Room 510

ひふみ しごろく

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今年のクリスマスも変態平常運転

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「ね、ねぇ。こんな事して何が楽しいの?
また出ちゃう…いやぁ…ああっ!」

びゅー、と彼女の肛門から牛乳が放物線を描く。ひろいお風呂場の黒を基調とした壁面によく映える。
1mほど先で床面と接地。物理法則に従ってひどく飛び散った後に排水口へと向かっていくのが見える。
できるだけ空気を混入しないように慎重に浣腸したので液体だけがきれいに吹き出している。
彼女の肛門から吹き出る浣腸液と恥ずかしさに震える彼女にたまらない興奮を覚える。
興奮しようとするのではない。してしまうのだ。

「本当に、何がいいんでしょう。
自分でも不可解です。
押し込んだわけですから、出るのが当たり前ですよね」

浣腸器の先をバケツに入れて牛乳を吸わせ、先端を少し上に向けてシリンジを押し込む。
びゅー、と彼女の肛門から出たのと同じような軌跡を描いて牛乳が飛ぶ。

「同じ液体を同じように浣腸器から飛ばせば同じ軌道を描くんですよね。
ガラスの容器から出るか貴女の肛門から出るかの違いだけなんですよ、これ」

もう一度やってみる。
同じように浣腸器から牛乳が飛ぶがなんの感慨もない。
”ああ、押したら飛ぶよね”ぐらいの感想しかなく、感情は1mmも動かない。

「これで興奮できるなら貴女に浣腸プレイをするお願いする必要もないんですが、ダメなんですよ」

もう一度牛乳を吸い上げ、今度は彼女の肛門に挿入する。

「たくさん出したのに、今日はまだするの?」

「ええ、先程の疑問に答えが欲しいんです。真剣に」

2本を入れ終え、無意識のまま3本目を用意していた。
すっかり浣腸に慣れた彼女の肛門は250ml2本なら安々と飲み込む。
浣腸器を抜くと肛門がキュッと締まる。
そんな些細なことにもドキドキする。
もう一度あの可愛い肛門を押し広げ、浣腸器を突き立てたくなる。
そして浣腸器を押し込む時のあの抵抗感。最初は硬く、入りだすとスルスルと押し込め、お腹がいっぱいになるとまた硬くなる。あの手応えの変化と彼女の嬌声。
無意識に甘美な体験を求め浣腸器の準備を進めていた。

「そんなにたくさん入れないで、ちゃ、ちゃんと出すから…お願い…」

「おっと、これは失礼」

浣腸器をバケツへ戻す。
カチンとガラスの高いいい音がする。
確かに3本は多い。

2本、500mlを浣腸された彼女の肛門をじっくりと視姦する。
とても興奮しているのが自分でもわかる。

「じ、じっくり見ないでよ…」

抗議の声がますます興奮をかきたてる。
何と言っても愛おしい彼女がいること。
そして彼女が恥ずかしがっている事実。
秘部であるオマンコと肛門を私が視姦しているのが恥ずかしいのだろう。肛門がギュッと締まって実に愛らしい。
視覚や聴覚が興奮を促す。

肛門の奥…腸内にたっぷりと浣腸が注入されている。
タプタプと腸内を満たしているのか。どこまで逆流していくのだろう。
彼女が出せば蠢動でどんどん肛門へ押し流されていくのか。
そんな想像が興奮を呼び寄せる。

愛する彼女は私の指示で肛門を緩め、浣腸された牛乳を噴射してくれるだろう。
これは期待だ。
鉄板に肉がじゅうじゅうと音をたてていると、美味しく食べた経験を思い出して期待する。それと似ている。
あの甘美な快感をもう一度味わいたい。反芻したい。
ゾクゾクするような期待感。期待も多分に興奮を喚起する。

