。すごい量だね!もしかして便秘体質だった?
すごく効くでしょう、浣腸って。ぜひ自分でもやってね」

「イヤよ、こんなのイヤ!ウソよ…」

シャーッ

気がつけば小水も垂れ流していた。
半ば放心状態で起こった事実が受け入れら得ない。
こんな辱めがあるのか。

「おしっこまでサービスしてくれてありがとう。皆さんお楽しみいただけましたか?
大迫力の初浣腸ショーでしたね」

犯人がうれしそうにスマホに向かって喋っているようだがよく聞き取れない。
現実に理解が追いつかない。

「じゃじゃーん、これが浣腸器です!
見た目は大きな注射器。
これにお湯で薄めた牛乳を入れます。
よく浣腸AVでみるのはこれでーす」

カチャカチャ、ゴトン。

「新米ちゃんの腸内に残ったうんこを全部出してもらいましょうね。
何ccできれいになるのか楽しみです。
もちろん全編ノーカットでお送りします!

何かを容器に注ぐ音が聞こえる。
それが何か知りたくもなかった。

「初めてだから優しくしてあげないとね。
ぬるま湯を人肌より気持ち冷たいぐらいで…意外と熱く感じるのよね~」

ちゃぽん

「うん、これぐらいがいいかな。
さて皆さん。たっぷり3リットル用意しました!
1回500ccとして6回楽しめます。
え?入れる量が少ない?
ダメダメ、プロのAV女優さんを基準にしては。普通は1リットルとか2リットルとか入らないですよ!
自分の彼女に浣腸するときも250ccとか優しい量から始めましょうね」

カチンっ

ガラスがぶつかる高い音が聞こえる。

「AV女優さんたちははまさしくプロで、事前にしっかり準備しています。
だからキレイな真っ白の牛乳が噴き出るわけです」

ずちゅー

「ここにいる新米ちゃんはつい数時間前まではこんな事になると想像すらしていなかったでしょう。
しかも初めての浣腸はすばらしいショーでしたね」

「イ、イヤ…もうやめて…やめてください」

「それでは事前準備をしていない本当の素人さんに牛乳浣腸をするとどうなるのか、実験開始です」

押収映像でいやいや見たあの大きな注射器…浣腸器が私のお尻に迫る。

「やめて、やめて…」

無駄と知りつつも懇願するしかできない。

ぬる、っと先がお尻に押し込まれ、犯人がシリンダーを押し込みだす。

「あああ、入ってくる…」

「実況」

「う、は、はい。さっきの浣腸液と違って、温かい感覚が広がり…ます…
いや、多い、多いです!
そんなに入れないで!」

「ははは、まだ半分だよ?しっかり入れて新米ちゃんの腸内に残ったうんこを全部出さないとね。
よし、まずは250cc。缶コーヒー1本だね。もう1本入れたら出そうね」

「そんな…」

ずぶぅ、と再度浣腸器が挿入される。
さっきよりも苦しい。

「うう、お腹が苦しくなってきました…もういっぱいです。もう入らない…」

「うん、だいぶ強く押さないと入らなくなってきたよ」

さっきの浣腸液みたいな急激な変化はない。
だけどお腹は苦しい。
入れられた量が違う。
あんなにたくさん入るんだ…。
自分のお腹が信じられなかった。
どれだけお尻の穴を締めても浣腸器はやすやすと挿入され、牛乳浣腸に抵抗のしようもなかった。
犯人がシリンダーを押せば牛乳はどんどん私の腸内に送り込まれる。
そして500ccが私のお腹の中に…。
いつまでも我慢してやる、そのつもりだった。

「いやー新米ちゃん粘るな。
牛乳浣腸ってそれほど便意を催さないのね。
これじゃオレも視聴者の皆様も退屈なんで再び浣腸液を入れちゃうか」

「え、イヤ!あれはイヤです!」

「じゃあ、自分で出せよ」

「!」

「簡単でしょう?自分でケツの穴を広げて、出せ。そうすれば浣腸液はやめてやる。出せないなら、出るまで何本でも浣腸液を入れてやる。どっちがいい」

「そ、そんなの決められない…どっちもイヤ。トイレ…トイレに…」

「トイレがね、あいにく故障中なんだ。ごめんね。だからここで漏らせ。どっちだ?自分で出すか、浣腸液を足してもらうか」

自分で出すなんてできない。
でもあの浣腸液の苦しさはもう味わいたくない。
頭がぐるぐるする。
考えられない。

「もしもーし、そろそろ答えが決まった?」

「はい…じ、自分で出します…」

「おー!
皆さんお聞きになりましたか。
浣腸2回めにして、自ら出す決意。感動しました。
ねぇ本当にオレの彼女にならない?」

「なったら、やめてくれるの?」

この地獄から抜け出せるなら、何でも良かった。

「そんなわけないでしょー。もー新米ちゃんはおもしろいなぁ。
オレは変態なの。キミが汚辱にまみれた泣き顔で、意に沿わない排泄を強要されている顔がたまらなく好きなんだ。
歪んでるでしょう?
だから、彼女になってくれたらもっと変態なことをいっぱいしてあげる。
でも、配信はしない。
オレだけのものがいい」

