伯爵令嬢は平民になりたい

ゆうま

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カーティスルート

彼女が心を閉ざした日※ カーティス視点

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「カーティス様屋敷に侵入者が」

大きな月が夜空に浮かぶ頃、音もなく現れた黒服の男はカーティスに告げた。
机には大量の書類が山積みされ、丁度確認とサインを終えた書類から視線を離した。

「わかった」

いつか屋敷に侵入者し彼女を奪いに来るとは思っていたが意外と遅かった。
屋敷を偵察している事は知っていた。何処からともなく感じる視線と殺気。侵入者は隠すことなく私に殺気を向けていた。
それが内心面白かった。アリアに対する愛情は己と同じくらい強い。それに己に向けてくる黒い殺気は今まで自分があの執事に向けていたモノと同じものだ。
自分と同じ感情を持つ者。その男がこれから味わう感情はどんなモノなのか……執務室を出て目的地に向かう。
侵入者が向かった先へ……




「アリア様」

ベットとアリアを繋ぐ鎖をウィルは剣で切った。
細い足首は紅く擦れてウィルは白い布を胸元から取り出すとそっと傷口に巻いた。

「ウィ……ル?」

意識が朦朧としているアリアの身体をゆっくりと起こす。
白い寝巻きを着ていた彼女は数ヵ月前とは変わらなく見えたが、ウィルはアリアの首筋に紅い跡を見つけてしまった。
窓から注ぐ月明かりはアリアを全て照らし、肌に残る跡が全てウィルの視線に入ってきてしまう。

「あ、……見ないで……」

シーツを手に取り身体に巻くき付ける。こんな姿を見られたくなかったと涙がどんどん溢れてくる。

「大丈夫です。ここから一緒に抜け出しましょう」


アリアを抱き抱えようとした瞬間、襟を思いっきり引っ張られウィルは身体のバランスを崩した。
ウィルは立ち上がろうとするが、背後から男が数名現れウィルを拘束する。腕を縛られ力ずくで床に押し付けられる。

「そんな汚い手で触れないで下さい」

「ッ」

薄暗い部屋のなかでも互いのギラギラした視線がぶつかり合う。殺気を隠すことのない二人は今にも殺し合いをしそうな雰囲気を出していた。
ウィルを拘束していた男達はロープを使い縛り上げると手に持っていた注射器でウィルの腕に薬を打つと部屋から出ていった。

「アリアは私の婚約者ですよ」

「婚約は破棄されたはずだ」

「そんな事はないですよ?だって私たちは愛し合っていますから、その証拠に……」


アリアならシーツを剥ぎ取り寝巻きを手で引き裂く。胸元から左右に引き裂かれた布はアリアの肌をさらけ出した。
胸元や首筋に残る跡は全身に紅い花が咲いたように散らばっていた。
月明かりしかない室内でもアリアの白い肌と愛された跡はウィルの視線を釘付けにしていた。
大切にしていた少女の白い身体は陵辱された現実と彼を誘うように甘く香るアリアの全身を食い入るように彼の視線が動く。
大きな乳房をぐっと揉めば「ふぁ……」と甘い声上げる。

「いゃ……みないでぇ…」

消え入りそうな声を上げ必死に抵抗するアリアの腕を片手で掴むと、柔らかい唇を塞ぐ。くぐもった声とピチャピチャと唾液が混ざり合う音が部屋に響く。
横目で視線を向ければ、ウィルは顔を背けていたがアリアが甘い声を上げる度にピクリと身体を強張らせていた。
聞きたくないけど聞きたい、見たくないけど見たいと彼のなかで葛藤する気持ちはとても理解出来た。
それは自分の中のにある感情と同じで、常に彼に向けていた同じ感情。常にアリアの側にいて、守っていた彼のポジションに憧れ嫉妬していた。私の知らないアリアを知る存在に。