ぶっ、ぶびびっ

液体がなくなり、混入した空気がおならのように出る。

「やだ、恥ずかしい…」

その仕草がたまらなく愛おしい。
興奮を覚え、強い快感が走る。

興奮とは快感に他ならない。
生物はその進化の過程で快感を得る報酬回路を発達させてきた。
寝る、食べる、SEXするなどがわかりやすいだろう。
どれも快感をもたらす。

生存に有利なことは快感につながる。
逆に不快や痛みや苦痛は不利な要素に与えられる。
すべからく生物は不快から遠ざかり、快感を求めるのだ。

美味しいものを食べたらまた欲しくなるように快感の誘惑は強烈だ。一度知ればまた味わいたくなる。
蚊に刺されて痒いのを我慢できますか?
お昼ごはんを食べたあとの猛烈な眠気に立ち向かえますか?
このように快感には抗いがたいのです。
そして不愉快なことからは一刻も早く逃げたい。
おかしなことではない。
私もあなたも、生物はそのようにできているのです。

「あ、出ちゃう…また出ちゃいます…」

「いいですよ、たっぷり出してください」

消え入るような声で彼女が囁き、肛門から牛乳がほとばしる。
私はその様子を惚れ惚れと眺めていた。
『四つん這いの彼女が肛門から牛乳を排泄している』ことに強い快感を覚える。
どうして私の報酬回路はこんなにも歪んでいるのか。

「浣腸はこれぐらいにして次はこれにしましょう」

アナルビーズを彼女に見せると、みるみる顔が真っ赤に上気する。
本当に可愛らしい。

「クリスマスなんで、ちょっとチャレンジをお願いしても?
このちょっと大きめのやつを試してもいいでしょうか?」

ちょっとと自分で言っておきながらなんだが、直径3cmのビーズ(ビーズと言っていいサイズだろうか?)は「ちょっと」だろうか。
球が5つ紐で連なっているトラディショナルなアナルビーズ。
その大きさはなかなかの迫力がある。飲み込めと言われても無理だし、口に入れるにしてもかなり大きい。

上気した顔のまま黙って頷いてくれる彼女。

断っておくが私は普通のSEXで大きな多幸感を得られる。
彼女とのSEXはすばらしい。
充足している。

それにもかかわらず、なぜこのような変態行為を求めるのか。
彼女が牛乳なりアナルビーズなりを排泄したところで私の身体に直接何か刺激があるわけではない。
なのになぜ快感を感じるのか。

彼女の肛門にローションを塗り、少し指でほぐす。

「ああっ!指が入って…」

優しく肛門をほぐし続け、ローションを塗り付ける。

「指を出し入れされるの…好き…」

肛門調教の結果、彼女も少しづつだがアナルに快感を感じるようになってきている。
うれしいことだ。

指で彼女の肛門をほぐし続け、挿入する指の数を2本、3本と増やして拡張していく。
15分ほど経っただろうか。3本指をすんなりと咥え込めるようになった。頃合いだろう。

「じゃあさっきのアナルビーズを挿れますよ?」

アナルビーズをゆっくりと押し込む。

「ん…お、おっきい…」

私のチンポが挿入できる以上、これが入らないわけはない。
しかし押し当ててみると3cmは巨大だ。この大きな球が本当にこんな小さな肛門に入るのか?と思えてしまう。
少し指で押したぐらいでは到底入りそうにない。

「もっと…押し込んで…入りそう…」

躊躇する私に彼女がエスコートしてくれた。
ゆっくりと力を込め、慎重に押し込む。
彼女の肛門がぐっと広がり、巨大な球を飲み込んだ。

「ああっ、大っきい! 入っちゃった…」

吸い込まれるようにビーズが肛門へと消えていった。肛門からビーズを繋いでいる黒い紐が出ている。

「ふたつめ、いきますよ」

きっと私も興奮のあまり真っ赤になっているのではなかろうか。
恐れと好奇とが入り交じる中、夢中になって彼女の肛門にビーズを押し込んだ。

2つ、3つと肛門がビーズを飲み込む。

「3つ入りましたね。すばらしい」

あんな大きなビーズが3つもこの中に…
これほど興奮を覚えたのは久しぶりだ。

「ぬ、抜いて…みてください」

先に取り付けられたリングに指を掛け、引っ張る。

「ん…大きくて、抜けない…」

いつも挿れているようなアナルビーズやバイブならこれぐらいの力で充分抜けるのだが、これは…
力を強めていくと肛門が徐々に広がり、真っ白なビーズが顔をのぞかせる。
少し力を緩めると、みるみる肛門が閉じてビーズが再び飲み込まれてしまう。