「じゃ、じゃあ彼女になるから撮影と配信はやめてください。お願いですから、それだけは…」

「え、撮影もダメなの?」

「お願い、やめて、あなたに見られているだけならまだ我慢できそうだけどネットにばらまかれたらと思うと気が狂いそうなの!
お願いよ、よろこんで彼女になるし何でもするから、それだけはやめて!」

「彼女にお願いされたらしょうがないよね。OKだ」

犯人がスマホをソファーに置いたのが見える。

「ああっ…」

今の状況に救いは無いけど、救われた気になった。

「もちろんだとも。
彼女のお願いとあればボクは喜んできくよ。
では今度はボクの番だ。
さあ、そのお腹の中に溜め込んだ牛乳浣腸を思いっきり出してボクを楽しませておくれ」

「そ、それは…」

「できないわけないよね、新米ちゃん。別にもう別れて元通りでもいいけど。スマホ、とってこようか?」

「いや、それだけは…
だ、出すわ。
貴方はそれが見たいんでしょう?」

「そうなんです。愛する彼女である新米ちゃんの痴態が大好きなんです。
だから恥ずかしいセリフでも叫びながら盛り上げてよ。
ねぇ、この穴は何?」

犯人が私のお尻の穴を突きながら聞く。

「お、お尻の穴…です」

「何が出るの?」

「え、そ、それは…」

「何?」

「入れられた牛乳が…」

「普段は何が出るの?」

「ふ、ふだんは、う、うん…ち、が出ます…」

「で、今は何が出そうなの?」

「さっきたくさん入れられた牛乳が…出そうです」

「よし、じゃあ続けて言ってみてよ」

「え、あ、私のお尻の穴から…」

気の狂ったような言葉が口をつく。
頭に血が上り、視界が歪む。
出る、出す。
出ちゃう、出しちゃう。

「普段うんちをしている穴から…」

人前で。こんな格好で。
さっきのは我慢の限界を超えた。
それで出ちゃった。
私のせいじゃないと思える。
今回は…
こ、今回は命令されたから仕方がない。
私が望んだことではなく、強要された結果だ。
だから私は悪くない、悪くない。

「たっぷり入れられた牛乳を出し…ます!
うそよ、いや、本当に出ちゃう、出ちゃう!」

叫びながらお尻を緩める。

ぶしゃー!

ぶ、ぶ、ぶしゅー!

堰を切ったように、ダムが決壊するように激しい噴射を感じる。
液体とガス、それに…固形物の残りも。
お腹がどんどん楽になっていくのも感じる。
びちゃびちゃと床に飛び散る音が聞こえる。

「うそよ、こんなことってないわ…ないわよ」

「ご覧いただけますか、皆さん!
おっと、実況ごっこはおしまいだったね。
いいよ、新米ちゃん。
見事な具入りコーヒー牛乳。
やっぱAV女優さんたちは念入りに準備してるんだね。
あと何回やったらきれいな白い牛乳になるのか楽しみだ」

犯人が浣腸器に次の牛乳を吸い上げながら言う。
そして地獄は続いた。

「私のうんこ穴から出る牛乳の色を確かめてください!」

「まだ残っているうんこを出したいので浣腸してください」

「どうぞ牛乳が真っ白になるまで浣腸を繰り返してください」

彼のリクエストするセリフを叫ばせられ、繰り返しくりかえし浣腸を噴き出し続けた。
もう正気でいられるような状況ではない。

「うん、だいぶ白い牛乳になったね!」

何度出してもまた浣腸される。
恥ずかしいセリフを言わされ、出すことを強要され続けた。

「も、もういいでしょう?許してよ…」


犯人が浣腸器に次の牛乳を吸い上げながら言う。
そして地獄は続いた。

「私のうんこ穴から出る牛乳の色を確かめてください!」

「まだ残っているうんこを出したいので浣腸してください」

「どうぞ牛乳が真っ白になるまで浣腸を繰り返してください」

彼のリクエストするセリフを叫ばせられ、繰り返しくりかえし浣腸を噴き出し続けた。
到底正気を保てる状況ではなかった。
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