「どうです?アリアの声はとても可愛らしいでしょ?」

「っ」

喋ろうとしても声が出なかった。身体を動かそうとしても力が入らない。ウィルは動かせない身体を必死に動かそうともがくが力が入らなかった。

「先程打った薬は痺れ薬ですよ。今から私たちが愛する姿を見ててください」

クスクス笑うとアリアを包み込むように抱き抱える。ウィルの方に向かせベットの上で座らせ足を左右に開かせた。

「いぁぁ。ウィルみないでぇぇーー」

瞳に涙を溢れさせ頭を左右に振るアリアを背中から強く抱き締める。
顎を固定させ声を上げる唇を塞ぐ。キスを交わしながら左右に開かれた足の根本に手を伸ばすとぐちゅぐちゅに濡れた蜜壷に指を埋める。
ぐちょっと出てくる彼女の蜜と毎晩注いでいる白い物が混ざりあった液体が淫らな音を立ててシーツを汚していく。

「んっ……ぁ……」

弱い所を指で攻めれば身体を痙攣させアリアは快楽に耐えていた。見ないでと懇願していたが、彼には届いていないようだった。
目を見開きアリアの秘所を食い入るように視線を向けていた彼は何度か視線を外すが結局はアリアに視線を戻していた。
ウィルに打った薬には痺れ薬の他に媚薬的な物も含まれていた。

「ほら、アリアもっともっと乱れて下さい」

「んんっぁ……」

大きく背中を反らせるとアリアは果てた。はぁはぁと息を上げカーティスにもたれかかる。
ぐったりした身体は汗が吹き出し甘い香りを放っていた。
男を誘う甘い甘い香りが部屋に充満していく。カーティスも誘われるように熱くそそり立った己をズボンから取り出す。

「ぁ……やっ……」

アリアを自分の上に座らせる。熱い杭は丸いお尻にあたり存在感を主張していた。
ゆっくりとアリアの腰を上げ、蜜壷に己を宛がう。カーティスを受け入れる準備が整った花弁は誘い込む様にうねりゆっくりと受け入れていく。

「ぁぁーー」

「アリア彼が見ているよ?」

そう言えばきゅっと膣が締まる。それをこじ開けるように中を進みアリアの最奥を目指していく。

「ウ……ィル……」

「ア……リア」

アリアとウィルの視線が絡み合った。それだけでも嫉妬でどうにかなりそうな自分を抑える。心も身体も私のものだと二人に教え込む為に……。
ぐっと腰を落とすとアリアの悲鳴が上がる。息も出来ない位に身体を痙攣させていた。
そんなアリアを激しく突き上げれば、ぐちゅぐちゅと二人の体液が混ざり合い繋がった部分から泡になり淫らな音を上げる。
背中から突き上げている為、アリアの表情は見えないが声からしてふやけた表情を浮かべているに違いなかった。
何時も上げる甘い声はカーティスの耳に染み付いていた。ふやけきった表情を浮かべ快楽に呑まれそうになるのを必死に耐えている声色。
私を刺激しバカにさせる声色は、麻薬に近い。

「く…そ……アリ……ア……」

「ほら、アリア……もっともっと乱れても良いですよ」

乱れ狂う彼女から目が離せないウィルは苦痛の表情を浮かべていた。生理的な現象を抑え込もうと必死に耐えているのだろう。大切にしてきた少女の知らない顔と声に様々な感情が絡み合っている表情はとてもとても良かった。

「アリア……出しますね……」

耳朶を口に含み舐め回し、突く度にゆれる豊な乳房を揉みしだく。刺激を与えれば与えるほど快楽に鳴くアリアをどんどん追い込んでいく。
見られている事も忘れる位に攻め上げ淫らに喘ぐアリアの中に白濁した物を放った。

「ぁぁーー」

前のめりに倒れそうになったアリアを自分の方に引き寄せる。上下に動く胸元は誘ってるようで熱を放ったのにも関わらずアリアの中で固くなっていく。

「見られてしまいましたね……アリア……子供出来ると良いですね」


視点が定まらないアリアをウィルの方に向かせる。アリアは何か言葉を放っていたが小さすぎて聞こえなかった。
カーティスは己を引き抜くと、アリアの腕をさせ、支えながらウィル前に連れていく。
太股に伝い落ちる精液を見せ付ける。床にポタポタと落ちていった。





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