「もっと強くひっぱってみて…ください!」

いつも以上に強く、ゆっくりと引く。

「ああっ!大きいのが!でちゃ、出ちゃう!」

肛門が一瞬がばっと広がりビーズが押し出された。

「ひッ、ああっ!」

続けて2つ目、3つ目と引き出す。
彼女が肩で息をついている。

「もう一度挿れていいですか?」

「今度は5つ…ぜ、全部…挿れて欲しいかな」

彼女の痴態を私だけが知っている。
あるいは彼女が私だけに見せてくれているとも言える。
その信頼感に目眩がするほどの快感を感じる。

「挿れますよ」

再びビーズを肛門に挿入していく。
大きい、大きいと呪文のように彼女がつぶやき、ひとつ、また一つとビーズが肛門に消えていく。
3つ目までは順調だったが4つ目を押し込もうとした時に大きな抵抗感を感じた。もう入らない、そんな感覚だった。

「あのね、下から押し上げるように挿れてみて」

腸の向きだろうか。彼女のアドバイスに従って上に押し上げるように挿入するとビーズが吸い込まれていった。

「最後です。これで5つ全部…入りましたよ」

最後のひとつも同じような角度をつけて押し込むと、きれいに肛門に収まった。
今、彼女の肛門からは黒い紐が垂れているだけ。あんな大きな球が5つもこのお腹に入っているのか。体積からすれば500mlや750mlの浣腸を飲み込めるわけだからビーズの方が小さい。しかしあの硬い球が5つもこの中に入っているかと思うと驚異だ。

「ん、んん…」

彼女が気張ってアナルビーズを排泄しようとしている。
しかし出る気配はない。
大きすぎて自力では出せないのだろうか。

***

こ、これ…本当に大きい。
入っていても特に不快感はないけど…。

ただ、ちょっと気張ったぐらいじゃまったく出ない。
自力で押し出すとしたら相当気張らない無理ね。
でも、そんなに本気で気張ったらビーズだけじゃなく…他のものも出ちゃいそう。
それはイヤ。

***

「ねぇ、引き抜いてください。一気に…お願い」

そう、彼女はズボズボと連続して抜かれるのを好む。
排泄感に快感を覚えてくれたようだ。
少しでも彼女が変態プレイを楽しんでくれているかと思うと心が躍る。
リングに指を掛け、少し力を加え彼女に合図する。

「どうぞ、抜いて…ください」

ぴーんと黒い紐がつっぱり、力を強めるとビーズが肛門から抜け出す。

「ああっ!すごい!これ…好き!
おっきのが抜けるの、抜いてもらうのがたまらない!」

ずぼっ。

白い球が肛門を押し広げ顔をのぞかせる。。
そしてそのまま肛門がありえないぐらい拡げられ、飛び出すように抜け落ちる。

「ひっ!ああっ、気持ちいい!ずぼずぼ抜いてください!」

そのまま一定の力で引っ張り続ける。
ずるずるとアナルビーズが肛門から抜け出してくる。
肛門がぱくぱくしながら巨大な白い球を吐き出すさまに目の前がクラクラするほどの興奮を覚えた。

温かいシャワーで彼女の身体を流し、プレイの終わりを告げる。
こんな私に愛想もつかさず一緒にいてくれる彼女の愛情深さを強く感じる。
抱きしめてキスする。
その優しさに甘え、依存しているのは私の方だ。
メリークリスマス。
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