[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第1章 生き抜く事は大変!

第9話 ガス国王は、どこに行ったのか?

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 ガス王国 王都圏隣の公爵領

 ガス国王こと、バカーノ・ド・ガス国王はムカついていた。

バカーノ・ド・ガス国王
「クソ!なぜ俺様が王都から、逃げるなんて事をしないといけない!
 ざけんなよ!こら!魔道士団!
 さっさと、いつ帰ったらいいのか、[予言]しろ!」

魔道士団・団長
「陛下、[予言]スキルは自主発動型ではありません!
 狙って[予言]させるなんて、無理です!
 しかし、心配ありません!
 姫様の[神託]スキルならいつでも、使用できるはずです。

 管理者神の、加護がある第1王女ブレーダー・ド・ガス王女様なら、神が全て答えてくれるはずです。」

バカーノ・ド・ガス国王
「それが、あいつ!部屋に籠もって出てこない!
 クソ!
 で?
 勇者は、使えるのだな!

 なに?訓練が必要?
 なら、早く訓練して、3日後には、ゴブリンぐらい全滅出来るようにしろ!
 これは、命令だ!わかったな!」

「「「ハハー」」」

 はっきりと言えば、無理な命令である。

 前勇者召喚の時の記録でも5ヶ月から7ヶ月かかったと記されている。
[カザトが、異常なだけ。]

 いくら、そのことを国王に言っても頷くだけで、全く理解していない命令しか出さないのである。

ガス公爵
「甥では無く、私が国王を継げば良かった。」

宰相
「え?公爵様!」

軍務大臣
「実は、公爵様…軍事費は、国王のせいで浪費されており、もはやありません。」

ガス公爵
「何だと!では、どうするつもりだ!

 ここは旧王城であり、毎日整備しているから守備力の劣化はないが、兵力が無いとモンスター共から現王城を取り返せないぞ!(すでに落城したとおもいぉんでいる)
 どうするつもりだ!」

宰相
「国王陛下は、
(冒険者ギルドを使ってうまくモンスターを全滅させろ!それが出来てこそ、予の部下である。)
なんて言って、全く無駄遣いをやめませんでした。
 そして[予言]での、この逃亡劇ですよ。」

内務大臣
「[予言]スキルに、戦う力なしと宣告されたようではないか。
 で?王妃のご実家の帝国に救援の要請は行ったはずだよな?
 そろそろ向こうに着いて、返事がハト便で来てもいい頃だよな?」

軍務大臣
「[予言]スキルに、王都すら守れない国王失格だと、宣告されたような国家に例え皇帝の妹の嫁ぎ先とはいえ、
援軍を出してくれるかどうか」

ガス公爵
「で? 魔王復活なんて神託を捏造して、あの甥は何をしたいのだ?」

宰相
「それが…」

第1王女ブレーダー・ド・ガス王女
「神託は、本物です。イタタタタタタタタ!」

ガス公爵
「(なんだ?あの頭に出来ている腫れ物は?まるで勇者達が持っていたマンガに出てくる「タンコブ」ではないか)
 どうした!
 その頭は?」

第1王女ブレーダー・ド・ガス
「それが、お使いの天使様から、勇者召喚に何か不手際が発生しており、その原因を探せと言われて、その時に逃亡中の事を報告して判断をあおいだのですが…
 先に勇者召喚のなにかの不都合を探せと、頭を殴られました。」

 王女のキレイな、瑠璃色の髪は確かに拳型に黒く焦げていた!

ガス公爵
「確かに、神気を感じる。信じるしかないか…
 で?
 姫よ?
 どうする?
 解釈のしかたによるとその「タンコブ」は、罰と受け止められるぞ!
 王都逃亡なんて、他国に知れたらどうなるか?
 浪費ばかりして、軍事費すら無い。
 もはや甥は王として、管理者神に認められない存在かもしれぬ。」

第1王女ブレーダー・ド・ガス
「そうかもしれません。父上抜きで、これからの基本方針を決めて置いたほうがいいのかもしれません。」

 しかし、そこに伝令役がやってきた。
 「ハト便が来ました!」

封蠟
(手紙をロウソクのロウで封印している)
を開けて中を見る宰相。

宰相
「モンスター如きに王都を放棄した腰抜け共へ、だと!
 クソ!これでは、話にならん!」

ガス公爵
「何が書いてあるのだ。

ハァ~

 腰抜けと言われても、不思議ではないぞ。
 それどころか、勇者召喚を無断でした国だと聖皇国にすらバレていると書いてある。
 だが、変だな?
 確かにブレーダーの(タンコブ)には、神気がある。

 なぜ?管理者神の神殿の本山である聖皇国は[神託]だと知らない?」

軍務大臣
「確かに神官にも確認しましたけど、魔王復活なんて[神託][お告げ]は、無いと断言しています。
 ですが、確かに(タンコブ)を見る限り変です。」

内務大臣
「この内容だと、援軍は来ないな。兵を集めよう!
 もう、それしか選択肢は無い。

 そして、教会と神官を監視する事にしよう。
 あと、勇者召喚の不具合?不手際?
 よくわからんな?
 誰も、欠けていないのだろ?」

第1王女ブレーダー・ド・ガス
「それが、一人変なステータスの者がいまして、勇者に聞くと「ゴミだから捨てろ」というので、城外に捨てました。
 一応、監視させています。」

ガス公爵
「で?その王都は、モンスターに既に占領されていると!
 どうするのだ!」

軍務大臣
「王都との連絡は?冒険者ギルドは?」

王女側近
「鳩便を飛ばしても、そのまま帰ってくるだけです。
 状況把握不可能です。」

「大変です!見張りから、至急報告!
 モンスターの軍団が接近中!
 モンスターの軍団が接近中!
 斥候からの報告!
 ゴブリンジェネラルが3匹!
 そして、ゴブリンキングが一匹!
 接近中です!」

ガス公爵
「王が逃げる所は、もう国内に無いぞ!」

宰相
「陛下抜きで、決めましょう。」


こうして、籠城が決定した。











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